2006年12月08日 12:00 [Edit]

手切れ金はけちるな

これに賛成だからこそ、あえて官僚の退職手当に関して書いておく事にする。

Life is beautiful: 「天下りあっ旋全廃に反対したらもう自民党には票を投じない」バトン
そういうオープンなアプローチを取らずに、「天下り先をちらつかせることにより官僚をこき使う」ことが、いかに間違ったインセンティブの与え方であるか、そして、それが決して日本の経済に、つまりは「国力」に悪影響を与えているか、まともな頭を持っていればどんな議員にも分かるはずだ。

これは役人から愛人まで幅広く適用できる作法だが、きっちり辞めさせたければきっちり手切れ金を渡す事だ。これは民間におけるリストラの際の鉄則である。

その際重要なのは、過去はなるべく問わない事。さすがに横領などの明白な犯罪まではお目こぼしすうわけには行かないだろうが、至らぬ所を問うては行けない。重要なのは、きっぱり手を切る事なのだから。過去を詮索しては、切るに切れなくなってしまう。

確かにぼんくらに熨斗まで付けて退職していただくのは、盗人に追い銭な感じがして不快なものだ。それが「正しいやり方」かといったら、正しくないとしか言えない。

しかし、それこそが「正しい結果」をもたらすのだとしたら、過程の正しさには多少を目をつぶるべきなのだ。「正しい手法」で「正しい結果」を導けるような政府を作るには、それを片付ける過程で「正しいとはどうしても言えない」やり方も必要となってくるはずだ。

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世の中で正しいことを実現していくには、世の中が正しいことを前提として行動してはいけないのである。

なぜ日本の野党が野党なままなのかといったら、それがわかっていないからだ。

政治において重要なのは、正しい手法ではなく正しい結果なのだ。

もちろん、司法の世界は別だ。ここでは正しい手法に基づいた結果でないと、たとえ結果が正しくても正しいとはみなされない。

だからこそ、それ以外の分野が、「正しくない手法」という「泥をかぶらなければ」ならないのだ。

野党のみなさんも、もういい加減自民党の正しくない手口を糾弾する時間の無駄に気がついて欲しい。叩くべきは「正しくない結果」の方だ。それこそいくらでもあるではないか。

少なくとも、マニフェストというのは「正しい結果」を定義するという点では進歩だった。しかしそこに至る道筋も示してもらわないことにはやはり「使えない」。その意味で、今見せてほしいのはマニフェストより「プログラム」なのである。

Dan the Taxpayer


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この記事へのコメント
世の中正しいことだらけになった場合、野党という職業はいらないのか?

Posted by x at 2006年12月09日 15:28
正しいことは人によって違うし、論理としての正しさと社会を運営するための正しさは違うんだから。野党が無くなることはないとおもう。

Posted by atsushifx at 2006年12月09日 20:54
納得。
だが、このことを野党が理解しているかだ。
Posted by x at 2006年12月10日 10:47