2007年08月10日 11:45 [Edit]

学生に制服なんざ10年早い

よい機会だから、学生服も廃止したらいかがだろう。

livedoor ニュース - [参院]クールビズやめネクタイ着用…民主・西岡氏が提案
西岡氏は「制服の子供が参観しているのに大人がリラックスした格好をしていていいのか」と主張したが

学生の自由を奪うのをやめろ、という理由もあるが、一番の理由はこれとはある意味逆だ。


学生に制服を与えるのは、制服の価値を落とす、いや貶めることだからだ。

民主主義社会において制服を着ているのは誰か?警官であり消防士であり兵士である。これらの人々は、

  1. それらの業務を遂行する能力があることを証明した上で
  2. 選択の自由を、職務中は放棄して公に尽くすという宣言をした

人々なのである。操縦士にしろフライトアテンダントにしろ医師にしろ看護師にしろ、その意味では準公僕であり、エリートである。

そう。制服を与えられるというのは、本来自らの人権と引き換えに得た特権なのである。その特権を得るために支払う代償は小さくない。それを着ている間は、自分の人権を犠牲にしてでも一般市民の人権を護らねばならないのだから。

ところが、学生というのは、どちらの条件も満たしていない。まだ公僕としてふるまう能力も資格もない者たちである。本来特権の証として与えられるものを、義務として与えるのは倒錯もいいところではないのか。

制服萌えの腐女子には悪いが、制服というのは単なる記号やネタにするには、あまりに重い意味を与えられているのである。漫画家が大変という意見もありそうだが、学園モノを描くのに制服が必須でないのはゆうきまさみが証明している。

制服を着るに値する学生というのは、士官学校生ないしそれに準ずる学生だけではないのか。

公僕といえば、議員もそうであるが、これは公僕である以前に一般市民代表であるので、制服はふさわしくないだろう。一番いいのは、自らの支持者を代表する格好だろう。建設族はヘルメット着用なんてどうか。

まあそれは冗句としても、和服を着ている人が扇議員ぐらいというのはいかがなものか。クールビズをやめて作務衣にしたらどうだろう。あれは涼しいよ。

Dan the Civilian


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小飼弾:学生に制服なんざ10年早い (「制服」を着る人とは)それらの業務を遂行する能力があることを証明した上で、選択の自由を、職務中は放棄して公に尽くすという宣言をした人々 なるほど。こんな当たり前のことも僕は今まで気付いていませんでした。 制服を与えられる
なるほど、制服ってそういうことだったのか【Capacity】at 2007年10月17日 23:34
学生に制服なんざ10年早い 「制服を与えられるというのは、本来自らの人権と引き換えに得た特権」と言われるとなるほどという気がしないでもないが、人権と引き替えにという部分に注力すれば、何も特権だとは限らない。
制服の意味【Kazu'Sの戯言Blog(新館)】at 2007年08月10日 16:17
この記事へのコメント
文芸春秋の2007・9月号にのってますが
イギリス領のバミューダじゃ
ビジネスマンの格好は
スーツにネクタイ、半ズボン(!)
だったんですね〜



Posted by しらなかったよ at 2007年08月14日 18:49
思考の節約ということからいっても制服のほうが「経済的」なの。





Posted by ぺ at 2007年08月12日 11:28
制服って安いですか?あれ、そろいで万単位ですよね。
Yシャツや革靴もクリーニングや手入れも含めてお金かかりますし。
量産品の既製服を着回すなら、別にお金はかからないとおもいますが。
私の学校は制服ありませんでしたが、お洒落さん達以外は、
よっぽど安く上げてましたよ。
Posted by sw at 2007年08月11日 18:59
>ひ様
ネクタイスーツ文化は、なんだかんだいって、きっちり熱帯の気候に対応していますよ。日本がその対応要素を捨てただけです。

発祥の地イギリスはインドを植民地としていましたので、ちゃんとインドの気候に対応したスーツとネクタイが存在します。具体的には麻(リネン)のスーツ。それとパナマ帽。
実際着るとわかりますが、かなり涼しいです。

日本でも、会社にクーラーがないことが多い昭和30年ごろまではこの組み合わせは広く残っていました。実際、サザエさんの波平さんは、麻のスーツにパナマ帽をかぶっていますし。

制服に関しては「制服の方が安上がり」というミも蓋もない現実への対応策を示さない限り、何を主張しても意味ないでしょう。10年早くても、制服は安いので使われ続ける。ただそれだけかと。
Posted by うみゅ at 2007年08月11日 16:09
かといってネクタイスーツ文化もあほらしい。
あんなもの真夏でも25℃ぐらいまでしかいかない
イギリスあたりの文化じゃないか。

Posted by ひ at 2007年08月11日 11:43
親から言わせたら、制服廃止なんてなったら、金がかかってしょうがない。
Posted by 人の子の親 at 2007年08月11日 10:05
>社会の中での自由(=権利)ってのは、義務と引き替えに
>得るものだろ。

 学部教養レベルでいいから法学を勉強してから発言しようね。自由と権利はまったく異なる概念だし、義務と対立するものでもないよ。文春・新潮あたりの雑誌じゃ、俗物向けにわざと混同してるかもしれないけど。

 ついでにお勉強しなきゃいけないのは書き込みの権利に対する義務じゃなくて、恥をかかないためだよ。
Posted by くろいぬさんへ at 2007年08月11日 00:27
夏は暑いのでTシャツ短パンミニスカキャミソールで国会やれば良いと思うんだよね
Posted by menonon at 2007年08月11日 00:21
日本も人民服を考案したらいいジャマイカ
首相も日雇い肉体労働者も着用できる仕様で
天下りのアパレル業者を創設してさ
Posted by 朝原商業 at 2007年08月10日 23:16
アンミラの制服はいいね。あれこそまさに現代美術の最高傑作だよ。
Posted by さとー at 2007年08月10日 22:42
学生の制服というのは学生が社会で一番下の階級に所属するという事実を公私に示すためのもの。
Posted by あ at 2007年08月10日 22:39
サスペンダーは… 制服? /^.*$/
Posted by harle at 2007年08月10日 22:13
現役学生から言わせてもらうと、制服があった方が楽。
毎日私服の中から選んで学校に着ていくっていうのは最初の1月くらいは楽しいかもしれないけど、かなりおっくうです。よほどのおしゃれさんでもおそらくそうなるはず。

また、費用的にも3年くらい着続ける制服のほうが安くなるかと。
年齢的におしゃれに気を遣う人が多いと思いますので、何年も同じのを着ているわけにいかないだろうし。
それに葬祭の時とかも。


まぁ、私の意見は義務だのどうのという話ではなく、実用側からの考えですけど。
Posted by 現役学生 at 2007年08月10日 21:20
はじめましていつも見ているものです。
少し気になったのでその辺を指摘を・・・

>和服を着ている人が扇議員ぐらいというのはいかがなものか。

扇千景議員に関してですが、今回の参議院選挙によって引退をしましたので一応指摘をしておきます。
(詳しいことに関してはウィキペディア百科事典のURLにて: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%87%E5%8D%83%E6%99%AF)
正確に書くとしたら扇千景前議員もしくは前参院議長のほうがよいかと・・・

Posted by Syunrou at 2007年08月10日 20:58
学生に制服を与えておかないと困るのは
冠婚葬祭のときだけです。特に葬。
Posted by てきとう at 2007年08月10日 20:50
会社員やスポーツ選手にも制服(ユニフォーム)があるように、制服の役割は着用している人物の所属(所属先の特性を含む)を表す程度のものに過ぎないのではないでしょうか。
公に尽くすとか、特権とかいう部分は、その所属先の特性次第であって、制服自体の特性ではないと思います。

まあ、学生の制服はあってもなくてもOKだと思いますが。
Posted by みんち at 2007年08月10日 20:28
学生服の役割のひとつは、学生の経済的格差に対応した処置だと思っています。最近、家庭の経済的事情で、修学旅行の参加を止めたり、給食費が払えなかったりするケースが増えていると聞きます。格差社会のひとつの表われだと思います。そういう意味では、学生服があることは良いことだと思います。昔の貧しかった頃の日本に逆戻りしているような感じがします。寂しい現実ではありますが…。ただ、昔に比べて、社会は貧しい人々に対して、冷たい態度になったように思います。
Posted by V at 2007年08月10日 18:57
大学も制服でいいんじゃない。
Posted by めんどくさいから at 2007年08月10日 17:49
学生とは本来「自らの人権を一時保留して、より大きなリターンのために投資することを選んだ人」ではなかったか。
Posted by 挧 at 2007年08月10日 17:49
ぼくが通っていた高校では、制服は式典の時のみ着用でしたね。他は、華美な装飾の無いもの、くらいの規定で自由。

学生服の便利な機能である、朝に考えなくていい、オシャレなヤツとそうでないヤツのヒエラルキー、それなりの風紀の維持、式典での外部に対する体裁、とかいろいろ考えると、高校生のときから「普段も制服だと楽だよなあ」と思っていました。

やはりそう思う人はそれなりにいたらしく、常に制服の一派もいました。べつに生徒会とかでなしに。そうそう、生徒会は特別な制服あってもいいような気がしますね。ふつうはバッチつけるくらいでしょうけど。
Posted by diachronic at 2007年08月10日 17:38
「制服は人権と引き替えになんたら」学説のインパクトが強すぎて
「学生の自由を奪うのは辞めろ」って言う、これまたアホな2番目の
意見は見事にスルーされてますな。

社会の中での自由(=権利)ってのは、義務と引き替えに
得るものだろ。
学生なんてのは、親に金払ってもらって見習い教育を受けてる
身分なんだから、表向きの自由が無くて当たり前。
そもそも、制限された中で突っぱねるから、成長するわけで。

体罰などの人権侵害は論外としても、校則や制服などの制限は
絶対に必要。
ただでさえ親が過保護で弱体化している現代に、学校まで過保護
になったら、仮想敵がますます減っちゃうじゃないか。
Posted by くろいぬ at 2007年08月10日 16:49
スーツにネクタイは、サラリーマンの制服です。
反論は却下します。
Posted by どぶねずみ色の何か at 2007年08月10日 14:21
今高校では制服を廃止する学校が増えている。神奈川県では統廃合により新しい校名の高校が毎年のように生まれているが、その多くで制服がない。代わりに「標準服」という名の「制服」があり、着る着ないは生徒の自由だが着用する生徒は意外に多い。
また制服は平均的所得の家庭にとってはありがたい。私服でよいとする高校だと、生徒は毎日の服装に神経を使うことになり、また費用もかさむ。神奈川県内のある公立高校でサッカー部の1年生全員が母子家庭というところがある。幸いにサッカーのユニフォームは卒業した先輩から譲り受けたが、これでもし学校に制服がなかったら、練習試合などで他校に行くときの服装にも相当の出費を強いられることになっただろう。と、これは1年生部員の母親たちの声である。
制服に関する文化論であるならいざ知らず、実際に生徒・児童が制服を着るべきか否かの議論はやはりもう少し実態に即した論によってもらいたい。
Posted by Jack2 at 2007年08月10日 14:10
牽強付会ではないか。
まず「制服の価値」なるものが「制服を与えられるというのは、本来自らの人権と引き換えに得た特権なのである」というのが解せない。「特権」であるというよりも、制服とは<特定の職能、権限などを持つ者の識別のための符号>であり、<機能性の追及の結果>なのではないだろうか。
このコメント欄にもあるが警官など以外にも、コンビニ、ファミレス、スーパー、ファーストフードなどの小売業、各種製造業、スポーツ、とユニフォームが使われている場所は多数あるが、これを十把ひとからげに「制服」が「特権」と言うのは少々乱暴だろう。
こと生徒・児童の制服に関する限りは、あくまで生徒・児童の視点からの議論を欠かすことはできないと思う。そうした視点がないから、制服を「与えるもの、与えられるもの」という論点からしか論じられなくなる。
Posted by Jack1 at 2007年08月10日 14:08
人権と引き換えに得た特権なんてトンデモ結論がどこから出てきたのか気になる。
つか制服って管理のためだろ。
Posted by   at 2007年08月10日 13:43

学生服は囚人服でしょ。
Posted by wm at 2007年08月10日 13:41
制服に価値なんてないですよ。
Posted by taka at 2007年08月10日 13:35
扇千景氏でしたら議員を引退したと思いますが、この扇議員はそれとは別人ですか?
Posted by 超絶スコンビム at 2007年08月10日 13:34
制服萌えは腐女子のみにあらず。制服というのは単なる記号→ここいらあたりが結構重要。学生は学生に見えるため制服を着て欲しいというおっさんの願い。おいらなんか中学時代強制丸坊主でしたから・・・パチンコもしにくかった。
まあ作務衣はいいですね。ちょっと国家の品格を取り戻すというか、「ゆる」な感じがなんともいい。
Posted by blog49 at 2007年08月10日 13:07
コンビニのバイトもファミレスのバイトも制服ですね。
Posted by ryumu* at 2007年08月10日 12:52
「制服を与えられるというのは、本来自らの人権と引き換えに得た特権なのである。」
という命題が真なら書いている事は正しいのですが、
何処にも真である証明が無いのでなんとも。
Posted by azt at 2007年08月10日 12:37