2006年12月31日 17:30 [Edit]

全世界一斉に年が明けるという奇跡

日本では今から6時間あまりで、そして世界のどの地点においても28時間以内に、2006年が終わり、2007年がはじまる。

よく考えてみると、これって大したことではないか。


今使われているグレゴリオ暦の成立、そしてその他の暦に関しては「占いと暦の科学」を参照してもらうことにして、今やこのグレゴリオ暦というのは世界のどこでも通用する。その土地のローカルな暦が残っているところは日本を含めて少なくないが、グレゴリオ暦をサポートしていない地域というのはまずない。少なくとも暦に関しては人類統一は完了している。

変な暦ではある、どうせなら冬至を1月1日にすればよかったのに、冬至からは11日から12日ほどずれている。月とはシンクロしない週というのもまた変な習慣だ。こちらはグレゴリオ暦よりも歴史があるようで、グレゴリオ暦と簡単にシンクロできる世界歴も、そのおかげかあまり採用例は存在しない。

「年末に一年の区切りを」という感覚は、年々失われつつある。私自身締め切りを何本かかかえていて「通常どおりの営業」だし、実家に来る際に通った中央道も拍子抜けするほどスムーズだった。いずれは株式市場などのマーケットも「休まず営業」になるのだろうか。

それだけに、いくら大元が天体の運行という、「人にはいかんしともしがたいこと」であっても、世界共通の基準が成立していることに今更ながら驚く。他にこのレベルで世界統一がなされているのは、数字の表記ぐらいで、その他の単位に関しては未だにSIではなく他の単位が強い。人類だってやればできるという気に少しはしてくれそうな感じがする。

来年は、何がどこまで進むだろうか。

それが何であれ、よいお年を。

Dan the (One of 6.5 billion Men|Man) of the Year


この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
キリスト紀元を採用している国と地域も多いですね。
Posted by ななし at 2006年12月31日 21:52
アジアの暦 岡田芳朗 著
http://thistle.est.co.jp/tsk/detail.asp?isbn=4-469-23190-8&sku=30461

ってのがあって、「インドの一部の人の生活習慣では日が暮れたら即、翌日になるから、現地で訪問などの約束を交わす時はその辺のことを確認しましょう」となってる。

クリスマスイブも実は昔のキリスト教圏では日が暮れたら翌日だったから、25日の行事で誕生日そのものを祝っているとか。
Posted by 令博 at 2006年12月31日 23:04
奇跡が起きました。本年もよろ<(__)>
Posted by 佐藤秀 at 2007年01月01日 00:03
イスラム圏は公式にはグレゴリオ暦を採用していない国が多いのでは?
Posted by まつもと at 2007年01月01日 01:38
まつもとさん、
>イスラム圏は公式にはグレゴリオ暦を採用していない国が多いのでは?
公式には当然ヒジュラ暦ですが、ビジネスではグレゴリオ暦が行き渡ってるようです。
#個人的に知っているのはインドネシアだけですが、他も話を聞くとそうみたい。
Dan the Calendar Mania
Posted by at 2007年01月01日 02:58
wikipediaを信じるならイランはグレゴリオ暦を使ってないようですね。
とはいえ、グレゴリオ暦から完全に無縁の国は存在しないだろうとは思いますが。
Posted by まつもと at 2007年01月01日 04:55
むしろ文化の一極化を憂慮するエントリにしてほしかった。
20XX年には「全世界一斉にHappy new yearと挨拶するという奇跡」になってしまわないとも限らない。
Posted by 挧 at 2007年01月01日 05:18
>月とはシンクロしない週というのもまた変な習慣だ。

神が六日で創造し、七日目に休まれたという伝承の影響力があったということなのでしょうね。
やはり。
Posted by ななし at 2007年01月01日 17:25
「グレゴリオ暦をサポートしていない」というのが「日本では英語が通じる」という程度のことならその通りだと思います。

しかし、私の住んでいたサウジアラビアではその日がグレゴリウス暦で何日かということは全く意識されていません。
http://mongolia.seesaa.net/article/26644314.html

同じように「ビジネスの現場では行き渡っている」というのも、両暦併記のカレンダーを使っているという程度のことでした。ちょうど、英単語が分からないときに辞書を引く感覚ですね。
Posted by むらかみ at 2007年01月02日 07:23
西洋では日付の書き方は「曜日、日、月、年」です。これはななしさんの言うように曜日が宗教的な儀式と関係が深いために曜日を意識することが多かったかららしいです(ミサ、安息日等)。ですから月は補助的な物で週が生活サイクルの基盤にあったために月とはシンクロしない週が生まれたのでしょう。
Posted by bob at 2007年01月03日 13:09
ずれがあるのは地球の自転の周期を一日とし、公転の周期を一年と定義し、誤差補正を閏年に頼ったからでしょう。

プトレマイオスは春分点を基準に黄道を等しく12分割して12星座(正確には12宮)を作りましたが、現代ではどの星座も該当する日にはその星座の中に太陽が無いほどずれているそうです。
本来のホロスコープは生まれた瞬間に太陽のあった方向の星座を運命の星座とするので、その矛盾を解消するという原点回帰の運動のもとに広まったのが蛇遣い座を含む13星座(宮とは言わない)でしたが、広まりませんでしたね。

いずれにしろ信じないので関係ないのですが。
Posted by Youth at 2007年01月07日 21:18