2008年05月30日 18:15 [Edit]
泥のように働いて、何が出来上がりましたか?
なんというはてブホイホイ。
すでに去年の討論、というか重鎮なるものの見かけ倒しぶりに関しては、
で取り上げたので、今度は学生側のふがいなさについて取り上げることにする。
確かに重鎮側のアナクロぶりには辟易するのだけど、学生側も学生側で、そこまで猫かぶってる理由がわからない。そこまで下手に出なきゃわからないほど複雑怪奇な仕事なのか、IT業界って。「客のために何か作って代金を頂くだけの簡単なお仕事」じゃないの。
だから、真っ先に聞いておこうよ。「あなたは何を作りましたか?」って。
それがわかってはじめて、「10年は泥のように働いてもらい」がじじいの寝言なのか、それとも経験者の金言なのかがはっきりする。そして、確かに世の中には10年どころか30年泥のように働いてやっと芽が出るような仕事がある。
新潮社の横手様から献本いただいた「ビッグプロジェクト - その成功と失敗の研究」は、何十年単位、何兆円単位で取り組んできたビッグプロジェクトを、前世紀から未だに続いている、核融合発電というビックプロジェクトに携わってきた著者が書いたもの。この本に取り上げられたプロジェクトともなれば、確かに10年は泥のように働かないと右も左もわからないものばかりだろう。
しかし、ここにはIT業界のプロジェクトは、一つもない。あってもよさそうなものだし、実際にあるはずだし、著者たちが取り組んでいる核融合というのはHPC (High Performance Computing)のヘヴィーユーザーなのだし絶対あってもおかしくないのだが、残念ながら一つも取り上げられていない。
重鎮ならば、そういう話をするべきではないのか。
蓮の素晴らしさを語りたかったら、まずは花を見せるべきなのだ。花がわかってはじめて泥の重要さがわかってくるんだから。
2008-05-29 - ひがやすを blog小飼弾のアルファギークに逢ってきたのメンバーと学生会の討論会を開くのだ。
もちろん、司会は、ダンコーガイ。いいよね、弾さん。
もちろんOK。というよりもすでに同様の話がいくつも来ているので、この通りになるかとにかく、ちゃんと「花」がある討論会はできるだろうし実現するだろうしすでにいくつか実現している。
しかし、これはこれでどうしても偏りが出る。10年も泥の中にいた人というのはさすがにこのメンバーの中から見つけるのは難しい。そしてIT業界の広さを考えれば、本当にそういう人がいてもおかしくないはずなのだ。重鎮のみなさんがそれに該当するのであれば、それを是非見せて欲しい。ただの文鎮でないことを自らの口で証明してほしい。
それが出来ないのであれば、自らの老害を悟って「自決」すべきだろう。
Dan the Geek
この記事へのトラックバックURL
優秀な人材ほど楽して稼ぎたいと思うのは当然。こんな甘ったれた経営感覚でいい人材を確保できると思っているのか笑。
泥のように働くのでなくて、泥のような世界に身を沈めない限り、
美しい花は咲かないってことを言いたかったんじゃないの? >オエライさんたち。
弾君も、現役引退でなく、早く、泥の中に戻ってくれよ。
若いのに口でいくらいっても無駄だよ。
誤解を招くだけだよ。
獣道とかさ。泥とかさ。
恋愛だって、ドロドロしていないとつまらないのだよ。
恋愛論がいかに無力かを知らなすぎる人が多すぎ。
プログラマーなんて、ドロドロじゃないの。
ドロドロに見えないようにしているのなら、誤魔化し。
昔のように、素直に「鉛筆土方」と言っておけば、いらん誤解も生じない。
『泥にまみれて働く』だったらわかるんですけど。
この点からも、『泥のように働く』とは具体的にはどのような労働状態を指すのか、『泥のように働け』と発言した張本人は、実際に泥のように働いた経験があるのか、について問いただすべきですよね。
できれば、発言者の過去の同僚又は上司に、『発言者はかつて泥のように働いたのか?』について訊いてほしいです。
個人的な印象としては、『泥のように働け』という言葉は、『馬車馬(又は奴隷)のように働け』という意味に聞こえます。
効率や成果を問わずに、労働時間や疲労度だけを評価しているイメージです。
泥になるのは覚悟の上で船に乗ったら、乗ったのは棺桶で、なったのは喩えとしての泥じゃなく文字通り異国の魚の餌・海の藻屑になりましたってのが頭によぎったんですが、これは記事のミスリードなのかなぁ。
もちろん、当人が「楽しい」と思うことができれば、その仕事は楽になるんだけどね。
池田ブログのコメント欄にある丹羽さんの元の発言を読むと、結局、「10年は泥のように働いてもらい」というのは、下記エントリで弾さんが「一度は死力を尽くせ」と説教しているのと内容的には大差無い希ガス。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50588349.html
要は、その間何を作ったかは実は問題ではなく、「はい上がる気力や苦しい時に周囲を思いやる気持ち育てる」ことや「『強欲2.0』に気づく」ことが大事ということすかね。
単なる派遣会社で、派遣元に言われるがまま仕事をして、
最後は、私のやってきた仕事は意味がないといわれ、
精神的にまいってしまい、そのまま退職に追い込まれた。
こういう人を使い捨てにする企業も多数あるのでそういう
ところには就職しない方がいい。
そういう経験から、「10年泥のように働け」なんて、時代遅れの
経営者のことばとしてしか聞こえません。
