2006年07月08日 01:30 [Edit]
死人に鞭を打ちたくはないが
正しい製品は、正しい設計図を正しい順序で組み立てて、初めて正しく動く。
それがものづくりの真理にして、作るものが必ず心得ていなければならぬ心理である。
橋本龍太郎の国づくりは、彼の描いた設計図がどんなであれ、正しい順序で組み立てなかった以上、正しいとは言えないのだ。
橋本龍太郎の政策は間違っていなかった。Part1:貞子ちゃんの連れ連れ日記 - AOLダイアリー橋本龍太郎氏の経済政策は間違っていなかった いや『正しかった』と 私は今でも信じている。
赤字体質の会社の経営者が何をすべきか?
何はさておき、まず最初にすべきは、経費節減である。
これが完了してはじめて、収益向上に手をつけることが出来る。
その逆をやってうまく行った人がいたら、個人法人を問わず是非教えていただきたいものだ。
橋本総理(当時)は、この組み立て順序を間違ってしまったのだ。
製品の競争力が上がってもいないのに値上げするバカはビジネスの世界にはいない--いたとしてもすぐに淘汰される--が、一国の首相であればそれが出来てしまうのが恐ろしい。
「いや、彼は収益向上と同時に経費節減も行ったではないか」という意見もあるが、これは実は「組み立て」の順番を違えるよりも悪手である。それを同時に出来るというのは、実際にものをつくったことがないものの台詞である。
極東ブログ: 橋本龍太郎の死、雑感橋本は前年公共投資を削減し、国債の発行額を減らした。歳出削減である。同時に、消費税を三%から五%に引き上げ、二兆円の所得減税も打ち切った。医療保険制度改革で医療費負担も二兆円引き上げた。計、九兆円の国民負担。つまり増税。
公僕たちに二兎を追わせた結果得たのは、一向に直らない無駄遣い体質と膨れ上がる債務残高だった。それは何より→のグラフが雄弁に語っている。火だるまになったのは彼ではなく国家財政だった。橋本総理の目には、官吏たちに神業としか言えない二兎追いが出来ると信じていたのだろうか。
カルロス・ゴーンは、そういう幻想を全く抱かなかった。経費節減フェーズでは、製品にすら目をくれず(!)経費節減に励み、経費節減体質が全社に行き渡ってからはじめて収益向上に手をつけたのだ。↑の「カルロス・ゴーン経営を語る」の原題は"Citoyen du Monde"。「世界市民」である。彼がなぜ国を問わず成功したかといえば、この世界的基本に忠実だったからに他ならない。
人は怒りながら笑うことはできないのだ。
経費節減というのは、100円を50円にすることでは決してない。50円でかつて100円払わないと手に入らなかった効用を手に入れられるようにすることを経費節減というのだ。それが無理ならせめて50円で75円の効用を手に入れなければならない。50円で50円分の効用しか手に入れないのであれば、それは経費節減ではない。ただの吝嗇だ。
こうして100円かかっていたものを50円で手に入れられるようになってはじめて、もう50円かけることを考えるべきだったのだ。橋本総理は、経費節減というものを舐めていたとしかいいようがない。
実際贅沢は3日で慣れるが、貧乏に慣れるには3ヶ月はかかる。馴化速度の比は、10倍以上かも知れない。だからこそ、先に手をつけるべきは経費節減なのだ。なまじ収益が上がったら、それに甘えてしまうではないか。
彼が代議士になったのは、26歳の時。総理になったのが59歳の時。なんとまあ33年もの間、娑婆を見ないまま総理になったわけである。これでは順序がわからないのも当然かも知れないが、そういう風に議員を育てたのもまた有権者である。
議員こそ、定年が必要なのではないか。それも年齢ではなく在任期間による。そうしたら早く議員になったものは早く辞めなければならない。現在衆議院議員の最低年齢は25歳、参議院議員のそれは30歳だそうだが、早すぎはしないだろうか?それぞれ16進法で行けば0x20=32歳、0x30=48歳であればしっくり来る。そして在任期間は最高で0x10=16年とするのだ。
あるいは、在野期間>議員期間とするのもいいかも知れない。この場合「在野期間」は成人してからの期間でカウントするべきだろう。橋本龍太郎の場合、仮に未成年だった期間を含めても26年。成年中の在野期間は6年しかないのだ。これではとても総理になる器には育たないだろう。
極東ブログ: 橋本龍太郎の死、雑感以前、たまたまなんかのテレビで、橋本龍太郎の娘さんの話を聞いたことがある。父は立派な人ですときりっと言ってのけた。実の娘に尊敬される父であったのは間違いあるまい。鈴木宗男もそうだが、娘の誇りとなるような男というのは、それだけで立派、あっぱれである。
彼は立派な男だったかも知れないが、立派な総理ではなかった。父というものは、結果を出せなくても子がその課程から学ぶことができるし、それで子が立派になれば、たとえ飲み打つ買うしか子に魅せなくても「立派な父」だ。
対して為政者は、結果が全てである。そして彼女とは異なり、私の彼との接点は、為政者と有権者ということに過ぎない。厳しいと言えば厳しいが、それだけのことである。
Dan the Taxpayer
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正) 0x20=32歳
会社と違って国の財政は赤字を出し続けても問題になるとは限りません。特に需要不足である日本の状況で財政黒字にすると不況が深刻化しますから、支出を減らすとしてもそれ以上に減税して赤字は減らないようにしておくべきであって、何の予算を増やすとかどの税を減らすかなら論じる意味は有るでしょうが、歳出削減と増税の順序がどうであれ、あの時期では失策であることに変わりはありません。不況で民間が金を使いたがらず、仕事が減り、困っているときに、赤字が増えたからといって、国まで便乗して使う金を減らせば、失業増加に拍車をかけるのは明らかです。
日本と言う国が どれだけ腐れ切ってしまっているかは 実際に霞ヶ関周辺で仕事をしてみない限り 実感は持てないとは思いますが・・・
日産(民間)と霞ヶ関(宦官たちの集団)を比較するとは。。。。
いくらなんでも 青すぎです。
本当に厳しい言い方をしたいなら 今の日本で『政治家を志すだけで その人は アホだ』というところから話を始めると良いと思います。沢山のアホ(政治家)の中で どちらかというと それほどアホじゃない人は誰か・・・という話になります。
これはそのとおりですね。経営者もまた然りです。結果が全てである以上、橋本氏の政策は「間違って」いました。自明のことです。順序を間違うと「えらいこと」になることも我々も同じ。例えるなら、橋本首相は「パンツをはいたまま風呂に入って」しまった。風呂に入る前にはパンツを脱がねばなりません。大切なのは順番です。もっとも、政治家や経営者には風呂から出たあとパンツを脱ぐような方すらいらっしゃるような気もしますが・・・
X 0x28=32歳
O 0x25=37歳
じゃないですか?
これは、訂正箇所?さんの指摘のとおりです。8と0、キーの位置も近い上に見た目も結構ににているので他でも結構やってしまうtypoです。
Dan the Typo Generator
きっかけをつくったのはライブドアグループの元幹部K氏だった。
K氏はライブドアグループ内で行われていた「粉飾」を”内部告発”し、
証拠のメールをフジテレビに持ち込んだ。フジテレビはそれを特捜部につないだ。
このK氏はあなたのことですか。
なぜ、そんなことをしたのですか。
証拠のメールを公開してください。
告発しようにも私はもうその場にいなくなって久しいのですよ。
2001年に退職したものがどうインサイダーになりえるのか。
アエラはなぜかまだ一度も取材を受けてません。
以上。
小飼 弾
弾さんはミクロ経済学は(本能となるほど)理解しておられるようですが(だからこそ大きな資産を築いた)、マクロ経済学をまったくご存知でないのです。まるで優秀だけどJavaしか知らないプログラマと話をしているような虚しさを感じます。
失礼なことを言って申し訳ありませんが、弾さんの経済に関するエントリは、以前からずっと、「経済学・良くある誤解」の実例集と言わざるを得ません。
「クルーグマン教授の<ニッポン>経済入門」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4393621662
どうか気が向かれたら、この本などをお読みになってください。
koiti_yanoさんとのやり取りも悲しかったですが、それについては何も言いますまい。
公務員に経費節減などやらせても、自分たちの都合が悪いことはする訳が無い。
ここにこそ民間の知恵を入れるべきだと思う。
ゴーンさんに経費節減の鉈を振るってもらえないかなぁ...。
でも失敗の影では、行革に反対する勢力そしてそれに利用されたマスコミの影響がとても強く働いていました。
その象徴的な出来事が佐藤孝行さんの総務大臣辞任問題です。
橋本さんが行革を強力に進めるために総務大臣に任命したのですが、マスコミと自民党内部からの強い反対にあい、結局辞任せざるをえなくなりました。
表面的にはロッキード事件の有罪判決が理由ですが、実際は行革に反対する勢力の力が働いていたのだと思います。
行革の切札としての起用が世論の強い反対を受けた時点で、橋本行革の失敗は決まったのだと思います。
ところで、消費税 5% へのアップに関しては、民主党を含め朝日新聞でさえ、当時は「増税やむなし」という論調でしたよね。
デフレ政策といいます。結果は景気悪化→税収減少→ますますの財政赤字拡大になるというのがマクロ経済学の常識。
>会社の経営と国の運営を同列に論じるのはやめたほうがいいのでは?
http://www.pkarchive.org/trade/company.html
ではその辺りをうまく論じていますね。
>一向に直らない無駄遣い体質と膨れ上がる債務残高
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50497200.html
でコメントさせていただいたように、高齢者向けの支出増大が財政赤字拡大の主因という分析が経済学者の間では広く受け入れられています。そうすると経費節減=Tさんのいう姥捨山?
