2005年09月24日 02:12 [Edit]
素人の、素人による、素人のための経済学
想定の範囲内の反応が、想定の範囲外の人から来た。
[R30]: マクロ経済って本当に難しいいちいち個別の発言に反論するのもあまりにめんどくさいんで、どうしてこの分析がDQNなのか知りたい!って人は適当にネットの中で誰かが分析してる記事を探してみてください。
こういう勇ましい台詞は、私より多く納税してから言って欲しいものだという感想はさておき、民主主義では、そのまさに素人が責任者でもあるという点は指摘しておいて損はないだろう。有権者がすべからく当事者であるという点においては我々は皆能力の多寡を問わず「玄人」であるし、プロの定義が「他者のために仕事をする者」というのであれば、「プロ」の国家公務員とて納税する市民である以上「素人」ということになる。
* 国の債務超過は別に大した問題じゃない。そんなのはよくある話
公私まで含めた日本国全体としてはそうだろう。確かに債務超過しているのは日本だけではない。問題は、その日本国内における、政府(公)と国民(私)、高齢者(老)と勤労者(若)における資金の偏りなのである。
* 郵政民営化がなるかならないかと国債消化とは全然関係ない。というか郵政マネーが民間に回ろうがどうなろうが日本には今のところ国債以外に資金運用の場所などない
「日本には」である。日本人が日本国外で資金運用してもいいわけだし、実際そうなりはじめている。「素人」に関しては外為法で制限がかけられていたが、これも撤廃されて久しい。
* 金融の世界では、理論的にはとっくに価格暴落して破綻しているはずの日本国債がなぜいまだにそうならないのかは最大のパラドックス。理論の部分だけかじって「今すぐにでも破綻するぞ!」って叫ぶのは素人の証拠
国債の保有比率から見れば、これはパラドックスでも何でもない。国債を買っているのがほとんど日本人であり(96%)、その日本人が今のところ金利に対して貪欲でないからだ。これが今後一気に変わる可能性は日増しに高まっている。団塊の世代は、退職金をどう運用するのだろうか?
* 郵政マネーは国の一般予算とは関係ないところで運用されていたからこそこうなった。減らさなきゃいけないのは闇会計たる郵政マネーを勝手にじゃぶじゃぶ使っていた(今も使ってる)31ある特別会計や(たぶん80とかそこいらぐらいあるはずの)特殊法人とかの方
もちろん特殊法人まで含めた政府の無駄遣いは減らさなければならない。にも関わらず私が今のところどちらかというと税収を増やす方策ばかり議論してきたのは、無駄遣いを糾弾するblogやmediaはすでにいくつもあるということもある。
* 「実は国が貸し剥がしの原因だ」というのは、一面においてはそうかもしんない。だけどバブル崩壊という羮に懲りて「100%元本保証」にしがみつくという膾を吹いてきたのは、そもそも日本国民自身でっせ
もっと厳密に言うと、すでに財産を持ち、年金を受け取っている高齢者たちがそういう膾を吹いて来た。これは日本の年金の仕組みが「年金」ではなく「世代間給付」であるため、本来であれば低金利の被害を最も被る彼らにそれほど被害が及んでない点も大きいのではないか。
日本がまだ恵まれているのは、この国の借金が今のところ国内で完結しているということだ。日本がアルゼンチンにまだなっていない理由がそこにある。しかしそれゆえこれほど大きな世代間問題を抱えている国もまた稀なのである。
まあ、私がそういう心配をするのが大きなお世話なのかも知れない。私自身は家族を含め別に日本でなくとも生きていけるのだし。私よりもずっと日本に対する依存度が高そうなR30さんが心配無用といい、私が要注意というのは滑稽ですらある。
20年後も、笑っていられればいいのだが。
Dan the Taxpayer
追伸: やはり「小飼」から「子飼」に改姓した方がいいのかな。
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すみません・・・私も名前間違ってましたm(_ _)m
訂正しました
黒いシャッチョサンより遥かに日本依存度が高い農民うんこが来ましたよ。何か?
つうか、単純に日本依存度が低いから、カンケーネーヨって視点で見てるから、意見が辛らつなだけちゃうんかと。
ウチは基本的に国債がどうたらみたいな借金依存体質で動かないしそれで人を動かす気もないんで、借金増えすぎてヤバーイみたいな話に成るなら、とっとと首括れば? としか言えんですなぁ。多分、そういう腹でいる人は「心配無用」って言い切っちゃうんじゃないかと。
金で人を動かそうっていう発想自体が、まず図々しいよね。農民は、そう思いまつ。なので、そういう図々しい人が生きようが死のうが知ったことじゃねえです。むしろ死ねと。