2017年07月

自衛隊PKO役割の変化 隊員の命を守るために

NHKニュースで放送されていた自衛隊PKO役割の変化。時代が動いています。

正直爆創の研究を防衛医大で始めたとの放送を見ていると、実戦経験のない自衛隊衛生ではまだまだ戦傷病対策は世界に比べ弱いでしょう。それでもいつも清谷さんにバカにされている衛生装備も今までのものからグレードは上がっていると聞いています。佐々木先生や皆さんのおかげです。

ただ外交の世界では弱いなんて絶対に言ってはいけません。強がりを言っておかなければ他の国はそこを突いてきます。ブラフも抑止力に必要です。持ってなくても持ってると言ってればいいのです。そしてちゃんと改善する。それが国の力です。

邦人警護や奪還を学ぶためのアメリカ海兵隊との共同訓練。おそらくそれに連動しての救護訓練も行われているはずです。ニュースを見る限り実弾を撃つ可能性、そして撃たれる可能性は明らかに増えています。隊員の命を守るために撃たれた後のことは訓練が必要です。ブラフから実力に変えるために。

そして今まで弾を撃たずに成果を成し遂げてきた自衛隊独自の行動も紹介されていました。そう弾を撃つだけが軍隊のミッションを成功させる手段ではありません。撃たせない、撃たれないことも大切なのです。そしてそれは自衛隊が世界で一番得意です。

国、国民を守るため、そしてその任務を行う隊員を守るため、一生懸命訓練している自衛隊員をできる限り見守ってください。テレビで対北朝鮮対策を現実にはどうするんですかと聞かれて野党にはわからないという政治家達をしっかりマスコミもコントロールしてください。口だけ理想論を言っても意味はありません。

と同時に文民統制を正しく理解し、現場では自由度を与えてください。いざという時には自分の身を守るために弾を撃つ自由を与えてください。それが隊員の命を守ります。殺させないと同時に殺されないことを誘導してください。

よろしくお願いします。

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子宮頸がんワクチン 正しい報道がどんどん出てきている

朝日新聞ニュースです。(子宮頸がんワクチン受けてない人に出た症状、聞き取り)これは12月に報告された疫学調査の続報みたいなものです。(子宮頸がんワクチン巡り厚労省が調査結果 原告団は批判 )この時産婦人科学会はすぐにワクチン接種を再開しろと宣言されています。

>「ワクチン接種後に報告される多様な症状と同様の症状が出る患者は、接種していない人にも一定数存在した」とする調査結果 

ベテランの小児科医はワクチン投与の前からこのような症状を呈する子は存在するとずっと言ってました。そうワクチンの関与をずっと否定していたのです。それでもワクチンの副作用の可能性は0ではないため丁寧な対応がなされてきました。

>健康被害を訴える弁護団は「報告があった例は、接種後の副反応症状とは異質のもので、同様とはいえない」と訴えた。

ところが非専門家は間違った解釈をします。ちなみにそこで出てきたのがあのいい加減な研究です。専門外の人間が診て、「こんな症状は初めて見た。何か別の理由があるに違いない。」と間違った考察を行い、薬害と訴えるあのグループがそれに乗っかり、被害者たちをさらに混迷の道に導いたのです。医学的に非専門家はそう言わないと引っ込みがつかないでしょう。12月の発表の後も言ってます。 

因果と関連。毎朝ご飯を食べてる人にこの症状が出たけど、パンを食べている人にも同じ症状が出ている人がいる。そうすると原因はご飯やパンではないことは当たり前です。そうワクチンを打っても打たなくても症状は出ているのですから、原因はワクチンではないのです。また少し心療内科をかじった人間なら、そして病歴をしっかり読める人間なら、ワクチンの副作用の可能性は明らかに低いことは医師としてなら当たり前の内容です。

それでも丁寧にやっていかなければなりません。訴訟の問題ではありません。患者を良い状態に導くために、ワクチンとか関係なく正しい医療に導かなければいけません。 昔書いた記事です

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大臣辞任当日北朝鮮ミサイル発射 もう日本の政治をマスコミさん何とかして

蓮舫代表辞任より大きく扱われた稲田防衛大臣辞任。本人の防衛に対する資質の問題もあるとは言え、辞任のタイミング含めてマスコミ主導の政治問題化は少し悲しいものを感じます。情報リークによる陸自クーデター説は正直官僚組織の衰退と反省しなければいけないのですが(前川さんはじめ内部で大臣に対応できない幼稚さ)、ただよっぽど嫌われたんだろうな。(やはり小池さん含め女性は防衛大臣の鬼門?)

と呆れていたら早速打たれたICBM。本日このタイミングで打ったのは天候の問題もあるのですが、今の日本をあざ笑うかのようなまさに北朝鮮のやりたい放題です。本当悲しいものを感じます。対アメリカ向けで日本には関係ないとかいう方いませんよね。

森友、加計問題など、総理のお友達にお金を費やし日本の政治を勘違いしていると法的違反もないのに印象操作で攻め続けた民主党蓮舫代表が、その仲間からすらなんの信頼も得られなかったという結果にもかかわらず、政府を攻めることが正義と行動を共にしてきた方々に言いたい。政治を混乱させることであんたたちは日本という国を、日本人という人種を滅ぼしたいの? 

現実に対処せず、なんかありもしない理想を求め、結果外国から恐怖を与えられても日本は平和な国だと世界が見えない人間たち。もう責任取ってよ。相手に弱いところを見せたら攻めて占領されるのよ。チベット知ってます?

理想求めたいなら前みたいに強い日本に戻さなきゃ。人口減っている今厳しいことは事実だけど、さらに弱体化させてどうするの。強くないと日本の平和主義なんて誰も聞いてくれないよ。そんなお人好しの国民は日本人以外世界にいないんだから。

まあ今に始まったことではないですけど、マスコミのみなさんへお願いします。 

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生活保護受給者の医療 就労支援しなければいくら病気を治療してもダメ!

学会発表を報じた医療系新聞の記事です。生活保護受給RA患者で就労再開への道険しく 大規模コホート研究から分析

医者はあまりこの手の研究発表に興味を示さないかもしれないですが、社会的にはとても意味があることです。 以下引用し解説します。

>受給RA患者は2011~14年の各4月時点で生活保護を受給している状態で初めて登録された計127例、全RA患者は2011年4月時点で登録された5,661例で、両者の症状や治療内容の経時的変化などが比較された。

リュウマチ(RA)患者さんに生物学的製剤(これも結構高い薬。でも症状を劇的に改善させ予後等を変えた薬)含む治療を行なった際、生活保護を受けている方とそうでない患者で症状の進行などを比較したというものです。

>受給RA患者の方がより疾患活動性が高く、機能障害が進行していた。
>また、生物学的製剤の使用率は受給RA患者で21.3%、全RA患者で14.2%と、受給RA患者で高かった。
 
これは生活保護受給者における疾患の程度が、非受給者に比べ悪いということを表しています。受信含めた初期対応が悪いのもあるのかもしれません。状態が悪いから生物学的製剤の使用量も多いということを表していると思われます。

>さらに、受給RA患者では、IORRAコホート調査に初めて登録されてから2年後のDAS28とJ-HAQはそれぞれ3.0±1.2、1.13±0.84と改善が見られ、生物学的製剤の使用率は28.0%と高くなっていた。

そして少なくとも治療することで症状は改善しているということ。ただ重症だから生物学的製剤という高い薬が必要な割合が多いということです。
 
>加えて、2年後に生活保護の受給は8例で中止されていたが、その理由は4例が転院、2例が通院中止により理由不明、2例が死亡であった。しかし、症状改善に伴い就労を再開したことで受給が中止できた例は見られなかった。 

症状は改善したのに仕事に復帰した人はいないという悲しい結果です。そう医師たちは病気を治すことに専念するわけですからこれも仕方がないと言えますが、病気のために仕事をやめ生活保護受給しちゃうと復帰しにくいんですよね。以前書いた記事です。 

>生活保護費受給者の自立を支援するという生活保護制度の目的は、受給RA患者に対して十分果たせていないことが明らかになった」と指摘し「RA診療医は就労可能な受給RA患者を見極め、適切な治療だけでなく、ソーシャルワーカーやケースワーカーと連携して就労支援も行っていく必要があるのではないか」と提言した。

この点でわかることはいくら病気を改善させても仕事に戻らない生活保護受給者が多いということです。そしてそれは医療だけではダメ。ちゃんと周りがしっかりサポートすることが大切なのです。ただ現場では放置していた方が楽と考える人たち(医療者含む)が多いのでしょうけど。

医療現場での生活保護受給者の傍若無人ぶりは結構あります。それでも本当に医療費が払えないことで生活保護にならざるを得ない方が増いることは事実です。

生活保護の医療費問題は医療者だけに任さずみんなで協力しながら受給者を就労させることが一番の目標だと思っています。少なくとも医療費無料だけの今のままの施策だけではダメです。

こんなに問題山積みなのに、政治家しっかりしてよ。タイミング悪く辞任するぐらいなら働け!

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今後の日本医療の道筋 在宅と病院の連動 そしてその広報

昨日行われた研究会に参加しました。在宅医療の専門家佐々木先生と、一般社団法人 日本放送作家協会 理事長さらだ たまこさんのお話を聞いて勉強です。

今の日本の状況、少子高齢化の医療において、人間の身体的、社会的、精神的機能の推移の解析から、「スーパードクターはいらない、話を聞いてくれるおばさんがいればいい」、そう下手な医療より周りのサポートの方が必要とお話されていました。

在宅医療のメリットを伝え、高齢者を守るために医療モデル(命を守る)から生活モデル(人生を守る)への変更、病気の治療から予防医療のシフト、その点における病院から在宅へのコスト、その流れを佐々木先生はわかりやすく話してくれました。

そして私の疑問、いつ病院等の積極的医療から在宅医療に変化させるのかという問いに対し、

「患者、家族、医療者が話し合い決定する正解のない対応」(shared decision making)

について答えていただきました。 自分の対応がそんなに間違っていないことの確認ができたことに安心しました。また診療頑張ります。

その上で外来にて医師等がこの対応(説明に1時間以上)はできないということもまた賛同いただきました。特にマギーズ関係者の方と話をできたのも今の日本の問題、医師の仕事の考え方が再確認できてよかったです。(また若い先生が病院の医療への疑問をあげていたのも少しびっくりしましたけど)

 東京はやはり医療恵まれています。病院も多く、こんないい在宅の先生たちがいて、マギーズまである。だからこそ地方は東京に追いつき追い越さなきゃ。でも阻害因子が病院や医師なのも事実なんだよな。

そして後半はメディアのさらださん。どうやって在宅医療を広めていくのか。その作戦は勉強になります。どんなにいいものでも知らせないと役に立ちません。

その上で在宅医療のドラマ化に必要な方法(脚本募集込み)のスライドは秀逸。

1 ドラマは、人間を魅力的に描く(内面をあぶり出す 悩み、葛藤する心のひだまで)
2 いい人と悪い人が対立する(昔:勧善懲悪→今:複雑な心理・多面性)
3 主な登場人物が心の成長を遂げる様を描く
4 メインストーリーとサブエピソードが有機的に作用する
5 ラストが前向きな余韻を残す 溜飲を下げるオチがある
6 動画はカンフーパンダだ!

このスライドで本当どうやって面白いドラマをプロたちが作っているのか整理できました。そして自分を含め良質なドラマで倫理が育った世代ですからこそ(勧善懲悪!)、 今の自分のブログにこの方法を取り入れていければと感じています。

今後の日本医療の道筋、100%の正解はないからこそ多様性を持たせ、そして現場が潰れることなく、患者が不利益にならないように広報活動を続ける。これが今の私ができる一番の方法で、正直政治家になることはどうでもよくなっています。そう結果が大切なのです。

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