2007年07月18日 23:30 [Edit]
Web業界の底上げとか崇高な考えがあるなら、お前ら率先して金取ろうよ
そのレベルが高いはずの君たち -- 僭越ながら、私自身も勘定に入れとく -- 俺たちが、なまじ楽しいからって手弁当イベントばっかりやっていると、どうなるかって考えてみたことある?
最速廃人研究会 - Web業界の底上げとか崇高な考えがあるなら、お前ら率先して廃業しろよお前ら全然凄くないよ。いい加減自覚しろよ。そんで自重しろよ。イベントだ勉強会だ交流だの、レベルの低い連中で集まっても何の意味もねーよ。なまじ仕事になって給料とかもらえてしまうから、ダメなことに気付かないんだよ。
凄い人々しか、業界で食えなくなるんだよ。
すると何がおこるか、といえば、業界が育ちにくくなるんだよ。
仮に、「凄い人」と「凄くない人」の給与が10倍あるとする。このとき、「凄い人」が月200万貰っているとすると、「凄くない人」は月20万貰える。これならなんとか凄くない人も業界内で凄くなろうと切磋琢磨できる。
しかし、「凄い人」が、「俺、月50万でいいっすよ」って言ったら、どうなるか。凄くない人は、月5万円しか貰えない。これでは「凄くない人」は業界内で食えない。業界外で、自分の懐から持ち出しで切磋琢磨しなければならなくなる。当然そこにフルコミットしようって奴は減ってしまう。
困ったことに、どちらの場合でも「凄い人」は困っていない。どころか凄い人が「自分はいくら貰えればいいか」という考えを押し進めた場合、「自分は好きなように働いている」、すなわち「自分は自分をきちんとコントロールしている」という自律由来自尊心は高くなるわ、「凄くない人」を干すことでライバルは減るわで実は凄い人にとってはいいことずくめだったりする。
モノの値段を決めるのは、心理的にはしごく難しい。フリーでやればわかるけど、仕事そのものよりも見積書にいくらって書くかの方がずっとストレスフル。だから、つい「自分でもとをとれればいいや」と思ってしまう。
だけど、それは「凄くなるかも知れないまだ凄くない人々」を、笑って東尋坊から突き落とすのと同じことなんだよね。もし彼らにも凄くなるチャンスを与えたかったら、「自分はいくら取れれば満足するか」ではなくて、「客はいくらまでなら満足して出すか」という観点で値付けしないとだめなんだ。
非常に残念ながら、IT業界の凄い人で、そこまで考えを巡らせる人というのは少ない。むしろ凄い人ほど無頓着というか、そういうマンドクサイことを忌み嫌う。
これだけ高度で、かつ(きっちりやれば!)これほど客が喜んでお金を出してくれる分野は少ないのに、これほど「中の人々」がつつましい世界は少ない理由が、そこにある。実はIT業界だけではなくて、「クリエイティブ」と呼ばれる世界に共通した課題で、凄くない人が赤貧洗うがごとしというのは共通だけれども、それでも漫画家や作家なら、「凄い人」は報酬だって凄い。でもIT業界で、ストックオプションのような、貰った側の責任で現金化するという形ではなく、「凄さ」をそのまま現金としてもらっている人が、特に日本にどれくらいいるのだろう。
IT戦記 - 今回の CSS Nite の件について僕は、 YAPC とか LL 魂とか凄く好きだし、有料イベントに対して批判をしてるつもりはなかったのです。僕は、「僕も CSS Nite は金取り過ぎだと僕も思う!」ということが言いたかっただけなのです。
確かに、凄い人どおしの切磋琢磨というのはめっさ楽しいし、こういうものは手弁当でも参加したいと私自身思うし、実際にそうしている。YAPC::Asiaに至っては、宿まで提供しているので、私個人は食費だけでも10万円前後の持ち出しになるし、「もし有料で貸したらどうよ?」という機会損失まで考えると、数十万円にはなる。いや、今の(私の住まい)の地価高騰を考えると万円単位で3桁超えちゃうかも知れない。まあ、銀座で飲むことにくらべれば、そこまで考えてもずいぶんと安い道楽なんだけどね。
そういう道楽は否定しないし、否定しないから私自身道楽者であることを愉しんでいるのだけど、しかし問題はYAPCをやっていることではなくて、それに対応する「仕事イベント」が少ないこと。
実はYAPC = Yet Another Perl Conferenceというのは、Perl Conference、後のOSCONの「裏」として始まった。OSCONはフル参加すると$1500。Matzさん曰く「スピーカーにでもならなきゃとても参加できない」。それでもみんなで集まって何かしたい、というのが、Yet Anotherの真意。
だから、合州国では、まず有料イベントがあって、そこから無料イベントが派生したという形になっている。広大な合州国では、「ただイベントに参加する」だけでも、足だの宿だの結構な金がかかる。イベントを無料してもトータルで考えると、半額ぐらいの感覚にしかならない。
ところが、日本では凄い人の大半が東京に集中していることもあって、単に集まってワイガヤやる分なら、電車賃程度ですんでしまう。それに飲み会を加えたってたかが知れている。凄い人々にとって、だからイベントを凄いことと感じるのはなかなか難しい。
それでも、凄い人なら覚えておいてほしい。地方のまだ凄くない人々が、凄い人である君をどう見ているのかを。スターなんだよ、君は。君の生ツラを拝むだけで彼らの心拍数が倍増するほどの。
IT戦記 - 今回の CSS Nite の件についてお前がかっこいいと思ってる人間よりも、もっとかっこいい人間が僕の周りにはいっぱいいるんだよ!
僕はかっこいい人間に囲まれて JavaScript を書いているんだよ!それをバカにするな!
そろそろ気づきなさいよ。
自分のその「かっこいい人間」の一員だってことに。
そして、「かっこいい人間」だからこそ、そうでない人が「喜んでお金を出します」って言ったときにそれを受け取らなきゃ駄目だってことに。
それが、「かっこいい人間」の義務じゃない?権利じゃないよ。義務だよ。
それにしても、やっぱ考えちゃうよなあ。「まるごとJavaScript & Ajax! Vol.1」の原稿料より、アフィリエイト代の方が多くなっちゃたってことに。私の担当分のページ数が少ないってこともあるし、この手のムックとしては重版がかかるほど売れてくれたってこともあるのだけど、やっぱ素直に喜べない....
Dan the Public Figure
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s/合州国/合衆国/g;
>「凄くない人」を干すことでライバルは減るわで実は凄い人にとってはいいことずくめだったりする。
・・・
松井や松坂のように交渉は専門家に任すとか。
本人が本ちゃんで交渉人までするのは難しいんとちゃう?
なんちゃって交渉人ならやってみる事はできるだろうが、混乱や反感を生むリスクの方が当分は多いと思うよ。
無粋とかそういう問題ではないわな。
どうして、外国へ行かないの?
世界から評価されている、
日本のプログラマーって、いったい何人いるの??
スゴクないだけなんじゃないの??
もし本を書いた人が割に合わないと思っているなら、その隙間を突いて自費出版ブームとか来るのかな。
手塚治虫とアニメ業界(ry
自費出版ブームというか自費出版詐欺はありますよ。
ちょっと調べれば、いろいろ見つかるはず。
だけど出版して儲けられるのは、
ごくごく限られた一部の人だけです。
みんな夢を見すぎです。
>服装や身なりを指して、エンジニアのことをバカにすんな!
を引用から外したのはなぜ?筋が変わってくると思うのですが。
こっちの世界にもあんな人が出ないかなぁ。
> 権利じゃないよ。義務だよ。
義務だからこそ、「かっこいい人間」であり続ける責任がある
ことまで説明しないと、わからない人が多いように思います。
ただ、最後の文が何を言いたいのか分かりません。
「それだと無名芸人が食えない」とはいえ、業界は無名芸人を食わせるために
存在する訳じゃない。
引用部分が意図的過ぎる。
・・・あぁ。
元記事をちゃんと読んで判断しろって、反面教育なのかな。
> ない人々が、凄い人である君をどう見ているのかを。スター
> なんだよ、君は。君の生ツラを拝むだけで彼らの心拍数が倍
> 増するほどの。
ほんと、ここのところ激しく同意です。
たまにイベントとか出るとビビっちゃいますそういう人の顔見るだけで。
新幹線で2時間って、案外遠いものです。
30万も余分に貰えてるじゃん。
なんで極端に5万とかになるんだか。
個人的には、これからは平均的にになっていって、小さい差違で差を付けていくという時代になるのではないかと思っていて、
五万しか違わないのか・・・という現状から、うぉー俺より五万もたけぇ〜みたいな流れになっていくと予想しています。
当然、社長やら上司やらの給料も下がって平均的になっていくと思ってますよ。
少なくとも電話するとかメールするとか
言われたその場でテーブル蹴り倒す根性もねー奴は
家に帰ってブログでも書いとけカスが
過去の単行本ストックのない新進の作家だと、
原稿料よりコミケの売上の方が大きいとか聞くけど。
需要≒「凄い人」の数
なときだけじゃないかな?
需要>「凄い人」の数
だと、凄い人がどんな値付けをしようが、凄くない人のとこにも仕事が回ってくるだろうし。
需要<「凄い人」の数
だと、凄い人たち同士の間で値下げ圧力が高まりそうな気がする。
うかつ さんのはなんか違う。
Dan氏も他のblogerも前から言ってますが、
> 需要≒「凄い人」の数
ではなく、敢えて言うなら
需要≒「凄い人」の処理能力
が実際のところで、それは私のところみたいに「本当に凄い人」が
いない職場でも感じることで。
何が言いたいかと言うと、凄くない人にも仕事はあるんだが、それは
本来凄い人がやれば高品質で高効率で出来ることを、「仕方なく」
凄くない人にやってもらってる、いわばアルバイトを雇っているのと
本当に変わらない動機からで。それを考えると、本来の「凄い人」が
それなりの高給でやってくれて、「凄くない人」の立場を引き上げて
くれるのは非常に有難い。間違いなく、真っ先に切られるのは「凄くない人」なので。
またそれじゃ業界としてみんなで不幸せになる道だよね。てことじゃないかと。
AJAXそのものを立ち上げた本人ではないんだから、ムックの原稿料云々は蛇足もいい所だと思った。
お目汚しに見える個所が多々ある可能性がありますがご容赦を。
才能がある人間を例にとるなら、
ニコニコ動画に優良な動画や音楽をUPする人間が、全員が全員、東京在住ってことはほぼ無いでしょう。
いいムービー作成する人間の集計とって地方かどうか(プロバイダやIPアドレスからほぼ推定可能)判断すべきなのでは?
有能な人間、全員が全員東京に居る、などとほざくのは、
それこそ傲慢ではないんですか?
私もとある団体の会合に行ってみた人に聞いた話では、
自慢話が多かった、とか。
人口比で数が存在する、というだけで。
> 自分のその「かっこいい人間」の一員だってことに。
集まりやすいのは判ります。ですが、それ以上でも以下でもないはずですが???
(その2へ続く)
>もし彼らにも凄くなるチャンスを与えたかったら
……というのなら、ワークシェアリングでの優遇を推進させるほうが現実的な方策だと思えるのですが……変ですかね?
それか、かつてのこの国で起こった社会主義主体の民主主義国家みたいに給与そのものをフラット化するか。
ちなみに自己弁護に終始されているようなので一言。
『非常に残念ながら、IT業界の凄い人で、そこまで考えを巡らせる人というのは少ない。むしろ凄い人ほど無頓着というか、そういうマンドクサイことを忌み嫌う。』
というのは、コガイ様自身の(決して自戒しているように見えないが)自戒も含まれていますよね?ね?
その言葉+『自分のその「かっこいい人間」の一員だってことに。』からは、
『俺たちは(東京に出れて)カッコイイ有能だから、東京にも出られない奴が文句をほざくな!!』としか思えないんですが?
(その3へ)
P.S
ひろゆき氏との対談、楽しく読ませていただきました。
セカンドライフについての主張が相当見解違うように見えましたが。
と、エロゲー会社のトラブルで首になったシナリオ原案者が言ってみます。
“数”を“処理能力”と言い換える点については同意できます。
でもそれで何が変わるかというと、たいして変わらないような気が。
要は凄くない人が食える環境かどうかということでしょ?
凄い人が値上げしようがなんだろうが、凄くない人が貰えるお金が増えるわけじゃない。高い料金を払えなくなった顧客が「しょーがない」とか言って凄くない人に発注することはあるかも知れないけど、だからって凄くない人に今までより高料金を払う訳じゃないですから。
ん〜、でも私自身もなんか間違ってるような気がしてきました。
だってこれ、今年の春頃にあった「生産性論争」の焼き直しじゃないですか?
自分が凄くないにもかかわらず、凄い人に対して不平不満をぶつける前に、何故自分が凄くないのか考えろ、と。
凄くない人間なんて、自分への言い訳と虚勢で満腹になっちまう堕落者に過ぎない。