2008年12月22日 15:00 [Edit]
浪花節だよ名刺は!? - 書評 - 口ベタなあなたを救うしゃべる名刺
本書「口ベタなあなたを救うしゃべる名刺」は、タイトルどおり、「しゃべる名刺」がなぜ必要で、どうすれば名刺に「しゃべらせられる」のかを紹介した一冊。
では、しゃべる名刺とは一体なんなのか。こういう名刺である。
目次 - 日本実業出版社より
- 序 章 「しゃべる名刺」が起こした奇跡の大逆転劇
- 第1章 相手の反応がいい名刺、悪い名刺
- 第2章 「しゃべる名刺」をつくるあなたへの大事な質問
- 第3章 お客様との距離を縮める「しかけ」はこうつくる
- 第4章 「しゃべる名刺」のつくり方を徹底解説!
- 第5章 マイ浪花節が感動を生む!
- 第6章 名刺交換の極意
- 第7章 しゃべる名刺の魅力を語る!
- あとがき 私の背中を強く押してくれたある出来事
一言で言うと、通常の名刺四枚分の紙に、伝えたいことを詰め込みまくったもの、である。
通常の名刺が「名詞」だけなら、「しゃべる名刺」は「物語」である。
そう、物語。
これが、もう一つの重要な要素。単に「データ」だけ詰め込んでも、それは「長い名刺」であって、「しゃべる名刺」ではない。
では、なぜ名刺がしゃべらなければならないのか。
それは本書をお読みいただくとしよう。「しゃべれば」長くなってしまうから。
見ての通り、しゃべる名刺はしつこいぐらい長いものである。正直これで引く人もいるだろう。いや、その方が多いかもわからない。しかし、それはそれでよい。それで引いてもらえれば、今後あなたは客となりえない人のために空しい自己紹介を繰り返す手間が減るのだから。
逆に、それに「惹かれた人」は、この名刺のおかげでかなりのコミュニケーションコストを減らすことが出来る。名刺主が何が出来るのか。どんな人物なのか。商談の時間は、少なくとも5分は節約できるだろう。
一年に渡す名刺が仮に100枚だとすると、節約できる時間は、名刺を渡す相手と自分で1000分。16時間40分とは、二日分である。営業職であれば、この10倍ということになる。
コテコテの浪花節に見えて、実際に浪花節なのだが、冷徹に効用を計算してもこれはなかなかの妙策ではないか。
ちょっと残念なのは、この名刺を「どう書くか」で筆が尽きてしまっていること。この名刺をどう刷るかが載っていないのだ。もちろん「しゃべる名刺「言霊名刺」」に発注してもいいのだが、かさばるものでもあり、また他の名刺よりも頻繁に手を加えるだろうことを考えると、それ用の印刷用紙を作ってしまった方がいいようにも思える。
その紙を売れば、本書以上のビジネスになるのではないだろうか。
ちなみに、私の名刺は、数十枚ごとにインクジェットプリンターで刷っている。それが出来るのも、名刺用紙がすでに豊富に存在するからだ。A4に10枚刷って、それをミシン目に沿ってばらすのだが、これで事足りる。紙を薄くして、10枚ではなく2枚にすれば、「しゃべる名刺」用紙は簡単に出来るだろう。
著者には今すぐ紙屋さんに相談することをお薦めする。また、その用紙にあわせて名刺のフォーマットも少しいじるといいかも知れない。A4を元にすると、4枚8ページより、5枚10ページの方が都合がいいのだ。
私自身は、しゃべる名刺を必要としていない。名刺を交換する機会があまりに多く(機関銃の弾なみ)、そして本blogがそれ以上に饒舌というのがその一番の理由である。しかし誰もが「アルファブロガー」というわけではないし、誰もが私ほど多く名刺を交換するわけではない。大多数の人は、しゃべる名刺の費用対効果を実感できるのではないだろうか。
Dan the Man with Too Many Name Cards to Browse
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紙ですか・・・なるほど。
ところで「どう刷るか」についてですが、実は制作発注に関するネタは、編集段階で削除したんです。
書いてて面白くなかったので、読む方も面白くないかなと思いまして・・・
さらに自分で作るよりも、対応してくれる小さい印刷会社に頼んだ方が、安くつくとも思いまして。
とにかく非常に参考になりました。
ありがとうございました!
初対面で、こんなものを読むほどの義理はないし、ながながとした人の自己宣伝など読まされるのは苦痛だからです。
厳しいようですが、自己満足に過ぎないのではと思います。
私の周りでは話題になってるようです。
確かに何か気になる名刺ではありました。
せやかてそれもこれも。みーんな仕事のためや。
今にみてみい! わいは日本一になったるんや。
日本一やで。わかってるやろ。お前!
なんやそのしんき臭い顔は。 . . . 」
と、しゃべりだす名刺を想像してしまった。
速攻でクシャクシャポイですよね。
そんな面倒なことまでしてあげる義理はないですし。
私もやっぱりこれは捨てちゃいますね。
普段は4つ折りで普通の名刺サイズです。
ドン引きせずに読む気になった人だけが
あのズラズラと長い名刺を見る事になります。
