2018年05月

医療従事者でもやはり正確には知らない 今のがんの「遺伝子治療」はほとんど詐欺 正しい医師に導くだけでも医療難民にはかなり違うのかも

中山先生の記事。
がんを「告知」された時にすべき3つの質問 特別編3回 家族にもできることがある

>1 がんの治療は慣れているか(1年で何人くらい担当しているか)
>2 どんな予定で検査や治療を進めるつもりか
>3 私・家族にできることは何か

とてもいい内容です。ただツイートでも書きましたが、この記事の「がん」は外科医が対応できる「がん」なんですよね。血液内科領域等では、専門施設以外年20の経験は多分無理で、10でも多分無理。そうするとbタイプの専門の医師しか対応できないんですよ。そう治療できるのは記事であげているbタイプの医師しかないんですよね。

この記事に難癖をつけているわけではありません。一般の方へはとてもいい内容の記事です。

このように不満が多い日本の医療ですが、それでも世界基準では日本はやはりAccess and Quality Indexでかなり上位のいい医療みたいなんですよね。

そんな中30代の若いスキルス胃がんの患者さんについて相談を受けました。その方が現在治療されている病院はスキルス胃がんの症例は多分年間10人弱。伝聞になりますが1、2、3については説明されていないようです。

「先生何か方法ないですか」

彼の友人である医療従事者から質問受けたのですが、何せ情報が足りない!

手術ができない状況らしく、化学療法をしているらしいのとはわかりましたが、家族含めて今後のことについて不安で仕方がないとのことみたいです。当然でしょう。

まず現状の把握、標準治療かどうか、セカンドオピニオンの必要性、臨床試験への参加、さらなる情報収集、諦めない気持ちなどを説明し、一番大切な紹介状を書いてもらうことを伝えるように言いました。

そこで出てきた「遺伝子治療はどうですか?」

という質問には、医療従事者でもやはりこうなんだよなと思ってしまいました。本当に効果のあるCAR-Tなどと区別ができていないんですよね。もちろん現状効果のある遺伝子治療はないとはっきりと否定しておきましたけど。

今まで血液内科領域だけのセカンドオピニオンをやっていましたが、それこそある程度のがんに対してセカンドオピ二オンもやるべきなのかな。そこまで専門ではないけど、少なくとも正しい医療、正しい医師に紹介するだけでもかなり違うだろうな。対応できないか少し検討します。

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関東学生アメリカンフットボール連盟規律委員会 アンタッチャブルを破壊して人を守る 押し付け、強制の教育はもう無理

関東学生アメリカンフットボール連盟が会見を行いました。正直ここまで踏み込んだ対応をするとは思いませんでした。

少し冷静に考えると、練習試合での一選手の反則行為で名門大学の監督、連盟の重鎮の除名は、今までの日本のしゃんしゃん会議の文化では信じられないことです。そう忖度は全くされませんでした。

それこそメディアの団結、鈴木スポーツ庁長官の厳しい態度、学生の真摯な会見、そして相手をイラつかせる日大側の嘘を交えた稚拙な対応がこの状況を生み出したとは言え、SNS時代の恐ろしさを感じます。

ただまだ日大の理事ですから今後の対応は注視が必要ですが、組織内部から組織の独裁者が排除された特異な例になりそうです。

その上で
この対応に日大が続くことができるかですが、堰を切ったように次から次に出てくるパワハラ、体罰、暴力事例をどう日大が考えるのか、それを他の理事達は正しく判断、行動できるのかを見たいと思います。

ただこのパワハラ教育で大学日本一に返り咲いたことを含め、今の大学スポーツ、いや甲子園の問題も含めて教育としてのスポーツをみんなで考えていければありがたいです。

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自分の薬の管理は会社の責任?薬を切らしたのは有休くれなかったから?健康管理は片方の責任?

朝日新聞記事です。(都バス運転手「治療休暇を拒否され病気再発」 都を提訴

>2009年に冠攣縮(かんれんしゅく)性狭心症を発症。都の産業医の指導のもと、発作を抑える薬を飲むことを条件に運転を続けていた

ということは都(バス会社)も服薬継続の必要性をわかっていたということです。実際この病気であれば薬を飲むことは生命、安全のためにも必要です。

>17年6月下旬、8月9日の医療機関受診の予約票を添えて有給休暇の取得を勤務先に申し出たが、夏休みの変更などで対応するように言われて認められなかった

これはどういうことなんだろう。2ヶ月先の一日の受診すらできないくらい有休がなくなっていたということ?でないと次の病休に話が結びつかないんだよな。そして都職員は有休以外に夏休みが取れるということなのかな。

>その後、薬が切れ、同月14日に発作が起き、11月9日までの病気休暇をとったという

そして薬が切れても受診せず自分の病気を放置していたのは都(会社)の管理責任なの?本人が受診しなかっただけなのに?そんなに無理やり勤務を当てられるて仕事がたてこんでいたの?

>乗務中に発症すれば大事故につながりかねないとした上で「都には安全を軽視しないで欲しい」と話している。

安全性を軽視したのは都?発作が起きたのはこの運転手が薬を飲まないで運転した時なの?薬が切れたのに病院に行かなかったはこの運転手の意思じゃないの?そして服薬中止に伴う冠攣縮性狭心症で2ヶ月半の病気休暇?この病態でこんな長期入院したの?

何か納得できません。片方の言い分だけで都が安全軽視という記事を作るのは少しフェアではない感じがします。

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少しめんどくさい血液内科医が専門性の高い病気になった時 医療の値段と痛み 利便性と専門性の両立に向けて

実はプライベートなことですが、100人に1人が罹患する疾患になってしまいました。疾患名はとりあえず隠しておきますが(別にオープンにしても構わないのですが、診断過程なども少し面白いのでネタとしてとっときますw)、少し偉そうな医師が患者の立場で感じたことを書きます。

まず普通に働いている人間が病院のやっている時間に受診する。このハードルは本当に高いものでした。そして専門外来疾患という部類で考えると、信頼できる医師が自分の都合のいい時間に診療していない!そうこの少し専門性の高い疾患に対応する医療機関、医師探しからまず始まりました。

この疾患のエキスパートである先輩に連絡をとり、どの様な治療を行うかの確認をし、栃木において専門として信頼できる病院を提案してもらい、そして自分の空いた時間で通院できそうなところを探し、信頼できる医師に見てもらおうとした際、なんと仲のいい自分の獨協時代の教え子(血液内科研修時からの付き合い)が見つかりました。

FBで連絡をとり、初診の時間の調整をしてもらい、午後少し離れた病院に車で行き、検査をし、診察をして今後の治療計画を立てていきました。まあ担当医師はこんなめんどくさい患者で大変だと思いますw

その際当然ですが初診料、そしてまあまあ大きな病院のため紹介状なしの特別料金(自分で書けばよかったw)、血液検査、XーPなどで3割の自己負担1万数千円が動きました。自分は自衛隊勤務時代、自衛隊病院等での受診が多く、基本薬含めて医療費は自己負担無料でしたので(一般病院受診時には当然自己負担は払っていましたけど)、やはり少し高いなと実感しました。(実際はその3倍ですし、現在それ以上高い検査を自分は患者さんによく出していますけど、必要だから仕方ないんだよな)

私からの詳細な臨床経過情報w含めて、2回の受診でほぼ診断も確定し現在治療が始まりました。2回目にやってもらった処置を考えると値段はもっと高いかなと思っていたらなんと数千円!。なんか本当医療費って実感できにくい。まあ病気の反応などは診断含めていずれ記事にしたいと思いますw

血液内科含めて本当専門性が強い疾患では、この様に病院探し、医師探しが大変です。まして一般の人において医師の情報は専門家でない口コミなどしかありませんので、利便性と専門性が保たれることはとても難しいものです。それでも東京などの都会ではいい開業医の先生に専門疾患を見てもらえるチャンスがあると思いますが、大きな病院でしかその標榜科がない様な地域、標榜はあるがなんちゃって治療が多い疾患の現状を考えると、この利便性と専門性を共有することはとても難しいものと実感しています。教え子ともこの話で盛り上がりました。

今回実感したことは資料などの研究で頭では理解していたものですが、自分がこの疾患の診療を体験することで感情的なこと含めまたさまざな提言ができる様になればと思っています。

そうどんな地域でも、どんな専門性の高い疾患でも正しい医療が受けることができ、そしてできれば働きながら利便性の良いシステム(病院側だけでなく会社側含めて)を構築するためにどうすればいいか。難しい問題ですが地域医療連携含めてしっかり考えて行きたいと思います。

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日大 古い政治家の対応?部下のせい?言っていない?おまけで高飛車広報 でもメディアも反省を

いやはや。20歳の日大学生の真摯な対応の後、あの監督とコーチの会見は本当恐ろしいものを感じました。まあコーチはヤクザの世界で言う代理出頭でしょうか。

学生が言った言葉は全て真実。そして文春にも出ている様に監督はあの反則を納得。そう日大のアメフト部の伝統に過ぎない指導を学生が間違えたと。しかし世間の反応が予想外のため今回の会見では自分の指示を否定。ルールは守らせていると。そしておまけで日大広報がメディアに忖度しろよと炎上。今後の追求逃れるため日大病院に監督は入院。まあ昔の政治家と秘書ですかw

今回の会見での危機管理対応。メディア対策としては100点満点の関西学院と日大学生の対応のため一気に全てのメディアの攻撃対象が日大の監督に向かいました。

出遅れた日大の危機管理ダメージコントロールとしての監督とコーチの会見。部下に責任をおしつけ自分は逃げようとする本当期待に違わない、古い、それも忖度丸出しの政治家、やくざの様な会見で、ダメージコントロールどころか、真摯でない対応は全く今までの不信感を消火できない矛盾だらけの会見となってしまいました。そして危機管理のプロであるべき司会の広報担当がさらに油を注いでしまいました。

今回の日大の対応お粗末です。いや今の時代にあっていません。ただ正直メディアの質問の仕方は絶対反省すべき内容です。

このあいだの学生に対しての質問もそうですが、まず代表質問を、最低これだけは話して欲しい内容をまとめておきましょうよ。いつまで一部勉強不足の自分たちの質問に全て答えるべきだと高飛車なんですか。それでも今回の対応は新たな攻撃対象を作った日大の稚拙さを示し、とてもいい失敗事例を提示してくれたことに拍手wを送りますが、今のメディアの対応も日大監督と何も変わらない、できが悪いことを自覚すべきですよ。

今後の第3者委員会で理事のあり方も検討されるのでしょうか。少なくとも日大危機管理部はこの件に絡んでいないでしょう。でなければ教えを受けている学生が悲惨です。

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