2015年04月

みわよしこさんと議論:シングルマザーが働きながら子供を育てるのは今の社会では難しい!同意しますがその他の人が働かなくていいわけではありません

生活保護問題の第1人者、みわよしこさんとこの間議論になりました。保護者に就労指導を強制(教育?)させるべきかどうかについて、一部実生活保護者を交えて大論争になりました。(ツイッターの最初を出しておきます。以後会話は続いています)

その際彼女と彼女の知り合いは、今の状況では就労支援を強制しても費用効率が悪いし(2006年米国の論文が根拠!)、生活保護受給者は大部分がもう既に働いているし(働いていないのは本当に一部で微々たるもの)、無理やりケースワーカーが働かそうとして調子悪くなったという事の具体例
子と過ごす時間もない、働くシングルマザーの暗鬱)から憲法上の生存権を根拠に就労指導を強制させる事はだめだと話されていました。
みわさんはたぶんこのようなシングルマザーのような人をたくさんみられているのでしょう。

そして以前私が記事にした、
病院において生活保護受給者患者が一部おかしいという事(みわよしこさんと生活保護について論戦)に対しては、診療を拒否すればいいのではとコメントしていただきました。

働かせないでただ見守るだけだと、小さな仕事というリハビリもできなくなるため、
いわゆる社会的に寝たきり状態になってしまうから、働けるのに働こうとしない、もしくは働きたいのに仕事がない方だけにでも就労支援を強制されたらどうですかと提案したのですが、いやそんな少ない人に合わせるのは効率が良くないし、そんな不正受給をされている一部の方は全体としてはとても少ない!にだから意味がないとそれも認めていただけませんでした。

実際に生活保護を受けている方が、自分の周りのパチンコ、風俗等の不正受給者の話をされても、
みわさんのお知り合いの方は、それは全体からすれば微々たるもので、ケースワーカーがそんなことを見逃すはずがないと全否定されていました。

私や生活保護の彼の目でみえる現実は、全体から考えれば微々たるものだから、それは無視して生存権を損なう恐れのある行動は慎むべきという意見でしたが、95%の確率で治る病気だから治らなかった5%のあなたは間違いだというような納得できない根拠でした。残念ながら目の前にその人はいて、割合は少ないながら、おかしな事をしているのです。

目の前の現実の数字をしっかり調べて解釈するのは大切です。でもそれは絶対ではありません。その数字は社会環境の変化にあわせて必ず変化します。なのに一度出されたデータを持って、目の前の現実を否定されても周りはそう簡単には納得できません。生活保護患者の把握において
ケースワーカーは失敗しないとあげながら、数が少ないため細かい対応ができない、シングルマザーの時のように対応が変な人が出ると使い分ける事にも根拠の弱さを感じます。

生存権を維持するために、今ある少ないながらの現実に対し臭いものにはふたをするでは、残念ですが生活保護バッシングをなくすことは今の情報時代難しいのではと私は思います。

シングルマザーの事例等、このタイミングで強制することは控えるべきだということは基本的には同意します。ただあくまで敵対するものではありませんが、議論の際の根拠が医師である私には残念ですが納得いかないものでした。

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規制見直しめぐり議論「医薬分業」は誰のため? 本来の目的が達成できていないのはなぜ?

Yahoo!で規制見直しめぐり議論「医薬分業」は誰のため?という特集が組まれました。

政府が厚労省に反対して院内薬局を復活させようとする提言もなされているようです。それもこれも例の違反のためでしょうが(いびつなビジネス 本来の目的のために院外薬局がんばろう)、一番の問題は院外薬局のメリットを薬剤師さん以外誰も感じることができていないからでしょう。

おさらいです。

医薬分業
定義
 医師、歯科医師が患者の診断・治療をおこなった後、医療機関から発行された処方箋に基づき独立した薬局の薬剤師が調剤や薬歴管理、服薬指導をおこない、それぞれの専門性を発揮し医療の質の向上をはかろうとするもの

この独立した薬剤師というのが大事な点でしょうが、実際は?です。また薬剤師の質にも問題があり(調剤薬局を脅かす「院内処方」への回帰)、勉強しないで患者に適当な説明する方もいて、後の外来で大変困ったこともあります。

目的
医療サービスの質の向上
高齢者への安全な投薬
医療費の適正化

本来これが達成されるのであれば、今のお金を使う事に誰も文句をあげないと思います。でも残念ながらそれがみえてきていない。

そしてこの医薬分業の是非の問題の難しいのは、メリット、デメリットを考える際、患者、医療機関、薬局、財政の立場毎に考えなければいけないことで、そのため複雑なものとなっています。

そのなかで
医療機関側のメリット
 薬の在庫管理
 処方自由度の増加(でもこれ実際はないです。電子カルテでは出す薬は限定されています)

薬局側のメリット
 薬剤師業務の適正化
 副作用予防
 病院との連携(これも難しいですね。カルテも見れませんし、定義の独立とも矛盾しかねません)

ただこの2つが達成されればあるべきかかりつけ薬局となり、患者さんも十分満足だと思います


しかし一番の問題として、
患者、財政のデメリット
 病院と薬局回りの2度手間
 医療費用高騰
ということが上のメリットを凌駕してしまっているのです。

はっきり言うと、金儲けに走ってまともにあるべき姿のかかりつけ薬局業務をしなかった薬局達が、(ちゃんとしている薬局はあるのでしょうが)患者さんを含むみんなから値段が高いだけでそんなサービスいらないと言われているのです。

医師もそうですが、よかれと思ってやっている事が相手にとって必要ないと言われた際、本来サービスは考えなければいけません。シールを渡すこと等がその対価に値するのかを考えなければいけないのです。自己満足の押し付けは意味がありません。

本来のかかりつけ医も含めて、かかりつけ薬剤師はとても大変なものです。だからこそ理想の状態ができていればだれも文句は言わないはずです。
医薬分業に反対することは間違いだとか、以前の歴史上医師会が悪かったとか言っている場合ではありません。あなた達の今の仕事ぶりは、患者という消費者から、この値段ならいらないと言われたという事を認識する必要があります。点数上利益が確保できている薬局さんはだからこそ今以上に頑張らなければいけないんですよ。

私は院内の薬剤師が医師、看護師としっかり連携がとれさえすれば、院内薬局でいいと思っています。お互いに情報を共有できますし、話し合う事もできますので。まあマイナーな血液内科だからかもしれませんが。

もう一度書きますが、院外薬局頑張りましょう!患者のためという目的をお互いに果たしましょう。

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NHK TV 所さん!大変ですよ「ぐるぐる」病院の謎 いい仕事です

昨日放送の「所さん!大変ですよ「“ぐるぐる”病院の謎」を録画で観ました。コメンテーターに難ありですが(結婚できないOLの健康話、米国破産の原因第1位、コメ社会なんて関係ないでしょう!)、とてもいい取材に基づいたいい番組でした。

2週間から1ヶ月で利益を出すために生活保護患者の転院、トレードを繰り返すネットワーク病院。弁護士を通じてやっと抜け出せた患者さんから証言に基づき、このネットワークを解析したNHKディレクターGJです。ちなみにとりっぱぐれがないと言われた生活保護患者の医療費、自衛官の医療費もそう言われていました。(支払い基金等の査定がないため)

大学病院にギランバレーで1年以上入院し、やっと落ち着いた事で大学病院から民間病院に転院。この患者さんのように退院したいのに退院させない事は絶対に間違いですが、もし現在のように車いすでの生活まで回復せず寝たきりのままでしたら、身よりもなく仕事もなくなっていたこの人は生活保護を使って病院でしか生活できなかった可能性があります。医師が必要悪と言っていたのはそのことです。

そのような患者さんを抱える事は、病院において長期入院のリスクとなり、手間はかかるが利益は出ない恐れが出る事で、病院の利益確保のためこのようなネットワークが作られたのでしょう。医は仁術といって赤字になることは雇用を守るためにはできないのです。

この病院ネットワークの中心が北関東の200床クラスの病院だそうですが、転院病院リストに宇都宮の住所が出ていた事を考えると、あの病院でしょうか。

このぐるぐる病院で年間100億円の医療費!その中で本当に無駄なものはという分析が欲しかったですが、数字はかなり高いものが感じられます。 まあ病院が取材拒否ですから仕方ないですが。

生活保護患者を使って病院が儲ける!必要悪の部分を明らかにし、そして本当に必要な医療はという部分までさらにやっていただければ幸いです。 

所さんの「この問題ちゃんとした番組でやったほうが」、「地方だけでなく国の担当に伝えなきゃ」という言葉、本当にそう思います。 以前書いた記事です。生保患者を使った医療貧困ビジネス 「ぐるぐる病院」:医療だけでは解決しません 厚労省、総務省よろしくお願いします。

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ドローン官邸へ;犯人捕まえてください!そうしないと自作自演の疑いかけられますよ 

放射性物質を積んだドローンが官邸屋上に墜落?しました。(ドローン:「模型」扱い、規制なし…小型安価、急速に普及)でも発見は官邸勤務者新人ツアーの最中で、上空を飛んだことどころか、墜落した事すらだれも気付かなかったようです。

この記事にもありますが、元々軍事目的、特にイラクにおける無人兵器として開発されてきたものです。しかし、カーナビと同じように民間へ活用され、現在に至っています。ちなみに今年ホワイトハウスにも墜落しています。ホワイトハウスへのドローン侵入は日本への警鐘だ(墜落させたのは酔ったシークレットサービスだそうですが) 

さあこの記事を受けて、やれ警備が甘いとか、危機管理がなっていないとある幹事長が話しているようですが、 もともと軍事用ですよ!そう簡単には警備できないでしょう。まあ、米国をみて想定していなかったのは問題かもしれませんが。でもあなた達の危機管理がなっていなかったから今の福島があるんですが、そんな代案も出せない人達に言われたくないですね。

ちなみにCsは自然界にないため、大掛かりのテロの可能性も言われていますが、多分F1近辺にいけば簡単に手に入るのではないでしょうか。生物テロの危険性も言われていますが、そんなのドローンじゃなくて普通のラジコンでも危険性は同じですよ。

ここで、ネットの世界では自作自演の疑いが出ています。中途半端な墜落だけでは危機を想起できないため、低いCsを積んだものをわざと官邸という中枢に落とす。そして
東京オリンピックに向けて、テロ防止のため、何も規制のないドローンに規制をかけるためにわざとこのような事件を起こしたと。 NHK等でも墜落の危険性の番組が以前流れていました。

実は以前のアメリカ炭疽菌事案も、USAMRIIDという軍の組織が研究費削減を防ぐために研究者が自作自演したのではという話も以前ありました。おかげで予算は倍増しましたが、被疑者は死んでしまい、詳細は不明です。

ただラジコンと基本かわりません。規制をかけるのであれば、粛々と模型に準じてお願いします。もし警備を充実させるなら、お金を考えながらホワイトハウス並みにしましょう!

PS
犯人が出頭しました。<ドローン事件>「福島の砂や海水入れた」出頭の男
彼のブログもでています。ゲリラブログ参

自作自演ではなかったようです。当たり前か。
でもこの日にちが本当だとすると、官邸の警備の問題が...

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週刊文春医療記事より 半分正解、半分いいかげん 根拠が弱い!

週刊文春の記事です。症例数、最先端治療、「任せなさい」の落とし穴 「名医」を疑え!

まあタイトルに魅かれて400円出して買いました。読んでみて、半分正しく半分いいかげんなあおり記事だなと少し損した気分になりました。

まず慈恵医大の記事。ゴルフの練習を手術室でやることは、まあ大人の医師としてどうかと思いますし、パワハラ、セクハラもどうかと思われます。ただこのことと手術の結果は関係ないですよ。

この大動脈瘤の患者さん、他院から普通の手術ができないといって送られてきた患者さんです。つまり放置すれば、死は必至だと思われます。そこに唯一救命できるかもしれないとまだ認可されていないステントグラフト。やってみたら残念ながら患者の血管の状態が悪すぎて、血栓が全身に飛びまくり、結果塞栓をおこし多臓器不全。これは別に認可されているものを使用してもおきうる合併症です。

家族の意見だけを根拠に、さも治療しミスをおこしたから死が生じたような書き方ですが、残念ながら多分治療しなくても遅かれ早かれ死がおきています。

この生じた結果に対して、家族がそんな危険なものとは聞いていない攻撃。髄膜炎?で慈恵医大に他院から転院されてきた時点で既に状態は悪かったはずですよね。

その時予後についてどう聞いてきたの?この家族の病状に対する認識が知りたいです。裁判で明らかになるでしょうが、本当に危険性を聞いていないということで74歳で8700万!どうにかしてもらえないだろうか。この間出ていたERCP後の膵炎訴訟も含めて、無理してでも助けに行こうという医師がいなくなるよ。

腹腔鏡の患者とは元気さが違います。そしてだからこそ一般的なステントの死亡率が低いと
という数字を出して人が手術死しない根拠にはならない!

この名医の先生でも助けられなかったという病状だったということです。事実状態の悪い人を手術すると本来予測できない事が多々あります。だからこそのインフォームドコンセントなんですが、患者さん、そしてその家族もリスクを負う必要があるのです。以前あの聖路加川副先生の三笠宮に対するインフォームドコンセントを思い出してください。(三笠宮さま 96歳の心臓手術 医師の言葉 責任

言い過ぎかもしれませんが、この家族に結果が悪ければ訴えて、お金をせしめようという匂いがどうしてもしてしまいます。動脈瘤は本当に致死的疾患なんです。まして普通の手術ができない状態の動脈瘤患者なんてほぼアウトです!それを手術で助かって当たり前と思うこの家族なんなんですか。

そして出てくる医療ジャーナリスト鳥集さん。名医は自信過剰論。適当な根拠で何言ってるの。家族は聞いていないと言っていますが、
大木先生、いやその部下はちゃんと言っているかもしれませんよ。 

南淵先生のリスクを数字で表す事はできないから厳しく言わなければいけないというのは正しいです。「それこそ死ぬかもしれないけど、生きるために戦いにいきますか?」私は危険な状態の人には
ここまで言ってます。

その後は群馬大と千葉大の話。前から言っていますが、成績を改竄し、患者達に嘘をついたことが一番の問題。

神戸の事案はやはり微妙です。無理を承知でやったかどうか。でも肝移植委員会の指示に従い手術の中止を言っていますので、改善すべきところはあったのでしょう。
がん手術後の肝不全に対する移植も、生命を助けたいということを家族が望んだのなら、反論があることだとは思いますが、臨床の現場では認められていると思います。「聞いたことない」…難手術数日後に生体肝移植

そして失敗しない病院選び最新5か条!
1 外科医はエンジニア
 昔職人と言っていましたが、確かに技術が一番です。心臓バイパスにおける天野先生、南淵先生、高梨先生はまさに名医ですね。でもね他の分野の名医の情報を集めるのは大変ですよ。

2 セカンドオピニオンに紹介状は不要
 精神科医の笠陽一朗先生が書いています。ただね、
セカンドオピニオンで
紹介状いらないのは精神科だから。他の科は情報がないと検査のやり直しで医療費の無駄!

3 質問、医療請求は遠慮せずに
 これは同意!

4 病院内の空気を読む
 
医療ジャーナリスト鳥集さん。でもこれは一般の人には無理!それこそ勤務者でも情報整理するのに時間がかかります。

5 通える範囲にかかりつけ医を
 医療ジャーナリスト長田さん。いいかかりつけ医はいい紹介状、その人の人生を含めて病状について書いてくれる。そのとおりです。だけど、マスコミが望むいい専門医以上に、いいかかりつけ医は少ない!

机上の空論、一部で全部を証明!400円!高い買い物でした。

医療の記事、週刊誌クラスでもう少しうならせるてくれるものないかな。

ただ前回の記事でマスコミいいかげんといった愛川さんについての記事も載っていて、癌は数年前から指摘されていて、年末から悪くなったとのこと。そうすると病状進行については納得。やはり緩和を選ばれたのですね。

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