2011年06月

菅総理 性格? 確信犯? 病気?

 菅総理がメドの3点を民主党両議員総会で述べました。総会では相変わらず辞任の言葉は出ていないため、あの3点が解決してもきっとまだやめないでしょう。民主党国対委員長も頭を丸めたいなどと言っている姿がテレビに出る等、民主党執行部の力のなさもあきれますが、菅さん自身が勘違いされているのかそれとも病気なのかわかりませんが、自分が総理を辞めると日本が沈没してしまうと思っているようです。また原発解散総選挙をにおわす等、国民の生活を守る事もできなければ、まともな選挙戦略すらできないようです。

 一般的にみんなが考えている事が必ずしも正しい訳ではありません。でも今回の一連の事象に対し、ひいき目にみても菅総理の仕事は合格点を与える事はできないと思います。またその後の民主党の対応も常識を持つ普通の人がとる行動とは思えません。

 1年前の参議院議員選挙のとき、鳩山さんから菅さんに代わり、選挙開始のその時に消費税増税をコメントした事を思い出しますが、今回のことを含めてこの人は様々な調整等、人の感情を読み取る事ができない人なのかと思ってしまいます。性格ならさっさとやめてもらいたいですが、病気ならはやく休んでください。だれか健康診断を受けさせてもらえませんかね。 

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後発エイズ治療薬、患者の老化早める恐れ ジェネリックは安全?

 ロイター発ニュースで、「アフリカ諸国や経済的に貧しい地域で広く用いられている安価なジェネリックのエイズ治療薬が、患者の早期老化を引き起こし、心臓疾患や認知症など加齢に関係した病気を誘発する恐れがあることが分かった。」とありました。

 学術誌ネイチャー・ジェネティクスという医学的に最高に権威のある雑誌(ある意味この間の消化器癌の血液検査の論文の100倍以上評価されている)に発表されたそうです。ミトコンドリアDNAを傷つけるそうですが、ロシュの先発品はその程度が弱く、後発品にその程度が強かったそうです。

 

 昔ジェネリック薬品が市場に出始めた頃、ジェネリックの製薬会社の人が説明を医師にする機会がありました。当時ジェネリック品(ゾロ品と呼んでいました)の製品の安全性に疑問を持っていましたが、厚労省の医療費削減目標設定(ジェネリック薬品を病院内で処方する20%以上に)という病院全体での取り組みからでした。先発品と効果、安全性はかわらず、値段が安いという本当に文章上はすばらしい製品なのですが、現在大部分の医師の方は知っていますが、薬の種類によって当たり外れが多いことが現状です。(先発品から代えると全然聞かない等)当時の説明者が、先発品から自分のところのジェネリックに変えた患者さんが今までより糖尿病のコントロールが良くなり、本当にいい薬ですとプレゼンした時に、思わずそれは先発品と同じではない事の証明じゃないの?と確認したら黙ってしまいました。

 

 日本の薬は特許が切れるまで高い値段をつけて売り続けますが、薬価が決まっているため自由競争ではありません。そしてジェネリックはそれよりも安くする事ができるのですが、すこし変化を加える事で先発品とかわらない値段をつける物もあり、開発費がかからないため非常にもうかります。また簡単な検査で製造認可されるので、本当に人体で効果があるかは調べないでいい事になっています。事実後発品メーカーが先発品会社を買収しようとしてたことも報道されました。でも副作用が起きても会社は先発品メーカーと違って対応が遅い等、また先発品メーカーに聞いてくれ等と売っている物が薬と解っているのかと怒鳴りつけた事もあります。そんなこんなで正直利益第1で安全は2の次のイメージが後発品メーカーにあります。

 

 英国の研究で参加したブレンダン・ペイン氏は「(ジェネリックのエイズ治療薬は)完璧ではないかもしれないが、命を落としていたかもしれない人の寿命を10─20年長く伸ばしたことを忘れるべきではない」と指摘。「HIV感染が最も深刻で、かつ高価な医薬品という選択肢がないアフリカでは、(ジェネリックのエイズ治療薬は)必需品だ」と述べた、とあります。

 

 日本で今回のような事象がおきたらどうなるのか少し考えさせられました。血友病の治療薬で訴えられた安部さんのときと何がちがうのだろう。予防しようとしてワクチンを打ってB型肝炎?、出血を止めようとして血液製剤を入れてC型肝炎?、最高のものを望むにはお金が必要?当時良い物であっても後に否定されれば犯罪?

 

 本当に医学は後になってやっと解ることがたくさんあります。(後医は名医)そのため仕方のない部分があるからこそ、患者さんに解っていただきながらも、常に改善していくよう真摯に対応する必要が医療者全体にあるのです。
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第1回 自己造血幹細胞採取に関する公開勉強会

 昨日参議院議員会館で行なわれた『第1回 自己造血幹細胞採取に関する公開勉強会』に参加してきました。公衆衛生担当で、福島原発の担当をしている谷川先生を発起人として、虎の門病院の谷口先生をはじめとする血液内科の先生(6人)が、民主党主体の国会議員(9人)に講義をして理解してもらうと同時に、マスコミに流し政策とするためのきっかけとするものです。

 私は今まで原発作業員に対し幹細胞を保存するこのやりかたに反対してきました。医学的には正しくてもその前にやる事がある。防護をしっかりすれば良い。効率的にムダだといってきました。 ただ福島原発作業員の健康管理を行なっている谷川先生の現場の状況を聞くと、また250mSVを超える人間がこれだけ出てきている事を考えると、作業員の判断で細胞を残す事もひとつの方法として認めることも可能かという妥協の気持ちが出てきました。

 当時の会議はユーストリームで配信されましたので興味ある方は見ていただければと思いますが、谷口先生は本当に助けたい一心、ある先生は世界初の試みを推進したい、ある先生は非常に冷静な分析(この方法は本当に必要かとまで)をされ、専門家の間でも意見が分かれていることを表す会議になりました。結果マスコミ受けはあまり良くなかったのではと思われます。
 
 防護が大事だが、あまりに作業環境が悪くその防護を徹底しようとしても作業員がミスをしてできないという谷川先生のコメントは、東電のバカヤローとしか言えないのですが、条件を細かく決めれば細胞保存をする事はひとつの方法として認めてもいいかと妥協します。

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医療費問題 NHKクローズアップ現代

 今週火曜NHKクローズアップ現代で「医療費のムダを減らせ〜国民皆保険50年〜」の題のもと医療費問題が取り上げられていました。現在開業医、一般病院に勤務し(非常勤)、以前大学病院に勤務していた者として納得できる部分とそうでない部分をあげさせてください。

 高齢者の増加にともなう国民健康保険の構造上の問題(支える若年者が少ない)、患者の頻回受診(開業医がムダな医療を行なっている)、予防医学の徹底不足(医師の介入が不十分)、ジェネリック薬品の採用不足等が大きな内容でした。

 患者の頻回受診に関しては、一部あたっています。特に点滴、電気、赤外線、リハビリといったものは、はやりのエビデンスはないものばかりです。(でも湿布もないですけど効きますよね)でもこんなことをやらないと開業医の先生は十分な利益が出ないようです。現在の保険点数精度はビジネスモデルが破綻しているのです。

 予防医学の徹底不足もあたっている部分はありますが、患者さんにいくら教えても、勧めてもなかなかやっていただけないのが実情です。ある程度進んだ糖尿病をコントロールし、腎機能の悪化を防いで透析導入をしなかった呉市の取り組みをあげていましたが、導入を遅らせているだけで、基本ある程度まで進んでしまうとどんなに頑張っても透析までいってしまう可能性が高い事を無視しています 。その前に会社の時点で介入する事を徹底すべきでしょうに。そのための産業医なんでしょうに。

 ジェネリック薬品の採用も確かでしょうが、以前どちらがおとくに書かせていただいたように、院外薬局で処方するとジェネリック分で安くなった部分を調剤料金等薬局に支払う部分で帳消しになってしまうようです。(ジェネリック加算)

 医療費に組み込まれていないのでしょうが、保健指導をした職員2人の人件費はどれぐらいなのかも知りたいところです。

 どの取り組みもやや医師が悪いというイメージ戦略がある気がしましたが(マスコミの対応?)、しぼりきったぞうきんをいくらしぼってももう水は出ないのですから、何度も言っていますが根本、ビジネスとして成り立つだけのシステムを変える必要があるでしょう。 またそこに患者の教育も入ってきます。

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世界初、血液検査で消化器がん発見…精度9割

読売新聞に以下の記事が出ていました。

 金沢大発の医療ベンチャー企業「キュービクス」(石川県野々市町)は19日、簡単な血液検査だけで「消化器がん」を発見できる世界初の検査キットの輸出を目指し、欧州人向けの性能試験のためドイツの医療企業に検査キットの提供を始めたと発表した。

 同社は、同大医薬保健研究域の金子周一教授らが約2年前に開発した、消化器がんの有無を血中の遺伝子の変化で判別する新技術を使い、「マイクロアレイ」と呼ばれる検査キットを製造。

 この検査キットを使えば、2・5ccの血液を採取するだけで、3日で結果が分かるといい、胃がん、大腸がんなどの消化器がんを9割の精度で発見できるという。同社によると、これまでの性能試験は日本人だけに行われてきたため、人種が違っても同様の性能があるかどうかを調べようと、ドイツの企業と共同で試験に臨むことにした。

 マイクロアレイは8人分を同時に検査でき、原価が1枚約40万円。キュービクスの丹野博社長は「人間ドックのオプションとして需要が期待できる。すでに国内の医療機関からは引きあいもあり、今年度は1億5000万円の売り上げを目指したい」と話していた。 

 非常に魅力的にみえる記事ですが、根拠となった論文を調べると、37例の様々な消化器癌患者(胃がん、大腸がん、膵癌)と15例の健常人で検討し、検査判定をある一定の線で基準を決めると、感度100%(がん患者は全員診断できた)、特異度87%(これが陽性であれば87%癌の可能性がある。言い換えると健常人の13%で癌の疑いが出た)という内容です。
 この論文は2010年ですので、おそらくもう少したくさんの人が追加で調べられていると思いますが、マイクロアレイを使った遺伝子検査はどうしても検査の精度管理(検査の安定性)が問題で、100例、1000例調べるとこのデータが覆されてしまう可能性が出てきます。(100%ではなくなり、健常人でも陽性になってしまう確率が上昇)そのため保険で投与可能な薬、検査は最低でも1万回以上の検査が必要になります。(もちろん例外はあります。)

 ドイツで
調べて、同様のデータが出れば画期的ですので期待しましょう。

 でもそのデータが出るまではこの検査は人間ドックで5万円ぐらいだそうですので、PETより安いですが、余裕のある方はおやりください。

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