2008年10月08日 23:30 [Edit]

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ああ、人が「入獄中」に限ってつっこみたくEntriesが目白押し....

電子カルテをネットワーク化してほしい - レジデント初期研修用資料
個人情報の問題が大きすぎるから実現は難しいけれど、 やっぱりいつかは、電子カルテをネットワーク化して、医師同士、あるいは 患者さんが、いろんなカルテを相互に参照できるようになってほしいなと思う。

それ以前に、やらなければならないことがあるのではないか。


そもそも、カルテは誰のものなのか?

患者のものではないのか?

もちろん医者が患者のために使うものではある。しかしそこに載っている源データは全て患者のそれ。肖像権なるものがあるなら、「病歴権」だってあるんじゃないのか。

カルテは、患者に持たせるというのが筋なのではないか?

カルテを患者に持たせることは、まず何より医者にとってメリットになる。なんといっても患者の病歴がすぐわかる。これだけでもものすごいメリットだ。コミュニケーションコストが格段に下がる。無駄な診断も格段に減るだろう。

紙のカルテなら、そんなこと考えもよらなかっただろうが、記憶媒体がこれだけ値下がりした今なら潮時である。フォーマットどうするって。愚問愚問。紙のカルテをスキャンしてPDFだって充分効果は見込める。8GBのSDHCが2000円。カルテ一枚が1MBだとして(実際はそんなにかさばらない)、その2000円の記憶メディアに8000枚入る。

別にPDFでなくたっていい。詰められるものは全部詰めてしまえば。たとえば私の全身MRIは40MBだった。200回受けられることになる。

整理はあとまわしでもかまわない。時系列順にフォルダーを作ってそこに何でもかんでもつっこむで充分。画像データが多いのでiPhotoをそのまま使ったってよさそうだ。当然医療用のデータブラウザーもすぐに開発されるだろうけど。mTunesとか?

保険証を少し厚くして、SDHCが収納できるようにしてもよし。USBキーにしてもよし。

ネットワークも(医者にとっては)うれしいけど、フォーマットどうするよだとか、患者データの匿名かどうするよだとか、クリアーしなければならない問題は多い。とてもすぐには出来ないだろう。

でも、今あるデータをスキャナーにかけて患者に渡すぐらいなら、すぐに出来る。記憶媒体の盗難が怖いというのであれば、メディアごと暗号化してしまえばいいだけだし。

すぐにとりかかっていただけませんかね、先生方。スキャナーなんて1万円台。MRIの1/10000でっせ。

Dan the Impatient Patient


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カルテは患者に持たせろ【Grope in the Dark...】at 2008年10月09日 06:51
本当はMake it Simple Stupid。 弾さんの記事、404 Blog Not Found:カルテは患者に持たせろでピンと来た。 スキャンした画像ファイルを、時系列にフォルダーで管理、うーん美しい。MRIとかのデータ...
Make it Simple Solution【Think and Win】at 2008年10月09日 07:47
今日、何かエントリーしようと思っていたのですが、話題は違うのですが、弾さんエントリーを見て思い出したので、エントリー。 ■ カルテは患者に持たせろ - 404 Blog Not Found http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51122440.html そうそう、病気になったと...
今やお墓参りもカードの時代!?=TOYOTA?=自動参拝システム?【四方山三吉(よもやまさんきち)の「風の便り」 Part2】at 2008年10月09日 16:42
顎関節症やら、腰椎間板ヘルニアやら、半月板損傷(切ったら違った)など、いろいろな目にあってるのですが、なかなか最後まで面倒見てもらえる、見てもらいたいと思える病院に巡り合えておりません。田舎なので、病院が少ないという原因もあるのですが。 そんななので、イン....
病院に行く前に・・・【そよごや。】at 2008年10月19日 16:58
この記事へのコメント
レセプトの履歴を検索できただけでもヒントにはなるかもしれませんね。これならば既に標準化されているからやりやすかったり。
いかがでしょうか。
Posted by ihcaw at 2008年10月09日 00:14
保険証と兼用にすれば無くす心配もなさそうですね。
Posted by D at 2008年10月09日 00:15
 実際にはデータの書き出しはできない仕様になっています。

 病院としては迷惑な話ですが、ベンダーがそういうものしか作りません。他者への乗り換えを許さないための囲い込み戦略なんだろうと思います。

…実際には乗り換え時に読み込み機能を組み込んでもらうので無意味ですが、今度はそのシステムが自データの書き出しを許しません。どうしてもというと、億単位の開発費の追加が求められ、払いきれません。

 何とかしていただきたい。
Posted by rijin_md at 2008年10月09日 07:10
本当に。私もそう思います。
自分のカルテを見せてほしいのに、医者は見せてくれなかったから。
ろくな説明もしてくれなかったし。
以来、できる限り医者にかからないようにしていますから。
「患者様」などと言うようになる前頃から医者にかかってない。
自分の情報を、自分には知らせずに、自分以外の人たちだけで、
あれこれ言っていると思うとぞっとする。
Posted by k at 2008年10月09日 09:58
賛成。
自分の治療暦うんぬんといった医者の診察を評価するとかではなく
単に自分の病歴が知りたいだけの人って多くいるよ。
Posted by ろーりんぐそばっと at 2008年10月09日 10:29
賛成。自分の病歴なんだから、自分で所有してしかるべきですよね。
ただ、カルテの開示は、患者本人が請求すれば開示できるように今はなっているはず。
Posted by m at 2008年10月09日 12:17
たしかに、たしかに。
Posted by いまを書き記す at 2008年10月09日 12:30
ただ先生方だけでは実現できなくて、たぶん、技術よりも法律の方が問題かと。
Posted by p at 2008年10月09日 12:55
今でも請求されれば出しているし、開示自体に異論はないですが。
でも、スキャナー係の人件費の方がメディア代よりもかかるんじゃないですかね。特に入院カルテとか。誰かコストを負担してくれますかねぇ。
Posted by そのとおりです。 at 2008年10月09日 13:07
>スキャナーなんて1万円台。MRIの1/10000でっせ。

改竄対策、信頼性確保、日本どこの病院でも読めるためのフォーマット造り…ああコストがうなぎのぼり…

ああ…聞こえてくる…
「国民の税金をそんなムダなことに使うとは何事か!」の大合唱が…
Posted by うーん at 2008年10月09日 14:19
患者がカルテを持つとなれば、医学知識がない患者自身が書き換えちゃうこともあるんですよね?
そのカルテを見た医者が間違った治療をしてしまっても医者の責任になるんですよね?
医者にとっても患者にとってもメリットなんて無いと思いますがね。
Posted by hana-chan at 2008年10月09日 15:23
>>hana-chanさん

患者側が書き換えることを出来なくするための対策は大して難しくないですよ。
むしろ患者側と医者側がカルテを共有することによって医者側がカルテを改竄することも不可能になります。
Posted by bob at 2008年10月09日 17:32
特定疾患など本人に見せるべきでない病歴もありますので、
患者の立場としても全国民が賛成するとは限らないと思います。
Posted by しみず at 2008年10月09日 18:16
あ、やっとこのエントリのどこに違和感感じてるか自分でわかった

つまり、同期どうすんだ、と
Posted by うーん at 2008年10月09日 18:32
元エントリは医者からの、本エントリは患者からの視点で二元的になってますね。
どっちもどっちですが、こういった大規模で、権益が絡みまくってる既成のカスシステムを動かしていくにはどうしたらいいのでしょうか。

徒党を組んで政治家を動かすのか、外圧を期待するのか、夢を見るだけか。

やるとしたら実験的にどこか小さな地域で実験して広げていくのが正攻法な気がします。が100年くらいかけないと実現不可能な気もします。

なんとか資本主義の力を借りて、見えざる手で動かしていくクールなアイデア持ってる人いませんか?
Posted by だい at 2008年10月09日 19:27
しみずさま

なんで特定疾患は本人に知らせるべきではない病歴なのですか?

Posted by さと at 2008年10月09日 20:24
保険証と兼ねるというアイデアはいいですね。患者がカルテを持つという発想はありませんでした。
Posted by こうじ at 2008年10月09日 20:48
賛成。
ただ、カルテだけじゃなくて、レントゲン写真だって患者に持たせてもいいと思います。
Posted by adan at 2008年10月09日 23:21
>カルテは患者に持たせろ
理想だが、患者自身がお薬手帳も持ち歩けていない現状では現実には困難であるように思えます。

私はデータがどこが管理するかどうかは議論がありますが、ネットワーク化するほうが良いと思います。そのときのデータを暗号化して保険書(カード?)をキーにして持ち歩いて引き出して利用するほうが現実的であるように思います。(暗号化には限界がありますが・・・)

そうすると自宅でも病院でも蓄積したデータ履歴を閲覧できると思います。
Posted by わだ at 2008年10月10日 01:33
患者側でも医者側でも、物事はシンプルに考えた方が・・・
そういう意味で、弾さんのご意見に賛同。
患者が改ざんするのも自己責任。(例えば保健詐欺?)
医者は現状を診るのが基本。その後の過去の病歴。その情報で(結果として)
医療過失が、あ っ た と し て も、判断として正当と認められる
ならば、問題ないのでは。
むしろ、インフラとしての医療情報システムの方が難儀。
囲い込みに勤しむメーカー、専門知識を持たない行政に、どれほどの税金、
所得が使われることか。
いっそ、医者側で欲しいシステムを提案して、フリーで造ってもらった方が、
良いのでは?
Posted by ぶぶか at 2008年10月10日 02:16
すばらしいアイディアだ。。
こまごまとした技術論ウンヌンよりアイディアがすばらしい。
実際の運営は国や厚生省が考えれば良いこと。
実際医療費のコストダウンにつながる可能性も十分。誰か医療系に強い政治家に、提言して欲しい。
Posted by ny at 2008年10月10日 05:44
電子カルテのフォーマットを企画化する動きってのはずいぶん昔からあります。HL7だったかな。
患者と病院間の同期はチェックイン・アウトの仕組みを使えば
なんとかなるんじゃね?
Posted by admp at 2008年10月10日 07:42
弾さんのアイデアに一票
Posted by Melmo at 2008年10月10日 10:23
以前受けてた人間ドックでは、診断結果をカード型のCD-ROMに焼いてくれてましたね。(今は、やってないみたい)
Posted by tagyou at 2008年10月10日 13:01
> すぐにとりかかっていただけませんかね、先生方。スキャナーなんて1万円台。MRIの1/10000でっせ。

実用化は既にされていますよ。紙カルテをスキャナでPDFにして、CD-ROMに焼いて渡す、という単純な方法ですが。
ただ、ここのコメントですと皆さん欲しいと仰ってますが、患者のニーズがほとんど無いんですよね。だいたい、自分のカルテを全て自分で保管しておくメリットって、実はあんまり無いですよ。
Posted by nishi at 2008年10月10日 13:16
EHRというのがそういう考え方ですよね。
Posted by tz at 2008年10月10日 19:22
最大の難敵は「個人情報保護」でしょう。

現状、電子カルテなど個人情報を保持するシステムは、データを取り出せない仕組みにしなければならないのです。下手に取り出せるようになっていると、もしもの際にシステム側に巨額の損賠を求められかねません。

数年前に流行りかけた「病診連携」ってやつが、その辺を乗り越える要素を秘めてましたが…ここんとこ流行らないようですね。
Posted by しすてむや at 2008年10月10日 19:44
患者にカルテを持たせる病院と、そうでない病院があったとして、カルテをもらえる方に行く人がそんなにいるとは思えません。カルテを見せてほしいと思うようだったら、どっちにしてもその医者はあなたに合っていません。医者をやってる人間だって、最後は誰かに命を預けています。決め手は、相手を好きかどうか。カルテの扱いなど、小さい問題です。
Posted by 医者が信用できないから医者になった人 at 2008年10月11日 09:07

医者の常識ではカルテは患者じゃなくて医者のモノなんですよね。
そこがまず問題だ。
Posted by 匿名希望(あくまでも希望) at 2008年10月11日 11:46
> 医者の常識ではカルテは患者じゃなくて医者のモノなんですよね。

そうですね。
よく考えたら、医者の著作物なんですよね(笑)
Posted by hana-chan at 2008年10月11日 12:01
どっちかつーと悪用されたときのことのほうが気になるなあ
Posted by J at 2008年10月11日 16:21
医者が時間をかけて書いた著作物、は同意。
患者に公開するなら自分なりのassessmentとかPlanは絶対に書かない。
データの羅列、事実の記入のみにする。

時間の無理だから。

あとはカルテ開示に関わる面倒くさい事務手続きは、どうせ全部医者の仕事になるんだろうね。
Posted by ヤブ医者 at 2008年10月11日 16:25
カルテにはおおむね3つの機能がある。
1、患者の保健などの記録 診療報酬の算定に使用し、医療機関のみでなく、保険者(健保など)も利用します
2、患者の医療情報 検査結果などはある程度客観的なものですが、打聴診や触診など医師の主観的なものも含まれる。正直、患者さんには渡してもよいけれど、同業者には恥ずかしくて渡せない?
3、医師の記録 患者さんにこれからどうするのか、記録しておかないと将来の自分が困る (暫定的な)診断名なども含まれる

いずれも患者さんが持っていた方がよい。しかし、かなり医師のその時の状況に左右された主観的なものが入っています。

本当に大事なことは、記載されていない可能性が高い。ネット情報と同じ。
Posted by oldDr at 2008年10月11日 21:03
・指示を守らない
・長男が注意人物
・(病室でタバコなどの)問題行動有り

なども書いているのですが、(特に入院中の看護記録には)。患者に渡すとなれば、当たり障りのない表現にするしかないですね。

まあ、データは患者のものとして渡してもいいですが、スタッフの日誌的な記録は、渡したくないです。
Posted by どろっぽ茄子 at 2008年10月11日 22:36
医者のカルテを作って患者間で共有したいのですが、

・ぞんざい
・病院長の奥さんが要注意人物
・(病院のゴミ出しなどの)問題行動有り

なども書きたいのですが、医者も見るとなれば、当たり障りのない表現にするしかないですね。
Posted by なるほど、そんなことが書いてあるんだ at 2008年10月13日 04:53
債権譲渡の対抗要件思い出した。

まーでも患者に渡してちゃんと管理する訳ないじゃんという・・・。
どっちにせよバックアップ等の問題で医者の側でも保管する訳で、同期の問題が。
やっぱりネットワークで共有がいいんじゃないかと。

書類の電子化について、フォーマットなんて全部XML+適当な画像フォーマットでいいんじゃないかと思ったりする訳ですが、それじゃあダメな理由があるんでしょうか。
改竄防止とかはPKIで。
Posted by Zinc at 2008年10月15日 22:51
 治療費踏み倒し、救急車常用、アル中など不逞な椰子らの情報はネットワークで共有したいわな。それは他の業界も必要な情報だろう。
 カルテを患者のものにすると、患者がそれを改竄・隠滅するだはず。保険金詐欺やいいがかり訴訟のオンパレードになることは火を見るより明らか。病院は改竄しにくい検査結果しか記載しなくなる。
 病院は社会の掃き溜め。刑務所と同じ。
 健康自己管理の意識乏しい日本民族の患者にカルテ所有権を与えるのは危険。治安・公衆衛生維持の観点ではマイナスにしかならない。
Posted by 矯正人 at 2008年10月15日 23:39
この意見の前提は

患者=善
医者=悪

という通説だろ。

実際には患者の不正のほうがずっと多い
それをどう防止するんだ?
Posted by 開業やぶ医 at 2008年10月17日 11:37