2011年04月
こどものサッカーが雨のため中止になりました。本来雷でもなければサッカーは中止にならないのですが放射能の影響のため、栃木県では雨天時中止が最初から予定されていました。
思い出すと、3月12日原発の事故があって以降、3月いっぱい通っている学校では外での運動を禁じていました。そのとき学校側は子供達、家族に中止の理由をはっきりとは伝えていません。みんなわかっていましたが、学校が外での活動を控えているのに放課後のグランドでの練習をおこなってもいいかという問いに対しても、そちらの判断でという回答でした。ダブルスタンダードのなかで、学校側がおこなう行事では平時の基準を使用し、その他は個人の責任で判断をお願いしますという流れでした。情報の少ない中、生徒を守るため最大限の予防をおこなったということです。ひとつのしっかりした対応でしょう。4月に入り、学校での外での活動は再開し、雨でなければサッカーも練習しています。
今まで大丈夫と言ってきたのに、健康のため避難を指示し立ち入りをさせないようにした政府。最初の対応の掛け違いからずれてしまい信じることができない今の政府の施策を、危険であっても自分の土地に住み続けたいという人達、地方自治に丁寧に説明し、被災者の自己責任に頼るだけでなく、積極的に介入して国民を守ってください。子供達には早さが必要です。
ひさびさに原発、地震以外の話です。
栃木県鹿沼市のクレーン車の事故をおこした若者が、以前も同様の事故を起こしており、てんかんの可能性を指摘されています。てんかんはしっかり内服すれば70-80%コントロール良好な疾患ですが、残念ながらいくら薬を飲んでも発作を繰り返すかたもいます。この方がどちらのタイプかはまだわかりませんが、もし服薬をさぼっていたとしたら、酒気帯び運転と同様の厳罰処置をするべきと思われます。命を落とした子供の家族からしたら許せないことです。
また栃木県警は前回の事件の時この事象をちゃんと認識していたかを検証すべきです。服薬をさぼっていないのこの事故をおこしたとすれば、免許発行は法律違反の可能性があります。てんかんの患者さんでも、2年以上日中の発作がなければ免許を与えてもよいことが法律で認められています。しかしこの方は発作による事故後3年でクレーンの免許をあらためて取得しているわけですから、本来発作はコントロールされていなけえばなりません。本人、家族がどのようにこの病気と向かい合いどのように受け止めていたのか情報を待ちたいと思います。