2019年07月

本庶先生を説得し、専門家は戦いをちゃんと着地させて欲しい

あの本庶先生が小野薬品を提訴しました。
オプジーボ特許料で小野薬品提訴へ 本庶氏「良好な産学連携取り戻したい」

小野薬品のプレスリリースを見る限り、会社としては基本何の問題もなさそうです。それこそ専門的な分析はこちらのブログでしっかり書かれています。

>「先般より報道されておりますPD-1特許に関するライセンス契約につきましては、本庶教授と当社が合意の下、2006年に締結しております。そして、2014年より契約に基づく対価をお支払いしており、今後も契約に基づく対価を四半期ごとにお支払いして参ります。」
>「また、2011年に本庶教授から当社に要請のあった契約の見直しに対しても誠意をもって話し合いを続けて参りましたが合意に至らず、2018年11月に本庶教授に対し、対価の上乗せという枠組みではなく将来の基礎研究の促進や若手研究者の育成に資するという趣旨から京都大学への寄付を検討している旨、申し入れています。」

まあ2006年の契約の数字があまりに低く、あげることを検討してくれとお願い、いや開発者として命令したのだけど、会社として提案された妥協点が本庶先生のお気を悪くしたというところでしょうか。

ここまでの恩を忘れたのかとお怒りなのはわかりますし、「契約時の説明内容が不正確」というのも理解しますが、残念ながら契約していますからね。まあさすがの本庶先生も経済、法務はそこまで強くなかったといったとこでしょう。その意味で、大学の弁護士はどうなんだろうな。この先生の名声を落とさないように対応できなかったのかな。

ここまで利益が出ているオプジーボ、2006年以降のキートルーダのMerck 社とのライセンス契約含めて見直しをしろという気持ちはわかるんだけど、小野も株主無視するわけにはいかないしむずかしいですね。

でもこういうことをやることがこれからの産学連携においては必要なんだろうと思っています。iPSの特許も大変だったといいますし。

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PS リンク先修正しました 07/31/11:11

花粉を水に変えるマスク みんなまとめて処分! つめが甘ければ当然こうなる 大正製薬の反撃

花粉を水に変えるとうたった光触媒マスク。消費者庁はこの7月4日、景品表示法に違反するとして、再発防止などを求める措置命令を出しています。

まあマスクが花粉を水まで分解できるか!といったところが明らかに誇大広告で、そのことに対する記事は今までもいっぱい出ています。
永江さんやまもとさん(五本木クリニック院長先生引用あり)の昨年の記事)

その上で消費者庁の指導を受けた4社のうち、大正製薬が反旗を翻しました(1)(2)。内容を書いてある週刊誌記事です。(消費者庁vs大正製薬 「光触媒マスク」表示めぐりバトル勃発

>ウイルスや細菌はもちろん、花粉アレルゲンや臭いも分解除去します。

大正製薬のHPの製品説明記事で、まあDR.Cと違い確かに水に変えるとは言っていません。

> 大正製薬側は消費者庁に対し、「製薬メーカーとして『エビデンスがない』などと言われるのは看過できませんし、『虚偽ではないが、誇大広告である』というなら、虚偽ではないと認めているわけで、では、どの部分が誇大広告なのかを示していただきたい」

いい加減な会社が言ってた誇大広告から、同じ作用機序とはいえ自分たちは言っていないのに処分されるのは納得いかないということですね。

>また、一部報道により、当社マスクの効果について当社が「花粉等を水と二酸化炭素に分解する」旨を表示し、当社があたかも実質的に虚偽表示を行ったかのような印象をお持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんが、当社はそのような表示は行っておりませんこと、念のため付言いたします。

まあこれも政府が作ったいわゆるFAKE NEWSとなるのでしょうか。まあ少しグレーではあるのですけど。

正直これはまとめて処分しようとした消費者庁のミスだと思います。でも役所はすぐにはあやまらないだろうな。

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HPVワクチン問題 メディアと役所と専門家 みんなが悪い だから間違った行動を反省し協力を

バズフィードの記事です。(HPVワクチン 厚労省はいつ積極的勧奨を再開するのですか?

岩永さんと環境省大臣官房審議官(水・大気環境局担当)の正林督章(しょうばやし・とくあき)さんとの対談です。

>予防接種行政を担っているなら、科学的にはこれが正しいという筋道を示すべきだと思う
マスコミ全体という括りで言うと、一貫性がない

お二人の建設的な会話が素敵です。その上でメディア側である岩永さんは政府の責任感の足りなさを責めていますが、池田先生のようないわゆる専門家がワクチンの副作用の可能性が強いという態度をとっていたあの時、科学的にたとえ間違っていても官僚はないがしろにはできません。政治家や専門家に従う、それが官僚です。

まして当時はあの被害者の映像を、何度も何度も一部のマスコミが池田先生にのっかって流していたのですから、正林さんのマスコミの責任は強いという言葉が私には共感できます。

>今後、状況を変えるために何が必要なのでしょうか? メディアがセンセーショナルなことだけ取り上げて後始末をしない問題にしても、国民のゼロリスク信仰にしても、何を改善したら変わっていくと思いますか?
教育とマスコミの報道姿勢が改善すれば変わっていくと思います。

まあよっぽどですね、本当そこそこお怒りです。ただ後半

国民の間に理解が進めば状況は変わると思います。そのためにマスコミの力は大きいです。

と述べてます。そうマスコミ、メディアの力を借りないときっとこのHPVワクチン問題は解決しません。正林さん含めて官僚にマスコミ不信はあるとは思いますが、国民のために政府もしっかりしてもらわなければ困りますし、その意味でもマスコミとお互いに歩み寄って協力すべきです。

そしてダメな専門家をしっかり評価することも必要です。少なくとも研究予算つけちゃダメでしょう。ただ社会性含めてこの医師という専門家の扱いが一番難しいのですが。

>厳しい規制にこだわって法案出せないで泣き寝入りするよりは、一歩引きながら、だけどちゃんと前に進むということが可能

前の禁煙の記事の部分でこの言葉を出されています。そう優秀な官僚の仕事です。今回のHPV問題も同じようにおねがいします。

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吉本と医療界 芸人と無給医 もう昔のやりかたじゃどちらも不満を抑えられない

前々回の記事で期待していた岡本社長の5時間会見。いやはや、火に油を注ぎました。藤原副社長が癒しとかの評価もありましたが、吉本の弁護士の力不足を強く感じましたし、むしろこの組織としての危機管理への対応力の低さが悲しいです。

そして加藤さん含めた中堅芸人である被雇用者(契約書はないのでこの言葉が正確かどうか?)は荒れています。なんとか全体を抑えようといわゆる「大人の対応」を促す松本さんに対して、この対応こそがブラック、権力側だと解説する記事もあります。そう昔の日本のやり方、まあまあと言いながら落とし所を認めることができない人間が増えているのでしょう。(橋下さんのこんな記事もあります。ほぼ同意です。)

この吉本の芸人の状況、無給医問題とも共通します。

今は安い給料でも将来たくさん稼げる夢がある。そしていざという時には会社、医局が守ってくれる。そうこの組織は最低限の安定を保証し、あるかもしれないバラ色の未来に導いてくれると信じているから、様々なブラックな仕事も永遠には続かないと信じて今までじっと耐えて頑張れた歴史があります。

ただ時代が変わり未来が見えにくくなり、若い人の感覚が変化しているのに、お偉いさんたちがそれに気づくことなく今までの搾取のやり方を変えなかった。そして危機の時に今回のように遠慮なく愛情なく(そう見える)切り捨てる。そりゃ組織に対する忠誠、上司に対する尊敬がなくなります。

「その裏切り」(の蓄積)にみんな耐えることができなくなり、今回のような組織に刃向かうという窮鼠猫を嚙む事例になったのだと思います。(会長は稚拙と思ってないようですが、あの会見の稚拙さを見ると尊敬できない気持ちはさらに強くなったでしょう。)

また医療界における無給医問題も似た構図です。医学的には優れていても社会に疎い上司で、人の心を感じることが苦手なできの悪い医師が上にいたら、若い先生は上司を尊敬できず、組織のために無給で働こうとは思いにくくなります。

そのことからも芸人も医師も下の人間たちこそ絶対しっかり育て、教育しなければいけないんです。そして厳しい修行中でも普段しっかりフォローすることで、はじめてパワハラもどきをしてもファミリーという言葉を使って許される可能性が出てくると思うんですけど。

そう、芸も医療も厳しさはある程度必要です。だけど一番大切な、危機の時に組織、上司が身をもって助けてくれるに違いないという安心感を部下に感じさせなきゃいけません。それが少なくともこの社長にはなかった。パワハラの程度問題含め本当に難しい部分だとは思いますが。

ただ色々出ていますが、一番は宮迫さんと田村さんの反社会的勢力事案に対する嘘からはじまったことです。その事故対応で吉本が下手くそだったのは事実だけど、今回のブラック企業、パワハラ問題とはしっかり問題を分けて欲しいです。こんな良記事もあります。(「吉本・芸人・テレビ局、君ら『全員アウト』やで」元経済ヤクザ語る

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参議院選挙終了 やっぱ簡単じゃないな

無事佐藤まさひささんが参議院選挙に通りました。そして維新の梅村さとしさんも。おめでとうございます。

ただ自民党でも介護関係の山本さんさん、角田さんは落選です。残念です。また有名どころでは中田さんも落選みたいです。やはり難しいですね。

今回れいわ新撰組から2人の障害者の方が参議院議員となられました。バズフィードの記事です。政治においてとても大事なことです。代表者として、周りがチームを作れば新しい政治家の形が生まれそうです。

私は山本太郎さんを人間として信じられないのですが、この方の魂の施策の演説(一種のヒットラー?)を100万人近くの方が支持されたわけです。もちろん経済政策に問題点はあるでしょうが、個人消費を優先するのなら確かにありでしょうし、少なくとも格差解消にはなる可能性はあります。ただインフレから国が潰れる可能性はかなりありますが、政党要件も満たしましたのでしっかり国民は注視しましょう。そういえば希望の党もありましたね。

最近思っているのは、前回の記事含めて、未来がみえないことからブラック企業問題などの組織と個人の信頼関係がなくなり今のような状況なのかなと感じています。本当に根本から変えなければいけないんでしょう。

それでもみんなは安定を望んでいるという選挙だったのでしょう。

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