2008年11月15日 17:00 [Edit]
命の価値と価格と
その誰か、というのは、実は明らかすぎる。
医師不足と言うけれど 医師不足の中の諦め「今よりもっと良い周産期医療体制を望みたい」
と誰かが望んでも
「今より少し不便になっても良い」
と誰かが許容しなければ議論は進みません
高齢者たち、である。
まずもって、もっとも医療資源を費消している人々である。
高齢者の保健医療全年齢平均では年間医療費は24.6万円ですが、65歳以上では67.3万円、75歳以上で86.1万円と急速に増大しています。医療費全体の49.1%が65歳以上に、26.2%が75歳以上の方に使用されています。
高齢者一人分の医療費というのは、分娩費用より高額なのだ。
それでいて、もっとも自己負担分の割合が少ない人々でもある。現役の三割に対し、高齢者のそれは一割。上の数字から逆算すると、現役世代は年間8万円の医療費を自己負担しているのに対し、75歳以上の世代も8万6千円。ほとんど変わらないということになる。
極めつけは、高齢者世代というのは最も金持ちの世代でもあるということだ。このことは本blogでもさんざん繰り返したことだが、ここで改めて数字を紹介しておこう。
平成17年版高齢社会白書:貯蓄・資産世帯主の年齢が65歳以上の世帯(二人以上の世帯)の貯蓄の状況についてみると、平成15(2003)年において、一世帯平均の貯蓄現在高は、2,423万円となっており、全世帯(1,690万円)の約1.4倍となっている。
5年前の数字だが、今では世代格差はさらに増しているものと思われる。
最も裕福で、最も医療資源を使っている人たちを、なぜ国が最も優遇しなければならないのだろうか。
彼らが、最大の票田でもあるから、としかいいようがない。
404 Blog Not Found:診断は成った。問題は治療法だ - 書評 - 格差と希望 誰が損をしているか?P. 159高齢者は、一般に教育費を充実させるよりも年金や医療という高齢者向けの公的支出を増加させることを望む。人口の高齢化で、高齢者の政治的影響力が強くなると、教育費が削られ、年金・医療・福祉の支出が増えてくる。高齢者は人口が多いだけではなく、投票率も高いため、政治的な影響力は強い。これは単なる著者の私見ではない。著者はとどめを指すがごとく、こう続ける。
欧米では高齢者の比率が高いと、学生一人当たりの公的教育費が低下する傾向が実証的に確かめられている。日本でも九〇年代以降になって、その傾向が観察され始めた。
もし日本の年代別人口構成がピラミッド型だったら、「もっと若者や子どもの分のパイを大きくしろ」という意見を投票で力押しすることも可能だろうが、もはやそれもかなわぬのがご承知のとおり。
こうなると、唯一の希望は、「大義」ということになるのだろうか。
政治家の作法について - レジデント初期研修用資料「政治家」なら、まずはマスメディアを引き連れて、病院に乗り込んでいく。 医局にカメラを入れて、減額されたら辞めるかもしれない内科の医師がいる目の前で、 「私がだらしないせいで、来年度は1200 万円しか払えない。 市長としてあなた方の仕事には本当に感謝しているのだが、市にはお金がない」なんて、 カメラの前で土下座したり、涙の一つもこぼして見せれば、医師はもう辞められない。
医師ではなく高齢者に対し、このアプローチは取れないのだろうか。
今の顔ぶれでは、難しいだろう。そもそも当の政治家たちが高齢者である。そうは見えないぐらいの元気の源はなんなのだろうか。現役世代はこれほどまでに疲れた顔をしているのに。どちらが高齢者かわからないぐらいだ。
バラマキではなく「希望」を - Zopeジャンキー日記日本の場合、「政治をマトモにする」ことが最大の経済対策だろうし、それ以外の対策はないとすら思える。日本の最大の問題は、景気が悪いとか、少子高齢化とかではなく、そういった現実に対して、政治が対応できる能力を持っていないように見えることだ。
悲しいほど同感だ。
なぜ全員にばらまいて薄めてしまうのだろう。
なぜ未来を「ひいき」できないのだろう。
2兆円もばらまいてしまえばDSi一個も飼えないが、現行の出産手当35万円で割れば570万。なんと五年分である。これだけあれば、がたがたになった産科だって立て直せるのではないか。
非常にあざといやり方であるが、例えば老人ホームに子ども軍団を連れて行き、「ママを助けて!」と言わせたらどうだろうか。
あざとい。実にあざとい。しかし我々はそこまで追いつめられているように感じる。
Dan the Man at the end of Thirties
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問題のある制度だが、千円、二千円の増額が苦しいと言っている方の声を取りあげる一方で(ここまではいい)、天引きになっているのはけしからんという批判が出てきたのを見て、この国のマスコミはもう再起不能なまでに腐敗していることを痛感した。振り込み手数料払わすのか。
経済的に困窮しているお年寄りから金をむしり取るのは良くない。だからといって、お金のある高齢者が応分負担するような制度設計を批判するマスコミには反吐がでる。
携帯電話会社が払っている電波利用料は400億円を超えるが、テレビ局が払っている額は10億円にも満たない。勤務医の給料の2倍、3倍の給料を貰っているテレビ局社員の給料を平凡な医者並みに減額してでも、電波利用料を携帯電話会社なみに負担させるべきだ。テレビ局社員の給料は間接的に税金で賄われているようなものだからだ。
社会保障費2200億円減らせなどという話は、テレビ局が真っ当な電波利用料を払い、霞ヶ関の一等地・都道府県の一等地にオフィスを構える記者クラブなる同好会組織の家賃を税金でなく利用者負担にするだけで、ちゃらになる。
医療関係者は、厚労省がおかしいというだけでは不十分だ。スポンサーから金を貰ってスポンサーに都合の良いことしか言わないマスコミに多くの国民はダマされているわけだから、それを啓蒙しないといけないと思う。
医療安全のための審査会に被害者や第三者をいれろという声があるのであれば、BROなどに報道被害者や第三者をいれるべきだし、毎日新聞の不祥事を検証する有識者の会議がに集まっているジャーナリスト達に原稿料幾ら払っているのかを公開させるとか第三者じゃないことをきちんとつっこむべきだ。
医者の倫理が低いというマスコミの人間はいるが、日本のマスコミは先進国で唯一、社内倫理ルールを公開していない(どうせ作ってもいないのだろう)。そのために取材源から飯をおごって貰っても何のおとがめもない状態になっていることをきちんと世に知らしめるべきだし、マスコミに公平とは何かを思い知らせるべきだ。そうでないと、マッチポンプで記事を書いて医療を崩壊させるようなブンヤが跳梁跋扈して世が滅ぶ状態になる。
高齢者全員がものすごくお金持ちに見えるし,全員が高額の医療費を費やしているように見えちゃう。実態と乖離してる…少なくともわたしの身近な高齢者はお金持ちでもないし,医療費も。
まぁ,姥捨て山は必要だと思いますけどね。
この手の話で必ず出てくる素敵言葉だが、そのタゲが自分の両親だったら受容できる奴って何人いるの?
まぁ、タゲられても自力で何とかします! って言ってるなら立派だけどさ。
産科が衰退するのは、そもそも出産する側に産科の医療を過剰と思う人が居て、自宅出産とか望んで、まともに通院せずにいきなり駆け込み出産したり、それで問題が起きたら執拗に責めるマスコミが原因だと思うケド。
つまり産科を取り巻く状況が、産科医にとって魅力的ではないのが問題。
貴方の言い方で言えば、ミニマイズスコープによるウィンプコンプレインでしかないよ。そりゃあ。
>そのタゲが自分の両親だったら受容できる奴って何人いるの?
親の負担が増えた分、より若い我々の負担を減らそうということだろうよ。
正)DSi一個も買えない
でしょうか。
直接はリンクしない。しかし、高齢妊婦の問題はリンクする。
生殖技術の産科医は沢山いる。自費だし、モティベーションも高い。
論文も出る。
しかし、取り上げは他人任せであったりする。
若くくして産めば、子癇も糖尿病合併妊娠も、確率が減る。
まずは、インドの借腹男性医師を始めとして、自然妊娠で30歳未満のみすれば産科は助かる。無理な出産が減ればNICUの満室も無くなる。
生殖技術といっても牛ならいいのだが
http://www.afftis.or.jp/senjin/ushi.htm
(…その前に公妨で逮捕されそうだが)
宿命的に若者同士の格差よりも大きい。
本当に金を持ってるのは、ほんのごく一部だ。
この層から本格的にお金をひねり出そうと思うなら、
それこそ資産税を大幅に引き上げるとかしかない。
節税対策とかでバランス調整が色々面倒そうだけど。
小飼弾に限らんけど。
彼のようなマッチョな成功者がもっと税金を納めるような仕組みになってれば、社会に還元されていたはずだし、医療の崩壊も食い止められるかもしれない。
でも、やっぱり弾氏のような富裕層のみなさんが「みんな、素直に税金を納めようぜ!節税なんかやめようぜ!」と声を上げる事は無いだろう。
彼らは、払わなくていいお金は徹底して払わなかったから、金持ちになれたのだし。
どんなにブログで立派な問題提起をしても、口だけじゃん。
弾氏が「書評で稼いだ金は全額、医療の現場を救う為の団体に寄付します」ぐらい言えばかっこいいけど。
無理だろうなぁ。
所詮は彼も「お金持ち」なんだもんな。
まず、産婦人科医ですが、確かに深刻な少なさですが、この少なさでやりくりする方法は(ちとアクロバティックですが)あります。まず国内の集約化されたいくつかの地域に「コウノトリ(出産)の里」みたいなものをつくり、出産2週間前位の妊婦さんを入院させちゃう。そこに産科の救急体制も集約させ、対応させやすくする。もちろん全科的なERと隣接させることも大事です。こないだの事件は脳外科・麻酔科・産科が揃わなかったのが主因ですから。
あと高齢者の問題ですが、確かに産婦人科が外来やると若い妊婦さんを押しのけて高齢者中心の更年期障害的な患者さんで占領されてしまうんですね。これはいわゆる総合診療医、一般医と言われる医師が手がけられるようにする。最近始まった新臨床研修制度ではそれを指向しているはずです。つまり「産科」と「婦人科」をあえて切り離すわけです。婦人科は子宮癌の手術とかより専門的なことに集中してもらえれば良いです。
あとは産婦人科医を守るための法律をハンパなく徹底させる。上記のシステムを無視する飛び込み妊婦(野良妊婦?)に対しては特に、です。これはすでに産科崩壊したアメリカ南部あたりでやってるみたいですね。
各自治体の融通きかない役人と政治家、バラマキすりゃいいと思っている中央の政治家をまずなんとかしなければなりませんが。
マスコミ通して見せたところで、本来見て欲しい老人たちはネグるのがせいぜいだろう。
産科医療と本当に必要な高齢者医療がバーターになるのが関の山だ。
バーターならまだいい。
このしわ寄せが介護保険財源に来たらどうするのか。
大学内外や都会の開業に集っていて
当直も含め深夜まで働いてる現場があって
悲鳴が上がったり過労死がでたり
それでも一般サラリーマンより
平均収入が圧倒的に高くて。
こんな矛盾だらけの業界って・・
内実はよっぽど偏っているんでしょうね。
>この手の話で必ず出てくる素敵言葉だが、そのタゲが自分の両親だったら受容できる奴って何人いるの?
>まぁ、タゲられても自力で何とかします! って言ってるなら立派だけどさ。
>Posted by 奥平剛士
うちの父ちゃんは「終末医療しなくていい姥捨山でいい老人を甘やかさなくていい」って言ってたんで終末医療せずに自然治癒に任せて先日亡くなりましたが、何か?
http://www.ron.gr.jp/law/law/korei_gy.htm
幸い罰則規定はないが「ロ 高齢者を衰弱させるような著しい減食」を戒めている。
尊厳死は正しいと論ずる者はこの法律をまず取り去ってほしい。点滴や胃瘻を拒むなら、養護者は指弾される。責任から逃れるためには老人ホームは病院に運び、病院は経静脈経管栄養を止める訳にはいかない。
老衰は脱水に伴う循環不全や腎不全だが、点滴一本で先延ばしさせられ「自然な死」は迎えられない。。かといってノーマライゼーションできない個体の維持は労力が嵩む。その積み重ねが高齢者医療である。それゆえ、この法律を廃案にしてからにしてほしい。
「自分の両親だったら受容」という人たちの声の為に、無理な延命が画一的に強いられる。一方、無理な延命を望むなら、自己負担で臨むべきなのではないだろうか。
法の精神からすれば「保護責任者遺棄致死」も同じ妨げである。
崩壊している家庭はあるので、そりゃ捨てたくなる親だねえ、って親はいるよ。
あと、親は自分では無いので、親が痛くても自分が痛くなければ痛くないのであり、最終的には見捨てる選択をすることになるよ。
自分は痛くないけど心理的生涯を避けるため、泣いて、馬謖を斬る。別に泣かなくても斬れるだろうけどフリぐらいはするだろうさ。
そのへんの今は幸福な生活を送っている小市民でも。
高齢者の貧困率は若者より高いっつうの。
なんでわざわざ世代間闘争に話を持っていこうとするんだ?
リソースは有限だけど金持ちからまわす気はないから貧乏人同士で奪い合って頂戴ね、ってか?
アホか?
充分で無いなら弾氏の話はするだけ無駄。全体のパイを増やす話が必要。
充分なら年寄りどうしで階級闘争を始めさせる意味はある。生産年齢人口から1銭も払わんですむからな。
自分の両親の面倒は自分で見たら?
しかし、高齢者たちはかつては働く機会があり、貯金するチャンスがあった訳です。
今の若年貧困層は働く機会すらないので貯金することなんて出来ません。
貧困な高齢者は働くべき時に働いていなかったもしくは計画的に貯蓄してこなかったキリギリスなのでは?(勿論例外はあるでしょうが)
もっと病気になる前に予防をする姿勢が
大切かと思います。
いまのジジババ世代はそのときのことを知ってるハズだから、別に怖がることもないだろう。
なんとかならないですかね。
そうもいかないから国家があるわけだし。
人々から善意の意思を引き出し、再配分し、幸福感を与えるのが政治。
今朝の世論調査の結果報道。支持率30%割れ。
オバマ&マケインの愛国的演説に麻生の漢字。異次元の比較にもかかわらず、
目の当たりにすると、絶望感にも似た感覚になる。
政治ができるのは自民党でも民主党でもない。
なぜ、今、違う勢力、力強いリーダーが台頭してこないのだろうか・・・
俺は間違いなく子供を選択するよ。残り数年の将来のために数十年の未来をつぶすわけにはいかんでしょ。
福祉、って聞こえはいいけど所詮はきれい事。借金すればいい国と違って、有限な収入の中では自分の親に
”頼む、そろそろ天に召されてくれ、でないと我が家は破綻する”
と言いたくなることも現実にはあるのよ。
産科や救急医療の崩壊の原因は、医療に対する不信感の高まりにあるように思います。医療が隠蔽体質であることは確かですが、昨今の医療不信は行き過ぎており、医療事故を扱う報道には見る度に憤りを感じてしまいます。マスコミにより扇動された部分も大きいかと思いますが、小学校等での学級崩壊と似た現象のようにも思え、社会全体の流れなのかも、と考えています。しかし、大野病院産科医逮捕が産科に限らず全ての医師に与えた衝撃は凄まじいものでした。医学的に何もミスをしていなくても、患者を死なせたら逮捕される。医療行為は一定の確率で合併症を伴いますが、特に産科ではそれが訴訟に結びつく事が非常に多く、訴訟の多さから産科志望者は減少傾向でしたが、あの逮捕をきっかけに現役の産科医が次々に産科を辞めていきました。現在は「たらいまわし」が問題になっていますが、いかにも診療する余裕があるのに断っているかのように聞こえますが、実際は診れる人がいないから断らざるを得ないという状況なのです。既に日本は安全なお産のできる国ではありません。そしてこの問題は金銭では決して解決できません。というのも、現時点で産科医の給料は他科の医師よりもかなり高いからです。当直の回数も単価も他科とは比較になりません。それに、ほとんどの医者はやりがいを求めています。これはどんな仕事でも同じだと思いますが。しかし、いくら産科がやりがいがあって給料が良いといっても、逮捕され一生を棒に振るかもしれないと思うと続けられませんでした。医療不信は社会全体の流れですが、ただ懸命に踏ん張っている産科医達はなるべく大切に扱っていただきたいと願っております。2兆円あっても産科を建て直すことはできないと思います。
長文失礼致しました。
ころという感じだったのですが・・・
産科を取り巻く今の状況を変えなければならないことは確かでしょう。
お金で産科医を留めておくことができないのであれば、お金で産科医を
守れるようにすれば良いのではないでしょうか。
現在のシステムでは、産科医個人に訴訟リスクがあり、また、責任能力
も個人の範囲を超えられない。これを、例えば国家賠償責任のような形
にし、産科医個人ではなく、産科医の職権での行為に対する責任を国家
が担保するということにすれば。
当然、法令等の抜本的な改正が必要で、現在の医師免許についても更新
制度を新設したり、医師側に過失が認められた場合の処分等もしかるべ
きものでなくてはなりませんが。
日本の社会保障はどのくらい高齢者に手厚いのか?
http://pokemon.at.webry.info/200811/article_24.html
使い道偏りすぎ

