2018年10月11日
20180927 埼玉西武ライオンズ vs 福岡ソフトバンクホークス / メットライフドーム
居ても立っても居られない状態で、本能の赴くままにホームファイナル三連戦の初戦のチケットをゲット。10連勝中で優勝マジック5のライオンズと、7連勝中の昨年覇者福岡ソフトバンクホークスの対決。今まで勝てる気がしなかったんだけど、今年は違うぜ。
そんな大事な試合に、最近激しさを増すこの日の忘れ物は、酷使によりガタ落ちした視力を矯正するメガネ。なぜか大宮でふと気づき、ちゃんと事前に気づくのが自分でも偉いと思うのですが、時既に遅く、電話に出ないかみさんにやつありたりしながら、裸眼で0.2のかよわい視力のまましかたなく球場へ。15分でできるメガネ屋はないもんかと秋津の町をライオンズユニフォームの正装で歩いてたら、知らないおっちゃんに「兄さん、榎田戻してくれよ、阪神に」と懇願され、ちょっと気分良くなった（笑）。
前日まで雄星だと思っていた先発は郭俊麟。今年オープン戦も入れて観戦7試合目なんだけど、ウルフ、十亀、カスティーヨ、雄星、多和田、榎田、郭って全部先発違うの凄くね？試合前、おかわりくんの8月度月間MVPの表彰もありました。
初回、いきなりドキドキシーンの連発。ヒット、バントは郭俊麟のファインプレイで二封（ドキドキ）、盗塁、ヒットでランナー三塁ストップ（ドキドキ）、一死一三塁のピンチに打席に立つは柳田（ドキドキ）、ここで郭俊麟が踏ん張りピッチャーゴロに仕留めると、飛び出した三塁ランナー牧原と森が挟殺プレイで交錯（エロっぽい表現だけど違うドキドキ）、
両者倒れ牧原は負傷退場、四球で二死満塁（ドキドキ）、中村晃をショートゴロに打ち取り無失点。ふぅ〜、これで一試合分観戦体力消耗したぞ。ソフバ先発はバンデンハーク。ライオンズは2回、栗山、おかわりが連続四球で無死一二塁とすると、
森友哉がライトスタンドへ値千金の3ランを放ち先制（西3-0ソ）！どこに飛んだかよく見えんかったけど（笑）、ひゃっほー！源田のしびれるファインプレイなどもあり、郭俊麟は2回、3回とソフトバンクを三者凡退に仕留めるナイスピッチング。4回は先頭の柳田にストレートの四球、続くデスパイネにも3-0と突如ストライクが入らない状態になったが、次の球をデスパイネが打ちショートゴロゲッツーに、
助かったぜ。直後中村晃にライトスタンドへ運ばれたので余計（西3-1ソ）、デスパいいね。5回は二死から上林にツーベースを打たれると、牧原に代わり入った明石にタイムリー（西3-2ソ）、グラシアルにもヒットを打たれ、あとワンアウトで勝ち投手の権利を得られたところ、なんとか粘ってきた郭俊麟は残念ながらここで降板。
でもソフバ相手によう頑張ってくれた。継投したおがりゅうは柳田をファーストゴロに仕留めるナイスピッチ！直後の5回裏、一年目のファーム時代からずーっと期待し続けているのに、こんなにホームラン打ってくれてるのに、学生侍ジャパンの壮行試合で大学時代の�雜�から打った一発しか目撃したことがなかった、
アグー山川の待望の一発が目の前で飛び出し、それは打った瞬間スタンドに飛び込むのが目が悪くてもわかるほどで、やんややんやの大興奮（西4-2ソ）！ところが相手はソフバ、6回表、一死からヒット、代わった平井が四球、更にファーストゴロを山川が痛恨のエラーで満塁。折角いい感じで進んでるんだし、ラストバッターなんだからなんとかしてくれっと思ったら、
甲斐の打球は左中間を破る走者一掃のタイムリーツーベース（西4-5ソ）。あちゃ〜。野田にスウィッチし、死球、三振でツーアウト、更にラスボス増田が登場し、奪三振でスリーアウトチェンジ。
ナイスリリーフで一時追加点献上しまくった時のブルペンとは違うぞと。7、8回は増田、マーティンが三者凡退に仕留め、味方の反撃を待つも、頼みの打線は6回から登板した石川にノーヒットに抑えられ、雲行きが怪しくなってきた8回裏、
この回から登板の加治屋におかわり、森と凡退し、二死。メヒアが粘り四球を選ぶと、この日引退会見を行った松井稼頭央が代走に。球場のヴォルテージが一気にヒートアップすると、金子侑のショートへの打球は足が生きて内野安打に。そして回ってきました秋山翔吾！31試合無失点の球団タイ記録中だった左キラーの嘉弥真が投じたスライダーを、
バックスクリーンにぶち込む鳥肌とまらぬ逆転3ラン（西7-5ソ）！激やばっ！涙ちょちょぎれちゃうぜ！勝利を呼び込む風になり、全てを越えた秋山翔吾の男前半端ない活躍に、全てのライオンズファンは涙流して身震いして惚れまくったことでしょう。
最後は守護神ヒースが1番から始まるソフバの攻撃を、三振、ヒット、サードゴロ、四球で二死一二塁と、最後の最後までドキドキさせるも、デスパイネをライトフライに打ち取りゲームセット。ライオンズは11連勝、優勝マジックを3とし、ホームでの優勝に望みを繋げる最高の試合になりました。
メットライフ 18:01開始 試合時間3:38
(西)83勝50敗2分/vsソ:12勝10敗/メットライフ:42勝20敗2分晴れ17℃ 観客25,672人
T E A M 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ 0 0 0 1 1 3 0 0 0 5 9 1
西 武 0 3 0 0 1 0 0 3 X 7 7 1
[勝] マーティン(2勝1敗0S) [Ｓ] ヒース(4勝1敗12S) [敗] 加治屋(4勝2敗0S)
バッテリー [ソ]バンデンハーク(5.0),Ｈ石川(2.0),●加治屋(0.2),嘉弥真(0.1)=甲斐 [西]郭(4.2),Ｈ小川(0.2),平井(0.0),野田(0.1),増田(1.1),〇マーティン(1.0),Ｓヒース(1.0)=森
本塁打 [ソ]中村晃14号(4回1点･郭) [西]森16号(2回3点･バンデンハーク),山川45号(5回1点･バンデンハーク),秋山23号(8回3点･嘉弥真) 二塁打 [ソ]上林,甲斐
視界不明瞭ながら、球場中のライオンズファンの言葉にならない歓喜の声がやまない、観戦史上に残るベストゲームでした。後に優勝時に秋山自身もベストゲームに挙げ、ビールかけでもうひとりの秋山（熊代）を生むことにもなりました。ライオンズ球団史上にとっても後々語り継がれる試合になるでしょう。そんな試合に立ち会えて、（よく見えなかったけど）この上なき幸せです。
「花田裕之 LIVE "流れ" 2018爽秋〜上州･高崎編」まであと３日！
