2011年10月

田原総一郎と山本太郎:どちらも考えは同じだが。

 ニコニコ動画の2人の対談をみました。上杉さんの昨日の朝まで生TVの枝野さんに対する発言もそうですが、山本さんの発言も東電、政府に対する不信感からの発言です。

 田原さんも基本東電に対しては厳しい意見ですが、山本さんの少し過激な
発言ことや、不信感から来る曖昧な発言に対してはある意味の恫喝をおこない、意見をぶつかり合わせながら、最終的に共通の結論を導きだしていました。東電はつぶれる!

 2人の発言において、東電に対する判断はどちらも厳しいものです。そして山本さんはある意味人道的見地から早期の決着を、田原さんは日本経済を含めてここまで来たら時間がかかっていいから無難な着陸を望んでいるということです。

 昨日の上杉さんもそうとしか思えないという状況証拠で枝野さんの風評被害責任を追求していましたが、ここも推定無罪の難しい状況が考えられます。全て政府に対する不信感から、過激な状態になっています。信頼をとりもどすことが一番大事なことです。 

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医療を受けるルールは誰が決める:患者?医師?

 前回のインタビューのルールは主催者が決めると書きました。じゃあ医療を受ける時のルールはどちらが決めるのでしょう。最近経験したことをお話しします。

 患者さんからの一番受診をする時の問題は、自分の症状をどの科を受診すればいいのかわからないということがあります。本来症状を聞いて振り分ける人間が大きい病院には最近いますが、その人がわからない、また本当にどこを受診すればいいかわからないとき、今まではとりあえず内科と言われて、内科の専門性は関係なく、産婦人科、泌尿器科、整形外科、耳鼻科、精神科、外科、皮膚科等の疾患を振り分けます。自分の専門とは異なる場合、専門の先生がその病院にいればその人を紹介して一件落着です。実際この診断をするということが一番難しく、最近流行のDrGはこの部分のプロです。

 ほとんど皆さん納得して紹介先に行っていただくのですが、最近思わず興奮してしまった患者さんがいました。その患者さんは健康診断で高LDL血症を指摘され、その再検ということで受診されました。食事、運動、生活パターンを確認し検査計画を立てていたら、実は半年前から腰が痛いのと陰嚢が1年前から腫れているのもみて欲しいと言われ、ひととおり診察して泌尿器科、整形外科受診をすすめたところ、(私もすこしめんどくさそうに言ったかもしれません)、突然興奮しはじめて『自分はまた同じことを別の医師に話さなければならないのか、以前みてもらっていた先生は何でも対応してくれた。その先生がいなくなったことと、調子がよかったので必要ないと判断し病院に行くのをやめてしまったが、(次の医師が気に入らなかった?定期受診が本来必要な既往でしたが)医療の問題を自分で勉強しているものとして、ここで対応せず他の科に紹介されるのは、仕事も忙しいしめんどくさいしおかしいと思う』と言われました。
 つい最近までは患者様と呼び、患者様の言うことはビジネスとして対応すべきという流れがありましたが、患者さんのなかに自分で医療を受けるルールを決めている方がいらっしゃいます。好きな時に医療を受け、嫌いな時には従わない。総合病院にきた患者さんで、このような対応を求める方ははじめてでした。(ちなみに職業は話題の公務員。差別してはいけないのですが)

 私は少し言葉を選びながら、向こうの言い分を否定していきました。「あなたの感情を傷つけたことはお詫びしますが、この総合病院というプロが集まっている病院において、わざわざ専門でない人間が診断治療をすることは医学的におかしくないですか。あなたも自分の専門の分野にど素人からこうしたらいいと言われたらどう思いますか。そのど素人の意見にお客さんだからということで間違っていても従いますか?私は医学のプロとしてあなたが望む明らかに医療上間違っているその対応はおすすめしません。」

 患者さんは途中から納得されたので良かったのですが、こういう患者さんは最近よく見かけます。ある症状から自分の病気を決め打ちし、その診断が出るまで病院を渡り歩く方が私のところにたまたま来た時、よく勉強していることをほめた後、その病気でないことを時間をかけてニコニコしながら説明します。時間はかかりますが、説明をしっかりすることが必要で、その場を逃げては結局変らず患者さんの為になりません。手間はかかりますが、続けていきます。(私の琴線?)

 ルールは患者さんのために作りますが、患者さんが作ってはまとまらず、ただのわがままになってしまいます。だからこそプロとして毅然とした態度を取る必要があるのです。

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小沢さんの会見:ルールは参加者ではなく主催者が決めるもの!

 昨日の小沢さんの自由報道協会が主催するインターネット会見にて、読売新聞の記者が質問しました。よくあるお金の質問を自分の意見を交えながら言い、小沢さんの答えている時に答えが気に入らないとのことで質問の上乗せをして小沢さんの回答をじゃましてしまいました。TVでもよくあるマスコミが一番エラいのだ状態です。
 
 ところがこの会見はジャーナリストである上杉さんたち自由報道協会が主催しており、質問の仕方にもルールが決められていました。そのため会見終了後、上杉さんと岩上さんが読売の記者にルールを守ることをある意味恫喝していました。でもそのときの読売の記者の言い訳が面白かったです。「通常の会見では、あのくらい許されてるじゃないですか」「質問もコミュニケーションじゃないですか?」今までの記者クラブのやりかたですよね。

 ある意味記者クラブとは関係ないこの会見場は、今までのマスコミの法律、やり方が通用しない別の国です。(と上杉さん達は思ってこの会見を主催しています。)にもかかわらず読売の方はこのことを無視したのです。いわば日本で問題ないのですからイスラムの国でも酒を飲んで構わないと言っていることと同じだったわけですから主催者はお怒りなのですよ。終いには「司会者もバカなことがあるじゃないか」とさらに上杉さんの琴線に触れます。

 個人個人にルールがあり、社会毎にそのルールは異なります。(医者と患者もそうなんですよね。だからよくずれるんですが)それゆえ常識もひとによって微妙に異なるのです。今までと同じやり方で問題ない、常識だと思っていることを否定されると人間パニックです。今回読売新聞記者の対応の稚拙さ、いや傲慢さは現在のマスコミの対応能力の低さを表しているようです。
 
 でも上杉さん、岩上さん恫喝はだめですよ。自分たちの一番大事な部分を踏みにじられたのだから気持ちはわかりますが。

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ポリオワクチン:日本のワクチン事情

 黒岩神奈川県知事が、県独自のワクチン政策を発表しました。今の生ワクチンをやめて、先進国で使用している不活化ワクチンを使用させるというものです。

 それに対し厚労省は反対意見を出し、現在のワクチンを使用するようコメントしています。また不活化ワクチンを使用して副作用がおきても補償できないとある意味勝手なことをするなと脅しています。

 ポリオワクチンは今時珍しい生ワクチンで、ウイルスは弱毒化していますが死んでいません。そのため100万人投与にて、1−4人程度ポリオ患者発生の報告があります。(これはかなり少ない数字なんです)程度の軽い感染はもう少しあるかもしれませんが、それでもコストは安く、予防効果もすばらしく、(中国で自然のポリオが出ましたが、ほとんど世界的にポリオは押さえ込まれています)大変優れたワクチンであったことは間違いないところです。ではなぜ黒岩知事はここまでお怒りなのでしょう。それはもっと優れたワクチンが現在世界で普通に使えるからです。

 一般的なワクチンにはたとえ不活化ワクチンでも副作用がしっかりあります。最近流行の子宮頸癌予防ワクチンは公的助成が行われたため昨年から本当にいっぱい使われていますが、がん予防の効果は実は保証されておらず、値段はものすごく高いものです。(みなさんはただですからあまり気にしていませんが)

 また日本のワクチンは副作用の歴史から、本当に必要なワクチンを打つことをなかなかためらう(先送りにする)ことで有名です。麻疹のワクチンが一番いい例です。そのため麻疹輸出国ということを世界からは言われています。

 リスク管理から考えれば、副作用の少ない同じ効果を持つ薬があればわざわざ副作用の多い薬を選ぶ人はいないでしょう。ではなぜ国は今の生ワクチンを続けたいのでしょう?あまり説明がありませんが、基本はコスト管理と思っています。またあまり現状を変えるのを好まないんですよね。

 国がどのような説明をするのか冷静にみていきたいです。感情論でけんかするのはよくありません。ワクチンもただではないですから、分析することが重要です。

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世田谷放射線事件:2つの意味

 血液学会に参加しました。一般内科医から血液内科医にすこしもどりました。昔の仲間に会えたのもうれしかったです。

 世田谷区で検出された放射線。どうやら昔の夜光塗料だったようです。小さい頃遊んでいたのを思い出します。放射性物質管理の問題であることが判明し、かなり前(1987年)のブラジルゴイアニアでの放射線災害の事件を思いだしました。

 今回の一連の事件において考えていきたいと思います。

 まず世田谷の地域にホットスポットがあることが区からマスコミに流されました。詳細は不明ながらこれは疑いが出た時点で情報を公開するという点で最近正しいと言われる対応です。そして専門家と称される人間が(私も含め)、福島第一原発の影響の可能性を指摘します。250km離れていても飛んできた、通学路、保育園があり子供達に危険だとあおるような報道がなされました。

 その後、一般的な除染をしても低下しないこと、放射線の分布が飛散した場合と異なること、核種がわかるガイガーカウンターで調べるとセシウムではなくラジウムであったこと等がわかり、家を調べると床下から夜光塗料のビンが見つかりました。そして保管をしっかりすることでまわりの放射線量は下がり一件落着。この時点で原発との関連はないことがわかります。

 危機管理を最大の危険性を想定しておこない、少しデマっぽくなりましたが、淡々と処理をおこない、今まで放置されていたものが回収ができたわけです。 

 またその夜行塗料の上で50年以上住んでいた女性、5μSv/hのなかで50年以上住んで90歳まで長生きしている方がいらっしゃることを、今回わかったことが大事なんです。

 今までも書いてきましたが、あくまでも低用量の放射線におよぼす障害は確率論の問題です。0.5%の発症率の上昇とは、99.5%の人は影響が出ないということなんです。この老人の存在はそれを証明しています。

 放射線正しく怖がることが必要です。そのために今回のような正しい情報開示は必要でしょう。心配ないとお題目のように唱えるのではなく、どれぐらい危険であるかを理解して、わからないものはわからないと説明し、今やれることをやれば、このように平均寿命より長く生きれる可能性を明示してください。彼女の健康被害を調べていますが、可能であればこの情報を流して欲しいですね。

 医学的にはこの一例報告はさほどの意味を持つものではありません。でも今の日本の不安を取り除くためにはとてもいい情報です。

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