2006年07月11日 00:20 [Edit]

YouTubeがテレビになるのには10年もかからない

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確かに否定的要素ならいくらでも出せる。Web Videoの覇者がYouTubeになるかどうかというのはまだ余談を許さない。

YouTubeがテレビになるなんて10年早い?|?技術動向?|?毎日がアップデート?|?あすなろBLOG
Napsterという名前のそのサービスは、かつて数千万人もの人間が利用していた音楽共有ソフトだが、違法コンテンツの問題で裁判となり、米連邦地裁から、違法ファイルを100%遮断しなければサービスができないといった命令が出て、サービスの停止に追い込まれている。

しかし、これだけはわかる。

Web VideoこそTV 2.0なのだということが。


それは、Napsterの敗北が、Web Musicの敗北を全く意味しなかったことからも明らかだ。もうすでに音楽配信ははiTMSなしには考えられない。歴史の歯車はもう戻せないのだ。

実際、Napsterとは異なり、すでにYouTubeはNBCと話をつけているのは先日書いた通りである。もちろんYouTubeがNapsterと同じ轍を踏まぬというにはこれで充分とは思わないが、少なくともWeb Musicの時ほどWeb Videoに関しては業界が迷わないだろうということはわかる。

もう一つ、問題なのはYouTubeの試聴スタイルだ。YouTubeを利用して自分の好きな動画を見るためには、YouTubeから検索して探すか「まとめサイト」で見つけなければならない。要は検索しないと動画が見られないのだ。

それこそが、Web Videoの最大の魅力だ。見たくないものまでだらだら見る必要はないのだから。

確かに、検索するのもめんどいという時はある。今の私が実はそうだ。体調はどん底で、さっき計ったら熱は38.0度。夕食の時に奥歯の被せものがはずれたばかり。脳の血行がこれほど下がったのは久しぶりだ。こういう時は、キーボードのワンストローク、トラックパッドの1クリックが苦行にも思える。こういうときには確かにTVをだらだら見るのは悪くない。おかげで日曜-月曜はずいぶんとTVを見た。他に何もする元気がなかったのだ。

だからこそ、普段はそんなだらだらした時間の使い方には耐えられない。見たい番組、いや見たい箇所だけをサクっと見たいのだ。YouTubeは不法アップロードに根を上げてか、一番組10分の制限を設けるようになったが、実はその後の方が使い勝手は上がっているのだ。人間は実は5分とじっとしていられない生き物。10分でも長すぎるかもしれない。

また、最近ではHDDレコーダーという物がある。HDDレコーダーの進歩は凄まじく、容量も大きくなっているほか同時に数チャンネル録画できる物も登場している。数ヶ月分の地上派テレビ番組を全て保存するようなHDDレコーダーが登場してもおかしくない。

私はRD-X5を持っている。ちょっとトウが立っているが、DVRの名器だと思う。予約もWeb経由でやっている。しかしそれでもYouTubeの利便性にはかなわない。DVRはどんな番組が面白いかまでは教えてくれないからだ。

電波TVが10年で滅ぶとは思わない。映画やワールドカップなど、電波向きのコンテンツだって結構ある。しかし一度YouTubeに慣れた視聴者が、いつまでもだらだらと夕食を食いながらTVを見てくれると思ったら大間違いというのは確かだろう。

逆に面白い番組であれば、一度作ったら何度もCMを付けることもできる。それもとってつけではなく、番組内容にあったCMをもっときめ細かにつけられるだろう。なにも番組そのものに無理矢理挿入する必要はない。番組のPermalinkに直接出稿すればいいのだ。いや、番組のPermalinkそのものをオークションにかけることだってできるだろう。どっちが出稿者にとって魅力があるかも明白ではないか。

「視聴者は神だ」といいつつ、これ以上便所の紙以下の扱いを受けるのに耐えられるほど、我々は忍耐強くはない。少なくとも、私は。

Dan the TV Watcher


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404 Blog Not Found:YouTubeがテレビになるのには10年もかからない【】at 2012年01月20日 08:57
YouTubeがテレビになるのには10年もかからない † なんて記事があったので、、、 それは、Napsterの敗北が、Web Musicの敗北を全く意味しなかったことからも明らかだ。もうすでに音楽配信ははiTMSなしには考えられない。歴史の歯車はもう戻せないのだ。 ただ、僕的...
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 欠かさずに読んでいるブログより、またまた YouTube に関する記事が書かれ...
[記事] "YouTubeがテレビになるのには10年もかからない" from 404 Blog Not Found【podcast journal - ポッドキャストジャーナル】at 2006年07月11日 23:26
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[記事] "YouTubeがテレビになるのには10年もかからない" from 404 Blog Not Found【podcast journal - ポッドキャストジャーナル】at 2006年07月11日 23:23
きちんとまとまるかどうか不安だが、やってみよう。 私はRD-X5を持っている。ちょっとトウが立っているが、DVRの名器だと思う。予約もWeb経由でやっている。しかしそれでもYouTubeの利便性にはかなわない。DVRはどんな番組が面白いかまでは教えてくれないからだ。 404 Blog
[雑記]テレビ2.0について、模索してみる。【memorandum】at 2006年07月11日 21:45
さて、最近ではYouTubeが、第二のテレビになるという声が大きくなっている。しかし、本当にYouTubeが「第二のテレビ」となるのだろうか? YouTubeがテレビになるなんて10年早い -  毎日がアヮ..
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YouTubeがテレビを超えることができるかについて、 有名ブロガーの方たちが語られています。 YouTubeがテレビになるなんで10年早い YouTubeがテレビになるのに10年もかからない 両者とも著作権の面、検索などの技術の面などから、 いろいろと分析をされてお...
YouTubeはテレビを超えることができるか?【映画プロデュース会社:取締役の妄想日記】at 2006年07月11日 16:50
YouTubeがテレビになるかについて著作権やユーザの利便性などを切り口に みなさんが語っておられる. 「YouTubeがテレビになるなんて10年早い」 http://blog.pasonatech.co.jp/002_blogger/101/589.html 「YouTubeがテレビになるのには10年もかからない」 http://blog.livedo
YouTubeがテレビになるなんて10年早い?【最速配信研究会】at 2006年07月11日 10:14
「YouTubeがテレビになるなんて10年早い|技術動向|毎日がアップデート|あすなろBLOG」 「404 Blog Not Found:YouTubeがテレビになるのには10年もかからない」を読んで。 YouTubeに関する話題を読んで、テレビ、YouTube、DVDの未来について考えてみる。 YouTubeをとりまく状
[net][TV]テレビとYouTubeとDVDの未来はどうなるか?【北の大地から送る物欲日記】at 2006年07月11日 09:53
この記事へのコメント
宇宙時代のメガネのアイデアがある それはメガネにモニターとカメラが搭載して携帯電話と連動すると最高のズームアップで遠くのものも間近に見えいつでも携帯電話で写真が撮れる 未来の世界は誰も知らないのである 誰もが可能性にチャレンジすると火星で人工の空を飛ぶ大都市ができるかもしれない
Posted by 増田二三生 at 2008年06月24日 05:42
はじめまして。先日、扶桑社のDigi@SPA!という
雑誌の中の特集でYouTubeを知りましたが
そんなにデジタル社会に浸かってる僕でなくても
今は、そこそこの情報がないといけないわけで
実際に検索して利用してみると、結構便利。
気が短いというだけではなく、情報量が多いので
いろんな事に興味を持ちすぎて、手つかずも多く
長い時間をかけるなら、あきらめる事も多いので
短時間ものだと、手を出すきっかけとしては充分で
そこでハマれば、定番の遊びになりますね。
もちろん、Digi@SPA!の特集の中にはイタズラな
ものも紹介されてるけれど、知りたい情報を
活字だけではなく動画でとれるリアリティは
いいかもですね。
Posted by はしじゅん at 2006年07月20日 18:33
初めまして、国光といいます。
ご意見ほぼ100%賛成です!

映像をプロデュースする側で仕事をしているのですが、
最近の特に若い人の気の短さは
年々激しくなってきていると思います。

昔は娯楽自体が少なかったので、ただテレビをダラダラと視聴するということに満足を覚えてたのだと思いますが、
現在の様に様々な娯楽(刺激)が溢れる時代には、
ただ、ダラダラと観るということに
ユーザーは満足を感じなくなるのでは無いでしょうか。

tinker atさんの指摘の中のYouTubeに足りないものは、
ネットと特性にあった、
テレビでは創り出せない、
新しいコンテンツだと思います。
Posted by 国光 at 2006年07月11日 15:47
こんにちは。前から読ませてもらっていますが、コメント書くのは初めてです。

以前からYouTubeについて独自の考えを述べておられるのを読んで「へぇそういう考えもあるのか」と興味を持ちました。ナルホドそうともいえるなと思うと同時に、でもいまのYouTubeには、事物に価値を与えそれに主体性を持たせていくほどのフィルター性はないと思うんです。「CNNではこういっていた」とか「朝日にはこう書いてある」なんていう意味合いのフィルタリングです。テレビってそういうもんがないといけなくはないけれど、私的にはあるべきなんじゃないカナと思ったりするんで。テレビってものの本質がどんどん変わってきているから、あれが新しいテレビの姿なのだなんてことになっちゃうのかな。YouTubeがテレビになるとしたら、なにが足りないんだろうということをいま考えています。
Posted by tinker at 2006年07月11日 14:16
自分はテレビの無い生活を十年ほど続けてます。長い間世間の話題から隔絶した場所で棲息しておりましたが、今やowaraiに関しては世間の先を行っております。youtube万歳!
Posted by nitian at 2006年07月11日 13:59
大半のTV番組は、大衆が共有できる話題を作るという形で利用されていることを考えると、HDDレコーダーでは保存してある動画を直接共有できないという点から「TVのサブシステム」として、YouTubeに劣るのではないかと思います。
HDDレコーダーは映画等とは上手く合いますが、むしろTVとの親和性が低いのではないでしょうか。
Posted by 考えるに at 2006年07月11日 12:33
もうひとつ。
× 根を上げて ○ 音を上げて
体調がお悪いそうで。お大事に。
Posted by atnb at 2006年07月11日 00:50
こんにちは。楽しく読ませてもらっております。
見つけてしまったので。
× 余談 ○ 予断
Posted by atnb at 2006年07月11日 00:43