2009年04月20日 15:00 [Edit]
そろそろ「マインドマップ」について一言いっとくか
まずは献本御礼。
「マインドマップ超入門」は「マインドマップ」とは何かを必要十分に説明したものであり、「マインドマップ資格試験勉強法」はそれを資格試験の勉強に使おうというもの。それがこれだけ流行っているのには、それなりに効果があるということなのだろう。そのことは否定しない。多いに活用してもらえばいいと、思う。
しかし、これだけは言っておきたい。
それを臆面なく「マインドマップ」と呼ぶ人のマインドって、この程度なのか、と。
「マインドマップ」とは何か。
トポロジー的には、単なる木構造である。プログラマーにはおなじみで、毎日のように扱っているあれである。これがいかに有効なフレームワークであるかは、言うまでもない。あなたの頭が知らなくても、手足が知っているはずだ。
しかし、見た目はだいぶ違う。どれだけ違うかを、「hobo-多読多評- 小飼弾の「仕組み」進化論」から引用させていただくことにしよう。まずは、そのままの木構造。
小飼弾の「仕組み」進化論
仕事となる
人間しかできない仕事があるか
IT機器で人が追いやられる
機器にも置き換えられる
→仕組みを作る人にならないと
仕組みを作る人に価値が出る
今存在する仕組み以外の仕組み
■仮説→検証→アクションは必要
よりすぐれた仕組みを求めている
本当の20%ルール
既存の仕組みの利用20%
残りの80%を新しい仕組み作りに
そのためには
現行の仕組みの見直しが必要
ブラッシュアップ方法
会社が生き残るためん利益を計算
自分の仕事の役割
利益の根拠の時間数
目的:自分の仕事の価値を見直す
→新しいことに対する挑戦の時間
仕組みの仕組み
見えないテコ=公式は存在する
公式を共有することで効率が上がる
公式=マニュアルの共有
目的
個人の既存の判断結果の再考を減らす
→能力のフル活用
仕組み三原則
人間に危害を加えない
人間に重複する
自己を守る力を持つ
仕組みにリスク回避能力を持たすべき
■→仕組みを自動で作る仕組みはないか
■人を育てることかな?
仕組みを作り直す
内訳
設計
心
実装
体
実際に行動してこそ価値がある
PGに習う
三大美徳
怠慢
作業の重複を嫌がる
DRY
短気
今後起こりえることに備える
要望に柔軟に対応できる状態にしておく
傲慢
メンテナンスの容易さ
仕組みに責任を持つ
仕組みを分解
生成物、入力物単位で仕組みを切る
モジュール化
無駄な仕事を見直す
無駄な繰り返し
記録の再利用
車輪の発明を防ぐ
すでに機能が存在するかを確認する
チェックする
作った仕組みの価値を・・
仕組みを使う
使い続けるには
PDCAの流れが必要
定期的なチェックが必須
さらに
あと何回で元を取れるかも計算
減価償却を考慮に入れる
使わない仕組み
リスクに備えた仕組み
安全確保する仕組み
テストを重ねる
次の設計に生かす
構成要素を減らす
仕組みを合わせる
つなぎ方
並列
遊びがある、すぐに壊れない
ベクトルを合わせる
成果物の価値を見せる
次工程を提示する
直列
効率はいい、無駄がない
つなげるところを探す
インプット、アウトプットを的確に
同時にボトルネックの分析に
日報で共有
TODO
予定、実績を
ボトルネックが生じる
仕組みの組み合わせで発生
誰もが並列をできるような状態を目指す
→能力を充実させる
限界を共有する
わざと壊れるシステム
自働化
勝手に働くことには価値は多い
最初から最後まで実施できることが大事
ラベリング
識別を正確にできる状態にしておく
インプットの枠を合わせる
最適なものしか入らないようにする
インプットに合わせてI/Fを設計する
問題の考え方
対策が浮かばない時
自分のレイヤーを上げてみる
モックアップ
目的
コミュニケーションコストの削減
ビジュアルに訴えた中間生成物
容易な
仕組みと生物
生物は38億年仕組みを続けている
学ぶこと
最適である必要はない
必要以上ではない最適でOK
確定的な継続ではNG
「最適でなくても十分であればいい」
生物の基本思想
仕組みを記憶する
言語化できない技術も対象
残す技術、仕組みを準備するべき
失敗した事実も記録になる
電子情報を利用するとき
全文検索できる文脈を入れる
速やかな判断
PDCAの短いサイクル
突然変異
許容すること
ブレスト
どんなアイデアも認める
ブルーオーシャンの見つけ方
今いる場所がどこなのか
どこに赤い海があるのか
その隙間を狙う
準備
物事、思考を設計しておく
仕掛品
あと、どこまでも設計しておいてチャンスを待つ
仕組みの未来
リソース効率
リソースの集中が正確にできているか
生産に集中ではなく、効率を上げる作業に集中できているか
使えるものをベストで使えているかを考える必要がある
仕事以外の必要
迷走することで新しい発見がある
META
出版社
日本実業出版社
著者
小飼弾
次に、「マインドマップ」
どちらが書きやすく、そしてどちらが見やすいかはまさに一目瞭然だ。「マインドマップ」とは、より自然に描け、そして自然に見える木構造」以外の何者でもない。そしてそれこそが、「マインドマップ」がマインドをマップできない一番の理由なのである。
木構造は、発散(diverge)はしても収束(converge)はしない。ジャンプとループが存在しないのだ。それでは、マインドにならない。少なくとも私のマインドには。
発散に限っていっても、「マインドマップ」でマップできる分岐深さは浅すぎる。A0版などを使っても、せいぜい二桁だろう。ところが、ちょっとした思索でも三桁ぐらいは平気で行ってしまう。だから「マインドマップ」にそれを転記しようとすると、あらかじめ思索を収束し、不要な枝を刈っておかなければ(prune)ならない。これでは本末転倒なのではないか。
NED-WLT : 『弾言』 (小飼弾著)僕にとって、小飼弾さん最大の魅力は「飛躍」にあります。実は、彼ほどロジカルに物事を思考できる人も少ないのですが、彼の思考が常識と照らしてあまりに斬新すぎて、それが僕のような凡人には「飛躍」と映るのです。
「マインドマップ」は、その「結果」をまとめることは出来るけれど、その「過程」を追うことはできないのだ。線を書き足せば「合流」(merge)もサポートすることは出来るけれども、出来上がった「マインドマップ」はスパゲッティにしか見えないだろう。
「マインドマップ」の問題は、フローチャートが抱えている問題に通じる。一言で言えば、表現力が乏しすぎるのだ。しかし、表現力を補おうとすると今度は視認性が失われる。これもまたフローチャートの問題に通じる。
誤解してほしくないのだが、私は木構造の表現法としての「マインドマップ」を非常に高く買っている。本の目次など、「マインドマップ」化で恩恵を受けそうな分野は実に多そうだ。もしそれが「連想木」(association tree)とかだったら、多分ほめるだけで済んでいただろう。問題は、それに「マインドマップ」ということにある。看板に偽りありもいいところではないか。それともトニー・ブザンのマインドはこの程度だったとでも言うのだろうか。
Dan the Unmappable Mind
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「線を書き足せば「合流」(merge)もサポートすることは出来るけれども、出来上がった「マインドマップ」はスパゲッティにしか見えないだろう。」
スパゲッティが一か所でも交差していればそれは実質3次元です。どの線がどっちに繋がっているかは人間なら判断出来ますが、それは人間が勝手に「滑らかに接続する線に繋がっている」と解釈し、2次元に収まらない情報を脳で補っているだけです。
ちゃんと本読んだのかな?
これにくらべたら、マインドマップなんて無茶な手法としか言えません。まず、幹にあたる部分をうまく導き出せないと、しょっぱなから作図に失敗してしまう手法なんて願い下げです。
まず展開して、それから整理。map-reduceが大事ですよ。
二次元マトリクスなんじゃないんですか?
弾さんの言う「マインドマップ」はどんな形か説明して下さい、話はそれからです。
結論が「絵(フローチャート)には表せない」とかいう答えだったら「そんなの当たり前じゃないか、毒にも薬にもならん話しないでよね」としか言えません。
まさか
>まずは、そのままの木構造。
の下に書かれている機構造のテキストが答え?そうなら弾さんは大きな勘違いをしています。
「マインドマップは木構造以外のリンクは認めません」なんてどこにも書いてない所か「基本は木構造ですが、それとは別に自由にリンクの線を引いてもかまわない」と書かれているはずですよ?
弾さんの場合は知識豊富なんだから、こんな煽り記事なんか書いているより「自分の場合はこうやっている」という記事を書いた方がよっぽど有意義だと思います。
シンプルマップと言えばそれでいいと思うけど。
文章になってる、絵や記号がない、枝の上にない、文章になってる。
あと、ブザン氏は放射性よりかは色と絵とキーワードのほうを重要視してる。
まあ、BOIを選ぶときはまとまりで選ばないと大変なことになるのはこれのマイナス点ではありますが。
このへんは、拡散のMM→収縮させたMMとするといいみたい。
7つのルールをちゃんと読んでから、改めて記事を書き直してもらいたい、それでMMよりも使えるダンさんの使えるツールがあったら教えて欲しい。
>このページの表示は許可されていません
おいらも見られんよ。
IE8、FireFox3、Chorome1、Safari4、全滅。
マインドマップとして引用されているものを現在見ることができませんのでそれについては何とも申せません。
>木構造は、発散(diverge)はしても収束(converge)はしない。ジャンプと>ループが存在しないのだ。それでは、マインドにならない。
マインドマップが比較的発散に強く、収束はそれほどでもないということは私どもも認識しております。そのため最近では収束のために他のフレームワークとの併用を勧める動きもあります。
アイデアプロセッサー的な木構造でジャンプ、ループは困難ですが、マインドマップでは工夫次第でそれも可能だと思います。スパゲティ的になりますがそのために色を活用しております。
マインドマップという名称自体のご批判につきましては如何ともしがたいところです。親から授かった名前について名は体を表していないと言われるようなものですので・・・
最近では、ある高名な方のアイデアはつながりによって生まれるもので発散ツールのマインドマップでは生まれないというような発言もあるようです。
これらのご意見ご批判にきちんとお答えできますように我々も日々研鑽をつんでおります。
もし機会が御座いましたら正式な講座を受講された上で今一度ご意見を賜れましたらと存じます。
ありがとうございました
確かにw
教義論争になりフルボッコされるという素晴らしい例でした
ありがとうございました
論争の的になっている図は、「hobo-多読多評- 小飼弾の「仕組み」進化論」のリンクをクリックすれば見られます。リファラを見て、直リンクをはじいているようです。
弾さんのパラパラ速読は結局本の中身を見ていないんじゃないかと勘繰られてもおかしくないほど的外れの持論展開エントリだと思います。
よく知らないものを「そろそろ一言いっとくか」で悪し様に言うのは、いつぞやの「そろそろ PHP について...」のエントリを髣髴とさせます。
の
■MM画像
か。
これ、マインドマップのツールを使って
階層メモをそのまま書いただけじゃん。
使い方が間違ってる。そもマインドマップの目的を理解してない。
マインドマップはもっとブレストとかに近い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97
マインドマップの12のルール
http://kazu0802.s335.xrea.com/www.wakuwaku002.com/2008/08/post.html
http://kosstyle.blog16.fc2.com/blog-entry-112.html
シャベルを岩を壊すのに使って、
やはりシャベルは使いづらい、ツルハシのほうが使いやすいと言ってるようなもの。
の
■MM画像
か。
これ、マインドマップのツールを使って
階層メモをそのまま書いただけじゃん。
使い方が間違ってる。そもマインドマップの目的を理解してない。
マインドマップはもっとブレストとかに近い。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97
マインドマップの12のルール
http://kazu0802.s335.xrea.com/www.wakuwaku002.com/2008/08/post.html
http://kosstyle.blog16.fc2.com/blog-entry-112.html
シャベルを岩を壊すのに使って、
やはりシャベルは使いづらい、ツルハシのほうが使いやすいと言ってるようなもの。
何故かなと不思議に思っていましたが、
引用されていた画像をみてこのわけが分かりました。
文章をそのまま枝にのっけても広がりませんね。
単語単位で書くというのが、マインドマップの大原則ですから。
こうやって、本をたくさん出して、煽るだけ煽って売りまくって、次は「マインドマップは役に立たない」なんて内容の本を出してさらに一儲け。
持ち上げて、次は叩く。
よくある手法じゃないですか。
マインドマップを使うからといって、アイデアが出るなら苦労はないよね。
にわかにマインドマップ使ってる人って。
この手の問題に安易に銀の弾丸を求めようってのがどうもね。
そう、日本から始めてブラジルという解に辿り着くんですよ。世界中を旅した後にね。
優れたアイディアや、信念や思想に裏付けられた答え、軸のぶれない考え方は、
思考の土俵が球なんです。平面ではない。
特に小飼さんの頭ん中は、ツヤッツヤでまんまる過ぎて、弾けちゃってるんですけどね。
マインドマップで問題解決?マインドマップで議事録?などなど
使えないことも無いが、最適ではない気がする。
安いやつを一冊読めば十分。どれにも大したことは書いていない。
使う人しだいってやつよ。
これはマインドマップではなくロジックツリーですね。
FreeMindで書いてるし。
http://freemind.sourceforge.net/wiki/index.php/Main_Page
マインドマップとロジックツリーは目的が違いますよ
明らかにMMじゃない物を持ち出して、MMを批判するっていうのはアンフェアですな。
最近妙に明るい恋人がもしマインドマッパーだったらどうする?
弾さんの元記事は、図らずも「世間に蔓延している偽マインドマップ」への誤解をそのままに書かれていますから、コメントでその誤解が修正されることで、バランスは取れています。
ところで、弾さんはこのまま一切反論しないのかな。
自説を曲げるも反論するもなしというのは、「論客」としては失格です。
ズバリ言って、ブログというツール(コメントで読者と双方向に・・って死語?)で文章を書く意味がない。
弾さん、なんか書いてくださいね。
全国のファンが泣きますよ。
>あらかじめ思索を収束し、不要な枝を刈っておかなければ(prune)ならない。これでは本末転倒なのではないか。
ってところを感じていた。
理解不足なのかもしれんけど、ここの疑問を埋めてくれるような回答はあるのだろうか?
「何枚も書け」が答えだったような。
最初からきれいにまとめようとするのが、そもそも間違いなんじゃないかと思います。
ちなみに、私は MM を使い始めたばかりで、信者と言われるほど MM どっぷりではありませんし、詐欺みたいな MM セミナー講師に金を払ってしまったこともあって(キャンセルして返金させたが)、MM 界隈は要注意だと警戒しています。
マインドマップも万能ツールではないので、そういう人は他の方法論がいいと思いますよ。
私は「文字が並ぶよりも絵がある方が見やすい」と思う方なので、この方法はかなり見やすいと思いました。
個人的には右脳派・左脳派によって好き嫌いが分かれるのかな?と思っています。
>熱狂するほどのものなのだろうか?その心をマップしてほしす。
特に誰も熱狂はしてないと思います…有効なので「道具の一つ」として使っているだけです。
自分の意見を通すために、MM使ってる人を狂信者っぽく誘導・煽るのは止めようね。
皆さんのご指摘通り。おそらく「マインドマップ」をちゃんと理解せず批判してる。
「発散」には向いてて「収束」に向かないのであれば、「発散」だけに使って、「収束」には別のツール使えばいいだけの話だし、それが面倒臭いというならば、一緒に出来る良いツールを代案として紹介してくれればいい。そんな便利なツールは無い(知らない)なら機能で分けて使えばいいじゃん。便利な道具の1つとして。それだけの話でしょ。
「それ、マインドマップじゃないんですが」
マインドマップが万能ツールの様に宣伝されたイメージが
あるのは、前にマインドマップを紹介?してたきこ書房
(高価な教材で有名なS.S.I.の関連会社)の出していた本の
アジテーション効果がおおきいのではないかな。
最近のものにはアジテーションはあまり感じない。
収束と発散だと、「マインドマップ問題解決」という本に、、
マインドマップで発散させて、ロジックツリーで収束させると
いうやりかたが紹介されていますね。
あと、上で取り上げられている資格試験法の本は,
マインドマップを要所で使って押さえているけど、
最初から最後までマインドマップ一色というわけではない。
以前紹介していた勝間さんのこの本ではマインドマップを使う事を奨励していますよね。
この本もちゃんと読まれてないのでは?
全然分かってないじゃん。せめてブザン本でもちゃんと読んでから書けばいいのに。
かくいう俺は「公式」のMMの書き方は嫌いだし、行き過ぎた礼賛には宗教的な匂いすら感じるけど。
ここの書評は、みんなこんな感じでテキトーに書いているのかと疑ってしまう。
http://www.mindmap77.com/
「これはマインドマップじゃない」っていうのは
揚げ足取りであって、本質の議論ではないよね。
マインドマップは連想を中心から放射状にマッピングしているだけであって
その連想の過程を忠実には再現できないし、あらたな発想を生み出すにも弱い。
「放射状」がマインドマップのキモだけど
結局、それが「マインド」であることから遠ざけてしまっていると思う
ブザンだかブザマだかのうさんくさいビジネスにお布施することが馬鹿らしいのですよ。
かわいそうな信者の皆さんはいちいち外部にマッピングしないと物事を理解できない。
昔、トロンっていうしょぼいOSがありましたが似たような客層でした。
新書でもベストセラーになるテーマは「知的生産」風のものばかり。
みんな方法に飢えてるんですね。そして「それ」を手に入れれば幸せorましになるとおもってる。

