2008年07月06日 16:00 [Edit]
これで百戦危うからず? - 書評 - さあ、才能に目覚めよう
勝間和代様より献本御礼。
まず最初にお断り。本書を入手したら、まずカバーを開いて裏に印刷されているコードを使って
にアクセスして、そこのテストを受けること。メインディッシュはそちらで本書はデザート。このアクセスコードはユニークなので、本書は新品でないと意味がない(商売うまいなあ)。逆でもよいが、メインディッシュ→デザートと進んだ方がおいしくいただけると思う。。
本書、「さあ、才能に目覚めよう」の「才能」には「じぶん」とルビが振ってある。なかなかいい訳だ。原題は"Now, Discover Your Strength". 才能 = じぶん = 強み、というわけだ。
著者たちは200万人を対象にした調査を経て、才能は34種類に分けられられるとしている。
目次 - 【自分の"強み"を調べてみました】「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」マーカス・バッキンガム:マインドマップ的読書感想文を元に手入力- 第I部 強みを解剖する
- 第1章 強固な人生を築く
- 第2章 強みを築く
- 第II部 強みの源泉を探る
- 第3章 強みを見つける
- 第4章 34の強み
- アレンジ Arranger
- 運命志向 Connectedness
- 回復志向 Restorative
- 学習欲 Learner
- 活発性 Activator
- 共感性 Empathy
- 競争性 Competition
- 規律性 Discipline
- 原点思考 Context
- 公平性 Fairness
- 個別化 Individualization
- コミュニケーション Communication
- 最上志向 Maximizer
- 自我 Significance
- 自己確信 Self-assurance
- 社交性 Woo
- 収集心 Input
- 指令性 Command
- 慎重さ Deliberative
- 信念 Belief
- 親密性 Relator
- 成長促進 Developer
- 責任感 Responsibility
- 戦略性 Strategic
- 達成欲 Achiever
- 着想 Ideation
- 調和性 Harmony
- 適応性 Adaptability
- 内省 Intellection
- 分析思考 Analytical
- 包含 Inclusiveness
- ポジティブ Positivity
- 未来志向 Futuristic
- 目標志向 Focus
- 第III部 強みをビジネスに活かす
- 第5章 疑問を解く
- 第6章 強みを活用する
- 第7章 強みを土台にした企業を築く
目次のうち、本書の核を成す34の強みに関しては、日英双方で併記した。英語の方がよりその才能に関して自然なものもあるし、その逆もあるからだ。訳者はあくまでも逐語的ではなく「原点思考的」(contextual)に訳しているのだが、そのおかげでかえってピンと来ないものも少なくないので。
それを元に、著者たちが開発したのが Strength Finder という分析ツール。180のテストによって、以上の34の強みのうち、被験者の持つ強みを5つ見つけようというものだ。34のうち5つということは、これで34C5 = 278,256通りの分類ということになる。順位まで着目すれば34P5 = 33,390,720通りということになるが、著者たちはそれほど順位には重きをおいていない。
前述のとおり、テストを受けるにはカバー裏のアクセスコードを打ち込まねばならないが、この Strength Finder がメインディッシュで本書がデザートというのは前述のとおり。ハードカバーの本書は税込み1,680円だが、この手のテストの値段のことを考えればブロックバスター価格でもある。
で、当然のことながら私もやってみた。「約35分」というのにびびったが、これは各質問の制限時間20杪を目一杯使った場合で、決断の早い人であればそれほどかからないだろう。私は10分とかからなかった。ただし、「それ直交してるよね」という質問が多いのにはちょっと閉口した。「これじゃ『どちらでもない』じゃなくて『どちらでもある』だよなあ」という具合。
以下が、その結果である。
- 着想 Ideation
- 最上志向 Maximizer
- 学習欲 Learner
- 個別化 Individualization
- 達成欲 Achiever
テストの結果にこれほど驚かなかったのも久しぶり、いやもしかして初めてかもしれない。
もし私が人様よりもうまく世渡りしてきたのだとしたら、その秘訣は 才能 = じぶん = 強み を人様より早く自覚していたからなのではないか。また、私の目から見て「この人生き上手だなあ」という人は、ほぼ一人の例外もなく 才能 = じぶん = 強み に自覚的であった。
著者は、才能を以下のように定義している。
【自分の"強み"を調べてみました】「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」マーカス・バッキンガム:マインドマップ的読書感想文
- 「才能」・・・無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン
- 「知識」・・・学習と経験によって知りえた真理と教訓
- 「技術」・・・行動のための手段
しかし、より重要なのは、以下だろう。
P. 208自分の資質が気に入らなければ、新たな資質を開発できるのか
ひとことで言えば、答えはノーだ。〈ストレングス・ファインダー〉は、何組もの質問に対する直感的な解答をもとに、被験者のパターンを割り出し、被験者の最も強力な脳内回路、優位を占める資質を測定するものだが、すでに述べたように、それらの資質は永続的なものだ。どれほど変えようとしても、資質は絶対に変わらない(再テスト法を用いた調査で、われわれは300人の被験者に〈ストレングス・ファインダー〉を二回試してもらった。結果は、完全な相関を1とするとその二回の測定の相関は0.89だった)。
正直なところ、私はこれを全面的に信じているわけではない。テスト自体、上記したように「この設問は直交する」というものが多く、34の分類が本当にrelevantなのかという疑念は今もなお感じる。それでも、今まで試してきた「性格判断」の中では、最も「使える」ものだとも感じた。少なくとも、星占いだの血液型占いだのよりはよっぽど信頼できるはずだ。
一つ言えることは、自らに逆らって生きるのは厳しいということである。ここまでは弾言できる。それは世の中に逆らって生きるより、よほど厳しいことなのだと。
生きるのが厳しいと感じている人は、だまされたと思って本書のテストを受けて欲しい。もしかしてあなたが逆らっているのは世の中ではなく、自分自身なのかも知れないのだから。
Dan the (Man of Idea|Maximizer|Learner|Individualizer|Achiever)
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わたしも、この強み、開発できると思います。私のに出た、社交性と訳されたWooは、どうかんがえても、30歳以降、周りの人の影響で、開発されたものだと思うので。
結構前から「弾言」がお気に入りなんですよ^^
「どちらにもあてはまる場合は「どちらでもない』を選んでほしい。この場合、どちらも最も優れた特性ではないと考えられる。」
速読だと大意は把握できても、こういうところを見逃してしまう。
1・収集心、2・学習欲、3・着想、4・内省、5・回復志向
社交性やリーダーシップ方面が皆無なのが図星すぎorz。


