2010年11月

朝日新聞 ワクチン報道最終コメント

 今日の朝日新聞に今までのワクチン事件の流れのまとめが掲載され、前回削除されていた(取捨選択?)家族会のコメントもインタビュー記事と一緒にのっていました。全体として彼らの意見(やり方)に私は否定的なのですが、今回の記事を読み仕方のない部分を感じています。
 臨床試験という範疇を前面にとらえると、今回の出血の有害事象は朝日新聞の記事の通りの対応が望まれるものです。しかし今回の治験は全体ではなく医科研のなかでおこなわれていたこと、有害事象であるが、医者として膵癌と出血の関連は当たり前なことで知らしめるにあたらないと思ってしまうこと、このような立場のずれが生じているためだと思われます。つまり医者の常識がマスコミには非常識に思え、マスコミの常識が医療従事者には非常識にみえるという状況です。そしてマスコミが動くと本当に大きな影響が出てしまい、本来必要なことがくずされていってしまう恐れがあるのです。
 
 医療側も朝日新聞のいい点は取り入れる必要はあるでしょう。しかし朝日新聞側が述べている部分(家族会の意見を削除した点、ヒトラーをあげて人体実験を予想させた点など)について、そんなつもりではないと否定するだけではなく、不愉快な思いをさせた方々に申し訳ない(不作為の行動)の一言があってもと思うのですが、今後の訴訟のことを考えると無理でしょうね。現在の医療訴訟の医師があやまらないのと同じでしょう。

北朝鮮韓国襲撃…自衛隊は暴力装置

 仙石官房長官の発言問題、法務大臣の軽口問題のためなかなか採択されなかった補正予算は、法務大臣の辞任と(これだけでは難しい様子でしたが)、北朝鮮の韓国襲撃のため、野党も国家の危機と大人の対応を行い、なんとか通りそうです。しかし官房長官の問責決議案が提出され、可決する見込みだそうです。
 与党は自分の政権を守る必要があります。野党は自分たちに政権を取り戻す必要があります。そのため相手のミスを尽く突いてきます。そしてその討論をみて国民が次回の選挙の資とするわけです。今まで民主党が自民党にしてきたことを、全く同じことを民主党は自民党にやられています。それをみていてしらけた感じをもってしまいました。あるコメンテーターは言葉じりをとらえずに予算審議を含めて時間を無駄にしないでほしいと言っていました。このコメントを自民党政権時代に言っている人でしたらそのとおりと拍手喝采ですが、そうでないだけに「都合良すぎるだろう」と思ってしまいます。
 私の恩師の言葉に、「自衛隊は武力集団である。だからこそ国を守るために錬成しなければならない。」といったものがありました。暴力装置よりは侮辱されていない感じがします。(もちろん歴史的な背景も勉強し、必ずしも暴力装置という言葉を毛嫌いする必要はないと感じていますが)
 政治家において言葉は命だそうです。現場の人間がどう感じるかを考えながら話して頂きたい。今回の発言をみると、この2人の言葉の軽さは問題ですが、それよりも国のため、国民のため何をすることが望ましいのか、危機を避けるために政治家はなにをすべきなのか考えて頂きたい。隣国が攻撃されたらできたのですから

免疫療法

 自分の悪性腫瘍を自分の免疫で治癒させようというものが免疫療法と呼ばれるもので、癌ワクチンもそのひとつです。現在日本では保険はきかず、治験を除いて全て自費でまかなわなければならないものですし、まだ効果のほどはある一部の癌(悪性黒色種、前立腺癌、腎癌等)においてのみ証明されている段階です。
自分の免疫担当細胞が、自分の体の一部であるガン細胞を攻撃することは副作用が少ない究極の治療法として脚光を浴びています。しかし残念ながら免疫をすり抜けて出てきたガン細胞を攻撃するのはそう簡単にはいきません。血液内科で行なわれている幹細胞移植は他人の免疫細胞を移植することで強制的な免疫治療をおこなうことで成果をあげていますが、もともとある自分の免疫細胞で一旦すりぬけたガン細胞を攻撃するのは簡単なことではありません。そのなかで今行なわれている癌ワクチンは期待が持てそうです。(少なくとも黒色種の最初の頃と同じくらい)
本日の朝日新聞に免疫療法の紹介記事がでていました。(リンパ球輸注療法についてですが)論評は高価で効果なしといった内容です。現状ではあたりです。しかしこのことから癌ワクチン療法も同じようなものだろうからと否定することは間違っているでしょう。
 全体としてとらえる医療と個としてとらえる医療は異なります。一部の人には効く可能性はあります。しかし現在その効率は高いものではありません。それを理解した上で実施すべきものですが、医療者側も説明が足らないでしょうし、患者側も過度の期待を持ちすぎています。そしてそのようなまだわからない分野を調べていくのが現代の医療です。100人に一人効果がある治療を受けるかどうかは、患者さんが決めるもので、医療側はその確立をあげるよう努力し続けるのです。(病気の種類参照)朝日新聞の方にもう少し勉強されることを望みますし、患者さんにも正しい情報をお願いします。

海上保安庁職員出頭

ビデオ流出で海上保安庁職員が出頭しました。今も取り調べが進んでいます。まだ今日現在逮捕はされていません。マスコミの論調も本当に罪になるのか、秘密といえるのかと論じられ、今までの報道と雰囲気がちがっています。政府としては面子がつぶされたと感じ、官僚を含む公務員に対する規制を強めようといった流れです。明らかに稚拙なやり方です。
個人的な感想ですが、流出させたことは残念ですが組織としては処分が必要と思えます。統率がなされていないと言えると思います。公務員として、いくら義憤にかられたとしても、まちがった行動です。しかし刑事責任は別の問題です。法律に基づいて裁かれる案件でしょう。
現在の現場の意識と政府の意識のずれを表したいい例ではないでしょうか。海上保安庁を含む他の方々の心がおれないような対応を望みます。 

尖閣諸島ビデオ流出

 木曜日尖閣諸島の事件のビデオがネットに流出しました。内容はまさに予想されていたものでした。中国船は海上保安庁の巡視船に故意に衝突していたものです。日本人としては自分の国に勝手に侵入し、つかまりそうになったら相手を攻撃するといった極悪非道の内容でしょう。でも中国船からみたら自分たちの領土で漁をしていたら、突然出て行けと言われたからふざけたことを言うなということで戦ったといったものでしょう。だって彼らは尖閣諸島は中国の領土と習っているのですから。愛国無罪ですから国際社会は関係ないと思っているはずです。教育の問題ですよ。個人の内容より、以前のブログにも書きましたが、このビデオを盾にもっとうまく外交できなかったのですかね。この国の対応をみてみたいと思います。
 またこの情報がもれること、このことが日本における危機管理ができていないことの証拠です。今回のビデオを流出させた人間は義憤にかられてこの行動をとったものかもしれませんが、一個人の対応で秘匿情報が流出してしまうこの危機管理力のなさが現在の日本なのです。以前の大韓航空機の時も同様なことがあったと聞いています。このときアメリカはソ連を黙らせるのにうまく外交をしたそうです。
 国土を守ること、国民を守ること、いまこそ政治家に望みます。
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