2012年08月04日 14:30 [Edit]

JavaScript.bible = this - 書評 - JavaScript: The Definitive Guide

全く同様の理由で入手しておくべきなのが、こちら。

naoyaグループ - naoyaの日記 - Emacs を使えるようになりたい人は
「なぜ」はリファレンスには書いていないですから。

ただし、5th Edition以降を入手すること。邦訳は第三版、JavaScript 1.2ベースで、ちょっと古過ぎて薦めづらい。

2011.12.21更新
2012.08.04 第6版邦訳にあわせて更新
元書評は原著第5版に対するもの

本書は、タイトルどおりdefinitive - 決定的なJavaScriptガイド。Perlならラクダ本、Pythonならヘビ本という具合に、O'Reillyの動物本は各言語においてバイブルの役割を果たしてきたが、サイ本(The Rhino Book)もやっとそのレベルに達したと思う。

目次 - O'Reilly Japan - JavaScript 第6版 より
訳者まえがき
はじめに
1章 JavaScriptの概要
第I部 コアJavaScript
2章 字句構造
3章 型、値、変数
4章 式と演算子
5章 文
6章 オブジェクト
7章 配列
8章 関数
9章 クラスとモジュール
10章 正規表現パターンマッチング
11章 JavaScriptのサブセットと拡張
12章 サーバサイドJavaScript
第II部 クライアントサイドJavaScript
13章 Webブラウザに組み込まれたJavaScript
14章 Windowオブジェクト
15章 ドキュメントの制御
16章 CSSの制御
17章 イベント処理
18章 HTTPの制御
19章 jQueryライブラリ
20章 クライアントサイドストレージ
21章 メディアとグラフィックの制御
22章 HTML5 API
索引

もちろんJSANがそのマスコットにサイをあしらっていたように、O'Reillyの本というのは、それがO'Reillyというだけで扱いがワンランク上ではある。しかし5th Ed.以前のサイ本は、ラクダ本やヘビ本に比べたら数段落ちるという感じが拭えなかった。それは著者の責任というよりも、JavaScript、現在正式名称ECMAScriptをめぐる状況が混沌としていたからだ。

しかし仕様も慣用句もある程度固まってきた現在、JavaScriptは「Webデザイナーの言語」から、「プログラマーの言語」へと変貌を遂げている(Webデザイナーを卑下しているわけではない)。もはやJavaScriptを「ガキ」あつかいしている「おやじ」プログラマーは老い先短いといってもいい。プロ向け、それもJavaScriptについての本を書くレベルのプロでも使える「バイブル」の必要性は以前にも増して高まっている。

そんな中、去年の6月に新装改版したのが本書である。これでやっとJavaScriptの世界でもRTFMと言える素地が出来上がったように思う。今までは優れたJavaScripterですら、経験からしか学べなかった故に、

IT戦記
いままでは、if in を知らなかったので困ったこともあったなあ。

ということもあったが、今後はそうも言っていられなくなる。少なくともプロは必携である。

Dan the JavaScripter

追記:

いやなブログ - JavaScript 第3版
JavaScript 第3版の日本語版を読みました。後半の内容はだいぶ古くなっていますが、前半の JavaScript の言語仕様の解説は非常にためになりました。原書の方は昨年末に第4版が出て、こちらは JavaScript 1.5 に対応しているようです。

第4版でなくて第5版。出たのは2006年08月。

[追記2007.08.13] 第5版の邦訳も出た模様。

速報は以下にて。

原著マイナス200ページは、どこが相当するのかな....


[追記2011.12.21]

あとついでに、せっかくならJavaScript: The Definitive Guideのリンクを最新版 http://t.co/BgjDE1Zw へのにした方が。意図的に旧のにしてるのならm(_ _)m < @dankogaiWed Dec 21 03:49:47 via Twitter for Mac

というわけでリンクを原著第6版に更新。ECMAScript 5が加わったの点があまりに大きいので買い直し。ページ数も+200以上。円高のおかげで4,000円を切っている点が嬉しい。

[追記2012.08.04] 第6版の邦訳も出ました。LL Decade の会場で販売してました。

凶器の分厚さですが、これでも原著より200ページ少ないのは第5版と同様ですが、この200ページ分が、「JavaScriptリファレンス 第6版」として分冊されております。英語ではJavaScript Pocket Reference:(3rd Ed.)が別書籍として出ていますが、こちらの方がDefinitiveなやり方かと。

目次 - O'Reilly Japan - JavaScriptリファレンス 第6版より
はじめに
1章コア JavaScriptリファレンス
Arguments
Array
Boolean
Date
decodeURI()
Error
EvalError
Function
Global
JSON
JSON.parse( )
JSON.stringify()
Math
Number
Object
ReferenceError
RegExp
SyntaxError
TypeError
URIError
2章クライアントサイド JavaScriptリファレンス
ApplicationCache
ArrayBuffer
ArrayBufferView
Attr
Audio
BeforeUnloadEvent
Blob
BlobBuilder
Button
Canvas
CanvasGradient
CanvasPattern
CanvasRenderingContext2D
ClientRect
CloseEvent
Comment
Console
ConsoleCommandLine
CSS2Properties
CSSRule
CSSStyleDeclaration
CSSStyleSheet
DataTransfer
DataView
Document
DocumentFragment
DocumentType
DOMException
DOMImplementation
DOMSettableTokenList
DOMTokenList
Element
ErrorEvent
Event
EventSource
EventTarget
FieldSet
File
FileError
FileReader
FileReaderSync
Form
FormControl
FormData
FormValidity
Geocoordinates
Geolocation
GeolocationError
Geoposition
HashChangeEvent
History
HTMLCollection
HTMLDocument
HTMLElement
HTMLFormControlsCollection
HTMLOptionsCollection
IFrame
Image
ImageData
Input
jQuery
KeyEvent
Label
Link
Location
MediaElement
MediaError
MessageChannel
MessageEvent
MessagePort
Meter
MouseEvent
Navigator
Node
NodeList
Option
Output
PageTransitionEvent
PopStateEvent
ProcessingInstruction
Progress
ProgressEvent
Screen
Script
Select
Storage
StorageEvent
Style
Table
TableCell
TableRow
TableSection
Text
TextArea
TextMetrics
TimeRanges
TypedArray
URL
Video
WebSocket
Window
Worker
WorkerGlobalScope
WorkerLocation
WorkerNavigator
XMLHttpRequest
XMLHttpRequestUpload

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一度、JavaScriptを体系的に勉強したいと思いいい機会だったので、こちらの本を読みました。
[本][JavaScript]これ辞書だよ、辞書、JavaScript 第5版【Bugle Diary】at 2010年07月25日 11:22
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2007.01.31掲載:発売まで告知 Amazonでも予約開始されたようなので告知します。 まるごとJavaScript & Ajax! Vol.1 [インプレスのページ] 404 Blog Not Found:まるごとPerl! Vol.1に引き続き今回も執筆させていただきました。ふるってご予約ください。
予約開始 - まるごとJavaScript & Ajax! Vol.1【404 Blog Not Found】at 2007年01月30日 19:33
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O'ReillyのJavaScript本【enchanting an air of joyous bliss】at 2007年01月18日 12:35
この記事へのコメント
言語部分とリファレンスにわかれているようですが、翻訳者がことなるのでは?
Posted by kaias1jp at 2012年08月07日 22:03
いつも興味深く読ませていただいています。
このjavascriptへの対応の変化で思うことは、
ステレオタイプ的にいうと日本人とはやはりベースとなるものを作り上げることに意識が向かないのでは、ということ。
かくいう私も2000年頃にブラウザでエクセルみたいなものをつくっていましたが、もっと深く掘り下げて共通コンポーネントの設計にむかわなかった。当時得られる情報でも、オブジェクト形式の説明や文法の細かな説明のページはありましたが、”創る”という意思はあまり感じられなかった。
と、prototype.jsやqooxdooをみているとそう思うのです。
Posted by script好き at 2007年01月21日 23:28