2007年07月20日 12:00 [Edit]

書評 - 21世紀版 マーフィーの法則

献本御礼。15分ほど前にとどいたところ。

内容一新・大幅増量・完全新訳。


本書「21世紀版 マーフィーの法則」は、ありとあらゆる法則の中で最も正しく最も使えないマーフィーの法則と、そこから導出されるさまざまな定理を集めたもの。マーフィーの法則が何たるか、知らぬものはいないだろうが、読者の傷口に改めて塩を塗っておくためにも念のためにもう一度書いておく。

p.16

マーフィーの法則

失敗する余地があれば、失敗する。
If anything can go wrong, it will.

見ての通り、本書は原著の二倍お得である。なにしろ英語もそのまま載せてある。「カエザルのものはカエザルに、神のものは神のものに」に一番忠実なのは日本、とは塩野七生の便、じゃない、弁だが、本書もその例外ではなく、「右のほおを打つ人には、左のほおをも向けなさい」を見事に実践している。「もえたん」も爪のあかを煎じて飲んでほしいものである。

21世紀版と名うっているだけって、その間に増えた失敗、もとい、知見もふんだんに盛り込まれている。たとえばこんな具合。

p.168

モンゴメリーの404エラーの法則

あるサイトを見る必要があればあるほど、そのサーバにはもう存在しない可能性が高い。
The more you neeed a particular Web site, the more likely it no longer exists on the server.

もっとも、本書もまた以下の法則に忠実である。

断固害の改訂版法則

改訂版は、出版されたとたん陳腐化する。
Revisions become obsolete by the time it gets published.

特に、Web 2.0がらみの法則は間に合わなかったようである。おそらく著者は全ての事象に対してマーフィー則が成り立つ驚くべき証明を得たのだが、それを本書に書くには余白がたりなかったのだろう。

というわけで、もしそんな法則が見つかったら、是非本entryにTBまたはcommentを。たとえばこんな感じ。

断固害のblogの法則

記事の誤字脱字率は、その記事の人気に比例する。
The typo ratio of an entry is proportional to its popularity.

最後に、特に本blogの読者に役に立つ法則を挙げて、本entryを締めくくることにする。

p.320

生き残りの法則

要は誰が正しい(ライト)かではなく、誰が生き残った(レフト)かだ。
It's not who is right, it's who is left.

Dan the Faithful Murphy's Law


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私はむしろ気違いに見られることの方が多いぐらいなので、正義とかの信念をもっちゃう人にはついていけない一方.... 自分も - finalventの日記自分も気違いに見られることがあるし、そういう人に親近感を覚えてしまう部分も大きいけど、正義とかの信念をもっちゃう人にはつ....
「一億分の一」と「百兆分の百億」の違い【404 Blog Not Found】at 2008年11月29日 22:18
この記事へのコメント
それ、面白いけど格言レベルで、因果関係を示す法則になってない。>blog49
Posted by ピザ at 2007年08月13日 01:47
量は量で凌駕する

続くのは才能

イナゴも餌を選ぶ

可能性は無限、選択肢は有限

誤解も理解

反論も肯定のうち

一蹴もリアクション
Posted by blog49 at 2007年07月20日 22:15