「いのちをまもり、医療をまもる」国民プロジェクト宣言!概ね賛成!

バズフィード 記事です。(「いのちをまもり、医療をまもる」国民プロジェクト宣言!)今までの記事含めて素晴らしい提言をされています。(2回4回についての記事です)

その中で

>日本の医療現場の疲弊ぶりは深刻で、疲れ果てて余裕のない医療従事者に診てもらうのでは、私たちの命も危うくなります。まずはこの現実を知ってもらおうと考えました。

この文章に思わず嬉しくなりました。本当10年近く言い続けてきたことです。そして10年たった今は医療界だけへのアプローチでは限界を感じています。(いや医療界が一番ダメかも)

第4回で出ていた5つの提言もさらにブラッシュアップされています。

「いのちをまもり、医療をまもる」国民プロジェクト5つの方策
(1)患者・家族の不安を解消する取組を最優先で実施すること
(2)医療の現場が危機である現状を国民に広く共有すること
(3)緊急時の相談電話やサイトを導入・周知・活用すること
(4)信頼できる医療情報を見やすくまとめて提供すること
(5)チーム医療を徹底し、患者・家族の相談体制を確立することーー

そして「医療危機」4つの要因として
 1 市民
 2 医師/医療提供者
 3 行政
 4 民間企業
の4つのグループに分け、原因の分析、そして取るべき行動を提案しています。

本当綺麗なまとめです。概ね同意します。

ただもちろん言いたいことは少しありますw

医療者の地域医療への考え方の問題ではいくら上層部に提案しても正直いつも跳ね返させられていました。忙しすぎるからという現実がそこにはどうしてもありますし、優先順位が低くなっていることも事実です。そう社会貢献での名誉よりも学術を選ぶアカデミーが多いのは正直どうしようもありません。

また電話相談の質の問題などはSNSのみなさんが悪しき例をあげていますし改善が必要です。また行政では利権団体である医師会、病院会等の意見を無視できません。

そして文句としてはこれが一番w できれば5としてメディアを分けて特出しして欲しかった。大野病院事件含めて今までのメディアの医療広報がどうだったのか。そしてこれからどうするか。正直医療環境改善に置いて一番効率が良くなるのは私はここだと思っています。

以下は参加者の言葉の抜粋。

宮崎延岡で実際に結果を出したこの言葉。

>吉田昌史さん(延岡市地域医療対策室総括主任)「医療の啓発の取り組みは医療資源の乏しい地方の方が市民にしろ、行政にしろ進んでいると思う。この宣言をきっかけに医療資源が充足している地域の住民や行政の皆さんも医療の問題を自分ごとと捉えてやっていただければいいかなと思う」

魂こもってます。だって今にも潰れそうだったんだから。そしてみんなが協力すればできるといういい例です。

それに比べて医師会のこの方の言葉

>城守国斗さん(日本医師会常任理事)「都会で議論しており、地方の状況と乖離はある。市民のアクションとして、今後はかかりつけ医を持つことが役立つこともあるので入れていただければ」

都会と田舎の医療は正直違うことはその通りです。でもね、延岡はすでにできたよ。
とりあえず自分たちの役割を残したい、そうかかりつけ医は大事。だけどその前段階の話、働き方改革で過労死基準以上田舎の医師は働けと言った医師会、こんな矛盾する会議に出て大丈夫?それこそ医師会のあなたたちが今の状況作たと言っても過言じゃないんだけど。

大きな組織ほど硬直します。

ブログランキング参加しています。ボタンを押してよろしければ応援お願いします。
 
ツイッターもやっていますので興味のある方はフォローお願いします。
@yukitsugu1963

今の医師の働き方 現状の無理を通そうとしていることが全て

ついに10大学になった医学部不正入試問題。皆さんは一体どう思いでしょう。この問題に対しあの川越救急クリニックの上原先生がFBでコメントされています。

>さて、この一連の報道で一番の問題は何なのでしょう?
合否判定が不正だった?
女性軽視??
多浪生軽視?
医学界の闇???

今マスコミが一番問題にしているところです。特に女医問題含めてこの手の話は弱者に対する強者の差別という焦点ではっきりしやすいテーマです。また入試平等の正当性については補助金ももらっていますから叩きやすいですよね。(それでも金曜日の夕方NHKが少し総合的に報道していたことは期待してます)

>どうも世間やマスコミ各社の論調を見ているとこの辺りを問題視しているようですが、根本に迫る報道は皆無です。
一番問題にして欲しい部分・・・
『なぜどの大学も男子を確保したがっているのか?』
『なぜ多浪生は避けられるのか?』
を検討していないのです。

上原先生があげたこの問題、なぜこのようなある意味差別がまかり通っていたのか。今の医師の働き方問題になります。

人件費が高い医師を最低人数で回している大学病院含む総合病院。それこそ途中で休んで欲しくないし、そして長期間、いや短期間でも健康被害をおこさずにギリギリまで働いてほしいと利益上常に考えています。50台で入学し60前に卒業して36時間不眠不休の当直業務をこなしている最中に倒れてしまっては、それこそ労働管理上絶対に困るわけです。

またはっきり言えば男性と女性は生理学的に異なります、生理が月に1回存在しますし、妊娠すればある程度の長期離脱が余儀なくされます。今回の女性選別、かなりの大学が共通しておこなっていたというのは一部の悪徳業者が特殊にやっていたわけではありません。ツイッター界で有名な産婦人科医ダビトラさんのツイートです。

そう、今の医療における労働環境、利益環境を特に変えたいと思わない上層部たちが、この女性含めた若手医師の労働ブラック環境を経営者の当然の権利と続けているのです。

地方の医師の働き方、以前書いた記事の内容が報道されている記事です。(勤務医、残業上限を年960時間 働き方改革、厚労省調整)医師不足の地域で一所懸命働いている医師を犠牲にして、労働時間も守ってあげずに奴隷のようにとりあえず黙って働けという今の状況を続ける、まさにこのような地方の奴隷のような医師を今後もつくるための入試における女性と多浪選別なのです。

なぜ現場の声が届かないのか。それは若手を守ろうという上司の行動が出てこないからでしょう。自分の立場を守り、組織の改善を行わなかった歴史が、このような理不尽な行為を当然と思う思想を生んだのです。
(日大アメフト部事件、レスリング事件と同じ構図かもしれません)

そこには病院学会、医師会も関与しています。正直自分たちは汗をかかず、楽して下を働かせれば今までどおりなんの問題もない。自分たちの時代はそうだった、何を甘えたことを言ってるんだという経験則からきています。そして自分たちはもう時間がそれほどないから無理して変えなくていい。

はっきり言います。あなたたちの時代の臨床の仕事量と、今の若い人の臨床の仕事量は全く違うからね。昔は一晩かからなきゃ出ない検査が今は1時間で出る時代だよ。

昔は家で休めた時間に病院に待機しなければいけない今の先生たち。それを昔と同列に考えてはいけないんだよ。人間は生き物。ロボットじゃないからね。

時代は変わっている。医学も変わっている。そんな中働き方を変えないと心や体がもうもたないんですよ。その結果事故が起きたら、当たり前だけど患者を守ることができない、だから医師は逃げる。そして残る焼け野原を必死に守る中年医師。

都会だけ良くてもどうしようもないんだけど、団塊の高齢者が少なくなるのを待って、そして田舎の生活を捨てさせればいいと思っているのかな?多分絶対厚労は言わないだろうけど。

ブログランキング参加しています。ボタンを押してよろしければ応援お願いします。
 
ツイッターもやっていますので興味のある方はフォローお願いします。
@yukitsugu1963

医療の値段は誰が評価する?医師は一般労働者以下?

昨日の記事BLOGOSに転載されたくさん閲覧していただき、そしてたくさんの有意義なコメントをいただきました。みなさん大変ありがとうございます。

そして厚労大臣が妊婦加算の停止を宣言されました。

>妊婦加算は今年4月に導入された。妊娠中の女性と胎児には診察や薬の処方で特に配慮が必要との考えから、医師の負担を評価するため、中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)が導入を決めた。

まず言っときますけど、ここに書かれているようにこれを決めたの厚労省だからね。それをダメにしたのは悪貨である組織だけど、そんな抜け道を許す制度を設計したところの責任はどうなの。

その上で前回記事の最後の文章、

>そう、この消費税含めた医療の料金のおかしさをなんとかしてください。でも進次郎さん、この内容に怒るのだったら医師の労働時間にも吠えてくれませんか。患者は大切、でもそれをみる医師の残業は無視では政治家としてセンスを疑います。

この医師の過重労働について、勤務医主体の全国医師連盟が提言をあげています。([ニュースリリース]【全国医師連盟 理事会 緊急声明】医療安全を脅かし、勤務医の過労死基準超の長時間労働容認に断固として反対する

>1 厚生労働省が過労死基準超の勤務医の長時間労働を容認することに、断固として反対する。
>2 地域医療の維持と長時間労働改善を両立させる唯一の抜本的方法は、急性期病院の集約化によ
  る一病院当たりの医師数増加を基盤とした交代制勤務の導入である。
>3 宿直許可基準を現状より緩和し、さらなる過労死、労働災害を発生させてはならない。
>4 医療安全を脅かしている夜間勤務明けの連続勤務を防止するため、連続可能な労働時間を26
  時間以下にすべきである。
>5 厚生労働省、日本医師会、各病院団体は医療提供体制維持が不可能である現状を放置してきた
  ことを率直に詫び、医療の持続、安全性確保のため、急性期病院の集約化、再編が必要である
  ことを国民に説明し、そのロードマップを明示すべきである。

2は今行える具体策です。ただ一部の病院を潰すことが必要でしょう。これを医師会、病院会は認められないと思います。だから今があるのですが。

3、4は理想です。でもこれを達成するためには2を含めた具体策が必要です。そう今回のインターバル義務化は僅かながらの希望でしょうか。

そして5の前半は正直必ずしも無くてもいいのですが、後半、国民への今の医療の現状の広報は絶対に必要です。なぜか、そう前回の妊婦加算の記事に対して、医師の仕事量へのみなさんの評価が完全に別れていることがまさにそれを表しています。

妊婦加算でその報酬は当然ではないかという私の意見に、お前ら医師の仕事はそんなものだろう、当然だろうという意見も半分ぐらいいただきました。それが今のみなさん医療に対する価値なのだと思います。それはちゃんと受け止めなければいけない事実です。そしてみなさんがそこまで無駄と思える医療に値段をかけたくないということも当然ですが、医師の仕事への理解不足が今の評価を生んでいるのだと思っています。

ただその上で労働者として一般の労働時間基準以上に働かされる予定になる医師のこのような法律に対して、それも仕方ない、いや特におかしいという声すら上がらない現状を考えますと、いま一生懸命働いて守っている医師のモチベーションが低下し、それでも残る医師の高齢化が進み、医療がどんどん崩壊してしまうことを恐れています。それを防ぐことが私がブログを含めて行動している理由のひとつです。

自衛隊の仕事がみなさんに理解されるようになり、やっとある意味正当に評価されるようになってきました。いつか医師の仕事ぶりを、尊敬を受けていた昔ほどではないにしろ、ちゃんと一般労働者以下にはさせないことぐらいにみなさんの意見が向かうよう私はこのブログ含めて行動を続けます。

ブログランキング参加しています。ボタンを押してよろしければ応援お願いします。
 
ツイッターもやっていますので興味のある方はフォローお願いします。
@yukitsugu1963
Twitter プロフィール
記事検索
プロフィール

dannapapa

カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード