0157 健康保菌者の怖さ? それとも発症者が少ないだけ?

食中毒事案です。(O157で5歳女児重体、2人重症 埼玉・熊谷のスーパー販売のポテトサラダ食べる)患者さんの回復を祈ります。

たまたま見ていたモーニングショーで原因分析が行われていました。

1 ポテトサラダ自身の汚染
 工場で汚染していたら感染者数があまりにも少なすぎる。
2 店で加えたハム、りんごからの汚染
 ちなみにまず調理担当者には必ずO157の検査が義務付けられています。また店で行われている衛生管理も問題なさそうですので2の可能性は低いと思いますし、患者数でも2は否定的です。
3 取り分け用のスプーン、トング
 解説された東京医科大学兼任教授・中村明子先生はお客さんが自由に取り分けるというこの点において一番3の可能性が一番高いのではと推測されていました。

そう作った時は大丈夫でも、陳列している間にお客さんから汚染の可能性が出た。新しい惣菜販売における汚染の機会の増加という今までの食中毒事案では想定されていないものでした。

2日間に渡って患者が発生していることから考えると、お客さんからの感染の電波の可能性は低いですかね。でもこの店のポテトサラダを毎日食べるファンがいて、その方が健康保菌者であれば可能性はあります。 買ったお客さん、時間などを調べる必要がありそうです。
(ちなみに玉川徹さん、先生を責めるような質問は如何なものかな。先生は犯罪者じゃないし、あなた専門家じゃないし)

可能性としては検査を受けていないスーパーの別の従業員の可能性が一番でしょうか。だってスプーンの取っ手を消毒しながら代えないもんな。でもその他の料理のスプーン、トングはどうだったんだろう。ポテトサラダ以外のスプーン、トングも汚染されていただろうに。そうするとお客さん?

O157健康保菌者。感染を起こしても本人には全く症状がありません。だから今回の感染の原因が疑われているのですが、ある感染事案では25名中21名の健康保菌者が認められています。そうすると感染者数が少ないという1、2の否定の根拠がなくなるんですよね。知識が増えると今までの常識が通用しません。

今後の精査期待します。 

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オーガニックががんを予防できなかった1例 タバコ含めて

少し前ですが坂本龍一さんの記事です。(坂本龍一 がんになって考えたこと。 坂本龍一の養生訓

健康食品やオーガニックに強く傾倒する患者さんの考え方がわかって興味深いものでした。原発反対派の坂本さんに関して以前こんな記事を書いていました。

>「20年以上カラダに気を遣ってきて、まさか自分ががんになるなんて思いもしませんでした」 

このことに関する詳しいご自身の解説が以下のものになります

>食べるものにはずっと気をつけていたし、定期的にカラダ全体の検診も受けていた。それでも、がんになるんですよ。まさか自分が、という思いがあったから、半年も手を施さずにいました。健康を過信していたんでしょうね

検診を毎年受けているという健康に気をつけていた人が、目に見える腫瘍を半年放置したということです。ある意味自分にとって都合のいい点だけを取り入れていたのでしょう。なんか以前の記事のあの人と若干違いますが幾らかの共通点を感じます。

>もう25 年くらい、食事はずっとオーガニック中心です。整体や気功を組み合わせた、自分流のヨガも日課にしてきました。1セット1時間弱のゆっくりした動きですけれど、カラダを動かすと明らかに呼吸が深くなり、カラダも伸びます。50歳の時に煙草もやめました

タバコを何歳から何本、何年間吸っていたことでリスクが計算できますが、60の時のがん発症ですから禁煙して10年です。本来タバコに伴うリスクはかなり減っていますが、受動喫煙はどうだったんでしょうか。そして大事なことは、その状況下ではオーガニック中心の食事はがん予防に意味がなかった可能性があるということです。

>がんになった後は、さらに食事に気を遣っている。
>「肉類は完全にやめました。ほぼ菜食生活で、朝食はフルーツとジュースです。リンゴ、レモン、ニンジン、生姜をミックスしたものを飲んでいます。昼と夜は野菜中心の日本食。根菜類を多く摂るようにして、最近は3日に一度は魚介類も食べます。年齢のせいかな......。お鮨がすごく食べたくなる時があってね。2週間に一度くらいは行きます。それから、理由はわかりませんけれど、ミョウガが食べたくてしかたがない。ところが、僕が暮らしているニューヨークで新鮮なものはなかなか手に入らないんです。それから、がんにいいといわれている沖縄のモズクは、日本から友人が送ってくれました」 

この感覚がやはり理解できないんですよね。今まで25年間やってダメだったオーガニックの食事療法をまたさらに厳格にする。どう考えても効率的ではないと思わないのでしょうか。 

>「これからは、やりたい仕事、やるべき仕事をさらに厳しく選ぶと思います。そして、限られた時間とエネルギーを注いでいく。一方、やりたくないことに時間は使わないようにしたい。無駄だと感じる仕事はストレスがかかるでしょ。それはカラダによくないのでね」 

そしてこの結論。やはり自分のやりたいことだけを信じる芸術家なんでしょう。 多様性は尊重します。そして養生訓。

>1 自分流の健康法を見つける。
失敗したのに懲りないんですね 
>2 診断の結果を信用しすぎない。
医学を信じないということ?
>3 今ある健康を過信しない。
これは同意 
>4 質のいい音楽を聴く。
さすが音楽家。質がいいというのが何かはわかりません 。
>5 嫌な仕事は金輪際やらない。
それで生活できる人ですので尊重します。

まあオーガニックを貫いたが、がんが予防できなかったいい例だと思います。

個人が正しいと思われることをやっていても、医学的に必ずしも望ましい結果が出るわけではないという当たり前のことのいい例だと思います。

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そりゃ装具といえばそうですが 医学の倫理を捨てた金儲けは厳罰を 

朝日新聞ニュースです。(治療用装具、不正請求相次ぐ 安眠枕・オーダーメイド靴

本当医療においてグレーゾーンを狙う業者が多いんですよね。それに協力する整形外科も悲しいですけど。柔道整復の不正請求もよく問題になっています。

Wikiからですが

療養費の支給対象となる装具は、療養の給付(保険診療の範囲内での医療処置)で対応することができず、医学的な見地からその傷病を治療する手段として必要不可欠と認められるものであること。
 原則として厚生労働省の定めた「基本工作法」に則して、装具士が個々の患者の身体に合わせた「オーダーメイド」で製作したものであること。
 装具製作後、装具について保険医の確認とその後の継続的な効果検証が必要であること。これをもって治療遂行上必要不可欠な範囲のものであるとみなされます。 治療用装具は、原因疾患の患部に直接作用(支持・矯正・固定・免荷)し、原因疾患を解消させることが目的のものを言います。

今義肢等の装具の進歩は素晴らしく、ひとつひとつオーダーメイドで費用はかかるのですが、その分患者さんの生活改善に大変寄与しています。そう保険でまかなえる制度があることは医療において素晴らしいことだと思います。

 そしてちゃんと請求してはダメな領域が書かれています。
>以下のような場合は、治療遂行上必要不可欠な範囲とは認められない。
 日常生活の向上や改善、利便性を目的とするもの
 原因疾患の解消ではないもの
 介護、リハビリ目的のもの
 原因疾患の再発予防を目的とするもの
 スポーツ目的のもの

本題からは離れますが、そうするとパラリンピック選手の装具は自費なんですね。おそらくかなり高いことが予想され消耗も含めて大変でしょう。

今回の事象を分析すると 

>装具業者は「夜間用の頸椎(けいつい)装具」と主張し、医師はと知りつつ証明書類を出していた。

そりゃ枕があっていないことで肩こり、頭痛の原因となるといえば装具とはいえないまでも、やはり枕は日常生活の向上や改善ですよね。それこそ業者が頑張ってエビデンス出せばいいのに。この枕と普段の枕で睡眠を比較して、頭痛等の症状が明らかに改善したら保険収載するなんて計画すればかなりインパクト上がるでしょうに。でも腰痛含めて痛みの改善は精神的要素が高いから差を出すのは難しいかな。

また枕と知っていたというのなら医師も同罪です。

> 東京都内の装具業者はホームページなどで「10万~14万円のオーダーメイド靴が健康保険で7~9割引きになる」と宣伝。通院していない客が店を訪れ、まず靴を作り、事後的に提携の医療機関が証明書類を出していた。医師は完成後のチェックもしていなかった。

健康保険で7~9割引きという文言は医学的ではないという点でも完全にアウトです。外反母趾等の治療といえばまだ意味合いはあるのでしょうが、まず医師の診察が先ですよね。逆に医師たちが医学的には保険は必要ないと断っていた事例があったら救いなのですが。(真面目な整形外科医さんたちは柔整の依頼を断る方も多いと聞いています)

自由診療含めて医師たちが医学の倫理を捨ててお金儲けをしようとしています。そこにちゃんとした医学が存在すれば保険的にもある程度のグレーは正直許されているのも事実です。(参考:公知申請)でも診察もしないで枕や靴を作り、その値段を保険で割びこうはどう考えても無理ですね。

医学の倫理を捨てた金儲けは厳罰を!

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