2012年07月20日 03:00 [Edit]

速い!安い!うまい? - 0th Impression - Kobo Touch

というわけで入手。

Kobo Storeの実力はまあ…

といったところで「日暮れて道遠し」ところなのだけど、Kobo Touchというハードウェアの方は、E-Ink な Document Viewer としてはかなり完成度高いのではないか。読むのが主に「自炊」したPDFやePubやCBZという人には、現時点でこれがベストかも。


  • 献本ならぬ献機…ではありません。楽天ポイントがちょうどいい具合に余ってたのでそれで。しかしポイント抜きでも、7,980円は安い
  • Kindle 2のE-Ink Displayが壊れちゃったので、ちょうどいいタイミング。
  • [設定]→[デバイス情報]によるバージョンは2.0.2 (r41334, 12/07/19)
  • 自炊派にうれしいのは、なんといってもmicro SDスロットがついていること。32G SDHCまで扱えるみたい。これのトップディレクトリに対応フォーマットなファイル(PDF, ePub, CBZなど)を転がしておけば、あとはKobo Touchに刺せば読めるようになる。
  • Kindle用に作ったCBZは全て問題なく読めた。作成用スクリプトを以下に再掲しておく。
    #!/usr/bin/env perl
    use strict;
    use warnings;
    use Imager;
    use Archive::Zip qw/:ERROR_CODES :CONSTANTS/;
    use File::Basename;
    
    sub help{
        die $0, "src_dir [dst.cbz]";
    }
    
    my $src_dir = shift or help();
    my $dst_cbz = shift || basename($src_dir) . ".cbz";
    
    opendir my $dh, $src_dir or die "$src_dir:$!";
    my @files = grep /(?:jpe?g|gif|png)\z/i, readdir $dh;
    closedir $dh;
    
    die "There seems no image in $src_dir" unless @files;
    
    my $zip = Archive::Zip->new() or die;
    my $zdir = $dst_cbz; $zdir =~ s/\.\w+\z//;
    
    for my $file (@files) {
        warn "$file\n";
        my $img = Imager->new;
        $img->read( file => "$src_dir/$file" ) or die $img->errstr();
        $img = $img->rotate( right => 270 ) if $img->getwidth > $img->getheight;
        $img = $img->scale( xsize => 600, ysize => 800, scale => 'min' );
        my $data;
        $img->write( data => \$data, type => 'jpeg') or die $img->errstr();
        my $dst = $file; $dst =~ s/\.(\w+)\z/.jpg/;
        $zip->addString($data, "$zdir/$dst")
            ->desiredCompressionMethod( COMPRESSION_STORED );
    }
    
    $zip->writeToFileNamed($dst_cbz) == AZ_OK or die "$dst_cbz:write error";
    
  • 画面遷移は、Kindle 2よりずっと早い。この程度の速度があれば、タッチインターフェイスにも耐える。さすがにフリックは厳しいのだけど、E-Readerにフリックは不要。
  • ソフトウェアキーボードも、iOSやAndroidを日頃使っている人には普通に使えるレベル。かな漢字変換ができるだけでも、Kindleしか使ったことがなかった私には「をを、これはすごい」レベル。
  • もっともE-InkはE-Ink。めくった後の残像問題はどうしても残る。こんな感じ。埃っぽいのはご愛嬌。
  • 残像が気になる人は、[設定]→[読書設定]の[顔面のリフレッシュレート]をデフォルトの6ページから1ページにするといいだろう。ページめくりの速度(とおそらくバッテリーの持ち)と引き換えに残像はほとんどなくなる。
  • スクリーンショットってどうやって撮ればいいんでしょ?
  • CBZでも←→アイコンをクリックすればスライダーでページ飛ばしできるのはほんと有り難い。Kindleだとこれがなくて、一ページ一ページめくらなければならないので、E-Inkの状態遷移の遅さと相まって実用的とは言い難かったので。
  • ロック画面が現在読書中のコンテントの表紙というのはよしあしだなあ。わかりやすさでは+だけど公の場では書店のカバーを本にかけて読んでる人には-。ここはカスタマイズできるようにして欲しい。 ありがとうございます…でも「スリープモード」の画面、これじゃあまりにおもちゃじみてる…
  • [設定]→[その他]にブラウザーがある。ユーザーエージェント名は Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.0; en-us;) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Verson/4.0 Mobile Safari/533.1 (Kobo Touch) だそうな。E-Inkゆえ実用的とは言い難いが、日本語表示も問題ないしJavaScriptも実行できる。

というわけで、ハードウェアとしてのKobo Touchは今買っちゃってもいいのではないかというのが結論。現状はStoreがダメでTouchがいけてる状態で、これが逆なら目もあてられないけど、これならStoreの改善--というか「まっとう化」は、腰を据えて待てばよい。自炊リーダーとしてはKindle以上の出来。特にmicro SDスロットがある点は決定的で、他の欠点を補って余りあるのではないか。

Dan the Kobo Newbie


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