2006年04月11日 17:20 [Edit]

Let Readers decide How RSS gets sent

RSSを全文配信すべきかどうかの議論が少し盛り上がって来ているようだ。

しかし、いづれもORの論理に囚われてはいないだろうか?


最速インターフェース研究会 :: 例えばもしも明日ボクシングのやりすぎで網膜剥離で失明した時にはてなダイアリのデフォルトが要約配信だったら残りの人生をどう過ごせばいいのだ
だからつまり今はまだアレだけど、そういう来るべき未来のためにRSSは全文配信にしようぜっていう業界ムードなのにはてなだけユーザーアンケートの結果要約配信し続けて時代に取り残されたら面白いね。
import otsune from Hatena - はてなダイアリーのRSSデフォルト設定を、「全文入れない」に投票する、本能にしたがった感覚的な人が多いんだなぁ
RSSに全文をいれたほうが閲覧者は便利だ。それとCDATAの全文を表示するか、descriptionの要約だけ表示するのかは、まともなRSSリーダーなら設定できる(はず)。つまり選択の余地を客に与えたほうが健全。(はてなダイアリーのRSSがどうなっているのかの調査をサボっているので、これはヨタ話かもしれない)

しかし、RSSを読むのは、人間だけではない。むしろ「機械に読みやすく、人間が読む場合には機械が読みやすく加工する」というのがRSSのキモである以上、正解は「何らかの方法でUser AgentはどんなRSSをフィードして欲しいかをサーバーに知らせ、サーバーがそれに従って適切なフォーマットのRSSを送出する」ではないか。RSSは失明した人も読むが、そもそも目を持たない機械も読むのである。

実は、HTTPでもHTMLでも、そのための仕組みがすでに用意されている。ここではHTTPの方を見てみよう。あるURIにアクセスした時に、どの(自然)言語で読むかというのは、読み手側で決められるようにすでになっているのだ。

たとえば、以下はhttp://www.dan.co.jp/Echo/というページに、日本語を第一優先にした場合と英語を第一優先にした場合に、FirefoxがどういうRequestを送るかの実例である。

日本語優先
GET /Echo/ HTTP/1.1
Accept: text/xml,application/xml,application/xhtml+xml,text/html;q=0.9,text/plain;q=0.8,image/png,*/*;q=0.5
Accept-Charset: UTF-8,*
Accept-Encoding: gzip,deflate
Accept-Language: ja,en-us;q=0.7,en;q=0.3
Cache-Control: max-age=0
Connection: keep-alive
Host: www.dan.co.jp
Keep-Alive: 300
User-Agent: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X Mach-O; en-US; rv:1.8.0.1) Gecko/20060111 Firefox/1.5.0.1
英語優先
GET /Echo/ HTTP/1.1
Accept: text/xml,application/xml,application/xhtml+xml,text/html;q=0.9,text/plain;q=0.8,image/png,*/*;q=0.5
Accept-Charset: UTF-8,*
Accept-Encoding: gzip,deflate
Accept-Language: en-us,en;q=0.7,ja;q=0.3
Cache-Control: max-age=0
Connection: keep-alive
Host: www.dan.co.jp
Keep-Alive: 300
User-Agent: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X Mach-O; en-US; rv:1.8.0.1) Gecko/20060111 Firefox/1.5.0.1

これと同様の仕組みをRSS Worldが実践するのは、それこそTrivialというものだろう。例えば、Accept-Format:というヘッダーを用意して、wholeを指定すれば全文が、summeryを指定すれば要約のみを送出する、という具合だ。W3Cの認定を受ける前でもX-Accept-Format:ならすぐにでも使える。

もちろん、HTMLレベルで、<link rel="alternate" type="application/rss+xml" title="RSS 1.0" ....>のところに、例えばformat="summary"とかつけるなり、title="RSS 1.0/whole"とかやるなりしてもいいだろう。方法はいくらでもあるし、既存のフレームワークを改訂するのではなく拡張するやりかたでやることにかけても、いくらでもRSS「以前」の経験が援用できるだろう。

大事なのは、選択肢を、それも読み手の側にもたせるということではないのか。

Dan the Frequently Fe(eding Writer|ed Reader)

P.S. 本Entry投稿現在、はてなダイアリーのRSS Feedが死んでいるようなのだけど。


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404 Blog Not Found:Let Readers decide How RSS gets sent 別にORの論理に囚われてはいないだろう、と思った。 選択肢を読者の側にもたせることは当然のことである。読者が全文だけではなく要約を、日本語だけではなく英語を望むのならそれを実現したらいい。 ではしかし、...
Re: Let Readers decide How RSS gets sent【Ogawa::Memoranda】at 2006年04月12日 10:01
なんか数ヶ月ごとに再燃してる感のある「フィードに全文を掲載するべきか否か問題」だが、RSS フィードへの全文掲載の設定デフォルト値を「全文を掲載する」にするか否かを問うアンケートにより何度目かの盛り上がりを見せている昨今、全文に対するアクセスを、従来の HTML ...
[Web2.0] 「フィードに全文を掲載するべきか否か」という、偽の問題【ジ・アンチポップ宣言(仮題)】at 2006年04月12日 03:19
この記事へのコメント
Junnamaさん、
その通りです。が、HTML側にもlang attributeがあるので、パラグラフをパラフレーズしました。
Dan the Revised
Posted by at 2006年04月12日 18:33
>実は、HTMLの方では、そのための仕組みがすでに用意されている。

書いておられるケースの場合、HTML→HTTPではないでしょうか...(^^;
Posted by Junnama at 2006年04月12日 17:43
format="summary"よりはrel="alternate"とrel="summary"の使い分けのほうが綺麗ですね
Posted by Yugui at 2006年04月12日 12:41