2009年06月28日 19:00 [Edit]

コドモ買うよりモノを買え! - 国際児童売買春をなくすには

そろそろこの話題について語っておくか。

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マスコミの注目を集めていたアグネス・チャンさんは、タイのチェンマイでビルマ(ミヤンマー)から売られてきた子どもたちが、いかに酷い扱いを受けているのか、また、いかに買春をされて写真を撮られているのか、その苦痛に満ちた訴えを情感を持って語った。

これを防ぐのに、

は、明日の方法のように見えて一昨日の方法でしかないので。


まず、児童ポルノの所持を禁止することによって、途上国における児童売買春が減るかどうか。

これが減らないことは、誰がそれらの国で子どもの性を買っているかを見ればわかる。

日本人だけではないことは確かだ。

他の先進国にも客がたくさんいることも確かだ。

しかし、中東の産油国にも客がいるというのはあまり取り上げられていないように思う。

そう、中東の産油国。イスラム法のもと、「言論の自由」などという「たわごと」に邪魔されず、先進国とは比較にならないぐらい、性に関して厳しい措置がとられているはずのこれらの国にも、客は存在する。それどころか本国で外せぬ羽目を思いっきり外し、そしてそれが表に出ないように口止め料をはずんでくれるので「お得意様」となっているようだ。

この例は、買う側の規制がむしろ法の本来の役割である被搾取者の保護に役立つどころかむしろ「国内で駄目なら国外で」というインセンティブを高めてしまう、「保護政策のジレンマ」の格好の例の一つではないか。

ならどうすればいいか。

先進国が、どうやって子どもの人権を拡充してきたかを見ればそれがわかる。

人権を拡充する前に、経済を拡充したのだ。

かつて子どもの人権がいかにしょぼかったか、しょぼい以前にそもそもなかったかは、これらの国の歴史をチラ見すればいい。

404 Blog Not Found:生命が「考える」命の値段
毛沢東にとっては「中国」の方が明らかに「中国人」よりも大事だった。「人民の海に溺れさせる」戦略は、人民を「水分子」扱いできなければとても出てこない発想だ。日本でさえ、戦前は子供が病気になると、「治療費と葬式代とどっちが安い?」という電話相談があったそうだ。英語で歩兵のことをInfantryというが、その語源はinfant。なんで「子供」が「歩兵」の語源かと言えば、「弾よけ」(たまよけ、だんよけにあらず:)に使ったのが子供だったからというが定説の一つのようだ。一般人どころか為政者すらその例外ではない。子供を人質にとった相手に向かってスカートを捲り上げて「ここからいくらでも作れる」とのたまったのはカテリーナ・スフォルツァその人である。

その子ども達が「モノ扱い」されなくなったのは、子どもの「値段」がモノ扱いするにはあまりに高くなったからだ。保護したから高くなったのではない。高くなったから保護に値されると見なされ、そして保護されたから高止まりしたのだ。

順番を、たがえてはならない。

経済発展が、先なのだ。人権保護ではなく。

このことは、「いくつもの壁にぶつかりながら」にも指摘されている。同書の著者が「戦っている」相手はカンボジアの児童売買だが、なぜカンボジアなのかといえば、

404 Blog Not Found:たった一つの持続するやり方 - 書評 - いくつもの壁にぶつかりながら
タイが経済発展したからだ。タイで子どもが売られないようになった結果、「市場」がカンボジアに移ったのだ。

というわけである。

なぜ子どもを売るかと言えば、その方がモノゴトを売るより儲かるからだ。それよりも売れるモノゴトさえあれば、子どもは自然と売られなくなる。保護法が効くようになるのは、その後の話しなのだ。先進国の多くは、左手で気に食わない国を経済制裁しつつ、右手で人権を訴える。それでうまく行くはずはない。「うまく行かないようにするための陰謀だ」と言われてたら、返す言葉もない。

そのモノゴトはなんだっていい。子どもより高く売れる何かでありさえすれば。極端な話しだが、これらの国でエロゲを作ってそれが先進国で売れるのであれば、そっちの方がずっといいと私は思う。まあ、「ハイテク」ならぬ「ハイカル」商品は難しすぎるとは思うが、とにもかくにも児童ポルノの所有を禁止するより、途上国の物品を買って経済発展させた方がよほど救われる児童は多いのは確かで、経済学者の言うことにつっかかる事が多い私も、この点に関しては100%経済学者に賛成する。

「衣食足りて礼節を知る」。要はそれだけのことである。

Dan the Father of Two


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この記事へのコメント
ひろえサン、URLだけではあなたがどう主張してるのか分からんです。
Posted by はてさて at 2009年07月10日 01:28
> イスラム法のもと、

Wikipediaでも読んでろ、バカ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/イスラームと児童性愛
Posted by ひろえ at 2009年07月06日 19:54
> 彼等はまず仕事を作ります。農作業であったり、若い人にはPCを教えて
> エンジニアとしての教育を施しています。最終的には日本から
> プログラミングの仕事を取ってきて、適正価格でカンボジアの人たちに
> 請け負わせるということを目指しているそうです。

おい、どさくさに紛れてうそ書くなよ。

連中は農業否定。PC教育は方針から間違っていたと撤退。
プログラミングからは日本の事業部も撤退。能力がなかったから。

ちゃんと代表のバカ女の本に書いてあること。
Posted by ひろえ at 2009年07月06日 18:20
>渡世人
少なくとも
「悪いことだからやめましょう」
なんていう人権論では1000年たっても解決しないでしょ

解決策としては
倫理に訴える<経済を発展させる
は100%正しい
「経済を発展させる」のがベストとは思わないし、より効率がいい方法はきっとあるだろうが
倫理に訴えるだけでは何も解決しないのは確かだ
Posted by dc at 2009年07月03日 03:23
コミケの収益の一部をアグネスに寄付したらいい
Posted by at 2009年06月30日 01:32
児童の人権が守られていないこの国では、エロ規制よりも、(児童も含めて)人権をきちんと守ることの方が優先度が高いと思います。
Posted by ud at 2009年06月29日 19:43
自分が子供の頃も、こういう考え方の人間が周りにいてくれたら助かったんだけどなぁ。
子供にも人権はあるんだよと言われるんだが、現実はその有るんだか無いんだかわからない人権を守れない・・・
Posted by   at 2009年06月29日 18:39
そもそも日本の児童ポルノ規制とタイの児童買春にどんな関係があるんだ?
日本で児童ポルノを規制したらタイで児童買春がなくなりましたって、そんな風が吹けば桶屋が儲かるみたいなことあり得ないだろ。単に感情に訴えかけて無理やり法律を通そうとしてるとしか思えないんだが。
Posted by nao at 2009年06月29日 14:32
・富豪が貧困地帯の子供を性目的で買う(それについて人権団体は何もできない)

・先進国の普通の市民で子供性癖の人がエロ媒体で抜く

・貧困地帯の人が口減らしや日銭のために子供売る ←弾さん日記のはこれについて


これらは解決の際の対処方法がぜんぜんちがってるということを認識しとくことがいちばん大事なような気も

ちなみに性癖として持って生まれた人の抜き道具をなくすのは逆効果だと思います
Posted by ホの字 at 2009年06月29日 13:28
経済発展が児童買春を少なくするという点は私もそう思っています。撲滅は難しいでしょうね、裏でやる人もいますから。

カンボジアの児童買春を無くすために活動している、かものはしプロジェクトという団体があります。この団体もアグネスチャンさんと同じように「児童買春は悪いことだからやめろ!」と色んなところでPRしているかというと、そうではありません。
彼等はまず仕事を作ります。農作業であったり、若い人にはPCを教えてエンジニアとしての教育を施しています。最終的には日本からプログラミングの仕事を取ってきて、適正価格でカンボジアの人たちに請け負わせるということを目指しているそうです。
児童買春とは一見関係なさそうなことですが、お金を稼いで安定した生活が出来ないために、子供を売るという親が多いため、まずは親世代に仕事をという考えのようですね。ただ児童買春の倫理性をアピールするよりはよっぽど効果があると考えています。
Posted by 松本孝行 at 2009年06月29日 11:57
コドモたち自身はどう思ってんだろ
Posted by ノロ at 2009年06月29日 10:37
経済発展できないと大人が子供を商品に売る。

経済発展しすぎると、子供が自分から自分の性を大人に売りつけるようにもなる。

経済発展は、最低条件。もちろん最低条件がとても大事で、達成が至極困難なのだけれど。でも、倫理と法理の確立と心理の陶冶も並行して行わないと所期の結果はないと思います。

また経済の話だけれど、経済学と心理学と生物学と物理学に橋を掛けられる認識法の発見が大事だと思います。そして、それから、心理学と物理学を包摂できる生物学を構築して、その上に経済学を構築して、その経済学は、倫理学に服従できるように常に矯めなおし続けないといけない。

困難極まりないけれど、21世紀のやりがいのある仕事ではあろうと思います。もちろん、自分がまるっきり理屈倒れしていることは自覚しています。
Posted by enneagram at 2009年06月29日 10:37
Posted by た at 2009年06月29日 01:18
Posted by の at 2009年06月29日 01:36
Posted by み at 2009年06月29日 02:55

一人ボケ
一人ツッコミ

おまいの人生寂しいね。
Posted by   at 2009年06月29日 09:44
あんそく/やる夫で学ぶヴィクトリア朝イギリスの生活
http://ansokuwww.blog50.fc2.com/blog-entry-158.html
※アホのように重いので注意
Posted by WATERMAN at 2009年06月29日 07:49
>まあ、経済が潤っても子供を買うやつは買う

少なくとも売る側は減る、ってことじゃん?
Posted by kerry at 2009年06月29日 07:17
全面的に同意
Posted by kerry at 2009年06月29日 07:09
なかなか、興味深く読ませてもらいました。

身も蓋もない話ですが、これが事実なんだと思います。
Posted by KKMM at 2009年06月29日 06:57
↑供給側の話じゃないの?
Posted by み at 2009年06月29日 02:55
まあ、経済が潤っても子供を買うやつは買う

そこを無視してこの問題はねえ
Posted by の at 2009年06月29日 01:36
理解はできる
Posted by た at 2009年06月29日 01:18
日本の政治の欠点は、感情論ばっかりが先行して理論、理由は後付なことだよね。
まぁ憲法もアメリカさんが作ったものだし、そういうことをわからないんだろうね。

自分の感情すら統治できない人に政治なんてやらせるものじゃない、老子曰く、「50にして天命を知る。60にして耳順う。」老子以上の秀才であって欲しいものだ。
Posted by 641 at 2009年06月29日 00:00
いつになく※にヘイトスピーチが溢れてるね。
自称人権派の人たちかな?
Posted by W61CA at 2009年06月28日 23:22
>タイの児童買春で逮捕されたヤツの国籍

タイの売春産業は何百年も前から専ら華僑のビジネス。
逮捕されるのはつまり余所者で、地元の華僑は売買どちらの側でも簡単に捕まるようなヘマしない。というか警察も迂闊に手を出せない。
つまり、アグネスはなんで現地の華僑を叩かないんだ?と意地悪く訪ねてみれば?。
Posted by himorogi at 2009年06月28日 23:07
東南アジアの人身売買、児童売春の問題を「宮沢りえ」に結び付ける強引さに、逆に病的なものを感じます。アグネスチャンは更年期障害じゃないの?
Posted by SAMU at 2009年06月28日 22:22
WHOとUNの人権委員会の統計を調べりゃ、タイの児童買春で逮捕されたヤツの国籍が表グラフで出てるし。GとNだよ。ちゃんと調べろ。

カンボジアの某村であからさまに児童買春やって住民の恨みを買い、集団リンチで殺害された日本人がいることも知らないだろ。

こいつ、perlからはずれる事を喋らせるとバカ丸出し。
もう、国際関係論なんか騙るなよ。マガイモン。
Posted by   at 2009年06月28日 22:00
アグネスチャンを呼んだのは、いかに日本が他の先進国から非難されているか聞いてみようって話でしょ。
非難されなきゃいいってスタンスだよね。

> 子供の値段が高くなったからモノ扱いされなくなっただなんて・・・・あまりにも子供の人権が軽視され過ぎ・・・・!
> 子どもといえども人間には変わりがない!


誰に何を求めてるの?
Posted by ひ at 2009年06月28日 21:50
てめえ語っておくかとか何上から目線なの?
てめえは自分が影響力のあるコメンテーターだとでも思ってるの?
勘違いしてんじゃねえよ
アルファーブロガ〜(笑)?
だいたい記事は何が書いてあるか意味不明だよ。内容薄いし
Posted by えg at 2009年06月28日 21:47
子供の値段が高くなったからモノ扱いされなくなっただなんて・・・・あまりにも子供の人権が軽視され過ぎ・・・・!
子どもといえども人間には変わりがない!
Posted by Wataru at 2009年06月28日 21:02
児童を保護する有効な手段は何か、という話でしょう
現在国会で議論されている手段は児童の人権を守る役には立たない
Posted by fuzz at 2009年06月28日 20:58
貧しい国が売っている、それは確かかもしれません。
しかし、児童に対する性犯罪が多い国には経済的に豊かな国も含まれています。
児童に対する性犯罪が多い国ほど厳しく取り締まっているとも言えるのではないかと思うほどです。

日本だけならば、児童に対する性犯罪は少ないから規制しない、でもいいのですが、厳しく取り締まっても児童に対する性犯罪を減らせない国のために日本が協力してあげる、ということではないでしょうか。
Posted by zzz at 2009年06月28日 20:46
>順番を、たがえてはならない。
>経済発展が、先なのだ。人権保護ではなく。


その経済発展が達成されるまでに
いったい何人の子ども達が犠牲になれば良いのでしょう?
Posted by 渡世人 at 2009年06月28日 20:44