2014年06月

舛添都知事出演報道2001 いやメンバーよかったです

本日フジテレビ報道2001に舛添都知事が出ていました。

途中からでしたが、例の都議会セクハラヤジ問題とオリンピック施設問題についてコメンテーターの方達との議論を楽しく聞かせていただきました。

まずメンバーがすばらしい。金さん、下重さんという考え方が少し異なる女性の論客、野村さんという政策理論実戦派、そして古内さんという若者代表。どの方の意見もなるほどという優れた意見でした。

セクハラヤジに対する評価はみな同じ。世界に対し恥ずかしい。ではそこからどう発展させるか。日本社会の女性の雇用問題とリンクされて議論は進みます。

金さんと下重さんの会話も聞いてて楽しかったです。国際社会における女性との比較という日本の現状を分析する下重さん。それに対し金さんは例の議員は大人として泣くようなキャラではないだろうと批判しながら、ここまで悪化させたのはマスコミの責任と断罪した時には痛快さを感じました。

そして古市さんの「こんな古い考えしか持っていない都議会議
員に幻滅する」という解答に、舛添さん「選んだのは都民です。次回審判を下してください」という有権者の立場を慮る意見。(その他の彼の質問の仕方には具体性がない事にはすこしいらつきました。)
情報はオープンにしていますという言葉をあげ、どんな人か情報がないというコメンテータの言葉の責任を自覚させました。

野村さんの「
日本国の立場を守るためにこのなし崩しの都議会決議に知事として圧力を」と言われると、「議会は選挙で選ばれた独立した組織です。その決定には従う必要が」とけわしい顔で答えていました。 

その他舛添さんは、女性活用については国の認可保育園と都の認証保育園を例に出しがんばっている、トップが率先して残業防止を含めたワークライフバランスの改善している等を挙げていらっしゃいましたが、マスコミの広報に文句を挙げていました。

後半のオリンピックの施設問題では、前任者達の計画の問題を挙げながら、その対応をしっかりおこなっていくとの決意。教科書的に優等生の解答です。

本当に言葉を選びながら解答されていましたが、野村さんの意見に傾聴しますという解答はなく、全て反論されていたのが印象的でした。

最後に古市さんの、「舛添さんはできる事しか言わないんですね」、金さん、野村さんの「もっとリダーシップを!」のコメントに「謙虚」という言葉を挙げて締めていた舛添さんに、予想通りの着実な仕事ぶりに都知事選挙前に感じていた事を再確認できました。

あまり面白くはないと感じるかもしれませんが、着実にできる事を行い、できないことをできると嘘をつかない政治家です。 

しつこいですがこのブログ記事を含めて今までの全ての記事は私個人の意見で、獨協医大、防衛医大、自衛隊とは関係がないことを宣言しておきます。プロフィールに追加しました。

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京都府立医大の論文発表、ノバルティスが費用を負担? ただの接待ですよ

本日の朝日新聞の朝刊の記事です。京都府立医大の論文発表、ノバルティスが費用を負担

すごい悪意のある表題ですが実情を知らない取材不足の内容です。

この論文発表という内容がまず勘違いされています。

京都府立医大の先生がわざわざ自分たちの成果を開業医の先生に知らしめるために、論文発表会を計画し、開業医の先生に配る資料としての別刷りをノバルティスが費用を肩代わりしたのはけしからんという記事ですが、この会はただのノバルティスの販促のための接待にすぎません。

発表している京都府立医大の先生は、ノバルティスから頼まれ講師として発表したに過ぎず、ノバルティスはこんなすごいいい結果の論文が出ましたと販促資料を作ったにすぎないのです。

まあこの論文が捏造でしたのでノバルティスが悪いのは確かでしょうが、ただの販促のための接待パーティーを、医師主導型研究のCOI違反と書く記者の勉強不足を感じます。

まあ、交通費、宿泊費こみの高級ホテルでのお薬販促のための
接待パーティーがいいかどうかはここではすこし置いときます。

また今更ですが、このブログ記事を含めて
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軽口が叩けなくなった時代 ヤジは議会の花?

都議会でやじった議員が謝罪しました。思った以上に大きくなった事をこの時代の特徴と考えなければいけません。

捏造疑惑、女性議員へのバッシング等個人攻撃のようなものもありましたが、一件落着と考えましょう。

それにしても思い込みは恐ろしい方向に進みます。脅迫めいた行為もされたようです。



このヤジをおこなった議員を次どうするかは選挙で決めればいい事です。一度しらを切った事や、すぐに名乗らなかった事を許してあげるのかどうかは選挙民が決める事で、第3者が決める事ではありません。

また責任をとるかどうも本人が決める事で、第3者は決定権を持つわけではありません。

ヤジは議会の花と言われたのは、言葉の遊びとして粋やウイットにあふれたもの、理性が考えられる物であったからです。挙げ足、罵声ではヤジにもなりません。

まして今の時代女性を貶めるような言葉はやじとしては下品、いや許されないものとなります。

挙げ足をとるようなことばかりやってきた政治家は今後考えなければいけないし、それこそウイットを身につけて欲しい物です。

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医学の進歩 薬の進歩 ただ同じくらいの効能効果の薬が増えすぎるのも

宇都宮近辺、最近ゲリラ豪雨がすごいです。100m先が床上浸水など自然のすごさを実感しています。地震、津波もそうですがそんな簡単にコントロールできるもではありません。

でも医学はいろいろ進歩しています。医師免許をもらってから25年。血液内科領域の進歩を先日ツイッターで流しました。



本当に医学の進歩を実感し、以前助けられなかった疾患を改善させる事ができるようになった事を臨床医として楽しんでいます。

また血液以外のどの領域もとても進歩しています。

循環器領域の心臓カテーテル、ステントの進歩が心筋梗塞での死亡を本当に減らしました。その結果心筋梗塞後心不全での死亡が減少したため、結果まだ治せすことができない癌での死亡割合が増えているのです。

最近糖尿病の新しい薬SGLT2阻害剤が発売されました。昔の糖尿病治療を考えると本当に進歩です。

私が医師になった時は、経口剤はSU剤とビグアナイド剤ぐらいしかなく、今現場でたくさん使われているビグアナイド剤は副作用が出るということで使われていませんでした。(今はさほど出ないことがわかったため使われています)

昔の治療は、SU剤のオイグルコンを大量に飲ませ、効果がなくなりインシュリン。そのインシュリンも今ほど種類がなかったため、コントロール不良となり、いつか腎不全、失明になりました。そして結果として心筋梗塞、心不全という糖尿病末期の流れができていたことを思い出します。

今はSU剤も進歩、インシュリンも種類が増え、速攻型インスリン分泌促進薬、チアゾリン薬(あのアクトスです。糖尿病薬 アクトスの副作用)、αーグルコシダーゼ阻害薬GLP-1アナログ、DPP-4阻害薬が出ていますが、
以前コントロールできなかった糖尿病患者も、インシュリンを使わなくても何とかなるようになっています。(もちろん、食事、運動療法が一番大事なのは変わっていません。)

最新の薬が
SGLT2阻害剤ですが、糖を尿に出して血糖を下げ、体重を落とすと言われています。今までの太る傾向のある糖尿病薬に比べて夢のような薬です。(糖尿病新規薬 いろいろ出てきます コントロールできる病気です。がんばりましょう)またコントロールのための手段が増えています。

これだけ治療が進歩している医学ですが一つ問題があります。それは同じぐらいの効果の薬が同じくらいの値段でいっぱい出ている事です。

ちなみにDPP-4阻害剤はいい薬ですが、各会社の別の製品が7種類ありどれもそんなに差があるわけではありません。各会社から出るどんぐりの背比べの薬を、ある意味その日の気分で使い分けるような感じです。

今回のSGLT2阻害剤もそうです。今は一つですが、今後各会社から数種類出てくる予定です。

血圧の薬も顕著です。本当に同じような効果の薬が数十種類名前を変えて売られているのです。そしてジェネリックもあります。専門以外の薬は覚える事は不可能です。

効果に差がない薬だからこそ、ディオバンのような捏造までして他薬との差別化をしようという事件がおきますし、医師達に使ってもらおうとすると接待が重要になってしまうのです。

もちろん副作用の関係から2ー3種類はあったほうがいいですが、7種類はいらない!

自由競争ですので仕方ないのですが、もう少し効率を考えてもいいかもしれません。同等の効果なら後発は安くしないと販売させないとか。そうでないと正直覚えられないし覚えるつもりもありません!(現場で本などで調べますけれど)

また医師達は新しい薬を使いたいと思う反面、今まで問題がなければ
使い慣れた以前の薬を使い続けます。どの領域もそうですが、そうそう画期的な薬はあまりありません。ツイッターで流した血液の薬はその画期的な薬です。

薬は医療ビジネスの本筋です。どのように対応するのか、混合診療を含めて考えていかなければいけません。

一番大事な事は、効果のある薬を正しく使うという医学で当たり前のことをおこなう事です。曖昧なものはいりません。

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河野談話 従軍慰安婦問題 相手を考えよかれとついた嘘

河野談話検証がなされ、それに対し河野洋平もと衆議院議長が講演で言及されました。河野洋平元官房長官のコメント 河野談話検証 

(一部追加します河野洋平氏、山口の講演要旨 「誤った事実は謝罪する」「政府は正しい歴史認識に立ち、不規則発言は改めるべき」)

日本人の相手を慮る行動。自分は悪くなくても自分を悪者にすることで相手に良かれとなるのであればと決定された宮沢内閣時の官房長談話ですが、相手を選ばないとこうなる外交失敗のいい例です。

日本人ならば美談となり、後世を通じてこんないいことをされたのだから、周りが何と言おうとあの国に感謝しなければ行けないよ、いや最低でもあの国を悪く言ってはいけないよと
親から子供に教育されると思うのですが、彼の国ではそうではなかったようです。

同情してもらいながら、なんとか国の情勢を安定させるために、当時国力の強かった日本に拝み倒して発言してもらった内容。その発言を嘘と知りながら新たな証拠にし、恩を忘れさらにむしり取ろうとする彼の国の行動は信義に反するものです。

でも信義に反する行為なんて、外交では当たり前です。まして日本はどんな理不尽な行動をしても今まで今までかの国へ何も言ってこなかったのですから、やっても構わないという彼の国の行動は外交として当然の行為です。

今回の検証に対して、彼の国は日本が無理やりコメントを望んできた事だと自分たちからの関与を否定する発言をおこなっています。いや、嘘も百回言えば真実になる国です。

さあ今度こそ対応を間違えずに、彼の国の過ちを国内だけでなく国際的にもしっかりと広報してください。

その上でこれだけわかった上での河野発言を踏襲すると言った意味が出てきます。

日本という国は、相手のためなら
嘘をいって自分を悪者にしても相手を助けようとする国だと。
ただ彼の国がそれに値しない国であったと。

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