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前回のヘッドセットの周波数特性編ではヘッドセットそれぞれの周波数特性を測定しました 今回はゲーム内の主な音について周波数特性の測定を行います この2つの組み合わせで最適なイコライザーの設定を考えてみましょう
今回、ゲーム内の音として測定するのは

【足音】土/金属/草/石 【C4関係】取り出す/スイッチ/クリック/アラート

この8つになります おおよそゲーム内の重要な音ということでチョイスを行いました では早速測定していきたいと思います 足音「土」 foot_dirt.mp3 7bdf043c.png 上のグラフは振幅をあらわします、上下に大きく触れてるほど大きな音と言えます X軸は時間経過を示し単位はミリ秒です(1秒=1000ミリ秒) 下のグラフは前回説明したとおりです 土の足音のキモはどこにあるかと言うと下のグラフ中に白い破線で引いてあるあたり おおよそ900Hzがピークと言えます 時間軸は一番音が大きい時、この場合は足音の鳴り始めに合わせてあります これからわかることは土の足音は900Hzが一番含まれている周波数ということになります 同じように他の音も測定していきます 足音「草」 foot_grass.mp3 32Hzあたりがピークです dd618d7e.png 足音「金属」 foot_metal.mp3 およそ420Hz 24ca4bc3.png 足音「石」 foot_stone.mp3 およそ32Hz 8d3807eb.png C4「取り出し」 C4_takeout.mp3 500Hz 59318b19.png C4「スイッチ」 C4_switch_on.mp3 6131Hz b7a63e63.png C4「クリック」 C4_Click.mp3 1959Hz baa1614e.png C4「アラート(近)」 C4_alart.mp3 おおよそ5400Hz dc3a31c8.png 以上のようになります まとめてみましょう 【足音】 土:900Hz 金属:420Hz 草:32Hz 石:32Hz 【C4関係】 取り出す:500Hz スイッチ:6100Hz クリック:1950Hz アラート:5400Hz この結果からAVAでの周波数のキモは32Hz/400Hz/500Hz/900Hzとなります そしてこれをイコライザーの設定に反映させるわけですがイコライザーを設定する上で一番大切なことがあります ほしい帯域をゲインするのではなくいらない帯域をカットする 理由は幾つかありますが基本的にイコライザーをいじるとノイズが増えます たとえば500Hzをあげたいからといって500Hzだけがゲインされるわけではないのです 以下のグラフを見てもらうとわかりますがこれはイコライザーで500Hzを+12DBしたものに 前回のスイープ波を流して測定したものになります 53178b39.png このような一般的なイコライザーは上げたいと思う帯域の上下の帯域も持ち上げてくれるものです ※この帯域の上げ方を詳細にいじれるパラメトリックイコライザーというものもあります ですので基本的にイコライザーをいじるのはゲームしかり音楽然りいらない帯域をカットする方向で調整するべきです これは本当に大切なことなので必ず覚えて欲しいです それで音量が足りなくなったらゲーム内で音量をあげればいいのです とはいっても結局自分の好みなので気に入らなければガンガン上げても構わないのですがw でイコライザーの最適な設定はこのようになります ecfd388b.png 31Hz/500Hz/1KHz/4KHzを中心に他をカットする このようになります ですが前回のヘッドホンの周波数特性の時のようにSteelSeries 7Hみたいに高域に特徴のある機種もあれば 9fb7212f.png Razer Carchariasのように低域にピークがある機種もあります 292c1300.png SteelSeries 7Hだったら高域をもっとカットしてもいいだろうしRazer Carchariasならもっと派手にいじってもいいかもしれません つまりいいたいのは

・キモの周波数を決めてそれ以外をカットする ・最終的には自分の耳で聞こえやすいように調整する

この2点です