著者より献本御礼。

ありそうでなかった一冊。なんでなかったんだろ。需要は確実にあるのに。

本書「白馬の王子様に出会うための英会話」は、まさにタイトルどおり、英語を話す王子様をどうやって英語でゲットするかという視点で書かれた本。

目次 - Amazonより
1章 出会い編
2章 合コン編
3章 デート編
4章 ベッドイン編

そう。目次を見てわかるとおり、ベッドの中でどう話せばいいかまで書いてあるのが特長。なにも「イク」を"I'm coming"というのではない。もっと即物的な、それだけにきちんと言えないと困りことが書いてあるのがいい。たとえば...

生理中なの。
I'm having my period.
ゴム使うよね?
Will you use a condom please?

とか。

ただ、モノがモノだけに、ちょっと表現がきれいすぎるかな、とも思う。 You can talk a little dirtier if you guys have gotten it on :-)

でも、これくらいおとなしい方が、大和撫子っぽくていいかな。たとえば「生理中なの」には "I'm on the rag." なんて表現もある。「あなたの愚痴にはうんざり」→ "I'm sick of your complaints." も、私だったら "Stop bitching" っていっちゃうかも。

「生理中」といえば、四半世紀ほどまえにつきあっていたエクアドル人のガールフレンドに、「"bien"って何?」って聞いたら「"menstrual period"のことよ」という返事が帰ってきた。た、確かに。

そうそう。あらかじめ釘を刺しておくと、この手の会話を学ぶのに、ポルノはあまり役に立たない。多分新しいものほど。 You wouldn't talk THAT dirty in reality!

やはり映画と歌かな。私はそれで覚えた。

けど、正直、英語だろうが日本語だろうが、いつまでたっても「わからない」のが異性というものでもある。それでもわからないなりになんとかなってしまうのも、また。 You don't have to make sense to make love, I grok.

Yet you need to make SOME sense to make it up. Talk may be cheap but it still counts. So if you are looking for an English-speaking white knight, this book is maybe your passport.

Bon voyage!

Dan the ex-Pimp