2007年12月31日 04:30 [Edit]
2008年の仕事始めまでに読んでおきたいビジネス書x10
今年もいよいよ余すところ24時間を切りました。
というわけで、2008年の仕事始めの前に読んでおくべき本を10冊上げることにします。
「折角の休みなのに自腹切ってお勉強?」いえいえ。読んだ時間はちゃんと仕事で取り返せるようなものを選んでおります。
え?Amazonプライムを使えば年越し前に手に入るかも?
それはそれで大歓迎:)
ここでは、単に役に立つ10冊というのではなく、仕事始めに全部読んでも間に合うという「読む速度」の観点も入れています。あと、あくまで本記事執筆現在ですが、Amazonで即配可能というのも考慮に入れています。そうでないと仕事始めに間に合いませんものね。
あと、読む順番もこのとおりにしてください。一冊読むごとに読むスピードが上がるという並べ方をしていますので。
頭のいい段取りの技術
筆頭は、やはりこちらでしょう。
404 Blog Not Found:本当に頭のいい一冊 - 書評 - 頭のいい段取りの技術PP. 15段取りの悪い人は、周りの人に自分の仕事のアウトプットが待たれているという意識が希薄です。人に待たれているという自覚がないので、本人にはプレッシャーになっていない。ですから、自分一人で処理し、完結すればそれで役割が果たせたと勘違いしているわけです。
いわば、「段取りの悪い人」の一つの特徴は、「自己中」〈自己中心的〉です。"自分さえよければいい"という近視眼的な感覚で仕事をしているわけです。自分の仕事で、次行程の人に「満足度を与えよう」という根本発想がない。
読書が遅いとお悩みの方も、段取りして読むという考えを取り入れてもいいかと思います。
年収10倍アップシリーズ
あまりに多くの書評が出ているため単独書評を見送ったこのコンボですが、改めて勧めておきます。このシリーズ、実は、著者による「品質保証」がついているのです。「本書を読むのは、時間の消費ではなく投資である。仮に2時間かかったとして、本書により一日15分浮いたら、一年で91時間浮きます」という具合に。買取保証まではしてくれないみたいですが(苦笑)、ここまではっきり言い切る著者の意見は買いです。
3時間で「専門家」になる私の方法
上の「年収10倍アップシリーズ」は、初等一般論ですが、「調べもの」という観点から行けばさらに使えるのがこちら。
404 Blog Not Found:書評 - 3時間で「専門家」になる私の方法括弧抜きの専門家になるのには、どんな分野でも3年、専門性が高ければ下手すると30年かかるかも知れないが、「専門家」であればWebを駆使すれば3時間でいいと著者は言う。実際それを第4章と5章で実践するのだが、この部分というのは圧巻で、ここを飛ばして読めば、「佐々木俊尚というのは葬式評論家なのか」と誤解してしまうほどだ。
およそ知的職業と言われるもので、最も時間を浪費しがちなのが調べもの。それを以下に殺速とやるか、プロに学びましょう。
労働法のキモが2時間でわかる本
ここまで来れば、本書を紹介してもいいでしょう。2時間もかけては行けません。持ち時間は15分。まず、マンガだけ目を通しておいて下さい。
404 Blog Not Found:こんな「労働法本」を待っていた! - 書評 - 労働法のキモが2時間でわかる本「労働法にはこう書いてある」ではなく、「なぜ労働法はこう言っているのか」というWhy、すなわち労働法のキモ=理念がきちんと書いてあることだ。法というのは覚えてそれに従おうとするとうまく行かないものだが、「めざすのはこういう方向なのだから、それに沿って書かれているはず」という風に考えるとそれほど大変ではなくなってくる。
まずは理念を大づかみしておいて下さい。
そうそう。本書は仕事始めの日に職場に持っていくのを忘れないこと。残りの1時間45分は、毎回5分づつ「使う」のが本書の正しい利用法です。
議論のルールブック
後半の筆頭はこちらでしょう。
404 Blog Not Found:まずは議論[に]しよう - 書評 - 議論のルールブック読んでまず感心するのが、そのフォーマット。本書は以下のフォーマットを全面的に採用している。
P. 25
- 表題
感情論を避けるための原則(5)分からなければ聞いてみる- 例題
A 「私はそんなことは言っていません。私の発言を意図的に曲解しないでください。」
B 「では、あなたはどんなことを言っているのですか?」- 議論
Bさんのように「分からなければ聞いてみる」というのは、簡単でしかも応用の利くやり方です。議論がこじれたり重大なトラブルを招いたりするのを避けるために、この方法を使ってみてください。
これも、斜め読みでいいのですが、表題と例題は必ず目を通して下さい。特に例題はきちんと。そのことがあったので、漫画付きの「労働法のキモが2時間でわかる本」の直後にしました。
これもまた、仕事始めの日に職場に持っていくべき本です。
失敗は予測できる
いよいよ後半の山場です。
404 Blog Not Found:失敗学ドリル - 書評 - 失敗は予測できる本書のすごいのはひたすら実践的なこと。エキスポランドの事故にはじまって、コンコルドの墜落、信楽高速鉄道とJR西日本の衝突事故と、失敗の実例が2,3ページおきに登場するのだ。
本書のキモは実例にあります。そしてその実例が実に多い。全部に目を通さなくても、具体的にどんな実例が取り上げられているかだけは目を通しておきましょう。あえてその解説には目を通さず、実例だけを見てそこからどんな教訓を引き出せるかを自分で考えてみて、本書の見解と照らし合わせるという「あえて全部読まない」という読み方もできるのが本書です。
チーム ハックス
たいていの仕事は、一人ではできません。たとえSOHOでも、お客さんとのやりとりがあります。生産性といのは仕事の当事者の全員が上げないとなかなか全体として上がらないもの。本書が扱ったのは、まさにそれです。
404 Blog Not Found:書評 - チーム ハックス本書の提案で、最も重要なのは、終章の「リーダーシップからメンバーシップへ」というものだろう。そこでは誰が何をリードするのかというのは、刻々と変わる。理想的なメンバーシップは、この役割分担の変更を、意識せずにできるほどスムーズに行える状態を指すのだろう。そういう状態で仕事をした場合の達成感は、本当に大きい。リーダーシップ型のチームワークでは得られないほどに。
なるべく全部きちんと読んで欲しい本ではあるのですが、時間がなさそうなら、この部分だけでもしっかり読み込んでおいてください。
究極の会議
そのチームワークのなかで、最も時間を食って来たのがこの会議でしょう。特に日本ではそうでした。「専門書」を一つ割り当てるだけの価値はあります。
404 Blog Not Found:書評 - 究極の会議P. 3たった一つなので、薄い本になった。たった一つなので、どんなコツなのか、もう言ってしまっていいだろう。「会議はその場で議事録を作るためにある」
余裕があれば、読書録という名の議事録を作りながら読んでみてもいいでしょう。本blogのように書評にしちゃうというのも手です。読む本というより、自らに書くことを促す本でしょうか。
ちょいデキ!
で、最後がこちら。え?もう時間がない?それで、いいのです。それが、いいのです。
404 Blog Not Found:癒し系自己啓発書 - 書評 - ちょいデキ!ビジネス書の多くは、実のところ「スーパーモデルのダイエット」のようなもので、「読ませ」はするけど「使えない」。ほとんどの人はこれらの本を実践できるほどの基礎がないし、そのまま実践したらけがをするものも多い。ものによっては本気で「よいこは真似しないでね」とまえがきしろ、と突っ込みたくなるものもある。
本書は違う。
ちょっと反則気味ですが、本書は仕事始め前には読まないで下さい。上がったテンションが下がっちゃう可能性があるからです。読むのは、テンションが下がってからの方がいい。初日に読むなら昼休みにパラパラ、という感じで読んでみて下さい。理想は水曜日の昼休み(夜勤の方は、中休み)でしょうか。週のど真ん中の中ダルミがいい。シエスタの効用が注目されたりされなかったりしていますが、本書はそんな「ちょっとした」昼寝的に使うのが一番です。ありそうでないんですよ、こういう本。
来年もまた、お互いにいい読書体験が出来るといいですね。
Happy Reading!
Dan the Bookworm
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即日じゃないので、本屋にいってきます。
おっしゃる通りの順番で読んでみようと思います!
私も日本人ですが。
今年も複殺のお手伝い。。。
「議論のルールブック」のような場面設定はあまり職場ではないような気がしますが。(正直、どんな職場やねんと思ってしまいます。この本場面設定て、考え方の根本から違っている人ばっかのような)
自分の分野しか分かりませんが、SEやコンサル向きでは
仮説思考、グラフィックファシリテーション、とかの方が後々の役にも立つと思います。
またこれも職業柄だとおもいますが(しかもこのサイト見てる働いている人はIT系のが多いと勝手に予測して)、PCやWebサービスを使った具体的なTipsは、やはり書籍よりネット(<http://lifehacker.com/>とか )で(日々)仕入れる方が有意義な気がします。







