2007年02月28日 05:45 [Edit]

雑誌は売れないのか売らないのか

雑誌が売れていないが、これは本当に売れていないのか、それとも売る気がないだけなのか。


確かに日本では雑誌の凋落が激しい。

出版物はどのくらい発行されているのでしょうか?
一方、雑誌の推定販売部数は28億7325万冊で、前年比で3.3%の減少となりました。月刊誌は1.5%減の18億9343冊、週刊誌は前年比6.6%減の9億7982万冊となりました。
週刊誌「底なしの凋落」:FACTA online
日本ABC協会の調べによると、「週刊朝日」は1998年下期(7〜12月)には33万3千部あった部数が、最新データの2006年上期(1〜6月)では20万8千部と37%も下落。「サンデー毎日」は同じ期間に15万部から8万7千部へと42%も激減した。
magazine-us-japan-1999-2005

しかし、外に目を転じてみると、そうでもないのだ。

右のグラフは、

のデータを再加工したものだ。赤が合州国、青が日本だ。双方とも単位は億部。合州国は平均発行部数、日本は年間合計という違いがあるが、ここでは推移を見たいのでその違いは関係ない。見ての通り、合州国においては雑誌も案外健闘していることが分かる。

その違いが何に由来するかといえば、購読者への届け方だろう。

sales ratio

今度は円グラフの方をご覧頂きたい。合州国では雑誌売上げの実に87%が定期購読で、バラ売りは13%しかない。それもそのはずで、定期購読はべらぼうに割引率が高い。Newsweekを一年購読するのは$20。年間54回発行なので、一部あたりだと50セントしないのだ。新聞のスタンド売りより安い。月刊誌でも同様で、Scientific Americanが一年$24.97。1部$2ちょっと。週刊少年ジャンプなみの値段である。ちなみに日経サイエンスがいくらかというと、バラで1400円が三年定期購読しても1,100円である。

合州国と日本では、雑誌のビジネスモデルそのものが違うということになる。合州国では、雑誌はプッシュ型のメディアで、日本ではバラ売りが基本のプル型。なぜなのだろうか。

物流コストがべらぼうに違うかというと、そんなことはありえない。かつては郵便局の独占がそこに立ちはだかっていたかも知れないが、今は違う。実際通販のカタログなどは、今や郵便ではなくメール便で来ている。新聞配達のインフラだって使おうと思えば使えるはずである。

雑誌の凋落に関しては、日本のどこを見回しても諦めムードばかり目がつく。いずれは紙の雑誌はなくなり、完全にネットに移行してしまうのかも知れない。しかしそうなる前に出来る事はいくらでもあるはずだし、将来はとにかく今のところWebはトイレや満員電車で読むわけに行かない。ケータイならそれも可能という人もいるかも知れないが、パソコンですら解像度が足りないグラビアをケータイで見たいとは思わない。紙の雑誌も、少なくとももう10年は頑張ってもらわないと困るのではないか。

なぜ日本では定期購読による雑誌の大幅値引きが出来ないのだろうか?それがどうしてもわからない。

Dan the Bibliomania


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「INTER-GATE運営事務局」です。 □あなたのクリエイティブ度を計る4つの...
第83回目はネットのお役立ち情報??クリエイティブ部【INTER-WEB】at 2007年03月01日 15:07
in-between days - 売れなくなった雑誌が定期購読で立ち直るかなー? 404 Blog Not Found:雑誌は売れないのか売らないのか ペイドパブ中心の雑誌だと、企画内容が固まった時点(発売の半年前とか)で収益が決まります。 なので、正直部数はどうでもいいし、売れなくたって構
日本の雑誌は売れない方が儲かる【【B面】犬にかぶらせろ!】at 2007年02月28日 17:28
この記事へのコメント
●テレ朝 竹内由恵 彼氏とのディープ××流出!!【動画あり】


竹内由恵 フライデーでも何度も取り上げられ、最近は過去に撮られたという、竹内由恵と彼氏の丸秘にゃんにゃん写真、動画が!!


http://takeutiyue.blogspot.com/2008/10/blog-post.html




ミス慶應の清楚な感じからは想像できない激しい過去!!



http://takeutiyue.blogspot.com/2008/10/blog-post.html
Posted by ●テレ朝 竹内由恵 彼氏とのディープ××流出!!【動画あり】 at 2008年10月29日 10:58
◆川田亜子 悪魔になった真相とは?!【未公開映像】

元TBS人気女子アナウンサー川田亜子本当に美人でスタイル抜群!









川田亜子といえばなんでもいちいちエロく例えてくれ、楽しませてくれますよね♪
でもあまりに激しくお蔵入りになる事が多いらしい・・・







今回そのお蔵入りになったテレビでは絶対放送されない未公開動画を是非ご覧ください!
Posted by ◆川田亜子 悪魔になった真相とは?!【未公開映像】 at 2008年10月18日 17:14
定期購読専門誌を除き、一般雑誌や週刊誌は新聞と一緒で、広告掲載費で成り立っているので、発行部数はどうでもいいのでは?(そうでないのもあるが)。再販制度も新聞配達店を守るのと同じ論理で、本屋を守るため。
公証部数が減ると広告を掲載してもらえなくなるので命取りですなあ。つまり雑誌の廃刊されるか否かは売れた売れないではなくて広告掲載ってことだと認識しておりますが。

Posted by やま at 2007年03月01日 01:40



*「ふっかつのじゅもんがちがいます。」 - Windows Live Carolとかいうブラクラを無効にする裏技
http://d.hatena.ne.jp/ajiyoshi/20070226/p1



Posted by hosts at 2007年02月28日 23:19
町人Bさんのいうように、大手出版社は取次ぎや書店との関係を悪化させたくないので、大幅な値引きができないということでしょう。大手は歴史的に取次ぎ会社とずぶずぶの関係を維持しており、新興出版社よりも格段に低いコストで流通を委託しています。詳しい数字は知りませんが、同じ100円の雑誌を同じ部数売っているのに、取次ぎから出版社への入金は大手70円、新興60円だったりします。取次ぎは一種のプラットフォームビジネスですが、こんな不公平をやっていたら、プラットフォーム上で新たに商売をしようという起業家は現れません。能力や熱意のある人は、当然ネットとかほかの市場に行くでしょうね。現状の小さなビジネスを守りたい人たちが、雑誌全体をつまらなくし、マーケットを殺そうとしているということだと思います。
Posted by ライターK at 2007年02月28日 19:20
コンビニで立読み。
一冊を皆で回し読み。

この程度で事足りる雑誌が淘汰されていくのは
むしろ自然かと。
通勤の暇つぶし世代の減少も要因でしょう。

確かに定期購読の割引率には不満はありますが、
3年契約なら50%〜70%の割引をしている雑誌も多数あります。

さらに送料分安くする為に、書店、コンビニ受け取りなんてサービスが
あれば、もう少し安くなるかもしれませんね。
Posted by けむ at 2007年02月28日 15:22
都市部の駅などで見かけるフリーペーパーも雑誌として見るならば、さほど減っては居ないのではないかと思います。
たしかに定期購読による大幅値引きがあれば読みたい雑誌は何冊かあります。
あと、日本の本は委託販売みたいな形式と聞いているので、定価を安くすると問屋や小売りに怒られるのでは無いかと想像します。
Posted by 町人B at 2007年02月28日 14:28
書籍を守るはずの再販制度がここへ来て疲弊してきてますね。価格が維持でき、書店も返本可能な制度にあぐらをかいた結果、乱造乱発が起き、雑誌のみならず一般書籍も飽和してます。

また、時間を占有するメディアは他にも沢山あるわけで、結果的に雑誌は売れなくなったのでは? 一般書籍は伸びてますが、雑誌とは性質が違いますからね。
それでも乱造乱発の影響はありますけど。
Posted by なすび at 2007年02月28日 14:09
単に雑誌が読まれなくなったからなんじゃないですか。今まで雑誌は移動中の暇つぶしのために買われていたのが、すべてケータイに奪われたってことでしょう。私も駅の売店や待合室なら週刊朝日を手に取ることもありますが、家に届いても読みません。他にやることいくらでもあるもの
Posted by Tambourine at 2007年02月28日 13:49
ついた直後にも誰かコメントしてましたが、この右下の ブ ラ ク ラ なんとかならないでしょうか。
ちまたでは「Windows Live Carolとかいうブラクラを無効にする裏技」とかいうエントリもあったりします。(URLは遠慮しておきます)
Posted by bc at 2007年02月28日 12:29
そりゃ、書店とかコンビニが強いからでそ。
Posted by ogu at 2007年02月28日 10:44
…ただ、そういうありきたりな見方をあえて排すると、個人的には
「雑誌をアクティブに読んでいるはずの層」
が過労で雑誌を読む時間がないせいなんじゃないか…と思ったりもします。20〜30代の会社員って、会社にこもりっきりでテレビのニュースやドラマも視てないですからね。なんか、そういう傾向がどんどんひどくなっていってるのが、最近の雑誌・音楽業界の縮小につながってるんじゃないかなあ。
Posted by Bar at 2007年02月28日 10:18
いや、もちろん承知の上で問いを投げかけてるんだと思いますが、やっぱり再販制度で守られたなかで新しい販売チャネルを開拓してこなかった出版社が、だんだんと疲弊しつつあるんじゃないですかね。海の向こうとこちらで違うところというと、やっぱりそれしかない。

雑誌の宅配定期購読やローテーションは、日本では日経BPの一人勝ちですよね。ほかの出版社はIT系でも何度もチャレンジしてるけどうまくいかない。BPは、もともと海外からあの手法を輸入しているわけで、けっきょく「日本的手法」が行き詰まってるとしか言いようがないんじゃないかと。

Posted by Bar at 2007年02月28日 10:18
 ∧ ∧
(*‘ω‘ *)  ちんぽっぽ
 (   )
  v v   
Posted by モーリス・G・茶茶 at 2007年02月28日 09:30
http://d.hatena.ne.jp/mgcc/

弾ちゃん。俺は人類への三度目の核攻撃を防ぎに、スクウェア・エニックスに行くつもりだ。よかったら、一緒に働かないか?
Posted by モーリス・G・茶茶 at 2007年02月28日 08:38