2009年08月20日 01:30 [Edit]
沈黙は損金 - 書評 - 若者は、選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!?
ディスカヴァーより献本御礼。
しかしすぐに書評しなかったのは、公示を待っていたからだ。我が家にも本日、いや日付が変わって昨日「衆議院議員選挙/最高裁判所裁判官国民審査投票所入場整理券」が入った封書が届いた。
率直に言って私は著者とは政策指向がかなり異なる。本書と同時発売された著者の「どうする!依存大国ニッポン」にはつっこみどころがあまりに多い(たとえば食糧安保など)。
しかし、本書の「沈黙は損金」という主張は、120%支持する。なぜ貴重な休日に、支持する政党/候補が落選するかも知れないのに投票に行くべきか、ぜひ本書で確認して欲しい。
本書「選挙に行かないせいで、四〇〇〇万円も損してる!?」は、政治において「サイレント・マジョリティー」は「サイレント・ノーバディ」であり、為政者から無私され搾取される存在にすぎないことをこれでもかと説いた一冊。そして無視されるのがいやだったら、どういう行動をとるべきかも。
目次
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「若者が4000万円損をする」理由は、こうだ。
ディスカヴァー社長室blog: 選挙本、毎日新聞、産経新聞など、メディア掲載続々! ●大竹ただしもちろん、これらの「合理性」は長期的には大問題だ。タイトルにある「四〇〇〇万円」は、社会保障などで70代が生涯に得る利益と24〜34歳の負担を差し引きした額という。
全世代平均との差ではなく、最高受益者との差を取るところは、いささか「誇大広告」の感もあるが、いずれにせよこの国が「若者から取り上げ、高齢者に差し出す」ということは、高齢者ですら否定できない事実として認識されている。
問題は、なぜそうなってしまったか、だ。いや、なぜそれが是正されなかったか、だ。
為政者から見て、そうするのが最も得だったからだ。
本書のオビには、恐るべきグラフが登場する。60代の投票率、75%。20代の投票率、35%。確かに日本の若者は多数決でも勝てなくなりつつはあっても、これほどの差はない。実際世代人口で最も多いのは、団塊ジュニアの世代であって、60代ではない。ゼロ年代の最後の年である今年は、その意味で若者が「数の力で勝てる」最後のチャンスであるにも関わらず、若者は「不戦敗」を続けてきたのだ。
本書は、その理由も解説している。「合理的棄権仮説」と「合理的無知仮説」だ。どちらも「どうせ説」とまとめられるだろう。「どうせ投票しても落選する」「どうせ感心を持ったところで無視される」。それなら投票に行っても行かなくても同じだろう、と。
違うのである。「どうせ」を受け入れること自体が、搾取の受け入れを了承したことになってしまうのだ。
本書の指摘において、最も重要なのは実は第四章の「特別利益団体」である。「建設族」や「郵便族」という例のアレだが、しかしそこに「若者族」はない。なぜか。
P. 124利益が一部の人々に集中する一方、不利益が広く分散(たとえば税金のように全国民に一様に分散)している場合には、特別利益団体が形成されやすくなります。
そう。サイレント・マジョリティは、まさにサイレントであることそのものを理由に、不利益の分散の対象となるのである。多数決のはずの民主主義が、なぜ少数の強きを助け、多数の弱きをくじいているかの理由がこれなのである。
これは、実は日本に限った問題ではない。議会制民主主義の国すべてが抱えた問題でもある。だからこそ、私は
404 Blog Not Found:#senkyo2009 - 「誰」ではなく、「何」を選ぶために私は、今の「全てを議員にゆだねる」必要そのものをなくしたいのだ。
と主張しているのだが、しかしそこに至る唯一の道が、一票を投じることにあるということも知っている。いや、もう一つある。革命という奴だ。しかしそれは「よりよい自分を生んでもらうために母親を殺しに行くような」アクロバットで、実のところ成功例はほとんどない。それどころかフランス革命もロシア革命も、反動の方がずっと大きかった。アメリカのそれがうまくいったように見えるのは、「革命」ではなく「独立」だったからだろう。
若者は忙しい、それが投票所から若者を遠ざけている大きな理由の一つでもある。しかしロートルな日本の選挙制度も、まるで進歩がなかったわけではない。その一つが、「不在者投票」が「期日前投票」になったこと。「不在者投票」時代は、理由がなければ投票日以外に投票することはだめだったが、今はそうではない。平日に投票を済ませて、投票日は普通の休日として過ごすことも問題なくなったのだ。私も今回は期日前投票する予定だ。もっとも理由は投票日に時間がないからという「不在者投票」型ではあるが。
Twitter / Baron OGOCHAN: 自民党と民主党なんて、ウンコ味のカレーとカレー味のウ ...自民党と民主党なんて、ウンコ味のカレーとカレー味のウンコの違いでしかない。まぁこれらを捨てたところで、カレー味のカレーなんてなくて、ウンコ味のウンコしか残らないけど。
そうかも知れない。しかし投票せずにそれを言う者は、だとしたら肉便器なのだ。唯々諾々として糞を喰らっているのだから、そう呼ぶしかない。
若者が政治に興味ないだとか、政治を知らないというのがウソであることは、ネットを見ればいやでもわかる、しかしいくらネットに政治不満をぶちまけたところで、それは政治的に存在しないというのが現実である。
その現実を変える方法は、たった一つである。
投票、しろ。
さもなきゃいつまでもおまえは肉便器だ。
Dan the Voter
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ほんとうに、著者も私も、年齢的には、若者がこのまま黙ってくれてたほうが得。でも、やっぱり、将来の人のために、お金を使うべき!そのためには、投票しなくちゃいけない。結局、それだけ?というレビューもありましたが、ただ、行け!といったって行かないでしょ、というわけでの「力作」でした。
>さもなきゃいつまでもおまえは肉便器
と、当事者意識を喚起させてくれる言葉や
沈黙が損金で、雄弁(投票)が銀であることを教えてくれる数字や資料が私を動かすんです。
○どうせ関心を〜
棄権者が多いから、組織票を抱えた候補が楽にいつも当選できるから、政治がよくならないのです。
若者に限らず、有権者は、選挙権を常に行使すべきです。
また、国会中継の視聴率が高くなることもよいことです。この件では、ご老体たちの民度が向上してほしいものだし、ラジオで国会中継を放送する開けた職場も増えてほしいものです。
http://blog.livedoor.jp/brothert/archives/51258080.html
http://blog.goo.ne.jp/brothert/e/4cc759b3e9a51208b86c9ba7cbd33ca8
少数派である若者の意見が反映されるとは思わない…?
意見を表明しさえすれば(投票なりなんなり)、少数派だって尊重される。されざるを得なくなる。
弱者にも等しく一票があるんだから、活用しない手はなかろうに。
とりあえず、今ゴミ箱から救い出した。
ウンコ味のカレーはまずくても食べ物だけど、カレー味のウンコはスカトロ好きの人しか食べないね。食べ物じゃなくて排泄物だからさ。
>うんまかせさん
>意見を表明しさえすれば(投票なりなんなり)、少数派だって尊重される
あまーい。過去10年間に少数派を尊重したケースなんてごくごくわずか。
>少数派を尊重したケースなんてごくごくわずか。
日本はもうだめだ
ワープアを国会で取り上げてくれた社会党は思想が若者とあわないし
民主党は国旗を切ってそれが何か?という開き直りで危なすぎる
共産党は今時頑固に野党とかいって党自体が保守化して老害
武力赤色革命やったるんじゃ!資本家皆殺しだぁフゥフゥ〜ハハァ〜!
といった気概はどこいったの?
国民新党はなんか歌ってるし・・・
これで選べというのはムリっぽ。
まず、若者自らが
政治団体なり圧力団体なりを作る方法を書いた本なんか
ないだろうか。
よくわかるアルカイダの作り方。
何らかの目的を持って組織なり団体をつくり声をあげるには
誰かが自らの時間とカネを差し出す献身を行う必要があるので
今の若者にそれができるだろうか。
ただ選挙逝けってのは、どうかと思うよ
それなら北朝鮮だってみんな投票にはいってる
「目的は手段を正当化する」といったマキャベリズム的発想を、干場さんや弾さんが用いるなら、当然私はそれを支持します。選挙権を普通に行使できるだけでも、国なんですから。
「政治家and/or民主主義のレベルは選挙人のそれを超えることはない」と巷間言われます。
それが真であるならば、衆愚の一であるのを自覚する者が"政治をよくする"ためにとることのできる行動は、『「選挙に関わらない」ことで実質的に選挙人から外れることによって選挙人(=議員and/or民主主義)のレベルを引き上げることに資する』、それ以外にあり得ません。
前回衆院選の前後、現在の野党であるところの某党が義務投票制の導入をいっとき考えた旨の報道があったと記憶していますが、
仮に義務投票制になり、罰則が厳格に適用されることとなった未来においても、(その罰則が自身の生活において受容限度内であるかぎり)わたしはすすんで罰を受けるでしょう。
それが「衆愚の一であるのを自覚する者」の"矜持"であり、"せめてもの、しかし最大の貢献"であると信じます故。
損金って会計の言葉で、使った経費が税務上も経費として認められる、つまり税金を減らせることを表すので。
http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/8d8993a1a34a4b2450284778debcbdf0
いいことです。
あとは実際に「選挙」行けばいいだけ。
行動するだけ。
現在の仕組みに不満があるのはみんな同じなんでしょうけど、選挙制度自体その仕組みの一部なわけで、仕組みを変えたいならば、まずはその仕組みに乗っかるしかないですからね。それが「選挙行く」って行動なわけで。
仕組みを根元から壊すのが「革命」ですけど、そんなコトやってリソース浪費する余裕は日本には無いと思うし。
http://www.i-vote.jp/
一票で当選者が変わることはまずありえません。
万が一その一票で当選者が変わったところで、その一議席で政権が変わることはまずありません。
その個人には投票に行く行為は、費用対効果に優れたものではありません。
個人個人は合理的な判断を下していても結果として不合理なことになっているかもしれませんが。
もっとも、私は投票に行きますが。
あと、投票と革命の中間として、立候補という(革命よりは現実的な)選択肢もあります。
進まないのもね。
自民党が
ストップさせてるよね。
酒井が逮捕されてから、iTunes即買する
きゃつらが、
ネット投票をしないわけないし。
とすると、
「わたしはネット投票を実現し、若者の政治をすすめます」
とか宣言したら、
アホでも、ブスでも、
当選したりして。
「彼が どんどん若者の声を国会へ届ける役割を果たせば、20代の投票率はかなり上がるかもね」と期待していたものでしたが...
残念ながら 自民党執行部はそういう芽を摘んでしまいましたからね。
