2015年07月

埼玉県知事選挙政見放送 実績と信義

埼玉県知事選挙が始まりました。残念ながら天野先生は出ませんでしたね。

そのなかで上田現知事と自民党つかだ氏の政見放送について感想を述べます。その他3人は申し訳ありませんが興味がありません。

上田現知事は今までの実績の強調と様々な行政改善率を述べ、自民党つかだ候補は、現知事の信義の問題、失敗の政策指摘、そして今以上の政府との協力体制確立という内容でした。

まず上田知事、埼玉アリーナ、浦和競馬場を赤字から黒字へ、警官の数は相変らず少ないが犯罪率は低下し、そしてどこかで聞いた警察官数増加率はトップ。また高校の教育体制の改善など実績を強調していました。

そして問題の医療、対人口比率は相変らず最下位なんですが、医師数、医師数増加率は上位、そして順天堂大学病院誘致を成し遂げたとうまく成果?をあげごまかしていました。

知事になられて11年間ですので、正直やっと本気になって今帳尻を合わせてきたとは思うのですが、元民主党ということを含めてやや信頼できません。ただその後出てきた超高齢化、医療と介護の一体を目指した地域包括医療の実現等の発言を聞いていると正直改善するかもと期待を持たせるこの演説、やはり現職知事ですね。上手です。 

現職の強みを前面に出し、人材の有効活用、特にシニアと女性の活用など産業の再構築についても述べていました。ただ4選の公約違反についてはしゃべらず、この短い時間の政見放送では謝罪はありませんでした。

それに対してつかだ氏、キャッチフレーズは善か悪かの戦い! 誰が考えたのでしょうかw

上田氏がおこなってきた行政の批判(国への要望数0の批判、雇用、医師数、警官数全国ワースト)を挙げ、今以上の政権与党との連携を強調していました。元総務省官僚だそうですが、県連が党本部に推薦要求していない点で本当に政府と連携できるのという疑問が生じます。その他はあまり印象に残りませんでした。

私は医療においてこの11年間埼玉県は最低の施策をしていたと思っています。そして上田現知事はそれに対して言い訳しかせず改善を最初のころはほとんど行いませんでした。川越救急クリニックがこれだけ全国で有名になったのはこの埼玉医療体制が最低だったからです。(埼玉の救急問題;週間ダイアモンドより 上原先生は長島やイチローみたいなもの

ただ正直今の県政に対して県民がどう感じているかということなのですが、現在の安倍政権への風当たりを含めて、残念ですがこの放送内容では上田現知事が有利だと感じました。

順天堂を含めて埼玉の医療の改善のスピードを上げていただくことを期待します。たださいたま市周辺だけではだめですよ!(今度は川口で38回拒否「女性の持病は専門外」埼玉県の対応と新聞社 どちらも進歩していない

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韓国MERS終息宣言 なぜWHOはまだ言っていないのに?

韓国MERS、最近マスコミも静かだなと思っていたら飛び込んできました終息宣言。でもその後についてきたWHOより前にという言葉に飛び上がりました。(韓国MERS「終息」宣言へ…WHOに先立ち 韓国がMERS独自「終息」宣言…経済影響考慮

まああと数日ですので、観光等の経済の落ち込みから少しでも早く収束したと言いたい気持ちはわかります。でも観光経済等を優先したためか、患者が出た最初の時感染は拡がらないから大丈夫と言って、ここまで拡大させたことはもうお忘れのようです。このいいかげんな広報対応のおかげで政府への信用は韓国内を含めて国際的に壊滅的な低下をしたはずですが。(韓国MERS感染対策 病院が唯一の感染経路 日本はこの失敗に学ぼう! 

みなさん。思い出してください。あのエボラ出血熱がアメリカで発祥した時、あのアメリカでもいいかげんな感染コントロールをしているということで最初失敗しました。でもその後じっと耐えて3次感染を起こさず収束させました。だから米国の世界的信用はなんとか保たれたのです。

韓国政府は国際ルールを守らないということを世界に拡げる本当に馬鹿な政策だと思うのですが。国民性の違いでしょうか。こういうのをみてると、まあ韓国という国は前回の失敗を全く反省、改善できない国のようですね。日本はこうならないように気をつけましょう。

ただしっかりやればこうやって今の韓国レベルの国なら必ずこの手の感染症は収束しますので過度の心配はやめましょう。なんて書いていたらロンドンでまた出ました。英で2人がMERS感染疑い=救急病棟を一時閉鎖-英 きっと韓国より拡げないで落ち着かせてくれるでしょう。

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ガイドラインと医療 個別化医療に向けて 結局は医者の腕?

現代の医療にはガイドライン、その病気に対してどのような診断、治療をおこなうかという教科書的なものが存在します。基本的にそのガイドラインはエビデンスという統計学的に正しい証拠の基に作成されていますので、その当時の最善に近い医療となります。(ちなみに数年前の結果)

そのエビデンスのもとは臨床試験です。あるお薬を使った人とそうでない人の結果を比べて、この薬が優れているなんて結果が出れば、そのお薬がその疾患のガイドラインで推奨されます。ちなみにこの臨床試験で問題があったのがあの捏造の降圧薬ディオバンになります。

ところが臨床試験は登録するのにいろいろな制限があります。パフォーマンスステイタス 0・1、年齢65歳未満、腎機能正常、心機能正常、重篤な併存症なし、他のがんの既往・現況なし、など試験によって参加基準が全然異なります。ある意味その病気以外は体の状況がとてもいい状態の人を評価対象にするのです。(本題とははずれますが、日本で臨床試験があまり行われないのはこの臨床試験に参加することをモルモットと思う人が少なからずいるということ、また危険なことはしたくないという国民性、そして臨床試験に携わるマンパワーの不足などが上げられています。)

ある治療をしたら60%治るという試験があっても、それは70歳未満を対象にしたもので、80歳、90歳はわかりません。つまりガイドラインには限界があるのです。

ところが診療行為のガイドラインだけでなく、その人の価値観、考え方、人生等を考慮、把握、想定し満足の高い医療を行おうというもの、つまり個々の人間のマネージメントについても厚労省はガイドライン化しようという動きがあるそうです。

ただこれは明らかな矛盾になります。患者さんが自分はこうありたいと思っても、この人の人生にとってこの生き方が望ましいと医者が決めるようなガイドラインは、単なる医療者の自己満足にすぎません。その人の死生観を含めて他人が規定するものではありませんし、ただのおしつけにすぎません。 

そして遺伝子技術が発展した現代、みんなに合わせるガイドラインの医療ではなく、個人毎に最善な医療を提供するパーソナライズドメディスン(個別化医療)が現実味を帯びてきました。ある病気の患者さんを治療する際、その人の遺伝子をみることによって副作用を含めて治療効果が予想できるといったものです。少しづつですが、米国を中心に動いています。ただお金がとてもかかりますし、実用化はまだかかりそうです。

ガイドラインでは規定できないもの(年齢、併存症、医療費等)を考慮する方法は、医師の経験しか現在ありません。しかも論文等では発表されない負の経験の積み重ねが重要になります。無理して戦いにいくか、それともうまい負け方を選ぶか。いつも悩んでいますし、答えはありません。

ガイドラインだけで決めれるものではないと思っていますが、何の理由もなくガイドラインすら守れない医療は現代では間違いです。でも薬を含めて次から次に進歩が見られる医療。数年前の古い形式を守り続けようとすることは意味がありません。それこそ憲法9条を絶対視し守ろうとすることと同じですw (医学と政治の思考過程 時代は変化しそれにあわせるのは進歩! 

いい物は取り入れて、悪いものは捨てましょう! 

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熱中症 重症は命を助けるのが難しい 特に高齢者は予防の徹底を

いや暑い!本当35度越えると人間耐えられませんね。熱中症予防は水分摂取、塩分摂取がありますが、あまりに暑い日には外に出ない、エアコンを入れるという当たり前のことをお願いします。

本日高校野球栃木県県予選は午前中に試合開始でした。作新学園5連覇おめでとうございます。それに比べて千葉大会は午後開始でした。各地域の高野連の方にお願いしたいのは、35度越える時間帯は極力避ける方向で試合組んでくれませんかね。この暑い時期のスポーツ管理は、起きた時悲惨な結果になってしまうので。

全国において熱中症で被害者が出ています。救急車はひっきりなしです。その中でお年寄りはどうしても重篤化 してしまいます。以前ためしてガッテンで熱中症予防特集されていましたが、(暑さに勝つカラダへ! 熱中症&血液ドロドロ 一挙解決SP)高齢者は筋肉が少ないため水分予備力がなく、すぐに脱水になってしまい、熱中症発症の後腎臓等の臓器がやられてしまうことが多いです。

熱中症において意識レベルの低下は突然生じます。気持ち悪くなったら水を飲めばいいや、休めばいいやでは無理です。そして大事なことは病院にいって助けることができるのは程度の軽い若い人ばかりです。いや重症になった老人を助けることはかなり至難のわざとなります。

イメージしてください。20前後の人と70前後の人の体力は違います。ストレスに対する臓器予備力も異なります。いろいろあるんですが、年齢は病気における全てのリスクファクターです!

病気になっても病院にいけば治るなんて思い込んではいけません。本当に病気の種類や年齢で異なります。まして熱中症のように予防できる病気で体調を崩すなんてもったいない。みなさんお体大切に。

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経済的徴兵制? どうしても悲惨と思わせたいらしい

無理やり貧乏な学生を軍隊に引き入れる経済的徴兵制の記事が出ていました。(高校3年生の子どもに自衛隊から「赤紙」届きました(※「赤紙」=「赤紙なき徴兵制」「経済的徴兵制」)

自衛隊の隊員募集は各地方連絡部が地道に広報し、勧誘し隊員を集めます。学校にも顔を出し、先生達にも信頼されるよう働きかけ人間関係を構築します。この勧誘の仕方は前からですし、また生活にお金がかからないのは今に始まったことではありません。それでもきつい仕事でしたので、好景気の時はなかなか人は集まりませんでした。

ちなみに東京新聞にも経済的徴兵制の記事が今年7月に出ているようですが(有料のため掲載できず)、昨年9月にも同じような記事が出ています。結局お金がかからないことはずっと前からやっているのです。でも一部の方はさもこの法案が出てから自衛隊の勧誘が激しくなり、お金を盾に入隊させる経済的徴兵制をやっているという印象操作をおこないます。

ちなみに我が母校防衛医大も苦学生の経済的徴兵制度と取り上げられていますが、大学ができた1974年から当時のまま無料ですよ。9年未満にやめると償還金を返さなきゃいけませんが、今の地方枠奨学金制度も同様ですからね。

SEALDsのかたがこんな失礼なツイートをしていたのでそれに返事をしたらみなさんにリツイートされ、あの軍事評論家の小川さんもとりあげてくれました。

ありがとうございます。

今回貧乏な人が自衛隊に無理やり行かされると言っていますが、貧乏な人どころか今の自衛隊へ就職希望はとても高いです。もちろん今後どうなるかは不明ですが、(ちなみに防衛大の任官拒否率が上昇したそうです)大事なことはいつでも自由にやめることができるということです。それを徴兵制?ただの職業選択の自由でしょう。

正直戦前の時代錯誤はやめてほしいだけど。いや、SEALDsの彼女達は70年前に生まれていないけど、彼女達を指導する方々は全然思考過程が変っていないんでしょう。

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医学ネタはBLOGOSではあまり見てもらえません(泣)まあ仕方ない。


 
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