眠れる天使美和の誘惑に負けたのか、それとも高価なロレックスのプレゼントに負けたのか、美和の思惑通り純平は美和の体を抱きしめていた。赤いルージュが唇から零れ落ちるほど、純平は美和の唇に激しくキスをした。美和の体の震えが純平の胸元と背中に回した両手から伝わってくる。会社では、有能な社長であっても女としては経験が浅く、美和の体は手の平で抑えた小鳥のようにかすかな震えと温もりの中で身を委ねている。


普段は雲の上にいる存在で、すべてにおいてかしずかなければならない純平だったが、ゴルフと男女の営みに関しては数段上の位置から美和をリードできる優越感にこの上も無い至福の境地に浸っていた。「この知的で聡明な社長の美和に自分の大きく腫上がったものを銜えさせ、欲情のすべての白い液体を放出させたらどうなるのだろうか?」人一倍、プライドとポリシーの高い女を陵辱することほど、男のエクスタシーを髣髴させるものはないと純平は傲慢な男の性に浸っていた。

器用に上衣を脱がし、小さな乳房を剥き出しにした後で純平は美和の体をベッドの上に運んだ。美和は恍惚としてされるが儘に身を委ねていた。未知の世界の怖さと、不可思議な男の織りなす知られざる世界へ胸をときめかせているようだった
顔のパーツのひとつひとつを丹念に唇で愛撫して、耳からうなじ、肩から腰、太ももから足の指先まで女の曲線をゆっくりと滑るように純平は手と唇を使いながら柔らかなタッチで愛撫を続けた。

男の経験の少ない美和の白い肌は、鳥肌が立つほどに興奮していた。両脚を大きく開いて美和のスカートをたくし上げると、美和の股間が怪しく息づいていた。腰に手を回し、背後からパンストを器用にずり下ろすと、美和の純白のパンティが秘所から滴り落ちる雫を隠し切れないでいた。もともと白い下着に性欲を増す純平は、堪らなくなり美和の股間に顔を埋めた。

甘いバラの香りが漂った。いい香りのする女の匂いは綺麗な花の匂いを嗅ぐのと同じで脳裏にアドレナリンを多く排出させる。股間は、その刺激で発射寸前のロケット状態になる。秒読み前の発射ボタンを押すまでの緊張感に興奮しながら純平は純白のパンティの薄い布地の感触を舌先で楽しんだ。美和が慣れない性行為に興奮したのか腰をガクガクと奮わせた。股間に密着した薄い布地を左に寄せ、恥毛の中に潜む女の陰核を淫乱な純平の舌が陵辱した。

美和が「やっ、やめて、汚いわよ。そんなことしたら不潔よ!」と驚いて言った。このバージンだった女王様には、クリニングスの経験などあろうはずも無い。人間の尊厳を愚弄する犬のような行為に美和は激しく抵抗をしようとした。純平は、そんなことは承知の上で、美和の腰を両手でしっかりと押さえながら坩堝の中まで舌を侵入させた。異常に興奮した美和は、恥ずかしいほどに秘所をぐっしょりと濡らし、足が痙攣を起こしたようにバタバタと暴れだした。

あの冷静で知的な美和がベッドの上で悲鳴に近い喘ぎ声で興奮している。小さな乳房もブルブルと震え、全身が恥ずかしさのあまり紅潮している。そして、美和は両手で顔を隠しながら純平の恥ずかしい行為に必死で堪えていた。純平は、ここぞとばかり美和の秘所に、はち切れんばかりの愚棒を勢いよく挿入した。
「いやぁ~」と思わず声を発した美和にはお構い無しに純平はマシンガンを連射した。

突き上げる愚棒に興奮してか、美和の膣壁は異様に興奮して何度と無く純平の愚棒を締め付けた。性体験の少ない女がそう簡単に女の喜びを感じるわけが無い。美和は未知の体験に興奮して感じているだけだと思った。しかし、締り具合のいい美和の秘所は純平の愚棒に佳奈とは違った快感の世界をいざなった。
美人で聡明な女社長を自分の下半身で制圧する快感はこの上も無い至上の征服欲を満喫させた。ベッドで興奮してのた打ち回る美和の体に、純平の欲情の白い液体が発射ボタンを押されたロケットのように激しく炎を噴射した。

それから30分を過ぎても美和の白い裸身は、溺れた体が海岸の砂浜に辿り着いたように身じろぎひとつしなかった。美和の体にやさしく布団を掛けて、純平はバスルームに行き、愚棒に着いた美和の愛液を丁寧に洗い流した。そして、いつかはこの愚棒を美和の口に銜えさせて、心身共に美和を攻略する野望に燃えていた。

純平がバスルームを出た後も美和はぐっすりと眠りについていた。
満たされた美和の裸身は、まるで羽衣をまとった天女が天空を舞う華麗な美しさに似ていた。それ以上に純平はこの高貴で美しい女帝を征服した悦びに至福の満足感を感じていた。

着替えを済ませた純平は、サイド机のペンとメモ用紙を取り出して、
一緒に朝まで泊まることが出来ないので美和にメッセージを残した。

社長、柳沢美和様へ

高価な誕生日プレゼントに感謝申し上げます。
私は、社長の従順な下僕として誠意を持って今後も仕えます。
辛い時も困難な時も社長にいただいたロレックスの時計を見て頑張ります。朝までお伴も出来なくて申し訳ございません。
ご多忙の中、イタリアまで出張でたいへんだとは思いますが、どうぞ、お体にはくれぐれもご自愛いただき、益々のご活躍を祈り申し上げます。
これからボクは、社長の光を浴びて生きてまいります。
これからもご支援・ご指導を何卒お願い致します。
では、またお会いできる日を楽しみにしています。

羽鳥純平           

と純平は、メモ用紙にメッセージを残してサイド机の上に置いた。
静かに眠る美和の顔に一礼をして、気づかれないようにそっと部屋を出た。
時計の針は、すでに午前2時15分を回っていた。
先ほどの美和との激しい情事に、アクセルを踏む右足の付け根が痛みを感じるほどだった。
愛する佳奈に、また秘密を作ってしまった後ろめたさに悩まされながらも、澄み切った月の光に照らされた道路を飛ばして、佳奈の待つアパートへと帰路を急いだ。
<続く>

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