2013年10月31日

21世紀の市民に必要な力 - 書評 - 不透明な時代を見抜く「統計思考力」

出た、出た。やっと出た。

2009.04.08 初出
2013.10.31 文庫版発行につき改訂

この本を、待っていた。

こんな本を、ではなくこの本を。

そして、この国は待っている。

この本を最大限活用してくれることを。

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2013年07月13日

「ありのまま」の資本主義を - 書評 - 里山資本主義

編集部より献本御礼。

ああ、これでいいのかも。

404 Blog Not Found:少子化対策にあたって0番目に直視すべき現実
今から何とか出来るのは、「減ってもなんとかなる」ように持っていくだけ。

そう持って行くための、一つの解が、本書にある。

唯一の解ではないかも知れないが、すでに見つかった解は私が知るかぎりこれだけ。

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2013年04月21日

唯一読むに値するアベノミクス本 - 書評 - 日本の景気は賃金が決める

アベノミクス本も賛否両論ずいぶんと出回っているし、そのうちかなりの部分が献本されてきたのだが、どれも一番大事なことを言っていないことにorzとなっていたが、我が意を得た一冊をやっと見つけた。やはり献本ばかりには頼れない。

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2012年08月08日

自分の、自分による、自分たちのための働き方 - 書評 - ニートの歩き方

出版社経由で著者より献本御礼。

一言で言うと、ニートは働き者だという一冊。

極論してしまえば、NEET=Not in Education, Employment, or Training とそうでない人の違いは、誰のために働いているかの違いでしかない。

もし人様のために、人様に言われて働くのがだるいと感じたら試してみるといい。自分のために、自分の心の声に従って働く素質と覚悟が自分にあるのか、を。

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2012年07月07日

次の四半世紀のための問題集 - 書評 - 未来をつくる資本主義

英治出版の松本および竹井両氏より献本御礼。

初出2008.03.14; 2012.07.07 増補改訂版

本書が提示する問題を、一人でも多くの人に共有してもらいたい。

それらの問題の解決策というのは、共有するものが多ければ多いほど優れたものとなるはずなのだから。

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2012年06月26日

備忘録 - そもそもなぜ弱者を救済せねばならないのか

およそ現代の文明国において、「弱者、救済すべき」というのは共通認識(common sense)となっているようだ。生活保護者を叩く人ですら、「あの者は弱者にあらず」という論法は使っても「そもそも弱者を救済すべきではない」とまでは言わない。

しかしそれを子どもに問われた時、あなたはどう答えるか?

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2012年06月18日

四諦も八正もあるんだよ - 書評 - 蝉丸Pのつれづれ仏教講座

というわけで、まずは托鉢の作法(P.118)から。

あ、あんたのために書評したんじゃないんだからねっ

ブッダという原典を、つれづれならぬツンデレに読み解くと、こうなるのだろうか。

ツンデレだけあって、真意をあからさまにすることはない。「密」教なのに「真言」宗とはこれいかに。

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2012年06月02日

「こんなことも出来ないお前は何の役に立つの?」が最凶な理由

この証明でも充分なのだけど…

「こんなこと勉強して何の役に立つの?」と聞かれた時、言葉を尽くせない大人が知性を殺す: 不倒城
ちょっと前、「子どもに「こんなこと勉強して何の役に立つの?」と言われた時、「こんなことも出来ないお前は何の役に立つの?」と返すのが最強」とかいうコピペをみて、心底アホかと思った。まさか親や教育者が本気にはしないと思うが、こういう一言は容易に知性を殺す

大事なことなので、別解も示しておきたく。

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2012年03月03日

[違和感仕事しろ][野生のSF] - 書評 - 南極点のピアピア動画

やっと入手できた。

と思ったら「通常1~3週間以内に発送します」ですか。[Amazon仕事しろ]。

にしても、なんという[才能の無駄遣い]。

この題名では、まるでパンツを飛ばす片手間で書いているようではないか。[もっと評価されるべき]、王道Sci-Fiにして現時点における著者の最高傑作なのにっ。

しかし、それこそ尻Pの醍醐味なのだ。それを著者に求めるのは、「Hunter x Hunter休載するな」というに等しい無理ゲーなのだから。

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2012年02月15日

好きでなくっちゃ仕事になりませんか?

どうしてもここに引っかかってしまう。

Island Life - やりたいことかどうかって、やってみないとわからない
だけれど、「これがやりたい仕事である、と本当に思っている」ってことは、 応募にあたっての最低限のラインじゃないかな。でなけりゃ教えたって無駄になっちゃう。

というのも、私は仕事を得るにあたってそれを問われたことは一度もないし、(雇用主として)仕事を与える際にもそれを問うたことは一度もないから。

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2012年02月06日

「自分のアタマで考えた結果」を愚行呼ばわりする愚言

びっくりです。

優秀な技術者を「一円も価値を生まないセクター」に幽閉する愚行 - Chikirinの日記
ソニーで働く人達は、新卒入社の段階では日本で最も優秀なエンジニアの卵だったはずです。その人達が一生懸命働いて8年間、一円の価値も生んでいないなんてびっくりです。

「自分のアタマで考えよう」なんて本を出している人が、これほど自分の頭で考えてないことを平然とblogにうpしていることに。

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2011年09月09日

最後に勝つのはウィンプ -- 最後まで待てるのなら

これはいい警句。

私も原子力について本当の事を言うぞ:日経ビジネスオンライン
それらを止めるためには、われわれの中にいるマッチョをなんとかして説き伏せなければならない。

だけど、これはいかにもマッチョ的な発想だ。

それは、とても難しいことだ。
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2011年08月14日

待った甲斐 - 書評 - がまんできない人のための 真の忍耐力養成ドリル

編集部より献本御礼。

こういう本を、待っていた。

これこそ、(ライフ)ハッカーが最も苦手とし、しかし「ふつうの奴らの上を行く」のに最も欠かせない力なのだから。

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2011年08月10日

Stay Responsible - 書評 - ジョブズ・ウェイ

編集部より献本御礼。

「世界一価値のあるテクノロジー企業」から「テクノロジー」という但し書きがなくなろうとしている今、ビジネス書の欄もApple本で溢れているのは当然ともいえるが、しかし同社の秘密主義もあいまって、そのいずれも「外から」書かれたものであり、「内から」書かれたものは本当に少ない。

本書はその希有な一冊である。

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2011年03月09日

高校の「情報」の教科書が無駄にすごい無駄な件

ば〜っかじゃねえの!?

盛り上がっているところ大変恐縮なんですが…

右のハルパゴスさんと同じ感想しか出てきませんでした。

こんなのリテラシーじゃなくて、トリビアじゃん。

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2011年03月08日

カンゼンよりカイゼン - 「百年たっても後悔しない仕事のやり方」の書評に代えて

出版社より献本御礼。

著者名のごとく、「治明の理と利」を解いた一冊。

その理と利に触れるのに私というフィルターを通して欲しくないので、書評はしない。その代わりに、著者と私が共通して心配しているであろうある事柄について書く事にする。

なぜカンゼンよりカイゼンなのか。

出来れば、カンゼン主義者にも伝わるように。

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2011年02月28日

news - ソーシャル・カンニング? いいね!

ただの「ソーシャル・カンニング」(social cheating)として片付けるのは簡単だけど…

[入試ネット投稿]京大が被害届提出へ 偽計業務妨害の疑い(毎日新聞) - livedoor ニュース
入試問題が試験時間中にインターネットの質問掲示板「ヤフー知恵袋」に投稿された問題で、京都大は27日、偽計業務妨害の疑いがあるとして京都府警川端署へ28日に被害届を出すことを明らかにした。同志社大も京大などとの連携を表明しており、追随するとみられる。入試問題漏えいが刑事事件に発展する可能性が出てきた。

そうやって片付けちゃうのはもったいないんじゃないかな。

教える側も、教わる側も。

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2011年02月04日

ツンデレろ、ニッポン - 書評 - 世界が絶賛する「メイド・バイ・ジャパン」

著者より献本御礼。

よくわかってらっしゃる。日本のキャラというものを。

そう、キャラ。

in でなくて by な理由が、ここにある。

キャラの構成要素諸君、必読。

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2011年01月29日

和の代償 - 書評 - 日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか

オフィスブラインドスポット石井様より献本御礼。

本書のタイトルを見て、おそらく過半の人は「それ以前に日本って世界でいちばん人気あったっけ?」と思われたのではないだろうか。

そのありようこそが、日本が世界でいちばん人気がある理由である。

であるがゆえに、日本の魅力と日本の急所は表裏一体であり分ち難い。

なぜか、著者自身はそのことに気がついていないようなのだが。

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2011年01月07日

職がなければ遊べばいいのに - 書評 - コンピュータが仕事を奪う

この話題に正面から取り組んだ本は意外と少ない。はじめから日本語で書かれたものともなると、なおのこと。その意味において本書は仕事を必要とする人全てが読んでおくべき一冊である。

しかしこの問題は「正面から取り組む」という姿勢そのものが間違いだという思いを年々強くしている。本entryはよって、本書に何が書かれているかより何が書かれていないかを主に書くことになる。

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2010年12月30日

iモードが世界制覇できなかった本当の理由

事実を正しく指摘してはいるけど、「本当の理由」ではないと思う。

Life is beautiful: 日本のケータイが「ガラパゴス化」した本当の理由
ということで、再度繰り返すが、日本のケータイ・メーカーがこんな状況になってしまったのは、独自規格のためなんかではなく、ドコモからの「調達」という甘い蜜に飼いならされた日本のメーカーの経営陣が、2000年代の前半にリスク覚悟で海外に本気で進出する、という戦略を取らなかった・取れなかったことにある。言い換えれば、ケータイがガラパゴス化したから負けたのではなく、メーカーの経営陣が(肉食獣のいない島国で)ガラパゴス化したから負けたのである。

負けたのは日本のケータイ・メーカーだけではないのだから。

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2010年12月29日

2010年のAppleから学ぶべき3つ不等式

老いたな、大前さん。

大前氏 アップルは失敗繰り返しアンドロイドに負けると予測(NEWSポストセブン) - エキサイトニュース
アップルのCEOのスティーブ・ジョブズは、今まさにパソコンのMac(マッキントッシュ)と同じ失敗を繰り返そうとしているように見える。“Macの失敗”とは、OSを他の企業には売らず、ハードとワンセットで自分で売ろうとしたことである。

15年前とはルールが変わったのに。

いや、変えたというべきか、

インターネットの自らの重みと、Appleが。

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2010年12月28日

非常識?新常識! - 書評 - 日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方

著者より献本御礼。

2011年の仕事始め前に読んでおくべき本No.1。

特に、社員数二桁以内の中小企業の経営者は。

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2010年12月27日

才能が私物化可能になった理由

なぜそうなったのか?

才能の枯渇について (内田樹の研究室)
「自分の才能が自分にもたらした利益はすべて自分の私有財産である。誰ともこれをシェアする必要を私は認めない」という利己的な構えを「危険だ」というふうに思う人はしだいに稀な存在になりつつある。

実に単純な答えが存在する。

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2010年12月24日

紹介 - 人間はガジェットではない

オビを書いたので紹介。

「タダより高いものはない」って言うけれど、本当のところなんぼ?
ネットがもたらした自由(free)と無料(free)の真の値段(cost)が、今明らかに。
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2010年12月15日

What's Mine is Yours - 書評 - シェア

プラップジャパン社の松本様より献本御礼。

オビより

〈所有する〉から〈利用する〉へ

この大きな流れは、もはや止められない。

「若者の消費離れ」なんて言っている場合ではない。

この潮流がビジネスをどう変えていくのか。

本書でシェアしておこう。

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2010年12月06日

限界を突破する一番簡単な方法 - 書評 - 東大生の論理

筑摩書房松本様より献本御礼。

東大生が「理性の限界知性の限界」に挑むと何が起こるのか - そして、何が起こらないのか?

本書は、その記録である。

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2010年12月02日

真面目を真面目に考えてみた

真面目な私も考えてみた。おい、君たち何を笑ってるんだよ(怒)。

真面目が“バカ”を見る?! 日本社会の未成熟:日経ビジネスオンライン
ところが、世間では真面目であることは、必ずしも評価されない。「真面目だよね」と言われると、からかわれているような気分にさえなることがある。

その結果は、真面目な人であればあるほど不愉快なものだ。

真面目に"バカ"を見させているのは、他ならぬ真面目な人々自身なのだから。

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2010年11月25日

ごほうびの上げ方 - 書評 - 「続け方」に気づかせてくれた三冊

「あ、つながった!」

これがあるから、本は何冊も同時に読みたい。

一冊だけでは絶対に気づけない発見がそれで得られるのだから。

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2010年11月21日

Just(ice) as Fair(ness) - 書評 - 正義論/ハーバード白熱教室講義録

双方とも出版社より献本御礼。

asin:4152091681 asin:415209169X
ハーバード白熱教室講義録
+東大特別授業(上下)
Michael Sandel
asin:4314010746
正義論

John Rawls /
川本隆史福間聡神島裕子
[原著:A Theory of Justice: Revised Ed.]
(Google Books)

両著が同時に、それも自国語で読める読者は幸いかな。

「正義論」は、単体で消化するのはまず無理であっただろうから。素肌が水を弾くのに似て。

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2010年11月15日

Free Won't, from Envy - 書評 - ゼロから学ぶ経済政策/和解する脳

双方とも出版社より献本御礼。

一見関係なさそうなこの二冊を、一つの感情がつなげている。

嫉妬、だ。

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2010年10月28日

それでも私はなるべく後に生まれる方を選ぶたった一つの理由

以下同文なことは、今までblogでも拙著でもさんざん繰り返して来たので…

負けが決まってる勝負を死ぬまでやらされる若者世代。 : ひろゆき@オープンSNS
いやぁ、ほんと世知辛いですね。

ここではあえて、若者世代の方の方がいい理由を述べることにする。

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2010年08月12日

理の不安 - 書評 - これからの「正義」の話をしよう

早川書房富川様より献本御礼。

[初出 2010.05.22;
 追記 2010.08.12]

これは美味い。そして苦い。この苦みは、この美味さと不可分のものだ。

その苦さゆえ、ほとんどの人は敬遠するのかと思いきや、これが世界一有名な大学で一番人気の講義を元に書かれた本だというのだから、世の中捨てたもんじゃないではないか。

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2010年06月05日

景気の波より人口の波 - 書評 - デフレの正体

角川書店岸山様より献本御礼。

さらにブロガー向けセミナーにもご招待いただいたので、参加させていただいた。

弾言する。著者ほど日本の現状をしっかり把握している人はいないと。数多の経済学者たちがスルーしてきた日本の本当の実情が本書にはある。

我が意を得たりとは、このことだ。

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2010年05月25日

紹介 - 電子書籍元年/ 電子書籍の基本からカラクリまでわかる本

電子書籍元年」は著者より、「電子書籍の基本からカラクリまでわかる本」は出版社よりそれぞれ献本御礼。

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← 電子書籍元年 田代真人
電子書籍の基本からカラクリまでわかる本 →

双方とも本当は書評したいのだが、双方とも私は取材対象となっているのでここではあえて紹介に留めさせていただく。電子書籍に関して「〜元年」は今のところ最も「深く」、「〜の基本からカラクリまでわかる本」は最も「広い」一冊にそれぞれ仕上がっているのは、「電子書籍」が題名に入った本はほぼ全て読んだ者として確かだと言える。

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2010年05月18日

Redesigning the Design Itself - 書評 - デザインイノベーション

翔泳社外山様より献本御礼。

尋常ならざる著者名を見ただけで、これがスゴ本であることが分かったが、それはとんでもない過小評価だった。こいつはトテツモ本だ。「発想する会社! (The Art of Innovation)」がデザインの過程と結果を著した名著だが、本書はデザインの理由と真意を著した名著である。デザインをする人はむろんのこと、デザインを利用する者もまた刮目して読まねばならない一冊である。

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2010年05月12日

Our closest frenemy ever - 書評 - グーグル秘録

出版社より献本御礼。

これぞ、我々--本blogの読者も私も--が最も読まずにいられない物語。

なぜなら、この物語には、あなたも必ず「登場」するのだから。

その意味において、これは今までありえなかった物語である。

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2010年05月07日

IPアドレス開示!=発言者開示 - 勝間VSひろゆきに代えて

て言われてもねえ…

Thttp://twitter.com/utthi_fumi/status/13524295338
@dankogai 勝間VSひろゆきの対談はどう思いましたか?

私は両者とも会った事があるし、両者に関してここに書いてもいるし、逆に私は両者に書かれてもいるし…

今更付け加えることはないと思うし、強いて付け加えれば対談はそもそも勝負じゃないし、ぐらいしかないのだけれども、一ネットワークエンジニアとして一つだけ。

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2010年04月26日

紹介 - iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?

アスペクト貝瀬様より献本御礼。

五月五日までなら、電子版も無料。

ITジャーナリスト林信行がこれまでの、そしてこれからの10年を斬る『iPhoneとツイッターは、なぜ成功したのか?』発売 - firstdecade.net
発売記念キャンペーンとして、4月26日〜5月5日まで理想書店と、アップルのAppStore(申請中)において、全文を無償公開いたします。

というわけでなので、書評はtwitterの#decade1でおいおいやっていくとして、まずは紹介しておきたい。位置づけとしては、鳥瞰的な「フリー」の主張を、実際にやっている人が虫瞰的に検証した一冊ということになるだろうか。

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2010年04月09日

金は剣より強いか?

もしかして本当にそうかも知れない。

金融日記:グローバル資本主義だけが世界を平和にし、世界の貧困問題を解決できる ?米軍ヘリによる民間人誤射殺の映像から考えた事
僕には、それはグローバル資本主義をさらに加速させ、世界の全ての国を互いに密接につながった自由市場経済圏にすること以外考えられない

問題は、グローバル資本主義を信じている政府の数がゼロだということである。

グローバル資本主義のエヴァンジェリストを含めて。

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2010年03月31日

全米が二度泣くべき一冊 - 書評 - スリー・カップス・オブ・ティー

サンクチュアリパブリッシング岩田様より献本御礼。

昨日到着したのだが、もう少し早く送って欲しかった。

新学期がはじまる前に読んでおきたい本No. 1がこれなのだから。

「学校に通う」。そんな先進国の子供にとって当たり前=ordinaryな日常が、実は格別=extraordinaryなことであることを何よりも教えてくれるのが本書なのだから。

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2010年03月26日

競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感

中公新書編集部より献本御礼。

レーベルにふさわしい、地味ながら滋味豊かな名著。大塚砂織の挿絵もまたすばらしい。拙著「弾言」「決弾」もそのおかげでどれだけ価値が上がったか計り知れない。

本書で日本人の競争嫌い--実は協調嫌いの裏返し--が少しでもよくなればよいのだが。

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2010年03月13日

ペア書評 - 行動経済学/経済は損得で理解しろ!

双方とも編集部より献本御礼。

こうして二つ並べてみると、実に面白い。

行動経済学」の方が古典的なたたずまいで、「経済は損得で理解しろ!」の方が行動経済学の応用の、しかもどぎつい例になっているのだから。

だからこそ首をかしげざるを得ない。

なぜ飯田は今なお「古典的な」「マクロ」「経済学」の枠組みに留まっているのかが。守はこれくらいにして、そろそろ破、そして離を見せるべきときではないのか。

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2010年03月05日

「国なんて飾りです。偉い人にはわからんのです」 - ペア書評 - 角川本/田原-宋対談

双方とも献本御礼。

うち、「角川本」こと「クラウド時代と<クール革命>」の方は、3月10日まで限定で無料全文公開している。どちらもタイトルどおり、日本について書かれた本だ。

圧倒的に視野が広く、そして正しく「メガトレンド」を見抜いているのは「角川本」の方。日本と世界の「こうなる」を知りたかったら、こちら。

にも関わらず、日本人は「こうするべし」に関しては、「田原-宋対談」こと「中国人の金儲け、日本人の金儲け ここが大違い!」の方がはるかに実践的かつ理想的。

その違いは、「日本」の扱いにある。

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笑い事ではなくなってしまった都市伝説をみっつを論破するを一つ論破する

他の二つはとにかく、真ん中の一つが破綻している。

金融日記:笑いごとではなくなってしまった都市伝説みっつを論破する

都市伝説2: 派遣労働は派遣会社が派遣社員の給料をピンハネして搾取するので禁止すべき

ひとことでいえば、ピンハネで搾取されていると思うなら辞めればいいじゃんということです。

先進国はどこでも職業選択の自由が保障されているので、何人たりとも強制労働させられることはありません。

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2010年03月02日

愛と利益と - 書評 - 生命保険のカラクリ

著者より献本御礼。

初出:2009.10.15

プロのための「生命保険入門」を、異業種から参入した著者が同書の著者から直接学び直した上で、ユーザー向けに最新事情を交えながら書き直したのが本書。生命保険を買う--あるいはあえて買わない--にあたって、本書は必携の一冊となるだろう。

ただ、一点だけどうしてもお尋ねしておきたい異議がある。本entryはよって書評兼公開質問状である。

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2010年02月25日

社畜と神の間に - 書評 - 「お客様」がやかましい

筑摩書房松本様より献本御礼。

を読んだ人であれば、我が意を得たりと気が晴れるのではないだろうか。

しかし、それはぬか喜びに過ぎない。著者が巻末でこう述べたとおり、本書に答えはない。

P. 176
せめて、「お客様」社会に辟易しているひとは、「お客様」意識からどう脱却するのか、いろいろ試行錯誤してみてください。私が「お客様」意識からの脱却法を伝えようとしたら、それはおそらくマニュアルになってしまいます。

そして著者には申し訳ないけれど、たとえ「お客様」意識から読者が脱却できたとしても、「お客様」社会、あるいは顧客原理主義はもはや止められないからだ。

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2010年02月19日

Making of the Making - 書評 - 創るセンス 工作の思考

集英社新書編集部より献本御礼。

前作「自由をつくる 自在に生きる」に力の入った一冊。その力の入れようは、今まで未公開(だよね?)だった著者近影が入っていることからも感じることが出来る。

この手応えは、「本物」だ。

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2010年02月12日

文と文脈、人と人脈 - 書評 - 現代語訳 論語と算盤

筑摩書房松本様より定期便にて献本御礼。

こういうのも何だが、「学問のすすめ」よりずっと易しい言葉で書かれ、訳されているのに、味わうのは難しいと感じた。言葉が淡白なのである。薄味すぎて、激辛の言葉に慣れた人には味がわからないかも知れない。十年前の私には多分味がわからなかっただろう。

そこにこそ、渋沢栄一を読み解く鍵があるのではないか。

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2010年01月22日

What do they do if they do no evil? - #書評_ - Googleの正体

毎日コミュニケーションズ大澤様より献本御礼。

すごい。すばらしい。そしてちょっぴり悔しい。

「Googleとはなにか」ではなく、「Googleはこれから何をやろうとしているのか」ということに関して、Googleの外の人による結論として、もっとも腑に落ちるのが本書。正直言いたいことを言われてしまったという感じ。

Androidの敵はiPhoneじゃない。

それがわかるだけでも、一読の価値あり。

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