tenshi
湯船に浸かり、逆上せるほどキスをして抱きしめ合った二人は、バスタブを出て体を洗うことにした。純平がシルクタオルにボディソープをたくさんつけて腰掛に座り美和の背中を流し始めた。シルクタオルと言ってもとうもろこしの繊維が配合してあり気持ちのいいほど泡が立った。すべすべした美和の綺麗な肌は力を入れて擦ったら皮膚が破けそうになるほど柔らかい。

美和の手を取り脇の下を擦ると「くすぐったいわ」と体をくねらせた。うなじから顎、そして鎖骨の辺りも丁寧に洗い。小さな乳房も包み込むようにソフトに洗った。
お腹の臍の中まで純平は気を入れて中指で丁寧に洗ってあげた。
やがて脇の下からヒップラインへと豊な曲線を楽しむように純平の手は愛撫をするように洗い続けた。
足の指も1本ずつ丁寧に洗い、脹脛から膝、大腿部へ純平の洗う手が移動する。心地良いのか美和は純平のなすがままに身を任せていた。

やがて大腿部から恥毛の丘に手が届く頃になると、純平はどこまで洗うか躊躇したが、美和に拒否されるまで洗い続けることにした。
柔らかな恥毛がソープの泡の中で踊る。
恥丘の弾力がなんとも言えないスポンジのような感触で純平の手から脳裏まで伝わってくる。
純平の愚棒は、ミサイル発射のボタンを待つかのようにビンビンに張れ上がった。
美和はその異様な光景を目のあたりにして「純平君、どうしたの?こんなに腫上がって、なんか凄いことになっているわよ」
「すいません。もう、ボクは限界に近いほど美和さんの体に反応しています。許して下さい」

純平は、素直に自分の淫らな思いを美和に告げた。
「男の人って凄いのね。まるでロケットみたいだわ。お父さんとお風呂に入ってもこんなことにはならなかったわ。美和はどうすればいいの?」
「どうもこうも見ていないでボクの物も洗って下さい」
「えっ、恥ずかしいわよ。そんなこと美和には出来ないわ」
「じゃあ、ボクが美和さんの物を先に洗いますから決心がついたら洗って下さい」と純平が欲情に堪えて、美和の泡に塗れた茂みの中に静かに指を差し入れた。

そして、座っていては洗いづらいので、純平は美和の背後に回り体を抱きかかえながら美和を立たせた。
美和の背中とヒップが純平の体にソフトに触れる。泡の感触が体を上下させると心地よい快感を与える。純平は、再び茂みの中に指を入れると、大きな花びらの上にあるクリをやさしく撫で回した。小さな花びらは上下に指を動かし美和がその行為に我慢できなくなるまで指先のテクニックを駆使した。
なすがままに美和の体は開いていく。感じるのか呼吸が荒々しくなり、時折「あっ、あう」と吐息を漏らす。再び、突起したクリを中指でクリクリと弄ぶと美和の体は、純平の両腕の中で震い出した。その体を逃がさないように純平は、美和の背後に体を密着させた。

純平の愚棒はすぐにでも入れたい衝動に駆られたが、欲情を抑え、十分なクリニングスに集中した。やがて、純平の中指が第一関節まで入り込もうとした瞬間、美和が「痛い!」と叫んだ。
そうだ、彼女は、まだ処女だったことを欲情に任せ切りで忘れていた。
純平は、それを誤魔化すために、また、中指を美和のクリに集中攻撃しながら体を密着させ、ソープの泡で滑る体を上下に動かし、繊細な摩擦感を楽しんだ。
美和の体は徐々に火照り、悶えはじめ出していく。

SEX
経験の浅い女に火をつけるのは、雨に濡れた枯れ葉に火をつけるよりも難しい。それでも純平は、女体の性感のツボは普通の男の十倍も熟知していた。
うなじから耳元、そして首筋から肩、鎖骨を通り小さな乳房の乳首まで刷毛で塗るように舌で丁寧に愛撫の嵐を繰り返した。
それは、焦らず丁寧にグリーンに寄せるアプローチのテクニックのようだった。
ゴルフもSEXもレッスンは、懇切丁寧に分かりやすく教えるのが基本だと純平は自負をしていた。
<続く>
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