ここまではもっともなのだけど....

しゃくてぃーぱっと - 32nd Diary (2008-05-27)
サイコーにボクの気に障った言葉があった。 好きなことを就業時間中にするのは給料泥棒だからね。だってさ。

ここが惜しい。

とりあえず、ボクはその場では生返事。

「それでは、なるべく仕事が嫌いになるように努めます」ぐらいの切り返しはしておいてもよかったのでは?

確かに、怒りをその場で発露せず、「貯金」した上で理路整然とまとめて文書化した方がインパクトは大きくなる。はじめから相手を怒りでぶちのめしたかったら、威力が充分たまるまで「利子」をつけて貯金しておいた方がいいだろう。

しかし、この場合相手は職場。本来敵ではなく味方となるべき人々である。そういう人々に対しては、むしろその場でキレた方が、自分もすっきりするし、相手もあなたとの間合いの取り方を学びやすくなる。その瞬間は気まずくなるかも知れないが、その場で「決済」されるので尾を引きにくい。ましてや

しゃくてぃーぱっと - 32nd Diary (2008-05-27)
どうせなら上手に乗りこなして活用して欲しい。そんな思いで一杯です。

というのであれば、相手にはまめに自分のいやなことを教えた方がいい。良い馬というのは、騎手を教育するものだそうだ。これは一度馬に乗ってみれば比喩抜きでわかる。騎手の立場になって考えれば、突然騎手を振り落とすタイプが最も恐いということも自然とわかる。

堪え難きを耐え、忍び難きを忍んだ末に堪忍袋の尾を切らすというのがこの国における付き合い方作法のように感じることもあるのだけど、これでより幸福になった人がいるのだろうか。なにが好きでなにが嫌かというのは、夫婦や親子ですらわかりやすいものとは言えない。

はじめは、タメずにとりあえずキレて見せる。それで相手が学習すればそれでよし。貯金をはじめるのは、その後でも遅くないはず。

Dan the Emotional Being