2006年06月29日 16:30 [Edit]
楽天の苦点
これに禿同なるも、それでも私は楽天で買い物する気がなかなか起こらないのはなぜだか考えてみた。
楽天市場の課金額は一般的な企業のIT投資額よりちょい低いくらいだと思う「買い物カゴ機能だけならそのへんのレンタルCGIで安くできるじゃん」といった声も聞かれるが、そんな機能だけで商売できるほどネットショップは甘くない。アクセス解析やらメルマガやら受注処理やら在庫管理やらいろいろな機能が必要だ。自前で構築したりできあいのシステムを組み合わせたりしてもかなりの手間と金がかかることは間違いない。 また、zakzakの記事ではシステム利用料だけでなくバナーやら懸賞やらといった広告にも費用がかかるという嘆きが書かれていたが、楽天を辞めて自前のシステムでやったとしても同じ商売である限り広告予算が必要なくなるはずは無い。
Shopping is Entertainment! Shopping@Rakuten? Getouttahere!
まず、ページがケバい。以下はCanon PIXUS MP500の例。なぜこれが例かといえば、実際に私のAffiliateとして売れたから(まいどありがとうございます。直接宣伝もしてないのに)。
見てすぐわかるのは、左隅から商品までの「距離」。楽天のそれはバナーにまみれてスクロールしないと見えないが、Amazonはすぐに見える位置に来る。肝心の商品がスクロールしないと見えないなんてことはAmazonではありえないが、楽天ではそれが普通だ。
妄想科學日報 - 楽天の酷い設計楽天のショップページに酷いデザインが多い理由も良く解った。そもそもデフォルトで用意されているデザイン自体酷いのだが、その上それを編集する機能もぐちゃぐちゃなのである。
Amazonは商品を売っているが、楽天は商店を売ろうとしている。楽天のビジネスモデルから行けばそれが当然と言えなくもないが、こうなってくるとそのビジネスモデルそのものを疑いたくもなる。
こうしたページ構成は、SEO的にもよろしくない。以下を観れば一目瞭然だろう。
楽天のページは、グローバル検索でも出てこないし、ローカル検索も出来ない。これでは全然楽しくない。ユーザーに少しでも長く楽天のサイトで過ごしてもらうという気遣いがまるで見られない。
コミュニティってどこでつか?
楽天は「インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ」なのだそうだが、各店舗を見るとまるでコミュニティという感じはしないのだ。他の店舗へのリンクへもないし、ましては「この商品を買った人はこんなものも買っています」もない。楽天では、一旦店舗に入ったら、その他の店舗は「見えなくなる」。ショッピングモール(リアルの方)の楽しみというのは、他の店舗もあって、それぞれの店舗に拘束されないことなのに、楽天の各店舗は「そこに入ったら、何か買ってかないと気まずい」という駅前商店街のいやなところを継承しているように思われる。
技術者はいづこ?
そして「中の人」の存在感がほとんどない。これは、ネットならではの事情なのだが、成功しているサイトのほとんどが、何らかの形でその技術力が外から伺えるようになっている。はてなや37signalsのように、中にいる技術者たち自身が盛んに情報発信しているところもあるが、AmazonやYahoo!のように、顔は見えにくくともAPIなどの形で技術は触れるようにしている。Googleに至っては、技術そのものが一番のセールスポイントだ(でも技術者、ではないところがイケテナイのだが)。
楽天には、それがまるで見られない。これでどうやって技術者を確保しているのか私には不思議でならない。まるで技術力がないわけがない。実際に日本有数のサイトを動かしているのだから。それでも、何が楽しくて中で働いているのかが、そとからはとても見えづらい。
猫蛙と編集犬のワンワンワールド - ついに社名を明かしてみたhttp://plaza.rakuten.co.jp/catfrog/diary/200606290002/これ。つーかおまいらの会社で教育研修とかコンサル案件ないの?やるよ?俺がやるわけじゃないけどw
まさか、Myブログ軍師の人がサイト構築までやってるんじゃないよなあ:-)
客としては、やはり中の人が中で楽しそうにやってるところから買いたいのだが。
「日本最大級」を捨て、「日本で一番楽しい」を目指せ
結局楽天への提言というのは、これに尽きてしまう。"Shopping is Entertainment!"とは、楽天の<title>タグの中に書いてあることである。これが出来るかどうかが楽天の将来を決めるのではないか。
Dan the Online Shopper
この記事へのトラックバックURL
いつだったか新しいシステムができたんだが何を改善したかわからないくらいだった。そのシステムに移行するのが自動ではなく手動という点でもうオワタ
GREEが…GREEが完全に忘れ去られてるよ、田中さん;_;
これはひどいWeb1.0ですね
イヤなら出て行けという、IT企業の傲慢さがキライ。
早く、独禁法で退治されてくれ。
(今はどうか知りませんが、1年いない場合もあると聞きました。)
あと、外部のサイトへ閲覧中ユーザを移動させないよう、閉じた世界にする方針になっている為、APIという方向へはいきにくいのでしょうね。
契約対象とする店舗も、ITリテラシが低い商店をメインターゲットとしていますし、2.0とは違う方向へ進んでいくと思いますよ。