2008年08月03日 14:00 [Edit]

自由に関して知っておくべき3つの不自由、1つの疑問、そして2つの注意点

20も覚えきれません><

あなたに自分の好きなことをする自由な時間を取り戻す20の方法 - GIGAZINE
というわけで、あなたに自由な時間を取り戻す20の方法を以下にメモしておきますので、参考にして自由な時間を作っておきましょう。

その代わり、私は以下の三つの不自由、一つの疑問、そして二つの注意点だけ考えることにしています。


三つの不自由

  1. 物理
  2. 自分
  3. 自由

順を追って説明しましょう。

物理法則

我々はどんなにあがいても、光円錐の外には出られないことになっています。「一秒で月まで往復」というのは無理なのです。

しかしこの不自由は、あまりに当然過ぎて法律家ですらしょっちゅう忘れてしまいます。その結果、「物理的に見て無理がある」法律が今でも結構残っていたりします。こうした「物理的に無理な法律」は、民法772条(いわゆる300日ルール)のように、運用でカヴァーされていたりもしますが、そもそも物理的に無理がある法律をそのまま放置することに無理があるはずです。

あなたが望む自由に、物理的に無理がないかまず確認しておきましょう。

自分自身

あなたはあこがれのあの人のようになることはいくらでも可能ですが、あの人そのものになることは出来ません。自分は文字通り一生もので、そこから出ることは出来ないのです。

「王子と乞食」に「転校生」。人格が入れ替わってしまうフィクションが結構あるのは、この不自由が意外と重いことを示しているのかも知れません。

どうせ自分自身から自由になれないのであれば、どうすればもっと自分になるかを考えることにしましょう。

自由そのもの

我々はこの宇宙の囚人であり、そして自分という拘束服を脱ぐことは出来ません。しかし本当に不自由なのは、ゼロ自由という状態そのものがないことではないでしょうか。

奴隷ですら、不服従という自由があります。もちろんその代償として制裁が伴うわけではありますが。「カレー味のうんこvsうんこ味のカレー」とは言いますが、それでも選択肢は選択肢であり、自由は自由です。どの選択肢を進んでも、ドドメ色の未来が待ち受けているという状況は確かにあります。しかしその場合でさえ、確かにあなたは自由なのです。

一つの疑問

なんだかこう書いていると、自由というのはほんとにいいものかという気分になってきます。それがまさに疑問なのです。まとめるとこうです。

おまえは本当にその自由が欲しいのか

これについて考えを推し進めると、意外なことにほとんどの場合においてその答えはNoなのです。「31種類のトッピングから3つ選べ」と言われて26,970通りも選択肢があってうれしいという人は実はまれです。本当に欲しいのは自分にあった数通りのはずです。あるいは、「まだどれがいいかわからないから決定を留保」するか。

実のところ、我々が望む自由というのは、ほとんどの場合自由そのものではなく、「不快な選択肢の放棄」のような気がします。我々はなぜ約束を交わすのでしょう。約束というのが自由の放棄であるにも関わらず。

2つの注意点

というわけで、この二つの注意点にたどりつきます。

  1. その約束は自分に何をもたらすか
  2. その約束を果たす能力が自分にあるか

この二つに留意しながら、約束という名の拘束で自分を快く縛っていくのです。きつく縛りすぎては、読みが外れたときに身動きがとれなくなってしまいます。かといって縛りがない状態に耐えられるほど人は強くありません。少なくとも、私は。

配偶者、家族、職場、友人、そして国家。現在の「自由主義国」にはかつてないほどさまざまなレベルの縛りが存在します。うまく利用すれば、その縛りは我々に幸福をもたらしますが、縛りの組み合わせはかつてないほど多く、そして現在もなお増えています。我々が自由を得れば得るほど、選択肢の悩みに縛られるというわけです。結局自由主義とは、アイスクリームのフレイヴァーが増えただけなのではないか、と。

これだけは、確かなようです。

自由の苦痛から逃れる唯一の方法は、約束という包帯で自分を縛ること

だと。

Dan the Slave of Freedom


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この二人がこの件に関しては同じ考えを持ってると思った。というか、二人とも時間を効率的に使いすぎなんじゃないかなと思ってみたりした。まあ、一人で悟ってる分には良いのだけど、曲解されて、自由を縛るために使われはしないだろうかと心配だ。不自由なほうが本当は自由...
川の流れのように【日刊オレ小町】at 2008年09月08日 20:10
自由に関して知っておくべき3つの不自由、1つの疑問、そして2つの注意点 より。配偶者、家族、職場、友人、そして国家。現在の「自由主義国」にはかつてないほどさまざまなレベルの縛りが存在します。うまく利用すれば、その縛り は我々に幸福をもたらしますが、縛りの組...
自由に関して from 404 Blog Not Found【The Moizo Blog : 森蔵ブログ】at 2008年08月08日 00:51
せなかの かげが のびきる そーのまえーにぃー
真夏のガセリーノ【今北プロレス】at 2008年08月06日 19:38
自由を苦痛と感じないように努力するほうが、人間としてよさそうに思うのですが、どうなんでしょう?束縛や約束は確かに安心をもたらしますが、でもそう感じるのは妄想だと僕は思います。まずは、思考の自由を取り戻すのが先決だと思います。
まずは自由な思考ができるようになる努力をしよう【日刊オレ小町】at 2008年08月04日 00:47
自由という言葉にはかなりの幅がある。 ・あなたに自分の好きなことをする自由な時間を取り戻す20の方法 - GIGAZINE ・404 Blog Not Found:自由に関して知っておくべき3つの不自由、1つの疑問、そして2つの注意点 ひとつめのリンク先のタイトルにある自由というのは、精々「...
自分を亀甲縛りして気持ちよくなることこそ本当の自由【Weep for me - ボクノタメニ泣イテクレ > 雑記】at 2008年08月03日 17:42
この記事へのコメント
自(ミズカラ) ヲ、 モッテ 由(ユエ) トスル
と思ってますが何か?
Posted by High at 2008年08月15日 13:52
悪魔「君は俺の仲間で、どこまでも自由だ。君の欲望や煩悩は実現されるためにある。」
神様「君は厳格な運命を持つ私の子だ。君の欲望や煩悩は制圧し超越されるためにある。」
中間を取るのが正解ってことでしょうかね。
Posted by 魚 at 2008年08月08日 14:06
無駄な選択肢がゴロゴロしてても無駄だよ、というのが「26,970通り」の話でしょう。
で、それ以前に選択肢が「無い」のと「ある」のとなら、「あるほうがよい」のではないかと。
Posted by みなと at 2008年08月05日 03:51
それなのに自由だらけの iphoneをべた褒めって,,,,
所詮三流は一流(Jobs)の前では道化を演じるしかないのかね。
Posted by ももんが at 2008年08月04日 15:54
選択肢が多すぎる地獄
Posted by CountNull at 2008年08月03日 19:39
RETさん、
いや、私は順番気にする人なので、CでなくPの方をここでは採用しています。
Dan the Permuting Blogger
Posted by at 2008年08月03日 15:13
26,970通りは4,495通りのような気がします
Posted by RET at 2008年08月03日 14:40