2011年07月

ホットスポット 福島だけではない 宮城、栃木

政府の無策で東北、関東に放射線汚染が拡大しています。何度も言っていますが、おきてしまったのは仕方がありません。そこでやるべき事をしっかりやることが大事なのです。

 地震、津波が起きた後、神戸の時の対策を基本にしながら、場所の広さ、土地の無さ、津波との違い、東北人と神戸人の違い、様々な問題点を新たに認識して、おそいながらも新たな改良を加えながらなんとか復旧、復興をおこなっています。
 それに比べて、原発問題は、まずパニック防止のため、情報を隠すという決定をおこない(中村幸一郎保安員 メルトダウンの疑い発言で広報官更迭、20年被災地復興にかかると言った後謝罪等。どちらも3ヶ月後に再発表)、国民のパニック防止には成功するも、国からの情報の信頼を失い、除染、隔離、封じ込め等放射線災害の時に行なうべき対策を行なわなかった無作為のため、日本における、食品を含めた安心・安全が完全に崩壊してしまっています。
 あるもの(爆弾など)を爆発させて中身をばらまいたとき、それがどのように拡散していくのかを予想することは、学問として研究されていますが、正確な予想はかなり難しいものです。だからこそ政府がおこなった20−30km避難も教科書的には正しい、ICRPも正しいと言っていたのです。ただ政府はSPEEDIの情報を持っていた訳ですから、概算の予想から危険を感知し、それに手を打っていく事があるべき姿で、目の前の事をみないで、机上だけで仕事しているとこうなる事を証明してしまいました。教科書でこんなことがおきる確率は10%もないといっても、目の前におきてしまえばそれは100%です。医療では日常茶飯事です。子供の安心、安全のために今からでも正しい学者の意見を参考に動いてください。20年後非難されないように。
 マスコミさんもよろしく。広告をやめて圧力をかけてくる人たちに今こそ報道の自由をみせてください。
">http://人気ブログランキングへ  

国の原発対応に満身の怒り - 児玉龍彦 危機管理とは

 以下の動画がありました。
 
衆議院厚生労働委員会
「放射線の健康への影響」参考人説明より
児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)
http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo

 中身は学者として、研究者として、予算を使っている人間として今の政府の放射線対策に対する苦言、そして提言です。無作為の罪を医師はよく裁判で指摘されるのですが、今の政府はどうなんでしょう。
 子供の健康のため吠えています。チェルノブイリの事故の後、住民に甲状腺がんが増えた事に対し、ネイチャー(この雑誌にのれば当時は間違いなく正しいと認識される超一流の科学雑誌)で原発事故との因果関係は否定されていたこと、そして20年後疫学で因果関係が証明され、そのネイチャーが否定された事等、まさに国民を守るために今なにをしなければいけないのかを熱く語っています(熱すぎると無視されてしまうかもしれませんが)危機管理の鉄則、わからないことには過剰と思える対策でも可です。

 政府は一番ひどい時期に書類1枚だして責任をのがれてよいのか(移動手段、電気もない時に通達1枚で稲わらを使用しないように)、現在自分たちが行なっている除染作業が法律違反だと宣言する事など本当に感動しました。牛肉、稲わらも現在ほとんど地方自治体が自分達でやっています。お金を地方にどんどんはやく落としましょう。

 4つの提言をされていますが、4つ目は興奮、時間で発言されていません。

 (1) 国策として、食品・土壌・水を、日本が持っている最新鋭の機器を投入して抜本的に改善する。
 (2) 緊急に子供の被曝を減少させるために新しい法律を制定する。
 (3) 国策として、土壌汚染を除染する技術に民間の力を結集する。

 学者、医師として自分の専門に誇りを持ち、利権の危険も感じながら発言されたすばらしい動画です。

">http://人気ブログランキングへ  
 

NHK 総合診療医ドクターG

総合臨床医に焦点をあて、研修医に診断させる番組が昨日NHK地上波ではじまりました。以前BSでやっていましたが、評判がよかったのか格上げです。初回の内容は情報が小出し過ぎてすこしわかりにくかったです。(編集の失敗?)しびれも痛みもない腰が抜けた患者さんの診断は横紋筋融解症でしたが、なかなか思いつきにくいものでしたね。有名なマッシー池田先生は、日経メディカルのブログでマスコミをうまく使うと宣言していましたが、できたかどうかはすこし問題ですね。

 さまざまな症状から医師は診断をしていきます。この間書かせていただいたように、頭痛から浮かんでくる診断はそれだけでは600以上です。そこから問診、診察、検査とつめていく訳ですが、時間を優先するのか、質を優先するのか、また症状の緩和を優先するのか、完治を優先するのか、いろいろ異なります。今回の症例ではうつ病も挙がっていましたが、検査所見がなければ(ミオグロビン尿等)それが診断となってもおかしくありません。医療は不確実なんです。

 池田先生がいっていた患者さんが教科書なのは同意です。本当にありがたいものですが、ときどき勘違いされている人もいるのが こまります。半年前に検査して、精神的なものからきた症状ですよと大学病院で言われているのに、「私は医者じゃないが、この症状はやはり癌だと思う。医者は違うというがどうしても検査して欲しい」と言ってきた人に、笑いながら「私は別の医者だけれど99.9%癌じゃないよ」と宣言し、それでも「症状が治らないのはごめんね」と共感し「改善させるからね」と言ってあげると、患者さんはすこし笑って帰ってくれます。笑顔が大事です。
">http://人気ブログランキングへ      

認知症 まわりの家族を守る

 血液内科医ですが、今は認知症患者も診ています。本当に高齢化に続くことで最近増えてきています。
 
 長谷川式で簡易認知検査をおこない、MRIで海馬を確認。必要なら専門医に紹介をしています。最初はただアリセプトを出すだけでしたが、徘徊、せん妄、抑うつ、攻撃的行動等の随伴症状の改善も教科書を確認しながら、患者さんと家族を励ましながら行なっています。進行を遅らせるだけですが、最近新たな薬が2種類出てきました。期待しています。

 ところで本当に認知症の介護は大変です。有名なのはジャズシンガーの綾戸智恵さんがいらっしゃいますが、本当に真面目な人ほど、一生懸命おこなうため、ときどき介護する人が壊れてしまいます。自分の家族だと人にまかせるわけにはいかないと本当に犠牲を顧みず、そういう人に限って抑うつを発症することが多いんです。仕事もやらなければいけない。でも介護も。正解がないことがよくあります。

 介護保険が本当に制度としていいものかどうかはなんとも言えないのですが、この介護を他の人にお願いする事ができる点だけはありがたいと思っています。昔は大家族でしたが今は核家族です。生活の形が変わっていること、高齢者の増加が現在の状況を問題にしています。
 いつも家族にずうずうしく言わせていただいています。「あなたが守らなければいけません。でもあなたが倒れたら残念ながら患者さんは守れません。患者さんのために人に甘えましょう。」みんなで責任を分配しましょう。
">http://人気ブログランキングへ      

第3者からの卵子採取 なぜだめなのか

 本日の朝日新聞1面に、不妊に悩む他人のために卵子を提供することの是非を問うていました。日本ではお金をもらって第3者の為に卵子を提供する事を禁止しています。産婦人科学会は、2001年に法律が整備されるまで他人への卵子提供をすべきではないとコメントしていますが、そこから法整備を含め政治が動いていません。医療関係法整備はほったらかしにされてしまうのですね。
 排卵誘発剤を打てば、副作用としてだるさが出現し、卵子採取時に体に針をさされます。また誘発剤注射のため2週間ほど拘束されます。その代償に60−70万円の報酬は考えるとそんなに高くはないでしょう。ではなぜだめなのか。正しい情報を与えられず、臓器売買をおこなうという以前からある悪いイメージが生じ、倫理観からどうしてもだめだという流れができているからでしょう。
 ちゃんと情報を公開し、本人の責任のもとで行なえば大丈夫と思えますが、この間の養子からの腎臓移植問題等を見ているとやはりある程度の制限は必要でしょうね。でもだから全部だめという今の施策は事なかれすぎと思いませんか。医療関係の法案をどんどん処理しましょう。
">http://人気ブログランキングへ     
Twitter プロフィール
記事検索
プロフィール

dannapapa

カテゴリ別アーカイブ
タグクラウド
QRコード
QRコード