2007年05月30日 04:05 [Edit]

あなたが正しいと思っていることが間違っている26の理由

MixClips経由で見つけた記事なのだけど、実はWikipediaのコピペ。

これってどこのPOP*POPだよと思いつつも、内容そのものは面白いので超訳的注釈をしてみることに。ただし私は心理学と社会学は筒井康隆に教わった点をよろしく割引のほどを。


  1. バンドワゴン効果 Bandwagon effect - 周囲の人が信じていることを、自分もいつの魔に信じてしまう効果
  2. 偏向の盲点 Bias blind spot - 自分自身の認識偏向(cognitive bias)は放置するという傾向。
  3. 選択支持偏向 Choice-supportive bias - 自分が選んだものは、そうでないものよりもよく見えるという傾向。
  4. 確認偏向 Confirmation bias - 思い込みを支持する情報ばかり確認したがるという傾向。
  5. 合同偏向 Congruence bias - 仮説の検証の際に、直接検証ばかりする傾向。補足すると、仮説Aの検証の際に、仮説Aの反証がありえないかの確認を怠る傾向。
  6. 対照効果Contrast effect - 直近に受けた別の出来事の印象によって、その出来事の印象が実際以上に強く感じられたり弱く感じられたりする効果。
  7. 専門バカ偏向 Déformation professionnelle - 自分の専門分野からの視点が強すぎて視野が狭くなるという傾向。
  8. 反確認偏向 Disconfirmation bias - 以前からの思い込みに反する情報をシカトしてしまう傾向。
  9. 所持効果 Endowment effect - いったん自分のものとなったものは、それ以前よりも価値が高く感じられるという傾向。
  10. 焦点効果 Focusing effect - ものごとの特定の一面を注視してしまうという現象。一事が万事効果。.
  11. 双曲線割引 Hyperbolic discounting - 直訳スギ失礼。明日の100万円よりも今日の100円を大事だと思う傾向。なぜ双曲線なのだろう。反比例の曲線から?
  12. 支配幻想 Illusion of control - ものごとは支配可能か、そうでなくても何らかの影響を与えることは可能だと思い込む傾向。
  13. 衝撃偏向 Impact bias - ある出来事の将来への影響を過剰に見積もる傾向。たとえば「犯罪の増加」など。
  14. 情報偏向 Information bias - もう行動を変えるには遅すぎるのにもかかわらず、その行動に関する情報を集めてしまう傾向。 「インフォメーションバイアス」とはちょっと違うようだ。受験の後に参考書を読むようなこと。
  15. 損失回避 Loss aversion - 収益を得るよりも損失を回避する方に注力する、すなわち機会損失を軽視したがる傾向。
  16. 確率無視 Neglect of probability - 不確定な状態において、確率を軽視または無視する傾向。
  17. 「おなじみ」効果 Mere exposure effect - ただ見慣れているというだけで、根拠のない好感を感じてしまう傾向。
  18. 省略偏向 Omission bias - 同じだけ害がある場合でも、害のある作為の方が害のある不作為よりも悪いことだと感じてしまう傾向。
  19. 「勝てば官軍」偏向 Outcome bias - ものごとを、当時おかれた状況ではなく、その後の成り行きで判断してしまう傾向。
  20. 計画錯誤 Planning fallacy - 締め切りを甘く設定しまう傾向。[ごめんなさいごめんなさいごめんなさい>各方面]。
  21. 入手後正当化 Post-purchase rationalization - 手に入れた後に、それを手に入れたことは正しかったのだと自分を納得させる傾向。配偶者とか:-p
  22. 疑確定性原理 Pseudocertainty effect - 収支予想が黒字の場合にはリスクを避けるのに、収支予想が赤字の場合リスクを取りに行こうとする傾向。安物買いの銭失い。
  23. 選択認知 Selective perception - 期待を認知に反映させてしまう傾向。「がんばれ、ニッポン」とか?
  24. 現状追認 Status quo bias - ものごとはそれほど変わらぬ方がいいという傾向。壊れてもないもの直すべからず
  25. フォン・ラストルフ効果 Von Restorff effect - 違うものは似たものより覚えられやすいという効果。田中一郎よりR.田中一郎の方が覚えられやすいということだろうか。
  26. ゼロリスク偏向 Zero-risk bias - 100のリスクを10にしてリスクを90下げるより、1のリスクを0にする方を好むという傾向

うーん、全部それなりに思い当たるのだけど、26も覚えてられるかという私はFocusing Effectが強すぎるのかしらん。

でも、一番秀逸なのは、コメント欄のこれかも。

26 Reasons What You Think is Right is Wrong
This makes me think that Wikipedia is therefore wrong:
http://www.otherworldvision.com/why-wikipedia-will-never-reach-quality/

So, what's wrong with thinking them right if they are all wrong anyway :-?

Dan the Biased -- Usefully, Hopefully


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あなたが正しいと思っていることが間違っている26の理由http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50841514.html 原文は以下 ・26 Reasons What You Think is Right is Wrong ・List of cognitive biases - Wikipedia, the free encyclopedia くだらないことを譲れなくな
[はてブ][理屈]あなたが正しいと思っていることが間違っている26の理由【すてきな仲間ライオネル】at 2008年03月17日 13:12
認知のゆがみ(Cognitive distortion)についての話
認知の歪みとは【滋賀県彦根のカウンセリング CBTセンター】at 2007年06月22日 23:51
livedoor Blogなどのディレクションを担当している佐々木です。 ブログサービスに関わっていると、「どうすれば人気ブログになれますか?」という質問をされることがあります。 人気ブログの意味は人によって違うため、「たくさんブックマークされたい」「第二、第三の...
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「もっとも多く与える者が、もっとも多くを得る」の法則【livedoor ディレクター Blog】at 2007年06月11日 18:51
エントリーを読んでいて、両者とも目標としてるスキームとか、方向性が似ていると感じたので自分の為にまとめてみる。 引用ばっかりで長いので結論。 404 Blog Not Found:あなたが正しいと思っていることが間違っている26の理由 社会心理学的な視点のバイアス効果。 子飼さ
[考え方][メモ]正しく考える方法をこれだけ集めておけば、きっと間違えないと思うな。うん。【超メモ帳(Web式)】at 2007年06月07日 16:42
これはね、チェックテストではないのじゃないかと思うのですよ。 Web業界で働く人間にとっては、スタパ斎藤氏と並んで、亀梨くん並みのスーパーアイドル小飼弾さんのブログのエントリーより。 確かに、ダン様の言うとおり26もあると覚え辛いです。 と...
あなたが正しいと思っていることが間違っている26の理由【ちっちゃい生活】at 2007年06月06日 14:50
あなたが正しいと思っていることが間違っている26の理由 1.バンドワゴン効果 Bandwagon effect - 周囲の人が信じていることを、自分もいつの間にか信じてしまう効果。 2.偏向の盲点 Bias blind spot - 自分自身の認識偏向(cognitive bias)は放置するという傾...
あなたが正しいと思っていることが間違っている26の理由【ぱわぁあっぷ blog】at 2007年06月03日 02:24
ペンタックスのデジタル一眼「K10D」を調べていたら「K10D」にうらメニューがあると言う記事が多数出てきました。 疑いを持ちながらも調べてみたら写真も多数あり、 どうやら本当にあるようでびっくり。 K10D うらメニュー ━音楽系統━ ■ VI.ONE - Acousitc Premiumドラ....
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あなたが正しいと思っていることが間違っている26の理由 http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50841514.html 6、11、(15)、16、18、19、25 ・・・と、自分も結構該当してました。。 約4分の一です。。 俺個人的には、 1、4、8が強....
なぁるほど。。【進むこの道こそが 至高の旋律と物語】at 2007年05月30日 08:48
<てるやん> 騙されたというか釣られたというか 少し前にこんな記事を書きました。 ネットを取り締まれるという考えがそもそもおかしい - あるSEとゲーマーの四方山話 画ちゃんねるという、児童ポルノのリン??Ď??
ネット情報に騙されました【あるSEとゲーマーの四方山話】at 2007年05月30日 04:16
この記事へのコメント
Hyperbolic discountingについて「双曲割引」で調べたらいろいろ資料がでてきました。
Posted by 明日は月曜日 at 2007年06月03日 18:24
すいません、アンケートに使わせてもらいました。
http://q.hatena.ne.jp/1180590292
Posted by ha0 at 2007年05月31日 14:47
Hyperbolic discounting は、おそらく昨年邦訳された「誘惑される意思」で主張されている話だと思います。時間的に遠いものの価値を低く見積もる度合いの説明には、よく使われる指数的な減少モデルよりも、直近の評価が非常に高くなる双曲線的な減少モデルの方がよくフィットするという仮説の事を指しているのではないでしょうか。
Posted by wetware at 2007年05月30日 14:49
href="http://www.otherworldvision.com/why-wikipedia-will-never-reach-quality/</blockquote>">http://www.otherworldvision.com/why-wikipedia-will-never-reach-quality/

</blockquote>が余計じゃないですか?
Posted by サルガッソー at 2007年05月30日 14:35
ここまで並べられればまあいずれかなんでしょうけれど・・・26は多すぎる・・・なんで正しいと思っちゃうか・・・せめて7つくらいの法則お願いしたいし、「でっ?」ってな話かと。
人事考課のはまりやすいハロー効果とかあんなのと同じで。「でっ?」と一読して忘れられる法則ばかり。ひらきなおって「正しいと思うんだよ。根拠ねーけど」の方がさわやか。
Posted by blog49 at 2007年05月30日 13:18
「Hyperbolic」には「誇張(法)の」という意味もあるそうですよ。
Posted by 英語苦手 at 2007年05月30日 11:34
心理学用語とは異なる訳になってますね。
Posted by newKamer at 2007年05月30日 09:40
11のFocusing effectは人間の主観的な感覚は大体、対数的だからでしょう(Weber Fechnerの法則)
例:音のデシベルとか
Posted by MERCY at 2007年05月30日 09:30
いつの魔に
↑いつの間に,ですか
Posted by 高橋雅奇 at 2007年05月30日 05:00