2006年10月12日 13:00 [Edit]
採用面接はどこまで踏み込んでいいのか?
むしろ私が感じたのは、採用する側とされる側の非対称性だ。
活字中毒R。:就職の面接で、「すごくおっぱいが大きいけど、得するの?」と聞かれたら……「週刊SPA!2006.10/10号」(扶桑社)の鴻上尚史さんのコラム「ドン・キホーテのピアス・587」より。ドイツ人もイギリス人も、そしてアメリカ人も、就職の面接の時は、「かなり攻撃的なことを聞く」んだそうです。
[中略]
「すごくおっぱいが大きいけど、得するの?」
なんて質問です。
で、こんな失礼な質問に対して、どう反応するかを面接官は見るわけです。
それでは逆に、「最近御社で個人情報流出がありましたがどう対処なさるおつもりですか?」とか「御社では偽装請負の問題をどのようにお考えですか?」という「反撃」は許されるのだろうか。
建前としては、雇用者と被雇用者というのは対当なのだから、雇用者が被雇用者に「そこまでの」パニック耐性を求めるのであれば、被雇用者としても雇用者に対して同等の質問をする権利があるはずだ。しかし実際がどうかといえば言うまでもないだろう。
雇用者と被雇用者の間には非対称性が横たわる。これは厳然たる事実だ。厳然たる事実だからこそ、建前が大切になってくるはずだ。ましてや、面接時点では面接官と応募者は雇用関係すらない赤の他人だ。見知らぬ街角の人に対して失礼にあたる質問は、理由は何であれやはり失礼だと私は考える。
鴻上氏は、
「御社のような立派な会社の面接官が、どうしてそんな質問をするのですか?まったく、納得できません。どうか、説明して下さい」と、怒りながら、論理的に抗議する人がいたら、即、合格ですね。
としているが、私に言わせればそこで「戦術的」な勝利として採用を勝ち取った人は、社会人として「戦略的」に負けている。すぐに席を立つことこそ正解ではないのか。パニック耐性を見るのであれば、他にもっといくらでも方法はあるはずだ。面接と名がつけば何をしてもいいということにはならないだろうに。
....とはいっても、そこまで徹底出来る人はそもそも面接採用ではなく、ヘッドハンターが向こうの方から三顧の礼で来るのもまた事実ではあるのだけれども。
Dan the Employer
Posted by dankogai at 13:00│Comments(4)│TrackBack(4)
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この記事へのコメント
ドイツ、イギリスは知りませんが、米国じゃdiscriminatingな質問は基本的にダメですね。但し、役者のオーディションだとか、ストレスフルな環境での接客業であるとか、必然性がある場合はありでしょうが。鴻上氏の伝聞はコンテキスト依存であって、「欧米の面接は…」と一般化するのは大きな誤解を招くような。
参考: "Illegal Interview Questions"
http://jobsearchtech.about.com/od/interview/l/aa022403.htm
技術職なら、その場で問題を解かせたりアイディアについて突っ込んだ議論をふっかけたりというのが入れ替わり立ち替わり数時間、という面接も珍しくないので、わざわざ怒らせなくてもストレス耐性を見ることはできそうに思えます。
参考: "Illegal Interview Questions"
http://jobsearchtech.about.com/od/interview/l/aa022403.htm
技術職なら、その場で問題を解かせたりアイディアについて突っ込んだ議論をふっかけたりというのが入れ替わり立ち替わり数時間、という面接も珍しくないので、わざわざ怒らせなくてもストレス耐性を見ることはできそうに思えます。
Posted by shiro at 2006年10月12日 17:41
多分それって新卒しかありえないと思いますけど、
圧迫面接するところはネットですぐ有名になりますよね。
中途だとスキルのレベルあわせがメインになるから、
そんなくだらないことを話しても意味がないし、
その時点で応募先に魅力を感じなくなってしまう。
能力を試すにしてもセンスを感じさせてほしいところですね。
圧迫面接するところはネットですぐ有名になりますよね。
中途だとスキルのレベルあわせがメインになるから、
そんなくだらないことを話しても意味がないし、
その時点で応募先に魅力を感じなくなってしまう。
能力を試すにしてもセンスを感じさせてほしいところですね。
Posted by aaa at 2006年10月12日 19:23
対当→対等
Posted by hoge at 2006年10月12日 22:06
選ぶのはあなた自身なのだから、とりたてて議論すべき問題ではない。
Posted by あ at 2006年10月13日 00:17