2008年11月28日 22:30 [Edit]
カツマofカツマ2008 - 書評 - 起きていることはすべて正しい
著者より献本御礼。
実に書評者泣かせな一冊である。
なぜなら、本書は著者の手による、現時点におけるベストな一冊であると同時に、そうであるがゆえに著者の手によるベストな一冊とはなりえないからだ。
本書「起きていることはすべて正しい」は、あえて分類すると「史上最強の人生戦略マニュアル」の著者による書き直しということになるが、その過程においてこれまでの「10倍本」を全て含む内容ともなっている。よって「勝間和代これ一冊」となると、その答えは自動的に本書となる -- 現時点においては。
目次 - 「本」の検索と購入より抜粋- はじめに “メンタル筋力”と「運をつかむ勝間式4つの技術」
- 第1章 「偶然を幸運に変える」セレンディピティの技術
- 1つ目の柱――メンタル筋力を強くする心構えを作る
- 2つ目の柱――ストレスを上手にコントロールする
- 3つ目の柱――徹底した疑似体験の量を積む
- 自分のバランスシートを意識しながら発想する
- 第2章 勝間式技術(1)【広げる】97%の潜在意識の活用で成果が10倍に
- ステップ1――潜在意識と成長パスの関係を理解する(ホップ)
- ステップ2――潜在意識を活用して自分のデータベースを強化する(ステップ)
- ステップ3――潜在意識の自分のデータベースを行動に活かす(ジャンプ)
- 第3章 勝間式技術(2)【絞り込む】1%の本質をつかむ「即断即決法の技術」
- ステップ1――「捨てる」ことの重要性を心から理解する(ホップ)
- ステップ2――捨てるための「技術」を覚える(ステップ)
- ステップ3――決断し、捨てることを「日常化」する(ジャンプ)
- 第4章 勝間式技術(3)【殖やす】「4つのダイヤ」を引き寄せるパーソナル資産増強法
- ステップ1――パーソナル資産の大切さに気づく「もったいない」の精神を養う(ホップ)
- ステップ2――「4つのダイヤ」とすばやい反応で、パーソナル資産の好循環を作る(ステップ)
- ステップ3――得られたパーソナル資産を、常に使いきる目配りをする(ジャンプ)
- 第5章 勝間式技術(4)【調和する】勝間式人間関係の兵法――「5つのわがまま力」で年収が20倍になった秘密
- ステップ1――「わがまま」と「成功」の関係性を理解する(ホップ)
- ステップ2――アサーティブな振舞いを身につける(ステップ)
- ステップ3――自分の応援団を増やしていく(ジャンプ)
- おわりに 起きていることはすべて正しい
- 謝辞
- 本文中に出てきた書籍&オーディオブック25
- 【巻末付録(1)】運を切り拓く「勝間語」事典
- 【巻末付録(2)】運を戦略的につかむ「勝間式グッズ」
それでは、なぜ「現時点においては」と限定しなければならないのか。
それは、著者が現在も成長中だからだ。もし来年の今頃同じ本を書けと著者が言われたら、それは本書よりもよい本になっているに決まっているからだ。
著者には、自らの過去を陳腐化するだけの能力があるのだ。実際、本書によって過去の「10倍本」は陳腐化されてしまった。
その能力が失われていない以上は、やはり本書もあくまで「現時点におけるベスト」に過ぎず、著者が本書を凌駕する一冊を改めて著すことはあまりに想定の範囲内だということだ。
それでは、読者は来年、あるいは十年後を待つべきなのだろうか。
この質問は、「来年になればより高性能でより安価なパソコンが登場するのがわかっているのに、今買うべきなのか」という質問に通じるものがある。違うのは、パソコンが数万-数十万円オーダーの買い物であるのに対し、本書は1,575円しかしないということだ。
よって、私の答えはこうなる。「たとえ来年にはもっと正しい一冊が出るとしても、今この一冊を入手しても損はしませんよ」、と。
そんな本書をより良く読むための方法が、一つある。
処女作「勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド」も一緒に読むのだ。
この二つを読み比べることで、著者がどこに向かおうとしているのかがわかる。
そして、どれだけ成長しているかもわかる。
確かに「インディペンデントな生き方」と本書を読み比べると、著者が「恥ずかしい」という気持ちもよくわかる。同じことを言うにも「インディペンデントな生き方」の方がずっと陳腐だし、実例もずっと乏しい。それでも、著者の根底をなすのが何かが、この両書を読むことで明らかになる。
養老孟司に例えれば、「バカの壁」しか読んでもわからないことが「唯脳論」を読むとはっきりわかるようなものだ。
Masahiro Kaminaga's Weblog: 日本を変えよう勝間さんは,本気だ.私は,本気を買う.あれこれいう人はいても,実際に行動する人はほとんどいない.だが,本気で考える人と本気で行動する人は違う.彼女は両方である.
同感だ。そして著者がその両方であることは、必然的に本書--に限らず著者の著書全部--が「途中経過」にすぎないことの理由となる。行動がまだ完了していない以上、今までの行動しか書けないのだから。
来年、そして10年後の著者が、同じテーマをどう書くのか、今から楽しみだ。
Dan the Fan Thereof
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まさに勝間商法だね。
社会的分業ツールであるお金。
お金は希少性を担保しなければ価値が維持できないので、
誰かが金持ちにあれば、誰かは貧乏になります。
年収10倍の方は、社会的責任も10倍あるのは当然です。
正々堂々と責任をとることを期待しています。
勝間本を何冊も買うより、「7つの習慣」1冊でことは足ります。
たまには献本でなく、自腹で買った本の書評をしてください。
いわゆる「勝間教」の信者。
ライフハック(笑)
価格どおりの価値はあるけど、それ以上ではない。
あと、彼女に日本を変える事を望んでいる人がどれだけいるのかは非常に疑問。
まずは自身の一番の専門分野である会計・コンサル関連の書籍で「海外でも翻訳されるような良著」を書いて見てはどうかと思う。専門分野以外での本はアマゾンの書評でもずいぶん酷評されているし、知識が足りない部分も露呈している。
日本を変えるというと政策とか政治の分野の話になるが、彼女はそういった部分は素人である。
日本を変えよう!というキャッチコピーで本を売りたいだけ、というなら別に構わないが、なんとも浅薄な印象になりかねない。
チームでやった仕事を個人の手柄かのように書いている一連の書籍からは、あまり日本を変えたいというような誠実さは感じられないが。。
ブルーオーシャンとかサプロフィットとかザゴールのような、書籍価格の100倍位の価値がある本を書いてくれたら、認めても良いかと。
私にとって勝間さんの本は「面白くない」。
残念。
これは私も薄々感じてましたが、「個」を高める本を多く出しているが故
かもと。
勝間氏のプロフィールを見ると、さすがに名を馳せる企業で仕事をされて
きたようですが、どれも3年から6年くらいで移られているようですね。
やりたいことや興味があることがいっぱいある人なのかもしれませんが
最近はこういう人よりも、辛い環境で頑張って何十年も勤めている
私の会社の先輩諸氏の方が、なんだか偉く見えてしまうのは、私も歳を
とったせいなんですかね。消極的に会社にしがみついている人は別ですけど。
勝間氏にはぜひ、普通の会社に勤める普通のサラリーマンが、部下を
導いて周囲の人を幸せにしつつ会社を大きくすることを夢見る人向けの
本を書いてほしいです。そんな本が出たらはじめて私は氏を尊敬できる
かもしれません。
メンタル筋力トレーニングとか、
即断即決法、人間関係の兵法
潜在意識を活用した、脳内フレーム120%活用法
パーソナル資産増強法と
威勢のいい言葉があります。
特に三毒追放と「捨てる技術」がリンクしている
は目からうろこです。
また「他人に対して貢献」
の大きさが引き寄せる運の総量になるはいま
実感しつつあります。
人生の無理、無駄、ムラをなくして
リッチに楽しく効率よく過ごしたい
誰でも感じられる技術でしょうか。
あやかりたいです。
本を月に15万円分買って読む。ただ問題はその本は経済学の専門書以外、ほとんど一般書しかないという。つまり速読できるような本しか読んでないと。
自分をRPGの主人公に見立ててどんどんレベルアップさせよう、とする感覚。その感覚が絶対的なものだと思ってる。
最近メディアに出てくる人で一番痛いのはこの人なのではないか。
速読できるような本しか読んでいない。それは単純な思考体系の積み重ねでしかない。そしてそのことにも自覚できない。フロイトのいう「抑圧」という概念のように。「自分がどういう風に思考しているのか思考の主体は知らない。」まさに勝間和代のことですよ。
学問を深めた人間から言わせると、そのような薄っぺらい知に満足するな、と言ってやりたくなるのではないか?
現代では情報強者が上の地位に行きやすい。しかし、過度の情報収集戦略が確かな個人の感性を失なわさせる面もある。そのような代償のもとに成功という社会的地位が担保されている例もある。勝間和代という人間はそうした不合理な社会の仕組みに過剰適応して生きている人間にしか俺には見えないんだよね。



