2006年08月05日 15:30 [Edit]

「私的所有の生物学的起源」がWeb1.0的すぎる件について

面白いのだけど、事実誤認も多すぎるように思えた。

PICSY blog: 私的所有の生物学的起源
スピーカーをONにしてご覧ください。

細胞膜が私的所有の生物学的期限というのは、素晴らしい着想だと思う。私も実は常々考えてきたのだが、先に言ったもの勝ちである(とはいえ、鈴木氏より前に似たようなことを言っていた人もいたように思える)。

しかし、「核が制御の遺伝学的起源」あたりから、生物学的な事実誤認が目立つ。原核生物には核はないが、立派に細胞内環境を制御している。生物の発生そのものが、制御の生物学的期限なのは明らかだ。目の付けどころはよくても、検証がずさん過ぎやしないか

あと、一時停止もコマ送りもできないメディアによるプレゼンテーションというのも首をかしげる。議論のたたき台にしたいのであれば、もっと再利用が簡単なベタtext+図版の方がいいだろう。「小自由度が大自由度に影響」など、よい視点はたくさんあるのだから、再利用をもっと考えた方がよいのでは。

というのか、折角blogを使っているのにswfで発表というのは、ちょっとblogosphereというものがワカッテナサすぎのようにも思えるのだが。そこで述べた考えを独占したいのであればさておき、所有権ではなく考えを練ることに主眼をおくのであれば、バラして掲示した方が絶対いい。

Dan the Reviewer


この記事へのトラックバックURL

この記事へのトラックバック
Danさんから「私的所有の生物学的起源」について、 細胞膜が私的所有の生物学的期限というのは、素晴らしい着想だと思う。私も実は常々考えてきたのだが、先に言ったもの勝ちである(とはいえ、鈴木氏より前に似たようなことを言っていた人もいたように思える)。 404 Blog Not...
「私的所有の生物学的起源」とPowers of Ten【PICSY blog】at 2006年08月07日 19:46
Danさんから「私的所有の生物学的起源」について、 細胞膜が私的所有の生物学的期限というのは、素晴らしい着想だと思う。私も実は常々考えてきたのだが、先に言ったもの勝ちである(とはいえ、鈴木氏より前に似たようなことを言っていた人もいたように思える)。 404 Blog Not...
「私的所有の生物学的起源」とPowers of Ten【PICSY blog】at 2006年08月07日 19:21
期限は起源ですが、まぁ、それはいいとして、 細胞膜が私的所有の生物学的期限というのは、素晴らしい着想だと思う。私も実は常々考えてきたのだが、先に言ったもの勝ちである(とはいえ、鈴木氏より前に似たようなことを言っていた人もいたように思える)。 404 Blog Not Foun...
「私的所有の生物学的起源」の起源について(収斂進化かも)【DESIGN IT! w/LOVE】at 2006年08月06日 01:43
この記事へのコメント
>生物の発生そのものが、制御の生物学的期限なのは明らかだ。
"発生"というと生物の業界では"個体発生"のことを示してしまいますよ。

Controllabilityの観点で原核と真核の違いは質的な違いと言っていいかと。
Posted by ななし at 2006年08月06日 05:04
細胞膜が私的所有の生物学的期限というのは

文脈から察するに
生物学的“起源”
もしくは
生物学的“起原”
ではないかと。
Posted by 九龍 at 2006年08月05日 23:02
まてよ…。

ということは、細胞壁で境界をより強固に打ち立てている植物は、すべて新自由主義の体現者なのか!

そして細胞壁がない動物はサヨク的な統制経済嗜好の持ち主。そういえば、浸透圧を利用して細胞外と財産を共有したりしてるな。許せん! 動物!
Posted by Bar at 2006年08月05日 22:39
>細胞膜が私的所有の生物学的期限(ママ)というのは、素晴らしい着想だと思う。

私的所有と境界は無関係だから×。包装紙に包まれていたら自分の所有、包まれていない場合は、自分の所有じゃない(かもしれない)なんてナンセンス。それは包装紙の所有権を考えれば分かる。細胞は包装紙という私的所有物を作る前には私的所有物を持っていなかったのか? 持っていなかったとしたら、その生物はそもそも存在していたのだろうか?
Posted by 佐藤秀 at 2006年08月05日 16:43