2007年05月08日 14:15 [Edit]

勝手に添削 - 技術の盗み方

盗まれることが年々増えてきた立場から。


Geekなぺーじ:技術の盗み方
  • やる気を見せる
  • 礼儀正しく
  • 先輩と一緒に飯を食べる
  • 不思議に思う
  • 「それ知ってます」は禁句
  • 技術を持たない人を軽視しない
  • 必ずしも技術が全てではない

これ、見事に

小野和俊のブログ:「アドバイス」について考える
  1. 自慢
  2. 注意する側にまわる喜び
  3. 負けていないことのアピール
  4. 俺流の押し売り

への対策になっている。

はっきり言おう。この程度で盗める技術なら、先輩から盗むよりぐぐれ、と。この程度で盗める技術しか持たぬ先輩は、先輩の名に値しないと。

以下、添削結果。

  • やった結果を見せる

    やる気は添削できない。やった結果なら添削できる。

  • 敬意を払う

    礼儀はマニュアルに書ける。嘘だと思うならファーストフード屋でバイトしてみるといい。しかし敬意の払い方は書けない。

  • 先輩と一緒に飯を食べるときは....

    飯代は自腹で。

  • 不思議を思うに留まらない

    不思議に思うのは当然。思いすらしないものは、オフィスの無駄だからすぐに辞表を出すべき。不思議を放置しないものだけに技術はおとずれる。

  • 「それ知ってます」大いに結構 -- 本当に知っていれば

    「それ知っています」という者に対してちょっとしたクイズを出すと、あまりに高率で知らないことがが判明する。「それ知ってます」というのは「それ(の名前を)知っています」程度の意味しかない。すでにその知識を有するのであれば、「それ知っています」ではなく、逆に「それはこういうことですか?」という疑問形になる。

  • 技術を持たない人などいない -- その技術をあなたが知らないだけで

    「技術を持たない人を」というからには、その人が持っている技術を全て見抜いた上で、その人にあってあなたにない技術はないということになる。本当の神でもない限り、そんなことはありえない。

    本人は技術は無くても、超凄い技術者をいっぱい知っていて、技術ハブ(HUB)になっている人もいます

    それは技術ハブになるという技術の持ち主なのである。「本人は技術は無くても」といっている時点であなたの負け。技術を持たぬ者ほど、技術を狭く解釈する。

  • 全てが技術である

    自らやる技術も技術なら、人に快くやってもらう技術も技術。そして職場においては、「何を作るか」というルールはあっても、「どう作るか」というルールは実はない。自分でやろうが人にやってもらうがそれはどちらも「やったこと」。そしてどちらをやりとげるにしろ、それを可能にするのは、技術。白い技術でも黒い技術でも仕事を片付けるのがいい技術なのだと心得よ。

と、長々と添削したが、実はこの件に関しては、たった一つの冴えたやり方が存在している。

盗みたかったら、盗ませろ

これだけ。

実のところ、一方的に盗まれる立場というのも一方的に盗む立場というのも「理想気体」なみにありえない。盗む立場と盗まれる立場というのは、一言ごとに入れ替わる。盗みたいと思わせるほどの達人たちは、実は盗み上手でもあるのだ。あなたが1盗む間に、彼らは10盗む。そしてその10を気前よく盗ませておいて、盗んだものからさらに盗む。

404 Blog Not Found:書評 - デジタル・ワークスタイル
p.222
情報発信というのは、自分の情報を失う作業ではないのだ。

とは、そういう意味なのである。

blogの凄さは、それを定型化したことにある。blogで書かれたことの九割九分九厘九毛は、別の誰かがどこかですでに書いた事であり、そこにある「発明」の九割九分九厘九毛は車輪の再発明。元々誰かから盗んだものだ。気前よく盗んでいただこうではないか。すると「泥棒」は面白いことに、あなたの持っていないものを落として行ってくれる。それを手に入れたら、つかさず「ご自由にお持ちください」と置いておく。以下、これの繰り返し。

しかし、blogに「おいておける」ものは、実は技術のほんのかけらに過ぎない。「技術の盗み方」はおいておけても、「自転車の乗り方」はおいておけない。こういう「盗みようがないもの」ことこそ、本当の技術なのだろう。

しかし、それを知るには、盗みまくり、盗まれまくるしかないのだ。

Dan the Shar(er|ed)


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第121回目はネットのお役立ち情報??また、中国【INTER-WEB】at 2007年05月11日 15:26
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現在進行中の大変革?【【SOMETIMES】】at 2007年05月09日 11:22
勝手に添削 技術の盗み方 http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50826413.html 添削の元記事(Geekなページ) http://www.geekpage.jp/blog/?id=2007/5/7 そもそも論が異なっているように感じられる。 元ページのGeekなページの方では会話時点でのテクニカルな点を記述
感想文 勝手に添削 技術の盗み方【Fool’s Dog】at 2007年05月09日 09:50
盗みたいと思わせるほどの達人たちは、実は盗み上手でもあるのだ。あなたが1盗む間に、彼らは10盗む。そしてその10を気前よく盗ませておいて、盗んだものからさらに盗む。 blogで書かれたことの九割九分九厘九毛は、別の誰かがどこかですでに書いた事であり、そこにある「発
[memo]勝手に添削 - 技術の盗み方【techlog】at 2007年05月08日 23:40
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50826413.html 盗みたかったら、盗ませろ アレですね、技術という言葉を使う場合、結局はすべて技術になるけれどもその習得方法としては盗む、盗まれる技...
盗まれる、という技術【MoveGenic】at 2007年05月08日 15:33
この記事へのコメント
まぁ、自分でググって調べられ、かつ調べた結果が正しいかどうかを独力で判定できるだけの「最低限の」知識レベルや向上心を持っている人材が、昨今どれだけ貴重なのか・・・って話はおいておくとして。

なんつうか、ここに書かれてることの是非について「正しい」と仮定したとしても。
元記事のことが出来る人間になったなら、ここに書いてあることも意識に入るだろうし、元記事のことが出来てないなら、そもそもここに書いてあることが出来るわけもないのだから、結局のところあんまり意味の無い文章に見えるのは、私だけ?
Posted by maru at 2007年05月18日 13:33
お初にお目に掛けます.失礼.

技術の盗み方(オリジナル)では,
「盗む側が,盗まれる側より下であること」
を前提にしているのに対し,

技術の盗み方(添削)では,
「盗む側と,盗まれる側が同格であること」
を前提にしている節があるようです.
「まあ,最終的にはギブ&テイクだ」というのは少し乱暴です.

 盗まれる側にとって,有用な技術は盗む側が持っていない
ことが多いので,ここでの削除方針はちょっと間違い.
「下っ端を同格まで育ててからは・・・」とするべきです.

 まあ,相手が良い意味・良い傾向で技術を盗む気があれば
いいのですが.
Posted by 駐車場の猫 at 2007年05月15日 13:09
×それを手に入れたら、つかさず「ご自由にお持ちください」と置いておく
○それを手に入れたら、すかさず「ご自由にお持ちください」と置いておく

でしょうか?
Posted by i at 2007年05月10日 23:49
元ページが初心者向けで、こちらのページはさらに活躍したい
上級者向けといった感じですね。
Posted by uuuuu at 2007年05月09日 13:45
自分的には、技術は天が与えたもので自分の物だと考えないことが重要だと思う。
そうなると、流れる水のごとく、まわりにいいことになる。もちろん、自分にもいい。
だけど、企業的にはそうではない。やっぱり金がからむと、プラスとマイナスが必要になる。
誰かが与える側で、誰かが受ける側にならないと金の流れもありえない。
そこではじめて、技術は勝手に盗まれてはならないものになるのだ。
同じ職場の人の技術はわざと苦労させて取得させると言う点で盗ませるのでしょう。
その心底には、実はちゃんと渡せてあげたい心があると思う。
Posted by hidemoto at 2007年05月09日 10:01
パブリックドメイン
Posted by 11111111 at 2007年05月09日 09:37
中国人が、
漢字のコピーライトを
主張し始めたら、
日本の文化は、
いったいどうなるんだろうって
思います。
最近。

アルファベットと、
カタカナの一部と、ひらがなの一部
だけで、記述される世界って。

中国人、それだけは、やめてくれ。
Posted by higekuma3 at 2007年05月09日 07:08
技術って盗む盗ませるじゃなくて、継承していくものだと思っていました。
上司や上級の技術者から技術を引き継いだら、それを仲間や後輩に伝えていく。
それだけだと思ってました。
俺は教わりたいと思ったら教わるし、調べたければ勝手に調べるし、教えてほしい人がいれば教えてあげます。結構単純です。
何か盗むって話になると、最近色々と話題のコピーライトの問題とかそういうのかなと。
Posted by ふじもと at 2007年05月09日 04:54
技術という同じベクトルで、
ギブアンドテイクが成り立つのは、珍しい。
違うベクトルで強制ギブアンドテイクさせているだけ。名誉だったり、報酬だったり人それぞれだが・・

技術だけだったらギブアンドギブとテイクアンドテイクがほとんど。
Posted by 某管理職 at 2007年05月09日 00:44
弾さんの考えは余り器の大きな考えではないように見えるし、指導的立場の人間の考えとはとても思えないかな、言っちゃ悪いが、立場が下の人間の発想に思える。パイを大きくする発想にならないからだよ。

指導的立場ならば、普及を考えて技術を惜しみなく披露していけば良い事だろう。惜しみなく披露する事から、信頼も高まるし、もしかすると人望も高まる。案外ギブアンドテイクが成り立ってるものです。人というのはただのハイエナだけではないよ。

gplの精神も弾さんの意見に沿ったものに近いと思うし、それで普及が成り立ってる事実はある。それは否定しない。
Posted by ある77c at 2007年05月08日 23:05
すごい参考になりました。
Posted by ゲスト at 2007年05月08日 22:38
> - 先輩と一緒に飯を食べるときは....
> 飯代は自腹で。

そろそろ、恩返しを...(もごもご

盗む技術の盗ませ方が一番難しいと考えている今日この頃です。

Posted by hirokazu at 2007年05月08日 19:50
「ファーストフードのマニュアル知ってます」大いに結構 -- 本当に働いた事あれば
Posted by ファーストフード店フィールドインストラクター at 2007年05月08日 18:56
ところで、いつになったら右サイドバーのタイトルを
文字サイズ中でみてもちゃんんと見れるように変えるのだね。
Posted by ファーストフード店 at 2007年05月08日 18:49
敬意の払い方はお辞儀の角度により
使い分けるように指導しています。
Posted by ファーストフード店長 at 2007年05月08日 18:48
礼儀はマニュアルに書いていません
Posted by ファーストフード店長 at 2007年05月08日 18:45