2006年09月26日 00:00 [Edit]
痴漢容疑よりこわい針小棒大
磯崎さんとは思えぬ不見識である。
isologue: 痴漢容疑リスク一般論として確実に言えるのは、電車を利用する男性にとって、「痴漢容疑リスク」は(大げさでなく)現代社会における最大のリスクの一つになっている、ということではないかと思います。
確かに、日本においては痴漢に限らず逮捕というのは異様に重い。しかしこれは痴漢に限った事ではない。それだけでも、冤罪と痴漢は分けて話すべき話題である。
次に、その痴漢容疑をかけられる確率がどれくらいかということ。「痴漢 統計」でぐぐってみるとこんなページが出てくる。
痴漢や泥棒が来てもわからない…眠るな、危険! 電車内、眠ると痴漢がやってくる - [防犯]All About平成12年度の警視庁・鉄道警察隊の資料によると、警視庁管内の電車車両内における「痴漢」の認知件数の内訳は(1)JRが797件(2)私鉄が722件(3)地下鉄が335件となっており、被害時間は午前7時から9時の間が、全体の約70%となっています。
「え、たったこんだけ!?」という感想が脊髄反射で出た。ただここには一年間でそれだけ、なのか一日でそれだけなのかがわからない。今度は「痴漢 認知件数」でぐぐると、以下のページが出てくる。
電車内における痴漢犯罪の実態電車内における痴漢犯罪の発生件数を見ると、平成16年中は2,201件で、平成8年の約3倍に増加し、過去最悪の状況となっています。
上のAllaboutの数値は「警視庁管内」、すなわち主に都内なので、全国一年分つじつまがあう。
被害者の皆さんには申し訳ないが、「わずか」2,201件である。交通事故死者の4割に満たないのだ。痴漢にあうのと車に轢かれるのと、どちらが深刻で悲惨かは言うまでもないだろう。
もちろん、量刑もそれを反映して痴漢の方がずっと軽い。同ページによると、卑わい行為で6月以下の懲役又は50万円以下の罰金、強制わいせつともなると6月以上10年以下の懲役と格段に重くなるが、件数はずっと少なくて304人である。殺人の1/5ぐらいだ。
これらを勘案すると、どう考えても交通事故の方が痴漢容疑より桁違いにリスクが高い。
isologue: 痴漢容疑リスクもっと稼いでベンツのSL(屋根の開くやつ希望)あたりで自動車通勤と行きたいところでありますが
痴漢の心配をして交通事故を起こすがよほどこわくと思うのだが。
ヨブ記を絵に描いたような状況が現出するわけであります。
確かに冤罪逮捕されてJob (そう。「仕事」と同じ綴り)になるのは恐い。しかしそれは他の犯罪に関しても同様だ。
痴漢に関しては、逮捕されるリスクそのものがそれほど高くないのに、逮捕されてからのコストだけを語るのは片手落ちもいいところではないか。
「経営にはリスクがある」てなことを言いますが、事業がうまくいかなかった場合に経営者にかかってくる財務的リスクは、最近では、あらかじめちゃんと考えてさえいれば、投資契約とか責任限定契約とか議事録等に適切なエビデンスを残すとかで、かなりの部分コントロールできるようになってきているわけで、電車に乗る場合の「痴漢容疑リスク」に比べたら、まったくコントローラブルな気がいたします。
というのは、それこそ空が落ちるのを恐れて空を見上げて歩いていたら地面の穴に落ちるという程度のお粗末なリスクアセスメントではありますまいか。磯崎さんといえど、近親者に起こった事件をもって一時が万事になってしまうのだろうか。
Dan the Potential (Victim|Criminal)
追伸:
ちなみに女性専用車両の存在というのは、破廉恥以外の何者でもないと私は考えているが、これに関しては別の機会に。
この記事へのトラックバックURL
現国土交通大臣は公明党所属ということもあるし、
女性専用車両は創価学会女性部のごり押し、という意見を目にします。
その辺も含めて今度の組閣は気になるところです。
たとえばトラックの運転中なんてケースは多いと思います。
一方、痴漢は限られた時間と場所でのみ起こります。
問題となっているのは、朝の通勤電車が主でしょう。
この限られた時間と状況で発生する交通事故件数は相当少ないはずです。
つまり、分母が絶対的に違うわけで、比較の仕方が間違っています。
いわゆる、統計の罠というか嘘というやつですね。
自衛策で確率を下げる事ができるけど
痴漢の場合は満員電車を回避するしか無いので
時間帯によっては結構難しいと思いますが。
もう少しがんばってください。
それを確認した上で、とりあえず統計処理について。
痴漢の意思が有る人/無い人で痴漢逮捕確率って違うと思います。
あと、isologueさんのエントリーを本エントリー全体に引用してますが…
そこのエントリーは「痴漢冤罪って無罪の証明が出来ない怖い」っていうエントリーだと思いますよ。車通勤の話は枝葉。(でも、実は代替案という視点でいくと重要)
本エントリーの背景を説明する上で、上記引用は逆効果だと思います。
でも、目の付け所はいいと思います。
皮肉ではなく「もう少しがんばってください。」
見当違いだとは思いません。
ならば、「痴漢に間違われたくなければ地方に住めばいいのよ。」ということでしょうか…
一方、同じ基準で比較するなら泣き寝入りの交通事故死……一体どれだけ?WWW
こういう、平気で統計のウソをつく人、「破廉恥以外の何者でもない」ですね。
痴漢の冤罪に合う確率は通勤電車に乗らない人々にとっては完璧に0%。母集団に含めても意味がないのでは? すると、交通事故に遭う確率より格段に高くなる。bbbさんの意見に賛成。
刑罰の重さに関しては、たとえ冤罪であっても、会社をクビになり、再就職も難しく、人生設計が大きく狂ってしまうことは珍しくないことを考えると、文面通りの刑罰よりはるかに重いと言わざるを得ない。
条例について言えば、痴漢被害に遭う女性を守ると言う趣旨は理解するが、被疑者が無罪を立証しなければならないなど、やりすぎである。被疑者が妻子ある人であるならば、その妻=女性も冤罪の被害に遭うのだ。
そしてこの条例の問題は、意図的に人を陥れることも不可能ではないという点だ。だから、磯崎さんのような有名人にとっては、特に重大な問題であって、決して不見識ではないと思う。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50628677.html
私にとって、自分の愚かさを吟味するということは、出発点を疑うことからはじまる。ある仮説を立てるとき、その仮説の前提となる状況をまず正しく認識しているかどうかを疑うわけだ。これは実に難しく、それが上手に出来ないこと、そしてそれを自覚することもまた自分の愚かさの吟味なのだけど、どうにも内田先生はこの段階をシカトしているとしか思えないのだ。
一日一回は死にそうになったり殺しそうになったりするよ
そうじゃない人は、明らかに流れに乗ってないほどの安全運転か、
自覚や危険予知能力がないだけ。都内とかではそれぐらい
リスク高いよ。