中村ゆきつぐのブログ

現場の声を国政へ

裁判官って何 医療と同じ流れ? 良きサマリア人の法律を 

少し信じられない判決です。(「山岳救助に過失」賠償確定=死亡男性遺族、北海道警訴え-最高裁

詳しい状況はこちらのブログにあります。(積丹岳遭難事故裁判を追う

この最高裁判決結果は、「リスクを冒して助けに行くのならミスは起こしてはいけない、ミスをしたら罰せられる」ということを意味します。あの外科医事件を考えると嫌いな警察ですが、これはあまりにかわいそうです。やはり良きサマリア人の法律は適応されないんですね。

もちろん、位置確認不足とか、ロープ固定などのミスがあったのでしょう(木が折れたとのこと)。それは冬山の状況を知らない外部から見れば、きっと手順通りやれば防げたと判断できるミスなのでしょう。でもね2次被害が起きそうな状況(1日で凍死する環境、視界が悪い吹雪の状況、足を踏み外したらそのまま滑落する状況等)での救助活動ということは全く想像できないのでしょうか。2次被害の可能性は言及されず、救助に行ったのなら絶対にミスは許されないというのでは、「ミスの危険性が高まったら救助にはいかない」がまかり通る恐れがあります。

実際、助けに行けなかったから滑落後翌日の捜索になったのですが、では天候が回復するまで最初から行かなかったら行かなかったで問題にされるでしょうに。それこそ今回この被害者以外に救出に行った人間も被害を受けていたら仕方ないとなったんでしょうか。これからの様々な救助活動の行動指針においてとても大事な判決です。

もしかしたら助かったかもしれない、今後残された遺族はかわいそうだ、どうせ税金、少しでも足しになれば。医療ミスで公的病院がよく示談する流れに似ています。そしてプレイヤーはやる気をなくします。人助け、命の危険もあるきつい仕事をやっているのに、なぜ不可抗力のミスで罰せられなければいけないんだ。医療界で立ち去り型サボタージュと言われた流れです。

この治療をしたら助かるかもしれないが、逆に死期を早めるかもしれない、では止めようという医療の流れと同じにならないことを期待します。

良きサマリア人の法律を定めることが必要です。

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手術後の準強制わいせつ事件 公判開始 やはり確たる証拠はない!

あの手術後の準強制わいせつ事件(以前のブログです:医師に対する不信 警察に対する不信 妥当性を検証 冤罪の時の保障、罰則を決めよう!)の裁判が始まりました。公判の内容はM3の記事に詳しく書かれています。以下引用。

まず検察側。
>男性外科医は手術の前に患部のある右乳房のみでなく、左右の乳房や女性の顔が含まれる写真を15枚撮影。手術終了後に看護師が鎮痛剤を投与し退出したのち、女性と2人きりになると女性の左乳首を舐めるなどした。女性は酸素マスクをしており声を出すことができず、ナースコールを押した。看護師が入ってくると男性外科医は出て行った。女性は母親に言ったが、母親は医師がそんなことをするはずがないと信じなかった。その後、男性外科医は再び診察に訪れ、母親に対して「傷口を見るから出て行ってほしい」と告げ、2人きりになると再び左乳首を舐めるなどする一方、右手を自己のズボン内に入れて自慰行為をした。
>女性はその後、母親に左乳首の匂いをかいでもらったところ、「唾のような生臭いにおい」がした。女性はLINEで知人に相談。知人が110番通報し、警察官が訪れ、午後5時37分に付着物を採取した。唾液を示すアミラーゼ反応や男性医師のDNA型が検出され、その量は「会話による飛沫などでは考えられないほどの量」だった。左胸はシートで覆われており、付着することも考えづらいとしている。
>男性医師は術前に通常は数枚で済む患部の写真撮影を、女性に対しては顔入りで両胸が含まれる形で15枚撮影。「性的興味があったと認められる」と述べ、押収したSDカードからは女性の15枚のみが削除されていたとも指摘した(※病院関係者によると、女性はタレント活動をしており、水着になることもあるため、左右の胸の大きさをそろえるように頼まれており、念入りに撮影した可能性もある)。

そして弁護側。
>「被害者の供述が詳細、鮮明、具体的であるから信用性があるとしているが、被害者の供述を根拠にしたはずの逮捕事実と公訴事実では大きく違っている。女性は麻酔から覚める途上で平常の精神状態ではない。このことを責めているのではない。しかし、供述は妄想、幻覚によるもの。検察官から唾液やDNA型の鑑定書が提出されるとしても、検体の採取法、検出法には不正確な点が多々あり、決め手にはならない。現場とされる病室では、仕切りのカーテンの下は開いており、他の患者や家族もいた。犯行は不可能である」と主張した。

正直検体をどのような状態で採取したか?そして大量の唾液とは何を表すのか?この採取した警察の証言が必要です。それこそ胸を開けて綿棒で拭ったのでしょうか?そして警察が来るまで2時間、唾液は乾かず大量であることがわかったのでしょうか?やっぱ納得できないです。

そしてあの江川さんが記事を書いてくれてました。(検察官の証拠開示のあり方が問われる~準強制わいせつ罪に問われた医師の初公判

>起訴は9月14日で、それから2ヶ月半。初公判の直前まで、証拠を準備できていない検察側のドタバタぶりは、いったい何を意味しているのだろうか。

結局唯一証拠として可能性があるのはDNA鑑定の唾液資料のみなんでしょう。その他の検察の証拠はやはり大したものではないようです。裁判への検察の証拠提出方法もいい加減だったようですが、今の所検察の出遅れは確かなようです。しかし検察が起訴した場合、有罪になる確率は99%。まだ油断はできません。ただ冤罪であることが証明された際には大きく報道されることを望みます。

>かつて、福島県の病院の産科で患者が死亡したことについて、医師の刑事責任が問われた事件では、逮捕から無罪確定まで2年半余りを要したが、この事件が産科医不足に拍車をかけた、と指摘されている。
関根医師の件も、全国の医師たちに無用な萎縮を招きかねない。そうなれば、ひいては患者にとっても不利益となる。
それを考えると、本件はできる限り迅速で中身の濃い審理を行い、早期の事案の真相解明に努めて欲しい。そのためにも、裁判官が「準備にご尽力を」と要望したように、検察官の積極的な証拠開示が求められる。 

最後のこの江川さんの文章。とても同意します。警察、検察の方に分かってるかもしれないけど一応言っときます。正しい方法で採取され、その検査の特異性と感度をどれだけ理解しているか。簡単に言うと、採取方法が不適切な DNA一致は舐めたという証拠にはなりません。 

証拠がないため勾留を続けている検察、警察。確たる証拠がない疑わしきは罰せずの原則は守ってくださいね。 

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WELQ問題 行政がちゃんとやると動きが早い 

音喜多議員からの情報です。(医学デマサイト「WELQ(ウェルク)」が全面非公開へ!人々の命を守る都の「健康安全部」も大活躍

>この都の迅速な対応が、少なくとも28日AMの時点では広告販売の停止・一部記事の非公開で逃げ切ろうとしていた運営会社に、方針転換をさせた一つの大きな要因だったのではないでしょうか。
>「医学デマ」は命に直結する大問題です。一刻も早い対応が望まれるのは言うまでもなく、この結果はすべての都民のためにプラスになったと思います。

本当今回のDeNAの動きはやはりすごいですね。音喜多議員が言うように、ただ広告停止で逃れる予定だったはずなのにここまで行ったのはやはり行政の力でしょう。

そう。グレーな部分で(永江さんに言わせると完全に黒ですが)商売されているところはどうしても行政に弱い。それは堀江さんのライブドア事件も関与しているのでしょうか。戦ったらまずいという前例ですかね。それでも医クラからいくら叩かれても何も動きがなかったDeNAがここまで早く閉鎖するとは思いませんでした。

それとも今回の医療広報問題にDeNAに一流企業としての倫理があった(上層部は重大と認識していなかった)のかもしれません。それだけ医学情報は勝手に言う輩が多く、その証明は結構難しいため、どこまで書いていいかは今の週刊誌を考えると無法地帯なのはご存知の通りです。(ポストや現代はまだ色々特集されています)まあそれと比較しても幽霊を出すWELQはやはりボロボロでしたが。以前のブログです。(WELQ問題について 医療情報広報のあり方を考える上で

今回思うことは、行政がちゃんとやればギリギリを狙う確信犯(一流企業?)はちゃんと襟を正すということ。でもネットの世界ですので、本来は国の仕事で都の仕事ではないでしょうに、都が今回素早い動きをしてくれたことはその意味で本当いい仕事だったと思います。(ちなみに都が作った地震とか感染の危機管理の冊子は本当優れています。)

最近はっきりと言ってくれる行政が増えてきている気がします。もちろん東電守るために他の電力会社から金取ろうなんてやっている経産省もありますし、地方医療のため若手を奴隷?にしようとする筋悪い施策もありますが、医師10万人の働き方実態調査 偏在対策に反映へ 厚労省なんて、医師の労働基準法違反というパンドラの箱を開ける作業なども出てきてます。(医療事故と労働基準法違反 倫理を守らせるために法律を遵守させて

まあ今まで調べただけでその後何もしないアンケートなんかも山のようにありました。(平成20年度のアンケート。図表 11によればハイリスク分娩を取り扱う施設で、勤務医負担軽減対策計画策定は半分!実行はさらに?そこから変わった?)何回も裏切られていますが今回は少しづつ変わってきている気がします。
 
きっかけを作ってくれた永江さんのクライアント五本木クリニックの院長桑満おさむ先生、そしてもちろん永江さん、医療情報広報の考え方についてとても良い実例をありがとうございました。


なんて記事を書いていたら、永江さんの新しい記事(著作権侵害を犯罪と思わないみなさんが震え上がるビジネスモデルのご提案)が出てました。WELQ叩きから、パクリ企業相手のビジネス!いやすごいな。

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