総合臨床医に焦点をあて、研修医に診断させる番組が昨日NHK地上波ではじまりました。以前BSでやっていましたが、評判がよかったのか格上げです。初回の内容は情報が小出し過ぎてすこしわかりにくかったです。(編集の失敗?)しびれも痛みもない腰が抜けた患者さんの診断は横紋筋融解症でしたが、なかなか思いつきにくいものでしたね。有名なマッシー池田先生は、日経メディカルのブログでマスコミをうまく使うと宣言していましたが、できたかどうかはすこし問題ですね。

 さまざまな症状から医師は診断をしていきます。この間書かせていただいたように、頭痛から浮かんでくる診断はそれだけでは600以上です。そこから問診、診察、検査とつめていく訳ですが、時間を優先するのか、質を優先するのか、また症状の緩和を優先するのか、完治を優先するのか、いろいろ異なります。今回の症例ではうつ病も挙がっていましたが、検査所見がなければ(ミオグロビン尿等)それが診断となってもおかしくありません。医療は不確実なんです。

 池田先生がいっていた患者さんが教科書なのは同意です。本当にありがたいものですが、ときどき勘違いされている人もいるのが こまります。半年前に検査して、精神的なものからきた症状ですよと大学病院で言われているのに、「私は医者じゃないが、この症状はやはり癌だと思う。医者は違うというがどうしても検査して欲しい」と言ってきた人に、笑いながら「私は別の医者だけれど99.9%癌じゃないよ」と宣言し、それでも「症状が治らないのはごめんね」と共感し「改善させるからね」と言ってあげると、患者さんはすこし笑って帰ってくれます。笑顔が大事です。
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