2005年10月27日 17:52 [Edit]

この記事をクリップ! newsing it! Buzzurlにブックマーク b.hatena.ne.jp/entry The Selfish Money -- 利己的資金

佐藤秀さんも指摘しているように、生物学の知見というのは、すぐに経済学や社会学に応用される。それが正しいか否かはさておき、経済学者と社会学者は生物学が大好きだというのは確かなようだ。

にも関わらず、まだ利己的遺伝子の経済学的応用はまだあまり目にしない。というわけで正しいか否かはさておきここでちょっとやってみることにする。


利己的資金仮説(The Selfish Money Hypothesis)

遺伝子(gene)も意伝子(meme)も、money、すなわち価伝子の乗り物に過ぎない。

企業体(会社に限らず、経済的活動上での個体。個人事業もこれに入る)は企業体を存続させるためではなく、企業体に「乗った」価伝子の利益のために行動する。

合併や分社が成立するのはそのためである。会社の立場から見れば、合併は会社がなくなることを意味するのだから利己的ではない。しかしそうすることによって価伝子が増殖するのであれば、会社は「自己犠牲的に」振る舞う。分社化もしかり。ここでは社風、知的財産、ノウハウといった「社の意伝子」ですら、価伝子の奴隷である。

geneの道具にすぎなかったmemeがgeneを乗っ取ったと思ったら、そのmemeの道具にすぎなかったmoneyがmemeを乗っ取ったというのが、資本主義の行き着くところかも知れない。

「合理的」にもいろいろな階層がありうることを以前指摘したことがあるが、経済において「合理的」というのは「価伝子」の理であることは確かだろう。どれほど「合理化」が従業員にとって「理不尽」であっても。

Dan the Biological, Logical, and Economical Vehicle


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法人とは法的に人格を与えられた擬制人であることについて以前書いた。言わば、組織体に「人格」をコピペしたようなものだ。これは「価伝子」なんて言葉使わなくてもミームの応用としての擬制体として理解できると思う。しかし、オリジナルの「人格」って本当にオリジナルな....
人格は何のコピペ?【佐藤秀の徒然\{?。?}/ワカリマシェン】at 2005年10月28日 00:57
この記事へのコメント
合理化の実際問題に関して一寸だけ思うところがあります。

以前はGMから出資を受けていたメーカーでしばらく勤務しましたが、この度はGMの業務を一部肩代わりするそうです、と云えば多分見当がつくのではないかと思いますが・・・こちらの会社が危ないと朝日あたりに叩かれていた頃に請われて入社しました。社内はどんよりと停滞しておりました。

今度はGM社内で沈滞ムードが漂っているのかも知れませんね。

Synergy Effectというのは掛け声ばかりになりがちです。
結局は新しい価値を生み出しているのだと大方が認める施策が必要と云うことでしょう。
Posted by panics at 2005年10月27日 18:43
価伝子って何をどこに伝えるんですかあ?
Posted by 佐藤秀 at 2005年10月27日 22:49